簡単な猫の洗い方!シャワーとシャンプーで全身キレイに!

この世の終わりともいえるくらいシャンプーを嫌がる猫は多いです(・∀・)
ほんとに嫌で嫌で仕方ないということが分かります(笑)

できるだけ回数は少なくしたいですが、体が臭うときなどはどうしても体をきれいにしたいですよね。
そんな時に簡単にシャワーを済ます手順を紹介していきます。

シャンプー&シャワーが必要な猫、そうでない猫

実は猫にシャワーを浴びせる必要はほとんどありません

猫は普段から舌を使って入念にグルーミングをしていますが、猫の唾液には抗菌作用があります
また猫は汗をほとんどかかないので、私たちのようにシャワーを浴びないで臭いが強くなることがほとんどないからです。

では逆にどんな時にシャワーをしてあげる必要があるのでしょうか?
具体的に以下のケースの場合はシャワーをしてあげる必要があります。

シャンプー&シャワーが必要な猫

シャワーが必要になる猫は以下になります。

  • 長毛種の猫(年に2~3回程度)
  • おしっこやうんちが体についてしまっている時
  • 外を出歩いた場合

長毛種の猫は自分でグルーミングしても皮膚まで舌が届かないこともあり、汚れやすいです。

猫によっては自分のおしっこやうんちを体につけてしまうこともあるため、こういった場合もシャワーをしてあげる必要があります。
猫は室内飼育が基本ですが、お散歩に行く猫もいるかと思います。そのような場合は、汚いと思った時に洗い流してあげましょう。

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一点注意として外を出歩いたからと言ってその度にシャワーを浴びせるのは、濡れるのが嫌いな猫からしたらたまったものではありません
そういう場合は、蒸しタオルで汚れを拭き取ってあげましょう

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シャンプーはいつから?
シャンプーは猫の負担になるため、体力がついた生後7カ月頃からシャワーを浴びせるようにしましょう。
それまでは汚れたら蒸しタオルで拭いてあげましょう。

シャンプー&シャワーをしてはいけない猫

長毛種の猫でもシャワーをしてはいけない場合もあります。
以下の場合はお風呂には絶対に入れないようにしましょう。

  • 妊娠中の猫
  • 風邪や病気の猫
  • 怪我をしている猫
  • 短毛種は基本的に必要なし

猫にとってシャワーは体力を消耗する行為です。
そのため妊娠中や体の弱ってるときにはシャワーはやめましょう
また短毛種の猫の場合は基本的にはシャワーをする必要はありません。

無理やりのシャンプーは皮膚病の元?
シャワーをしないで皮膚病になる猫というのはほとんどいないようです。
ただ嫌がる猫にシャンプーをし過ぎてストレスから皮膚病になる猫はいるため、どうしてもシャンプーを嫌がる場合は蒸しタオルで拭いてあげましょう。

 

シャンプー&シャワーの仕方!

用意するもの

猫のシャワーをするときに用意するものは3点あります。

  1. 猫用シャンプー
  2. タオル
  3. ブラシ

猫用シャンプーは低刺激のものを使いましょう。
飼い主さん用のシャンプーを代用することはできません。

タオルは水をよく吸い取る柔らかいものを用意しましょう。
また短毛種の猫の場合必要ありませんが、長毛種の猫の場合ブラシも用意しましょう。
シャワー終わりにブラシで毛並みを整えてあげてください。

爪切りとブラッシングは事前に
シャンプーをする前に爪切りとブラッシングをあらかじめ済ませておきましょう。
猫によってはシャンプーの際に暴れる子もいるため、爪が伸びていると危険です。
またブラッシングをせずにシャンプーをすると、抜け毛が多くなるため大変です。

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シャンプー&シャワーの手順

1.背中から流していく

シャワーを適温にして、早速洗っていきましょう。
まずは背中を濡らして体全体をシャワーで濡らしていきます。

シャワーの温度は?
猫へのシャワーの適温は37~38度程度です。
猫と人のお湯の適温はほとんど同じと考えて大丈夫です。

 

2.シャンプーでマッサージ

濡れた体に猫用シャンプーをつけて泡立てましょう。
体を洗う際は指の腹でマッサージするように洗っていきましょう
お湯や泡が目や耳、鼻に入らないように注意する必要があります。

 

3.シャンプーを洗い流す

シャンプーで体をまんべんなく洗えたら、ついたシャンプーを洗い流しましょう。
シャンプーの洗い残しは皮膚病などの原因になることもあるため念入りに流しましょう

 

4.タオルで水気を取る

シャンプーを流し終わったら、柔らかい大きなタオルで猫を包み込むように拭いてあげましょう。
目の周りや鼻、耳などは特に丁寧に拭いてあげる必要があります。
短毛種の猫の場合ここまでで一連の流れは終わりです!

 

5.ドライヤーで乾かす

長毛種の猫の場合、タオルで水気をすべて取るのは難しいためドライヤーで乾かしてあげる必要があります。
ドライヤーは必ず「ホット」で、毛から10~20cm程度離して乾かしましょう
乾いた後は、ブラシで毛並みを整えるためブラッシングをしてあげることで完了です!

この動画は猫の洗い方がとても分かりやすいのでおすすめです。
時間があったら見てみてください。

 

まとめ

シャンプー&シャワーをする際は、以下の手順に沿ってスムーズに済ませましょう。

  1. 背中から流していく
  2. シャンプーでマッサージ
  3. シャンプーを洗い流す
  4. タオルで水気を取る
  5. ドライヤーで乾かす

基本的に猫にシャワーを浴びせる必要はほとんどありません。
どうしてもキレイにしたい場合は、蒸しタオルで体を拭きとってあげましょう。

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photo credit: “But I Don’t Want a Bath..” via photopin (license)

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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