アクサダイレクト「猫の保険」の保険料と口コミ・評判は?

世界最大級の保険グループであるアクサグループの一つ、アクサ損害保険株式会社(通称:アクサダイレクト)は2011年より「ペット保険」の販売を開始しています。

このページでは、アクサダイレクトの提供する猫のペット保険について、保険料や補償内容と気になる口コミ・評判を紹介しています。

ペット保険の加入を検討されている方は、保険料や補償内容だけでペット保険を選ぶのではなく、補償範囲や契約更新時の対応などを総合的に評価しながら比較・検討されることをおすすめします。

ペット保険がたくさんあってどれを選べばいいのか分からないという方は「失敗しない保険の選び方」も参考にしてみてください。

【FP監修】失敗しない猫の保険の選び方! 生涯保険料の比較で見た安いペット保険は?

保険改定
2021年1月1日以降の新規・継続契約より保険改定が適用されます。
改定に伴い、「プラン70」の継続は満10歳までとなり、満11歳からは「プラン50」に切り替わることに注意して下さい。参考:アクサダイレクト

この記事に掲載されている内容は改定後の保険料(※)を反映したものになります。(2020年12月21日時点)
保険商品の内容については、必ずパンフレット、重要事項説明書、約款をご確認いただけますようお願いいたします。また、保険料は今後の商品改定等により変更される場合があります。

アクサの特徴

ここがおすすめ
  • 50%補償プランの保険料は全11社中3番目の安さ
  • 1日あたりの限度額や回数制限がない年間限度型
  • 24時間365日無料の獣医師相談サービス

 

ここに注意
  • 「プラン70」は満10歳までしか継続できない。
  • 血統種は交雑種より保険料が高い
  • 契約更新時の対応に要注意
  • 口コミ・評判はイマイチ!?

 

2つの保険プラン

アクサは補償割合が異なる50%と70%の2種類の保険プランを出しています。

どちらのプランも「通院・入院・手術」が補償される総合保険になります。

引用:アクサダイレクト

 

保険料

「プラン70」の継続加入は満10歳までとなり、満11歳からは「プラン50」に切替になります。

保険料は満13歳まで値上がりしますが、満14歳以降は値下がりして一定の掛け金となります。


※2021年1月1日以降の新規契約、及び継続契約より保険改定された内容を反映しています。
※保険料は今後の商品改定等により変更される場合があります。

 

保険料は全11社中3番目の安さ

アクサの50%総合補償プランの生涯平均(※)の保険料は、11社中3番目の安さになります。
※0-15歳まで加入した場合にかかる毎月の保険料。

▼ 50%総合補償:生涯平均の保険料  ※免責なし総合保険50%補償プランを提供する11社を対象に、生涯平均したひと月あたり保険料を安い順に表示 ※アクサは交雑種で算出。au、イーペットの保険料は一部、推定値になります
※保険料は今後の商品改定等により変更される場合があります

アクサの50%総合補償プランの生涯平均(※)の保険料は約2,200円となります。
※0-15歳まで加入した場合にかかる毎月の保険料。

アクサの70%補償プランは満10歳までしか加入できないため、生涯平均は算出できません。

また、保険料は今後の商品改定等により変更される場合があります。

 

 

割引制度

アクサはWEB割引を含め、3つの割引(内1つは割増引)制度があります。

  • WEB割引:初年度のみ、約3,000円割引(※クレジットカード支払のみ)
  • マイクロチップ割引(約3%OFF)
  • 保険金請求実績に応じた割増引制度 ±5%詳細はこちら

 

割増引制度とは、前年度の保険金支払いの有無によって翌年の保険料が変動する制度になります。

簡単に説明すると、前年度に保険金の支払いがあった場合は基本料金が5%値上がり、保険金の支払いが無かった場合は翌年度の基本料金が5%値下がりします。
参考:「保険金支払い実績による割増引制度」

 

過去の保険改定について

直近の保険改定を振り返ると、2017年9月と、2021年1月以降の契約から保険改定が適用されています。

今後も保険改定によりプランの変更や保険料の実質的な値上げとなる可能性がありますので、注意が必要と言えます。

 

