ペット保険トラブルに注意!猫の保険が使えない8つのケースとは

ペット保険には、一部保険が効かない費用があります。
ペット保険のトラブルの多くは「何に保険が使えて、何に保険が使えないか?」の勘違いから来ています。
加入後に「こんなはずじゃなかった!」とならないためにも、どんな費用がペット保険の補償対象外になるのかを理解しておきましょう。

このページの見方!
このページで記載してある項目は、保険金が支払われないものです。

 

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ペット保険トラブルに注意!補償の対象外となる8つのケース

主に以下の8つの費用が補償対象外になります。
加入後のトラブルを避けるためにも、知らない方は読んでおくことをおすすめします。

  1. 保険の加入前・待機期間中に発症した病気・怪我
  2. 予防のための費用
  3. 病気・怪我に当たらないもの【※トラブル多いため要注意!】
  4. 予防接種によって予防できる病気・特定の病気【※トラブル多いため要注意!】
  5. 飼い主の故意・重過失による怪我・病気
  6. 治療費以外の費用
  7. 妊娠・出産に関わる費用
  8. 自然災害が原因の病気・怪我

ひとつずつ見ていきましょう。

1.保険の加入前・待機期間中に発症した病気・怪我

1-1.既往症

既往症(きおうしょう)とは保険加入前から持っている病気・怪我のことです。
基本的にどの会社であっても保険の対象外になります。

1-2.先天性疾患

先天性疾患とは、猫が生まれつき持っている病気のことです。
先天性疾患で厄介なのが、先天性疾患は必ずしも生まれたときから表に現れているわけではないということです。
ここで問題になるのが、保険に加入したあとに、先天性疾患が発覚したケースです。

こういった場合は、保険会社によって補償が出るかどうか変わってきます
例として、アクサダイレクトでは契約している保険期間は加入後に見つかった先天性疾患による治療費は保険が効きます。
ただ次年度以降は補償対象外になると定めています。(参考:アクサダイレクト

基本的には先天性疾患が後から発覚した場合であっても、補償が効かないケースが多いです。
猫の場合、スコティッシュフォールドなどは先天性疾患持ちの子が多いため、特に注意が必要でしょう。

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1-3.待機期間中に発症した病気・怪我

保険に加入する際には、15~30日ほどの待機期間があることが多いです。
待機期間とは簡単に言うと、保険の適用が効かない最初の期間のことです。

なぜ待機期間があるかというと、以下の2つの理由からです。

  • 加入前からかかっている病気の潜伏期間を考慮するため
  • 事故・病気になってから保険に入るズルい人を防ぐための対策

つまり保険会社も、保険加入前から発症している病気・怪我に関しては、お金を出したくないと考えているのです。(←当然ですよね)
そのため保険会社の多くは、こうした待期期間を設けているのです。

ただ中には原則として、待機期間を設けていない会社もあります。
詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

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2.予防のための費用

2-1.予防接種

猫の予防接種は以下のようなものを指します。

  • 混合ワクチンの予防接種
  • ノミ・マダニの寄生予防
  • フィラリア予防

人間の保険でも同じですが、こういった予防行為はどの保険でも適用外になります。
最も一般的な混合ワクチン以外に、ノミ・マダニの駆除・寄生予防に使われるフロントラインやレボリューションも同様に対象外になります。

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2-2.健康診断・治療を伴わない検査

健康診断は基本、どのペット保険も対象外になります。

また治療を伴わない検査も同様に、予防のための費用として見なされます
これはトラブルになりやすい項目なので、例を交えて解説します。

例えば飼ってる猫に膀胱炎の疑いがあったとしましょう。
膀胱炎かどうかを調べるために、尿検査をしました。
この場合、保険料が出るかどうかは以下のようになります。

  1. 検査をしたところ、問題なし→保険対象外
  2. 検査をしたところ、膀胱炎と判明→治療につながれば保険が適用

このように検査によって治療につながれば、保険は効きますが、検査につながらないと保険は効かないのです。

 

3.病気・怪我に当たらないもの【※トラブル多いため要注意!】

3-1.去勢・避妊手術

去勢や避妊手術はどのペット保険であっても対象外になります。
この点は勘違いされている方もかなり多いため、気をつけましょう。

管理人は現在ペットショップに勤めており、実際に保険の募集人として案内もしています。
保険の対象外項目について説明をしている中で、最も多く「知らなかった!」というお声を頂くのがこの項目です。

ペット保険はあくまで、怪我や病気に対しての医療行為の負担を軽くするものです。
去勢・避妊は医療行為ではありますが、怪我や病気には当たらないため対象外になるのです。

去勢・避妊は自治体が補助金を出すことも?
飼い主さんの住んでいる区や自治体によっては、去勢・避妊手術に対しての補助金がもらえることがあります。
自分の住んでる地域で補助金があるか気になる方はこちらからチェックしてみてください。

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3-2.爪切り・耳掃除・シャンプー・歯科治療(歯石取りなど)

ちょっとしたお手入れの費用は全て保険対象外です。
ちなみに皮膚病を治すための薬用シャンプーは、病院内であれば保険が効く会社もあります。
ただ薬用シャンプーを病院で買って、家で行う場合などは一律して保険は使えません。

他にも歯科治療(歯石取りなど)も対象外になります。
ウエットフードを食べている猫は歯周病になりやすいため、気を付けましょう。

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3-3.ノミ・マダニ除去

猫の大敵であるノミ・マダニも病気とは見なされず、保険は効きません。
ノミ・マダニ除去に関しては、フロントラインやレボリューションといった駆除薬の投与を保険なしで使うことになるでしょう。

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4.予防接種によって予防できる病気・特定の病気【※トラブル多いため要注意!】

