身近にあるかも?猫にとって有毒な植物・花

猫が口にしてしまうと危険な植物は数多くあります。
中でも代表的なものがユリなどになりますが、それ以外でも危険なものはあります。
どんな観葉植物や花が猫にとって危険なのかを確認しましょう。

 

猫にとって毒になる代表的な植物・花

植物や花は30万種は種類があると言われています。
とても種類が多いため、今回は猫にとって毒になる植物・花の中でも普段からよく目にする代表的なものをあげていきます。

ここに記載されていないからと言って安全というわけではありません
植物全般を、愛猫が食べないように気を付けるようにしましょう。

毒となる食べ物を知りたい場合はこちらから確認できます。

こんなものまで?猫が食べてはいけない18の食べ物とその理由!

 

ユリ(ユリ科全般)

ユリ科に属する植物は猫にとって最も注意すべき猛毒です。
植物のなかでも最も気を付けるべきと言えます。
ユリ科の植物を猫が口にすると呼吸困難や全身まひなど重い症状になり、死に至ります

注意すべきなのが、ユリ科の植物は猫にとって花粉だけでも危険で、治療しても助かる見込みが薄いということです。
猫を飼っている方はユリ科の植物を決して家の中に持ち込まないように注意しましょう。

ユリ科に属する植物は以下になります。

  • ユリ
  • スズラン
  • チューリップ
  • ヒヤシンス
  • アロエ

チューリップやユリなどユリ科の植物はガーデニング中にもよく見かける花が多いため、散歩をする場合などは気を付ける必要があります。

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球根類に注意
ユリ科の花には球根を持っています。
猫にとって猛毒であるネギなども球根系の植物です。
そのため球根がある植物は一概に危険と認識した方が良いでしょう。

 

スズラン(ユリ科)

スズランは葉、茎、花と全ての部分が猫にとって毒になります。
食べることで、心臓にダメージを与え、不整脈になることもあります。
死んでしまう危険性も高いため注意しましょう。

 

チューリップ(ユリ科)

チューリップもユリ科に属する植物です。
猫にとって心臓毒になるツリピンという成分を含んでおり、大変危険です。
どの部分も毒になり、食べるとけいれん、嘔吐、下痢などの症状になり、最悪の場合死に至ります。

 

ポトス、アイビー

グリーンカーテンとして利用されることも多いポトス・アイビーも猫にとっては毒になります。
食べることで口の中が腫れ上がったり、よだれ、嘔吐や下痢、腹痛、皮膚炎などの症状が出ます。

 

ポインセチア

クリスマスの時期によく見かけるポインセチアですが、葉や茎から出る液が猫にとっては毒になります。
症状はおう吐、下痢、皮膚炎などです。
命を落とす危険は少ないですが、猫にとっては有毒な植物になります。

 

シクラメン

年末に多く出回るシクラメンは、花、茎、葉、どこを口にしても猫にとっては毒になります。
症状はおう吐や下痢になります。
サクラソウも同じ仲間なので気を付けましょう。

 

月桂樹

月桂樹はツツジ属という分類分けにはいる植物です。
ツツジ属の植物は「グラヤノトキシン」と呼ばれる成分を含んでおり、食べると嘔吐や不整脈になることがあります。
また全ての部分にグラヤノトキシンは含まれています。

 

猫草のすすめ

猫がどうしても植物を食べたがる場合は、猫草を与えてあげましょう。
猫草は燕麦という植物で、オートミールやビール、ウイスキーの原料になることで有名です。

猫草は正直食べる必要はないのですが、猫によっては好んで食べる子もいます。
特に毒もないため、食べても問題はありません

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まとめ

種類が膨大にある花や植物ですが、猫が口にすることで毒になるものは多いです。
家の中に植物を飾るのが好きな人はもちろん、ネコと共に散歩をするのが好きな人も気を付ける必要があります

花や植物だけでなく、人間の食べ物で猫にとって毒になるものも数多くあります。
一緒に確認しておきましょう。

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この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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