補償内容

ここがおすすめ
  • 手術や通院の回数・日数制限がない年間限度型

 

ここに注意
  • 契約更新時の対応は注意が必要
  • 歯科処置は補償対象外

 

補償限度額と限度日数

アクサの保険プランはシンプルですが、注意が必要なのは、契約する猫が「純血種」か、「雑種(交雑種)」なのかで保険料が変わる点です。

この違いを含めると、猫の場合4つのプランがあります。

 補償額免責金額
純血種50% (総合保険)年間50万円までなし
純血種70% (総合保険)年間70万円までなし
雑種50% (総合保険)年間50万円までなし
雑種70% (総合保険)年間70万円までなし

どのプランでも免責金額などはついておらず、「通院・入院・手術」の基本3項目が全て補償対象となります。

 

年間限度型とは?

ペット保険の補償限度額は2つのタイプ分けをすることができます。

突然のケガ・病気で、通院が重なったとしても、年間限度額まではしっかりと補償を受け取ることができます。

 

契約更新時の対応に注意!?

基本的にペット保険は、どの会社も無制限に保険金を支払うことを避けるためのリスク回避の条文を規約に盛り込んでいます。

アクサダイレクトの場合、契約更新の際に審査が行われ、その結果によっては契約の更新を断られたり、特定の病気を補償対象外にされることがあります。

この点はトラブルになりやすい部分なので、注意が必要と言えます。

ちなみに猫の場合、慢性腎不全などの慢性疾患の対応はとても大切になるため、この点は大きなマイナスと言えるでしょう。

 

補償されるケガ・病気の範囲

補償対象外

歯科関連処置(歯石除去を含む)は補償対象外と明記されています。

参考:重要事項説明書 

猫の歯周病

驚くべきことに、3歳以上の猫の80%は歯周病だと言われています

歯周病は放っておくと、全身をむしばむ恐ろしい病気です。

そうならないためにも、日頃から歯磨きをして習慣にすることが大切です。

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保険が使えない事例

保険加入後によくあるトラブルの一つが、「保険が使えると思っていたのに、補償されなかった」というもの。

補償される内容についてよく理解しておくことで無用なトラブルを避けましょう。

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サービス内容

  • 24時間獣医師相談サービス
  • ペット賠償責任特約
  • 0歳から満8歳まで新規加入可能
  • 待機期間は病気が30日間、ガンは120日間
  • 保険金請求の際に明細書が必要

24時間365日獣医師相談サービス

アクサの契約者であれば、いつでも獣医に電話で健康相談などをすることができます。

ちょっとしたセカンドオピニオンや病院に連れて行くべきかの判断を仰いだり、しつけ相談などもすることができます。

 

ペット賠償責任特約(示談交渉付き)

ペット賠償責任特約とは、ペットが他人を噛んで怪我させたり、他人の持っているバッグなどを壊してしまった場合に、保証金が出るという特約(オプション)です。

アクサの場合、月70円の追加保険料で1事故につき1000万円まで補償されます。

ただし、室内飼いしている猫には不要なサービスと言えます。

 

新規加入の条件と待機期間

新規加入の条件は生後0日~満8歳まで(※)の終身継続となっています。
※保険契約の始期日時点での満年齢

待機期間
アクサでは、病気の待機期間(※)が30日間、ガンは120日間に設定されています。
※待機期間とは、補償開始日から一定期間中、保険金をお支払いしない期間をさします。
※ケガは待機期間なし

待機期間中に発症した病気は補償の対象とはならないので注意が必要です。

参考:アクサダイレクト 

 

アクサの解約方法

保険証券を用意して、カスタマーサービスセンターまで連絡することで解約ができます。

解約時の保険料払い戻し
保険期間中に保険契約を解約することができます。この場合、お支払いいただいた保険料のうち、始期日から解約日までの期間に対応する月割料率によって計算した保険料を差し引いた額を、解約返れい金としてお支払いします。
引用:「ご契約内容の確認・変更」より

 