予防接種を打つことで予防できる病気は保険適用外になります。
ただどの病気がこの項目に該当するかは、各保険会社によって異なります

また一部保険会社が定めてる特定の病気(特に猫伝染性腹膜炎と猫エイズに注意)に関しても、保険が効きません

この項目もトラブルが起きやすいので注意しましょう
猫の場合は、以下の病気がこの項目に当たります。

どの会社でも対象外になる病気:

以下の3つの病気に関してはどの保険会社であっても、対象外になります。
全て3種混合ワクチンで防げる病気です。

  • 猫カリシウイルス感染症
  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫汎白血球減少症(猫パルボ)
会社によっては対象外になる病気:

会社によっては、以下の病気も支払い対象外になっているケースがあります。
加入しようと考えている保険会社が、どんな病気を対象外にしているかは、確認しておきましょう。

  • 猫白血病ウイルス感染症
  • 猫免疫不全ウイルス感染症
  • 猫ノミ・ダニ感染症
  • フィラリア症
  • 猫クラミジア感染症
  • 猫伝染性腹膜炎(FIP)
  • 猫後天性免疫不全症候群【猫エイズ(FIV)】

こうして見ると、なかなか多い気がしますね。
どの保険会社も共通しているのは、猫風邪と呼ばれる「猫カリシウイルス感染症」「猫ウイルス性鼻気管炎」と、同じく3種混合ワクチンで予防できる「猫汎白血球減少症」を適用外にしているということです。

それ以外にも、保険会社によっては、支払い対象外となる特定の病気もあります。
保険の加入前にどの病気が対象外になるかは、事前に確認しておくことをおすすめします

ワクチン接種打つ前にかかった病気は?
ワクチンを打つ前に上記の病気にかかった場合や、健康不良が原因でワクチンを見送っていた際に上記病気にかかった場合は、基本的に保険は効きます。
事実、わたげ(管理人の飼ってる猫)も子猫で保険入ったばかりの頃に猫風邪にかかりましたが、ワクチンが一度しか終わっていない状況だったため、保険適用になりました。

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5.飼い主の故意・重過失による怪我・病気

飼い主さんが意図的に猫を怪我させた場合などは、保険が使えません。
これは当然ですよね。

ただ判断が難しいのが、意図せず猫に怪我をさせてしまった場合です。
例えば猫が足元に来ていることに気付かず、踏んでしまい、骨折をさせてしまった場合などです。

これは重過失に当たるのか疑わしかったため、実際に保険会社に電話で聞いてみました
回答としては「事故当時の詳しい状況などを聞いて、重過失に当たるのかを判断することになる」というものでした。

正直、お茶を濁されたような回答に終始しました。
「こういったケースでは使える。」というような回答がなかったため、基本使えないと考えておいた方が良さそうです。

 

6.治療費以外の費用

6-1.減感作療法・漢方・中国医学などの免疫療法

減感作療法とはアレルギー持ちの猫に対して、原因となるアレルゲンを少量投与することで、アレルギーの症状を和らげる治療法です。
漢方に関しては、保険会社がその病気に対して、漢方の必要性・妥当性があると判断した場合によっては、保険が効くことがあります。

6-2.ペットホテル代金

動物病院の中には、ペットホテルもサービスの一環で行っているところがあります。
ただペットホテルは、医療行為とは関係ないので適用外になります。
※入院に関しては医療行為としてみなされるため、通常であれば保険は効きます。

6-3.時間外診療や往診による加算費用

動物病院の中には、夜間対応病院があります。
ただ夜間に医療行為を受けると、「夜間料金」が加算されます。
大抵は通常の料金に合わせて1万円ほどが加算されることが多いです。

この時間外診療による加算部分(割増費用)に関しては、基本的に保険は効きません
※もちろん通常の請求分に関しては保険は適用になります。

同じように往診で診てもらった際の、往診費も同様に対象外になるのでご注意を。

6-4.健康食品・サプリメントなどの物品

大きな動物病院では、けっこう色々な物品が置いてあります。
管理人のかかりつけの病院ではフードとシャンプーを売っているのですが、もちろん物品は保険関係ないので、適用外となります。

6-5.マイクロチップの挿入費

マイクロチップの挿入は治療ではないため、保険の対象外になります。

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7.妊娠・出産に関わる費用

妊娠・出産に関わる項目としては主に以下のものになります。

  • 交配
  • 妊娠
  • 出産
  • 早産
  • 帝王切開
  • 人口流産

こういった妊娠・出産関連の費用に関しては、どの会社でも保険は適用外になります。
飼ってる猫の繁殖などを考えている方は注意しておきましょう。

 

8.自然災害が原因の病気・怪我

自然災害が原因で発生した病気や怪我に関しては、ペット保険、人間の保険全て同様に、保険は対象外となります。
自然災害の例としては地震や噴火、津波などに当たります。

 

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ペット保険トラブルは約款を読めば防げる!

ペット保険トラブルは、保険加入者の認識不足によるものが多いです。
「これは使えると思った」というものが使えないことによる不満から、トラブルに至るケースが多いということですね。

こうした認識不足によるペット保険トラブルは、加入しようと考えている保険会社の約款(規約)をよく読むことで防ぐことができます
保険会社もなるべく読ませたくない項目なのか、細かい字がズラーっと並んでいて、かつ分かりにくい表現で書いているため、読む気が失せるかもしれません。
ただ間違いなく大切な部分なので、どんな病気で保険が使えないかだけでも読んでおくようにしましょう

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
意外とペット保険は対象外だったり、適用できたとしても条件が厳しい項目があります。
ペット保険に加入される場合は、どんな場合に保険が使えないのかを理解した上で申し込むようにしましょう

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