【性格・体重・値段相場など】バーマンについてまとめ!

バーマンはポイントカラーと、淡い毛色が神秘的な印象を残す猫種です。
今回はそんなバーマンの性格や特徴、値段相場など様々な情報を紹介していきます。
バーマンに興味がある方は是非参考にしてみてください!

 

バーマンの歴史

バーマンの出自ははっきりとはしていません。
一説にはミャンマーに古くからおり、その起源は釈迦の誕生(紀元前5世紀頃)より古いとも言われています。
「ビルマ(現在のミャンマー)の聖猫」とも呼ばれており、非常に神聖な猫と考えられています。

現在のバーマンには「シャム」の血が混じっています
1919年フランス人がミャンマーにいたバーマンを持ち帰ろうとします。

帰国の途中にバーマンのオスは亡くなってしまいますが、運よく妊娠していたメスは持ち帰ることに成功します。
そして生まれた子猫をシャムと交配し、現在のバーマンの祖先が誕生したようです。

名前の由来はバーマンの出身地ミャンマーです。
ミャンマーの旧称「ビルマ(Burma)」から、バーマン(Birman)の名前も来ています。

 

バーマンに多い性格

バーマンに多い性格は以下になります。

  • 飼い主に従順
  • おおらか
  • 甘えん坊
  • 社交的
  • 好奇心旺盛

バーマンは犬のように従順な性格をしており、飼い主さんや家族に対して非常によく懐きます
とても甘えん坊でこの動画(Youtube)のバーマンもまるで犬のように飼い主さんの行くところなら、どこでも付いてきています(・∀・)

飼い主さんの膝の上にじっとして、撫でられるのが大好きな子が多いようです。
猫の中では珍しく抱っこされるのも嫌がらない猫種です。

社交的な一面も持ち合わせており、子供や他の猫・動物との同居も問題なくできます。
そのため多頭飼いをしても問題ないようです。

現在のバーマンはシャムの血も入っています。
そのためシャムと同じように好奇心はとても強く、家の中を冒険することがよくあるようです。

 

バーマンの特徴

バーマンの特徴は以下になります。

  • 神秘的な容姿
  • 白い靴下
  • サファイアブルー
  • 夏と冬で見た目が変わる
  • やられたい放題!?
  • 非常に賢い
  • 必要以上の鳴き声をあげない

ビルマ(現在のミャンマー)の聖猫と呼ばれるだけあって、非常に神秘的な印象となっています。
印象的なポイントカラーの毛色をしており、ほとんどのバーマンは足の先っぽが白い靴下をはいたように真っ白です。

瞳の色はシャムと同じようにサファイアブルーのみです。
バーマンは夏は短く、冬は長い被毛になり印象もガラッと変わるようです。

バーマンは抱っこやブラッシングなどを、嫌がらない猫としても知られています。
バーマンは人間の気持ちを読み取ることに長けています。
また飼い主さんに対して愛情深い性格をしているのが、抱っこなどを嫌がらない理由だと考えられています。

シャムの血が入っているものの、鳴き声はそこまで大きくないです。
必要以上の鳴き声を上げたりすることもないため、マンションなどの近接住宅でも飼いやすいです。

 

バーマンの体重

バーマンの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。

  • オス 3~6.5kg
  • メス 3~5kg

猫の平均体重は4kgほどです。
バーマンは中大型の猫種ということもあって、体は大きいです。
体重も猫全体の平均体重より重くなることが多いようです。

 

バーマンの寿命

平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。

バーマンの平均寿命は13~16歳となります。

猫の平均寿命が15歳程度であるため、バーマンは平均と同じかそれより若干長いくらいの寿命をしていることが多いようです。
病気への抵抗力が強く、健康で長生きな猫種です。

 

バーマンの子猫の値段相場

バーマンは日本ではそこそこ珍しい猫種で、国内のブリーダーは多くありません
ペットショップでも販売していることは少ないようです。
そんなバーマンの値段相場は以下になります。

購入元値段
ペットショップ15万~25万円
ブリーダー10万~25万円

基本的にはバーマンが欲しい場合は、ブリーダーさんからの直接購入となります。

ただどちらからバーマンを購入するとしても、大切なのは信頼できるブリーダー、ペットショップから猫を引き取ることです。
良いブリーダー・ペットショップの見極め方はこちらから確認できます。