保険金の請求方法

アクサは郵送での保険金請求のみに対応しています。

診療費用を一旦全額支払った後で、保険金の請求をします。

保険金請求の際に診療明細書が必要なため、診察時に確認しておいた方がよいでしょう。

  • アクサ指定の保険金請求書
  • 治療費の領収書(※)
  • 治療費用の内訳の分かる書類(動物病院さま発行の明細書、診療明細記入書)

※領収書(明細書)に、治療費用の内訳の記載がない場合は当社所定の診療明細記入書への記入を動物病院にご依頼ください。

参考:「保険金のご請求について」

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アクサの口コミ・評判

アクサ加入者の評判をまとめました。

良い口コミ
  • 入院した際の補償範囲が適切で、正確に保険金がおりたこと。会社の信頼性があること。
  • 保険プランの内容がわかりやすく、加入手続きを担当者さんが親切・丁寧に説明してくれたので、安心したところ。
  • サービス内容の説明が簡単だった。私にとって簡単であることが一番の魅力だった。(年間の限度額設定のみということ)
  • 給付までの早さ。愛犬が亡くなったあとの最後の給付と契約終了の案内に折鶴が入っていて嬉しかった。

 

気になる口コミ
  • 保険金請求手続きの期限が一ヶ月以内と短いところが不満です。忙しいときや治療が一ヶ月以上かかってしまうと大変でした。
  • うちの猫は皮膚が弱いため、かなりの病院代がかかりその際はアクサに助けられたが、更新の時には皮膚の補償が全くなくなりました。ペット保険としてどうかと思う。
  • 3回目の更新時に継続不可と言われました。理由を聞いても【当社の規定により更新が出来ません】の回答のみ。…(中略)… 過去の請求実績から今後も保険請求が有るであろうこと。その可能性のある顧客に対しては継続が条件がかなり厳しくなります。こういうやり方をするのであれば、実質非常に使いづらいペット保険ということになります。
  • (前略)…一度病気で病院にかかり、多額の医療費が保険会社から支払われると、次回の保険更新時に同じ病気での診療は保険対象外になる、という気になる口コミを数件見かけたので、アクサダイレクトに直接電話して確認しました。結果としては、その通りでした。その保険加入者の保険の使用頻度などに応じて、完治していなくとも次回更新時期より、保険対象外になるそうです。年間限度額に達していなくとも、対象外になるそうです。意味がわかりません。年間限度額を超えているならまだしも、超えてなくともですよ。オペレーターの方に、どういった病気だと対象外なのか、保険使用頻度がどのくらいだと対象外になるのか尋ねると、社外秘ですとの回答。…(後略)
  • 価格、知名度、企業の規模からアニコムから移りました。私が見落としていたのがいけなかったのですが、歯科治療が支払外でした。うちの子は歯が弱く、年齢とともに治療が必要になりそうなので、来年は別の所に入り直します。歯はぶつけて折れたり、歯周病で心臓疾患にも繋がったりする大切な部位だけにそれを除くのはどうかと思います。

引用:クチコミランキングオリコンランキング、他

アクサの口コミを見ると、メリットとしては、大手の安心感(名前を知っている会社)とわかりやすいプラン設定の2つが良く見られました。

一方デメリットとしては、契約更新時の免責項目追加対応や、更新を断られることがあるということでした。

この点はトラブルになりやすいので、よく確認することが大切です。

契約更新時の各社対応

契約更新時、前年度の保険利用状況に応じての各社対応は様々です。

治療回数に応じて翌年度の保険料が値上がりしたり、特定の疾病が補償外(不担保)となったり、傷病ごとの限度額が決まっていたりと様々です。

契約更新時の保険各社の対応をまとめています。

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総合評価

アクサダイレクトは「シンプルなプラン」「割安な保険料」「手頃な補償内容」が特徴のペット保険でした。

注意点として、契約更新時に治療中の病気が補償外(不担保)となったり、契約更新できなくなる可能性があるという点です。

この点はトラブルになりやすいため、契約する際には慎重に考慮する必要があります。

 

 

おすすめの猫保険はどれ?

安くて素晴らしい保険はありませんが、安くても十分な補償がついている保険はあります。こちらのページでは徹底比較によって分かった、バランスの良い猫の保険を紹介しています。

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失敗しない保険選び

【FP監修】失敗しない猫の保険の選び方とは!?