また里親制度を利用してバーマンを引き取るのも一つの手です。
里親制度を利用することで、購入費などをかけず猫を引き取ることができます。

ただこれまでに受けたワクチン代金などは請求されることになります。
バーマンが里親募集に出されることはかなり珍しいので、すぐに引き取るのは難しいです。

実際に里親募集サイトを利用してバーマンを引き取りたいという方は、こちらを参考にしてみてください。

 

バーマンとラグドール・ヒマラヤンとの見分け方

バーマンとラグドール、ヒマラヤンはそれぞれとても似た外見的特徴を持っています。

  • 長毛種
  • サファイヤブルーの瞳
  • ポイント模様

以上の3点です。
バーマンと「ラグドール・ヒマラヤン」の見分け方を紹介していきます。

バーマンとラグドールの違い

バーマンと「ラグドール」が似ているのは、ラグドールの生い立ちにあります。
ラグドールは人為的に作られた猫種なのですが、その交配の過程にバーマンも入っているのです。

そんなバーマンとラグドールは足元を見ることで、違いを見分けることができます

バーマンは4本の足全てが、足先のみ白くなっています
バーマンと同じように足の先っぽだけが白くなっているラグドールはいました。
ただ後ろ足の先っぽだけが白くなっているラグドールは、私が調べた範囲では見当たりませんでした。

 

バーマンとヒマラヤンの違い

バーマンと「ヒマラヤン」が似ている理由はそれぞれシャムの血が入っているからです。
ヒマラヤンはペルシャとシャムの交配種です。

そんなバーマンとヒマラヤンは顔の特徴から、違いを見分けることができます

バーマンはわし鼻で、非常に鼻筋がしっかりとしています
一方ヒマラヤンはペルシャとシャムの交配種ということもあって、鼻筋はペルシャと同じようにぺちゃ鼻です。

またバーマンのように4本の足の先っぽだけが白くなっているヒマラヤンは、調べた限りでは見当たりませんでした。

 

バーマンの飼い方のポイント!

ブラッシングの頻度

バーマンは長毛種の中では毛が絡まりにくいようです。

それでも毎日1回はブラッシングをしてあげる必要があります
春や秋などの換毛期は特に抜け毛が多くなるため、1日2・3回できると良いでしょう。

余談ですがバーマンは飼い主さんに撫でられたり、ブラッシングをされるのが非常に好きなようです。
飼う際はコミュニケーションも兼ねて、毛並みを整えてあげましょう(^^)

 

食事・運動(遊び)

バーマンは中大型の猫種ということもあって、食事の量は多めに必要です。
ただ食事を多く与えて、全く動かないという生活をしていると肥満になってしまいます。

1日20~30分は体を動かして遊ばせるようにしましょう
また上下運動も好きな子が多いため、キャットタワーを用意するのも良いでしょう。

 

かかりやすい病気

バーマンがかかりやすい病気は「猫伝染性腹膜炎(FIP)」です。
FIPとはコロナウイルスが原因で、腹膜炎や腸炎を起こしてしまう病気です。

一度発症すると致死率ほぼ100%の病気として知られており、生後6カ月~3年の猫に多く見られる病気です。
猫全体の感染率は1~5%ほどの発症率を誇ります。

あまり考えたくないことですがFIPの保障などについては、ブリーダー・ペットショップどちらから購入するにしてもしっかりと確認をすることをおすすめします

 

まとめ

バーマンはミャンマー出身の神秘的な佇まいが印象的な猫です。
性格は非常に飼いやすく、頭も良い子が多いためしつけもしやすいようです。
飼う際は毎日のブラッシングを通して、たっぷりとコミュニケーションを取りましょう(^^)

他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!

photo credit:Kristin Kokkersvold by Strofe joined us to the cabinThomas Williams by Coco, our Ragdoll X Birman cat, December 2015、lullypop by Fuji-San、mr.stokey by Monty up close!AngelGirl Ragdolls by Pounce7Cindy See by Point Blanksteve by DSC01908

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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