ベンガルの子猫の値段相場、3種類の模様で価格が変わる?

ベンガル猫はその明るい性格と、ワイルドな見た目から日本でもとても人気の猫種です。
今回はそんな彼らの値段相場と、どんな理由から価格が変わってくるのかを紹介していきます。
ベンガルを飼おうか検討している方は是非参考にしてみてください。

 

ベンガルの子猫の値段相場

ベンガルは他の猫とは一線を画したワイルドな容姿から、子猫の人気はトップクラスです。
そのため当然ながら取り扱っているブリーダーやペットショップの数も多いです。
そんなベンガルの大まかな子猫の値段相場は以下になります。

購入元値段
ペットショップ20万~35万円
ブリーダー15万~25万円

一般的にはこの位の値段で販売されています。

ただベンガルの子猫は値段の上下がとても広い猫種です。
中には100万円以上の価格で取引されるベンガルもいるほどです。

続いてベンガルの値段を左右する要因を紹介していきます。

 

ベンガルの子猫の値段を左右する要因

ベンガルの値段の違いは複数の要因が絡んできます。

  • 月齢
  • 血統
  • 被毛の色
  • 模様の種類

月齢

まず月齢ですがこれはベンガルに関係なく、どの猫も子猫であればあるほど値段が高くなる傾向があります。
例えば生後1年と生後3カ月のベンガル猫である場合は、生後3か月の子猫の方が値段も高くなります

 

血統

血統も値段を決める大きな要因です。
親猫がキャットショーのチャンピオンであったりする場合は値段も高くなります

猫は成長すると親猫の容姿や性格にとても似てきます。
そのため親猫の容姿というのは値段を決める重要な指標になるのです。

 

被毛の色

被毛の色によっても値段は変わってきます。
ベンガルの被毛の色はブラウンかシルバーの2種類です。
どちらも人気ですが、シルバーの方がより希少であるためシルバーの方が1~2万円程度高くなる傾向があります

 

模様の種類

ベンガルの値段の上下を決める最も大きな要因は「模様の種類です。
ベンガルと言えば、やはり斑点の模様が有名ですが、実はベンガルの被毛の模様は3種類あります

  • スポット
  • ロゼット
  • マーブル

文字だけでは全然分からないので、下の模様の比較画像を参考にしてみてください。

スポット模様

スポット模様は恐らく一番数が多いタイプです。
被毛の模様の特徴としては、小さな斑点のように黒く小さな点が体にポツポツとあることです。
ロゼット模様のタイプに比べると人気も出にくく、比較的値段も安めになる傾向があります

 

ロゼット模様

ロゼット模様はいわゆるヒョウ柄で、スポット模様とは違って1つ1つの模様が円形になっています。
円を覆う枠線とその内部で色が違っており、そのコントラストがとても美しいです。

このロゼット模様が出るのは野生種の血が入った猫種のみであり、ベンガルも必ずしもロゼット模様になるわけではありません。

ロゼット模様は3つの模様の中でも最も人気であり、その分高いです。
このロゼット模様がきれいに出ているほど値段も高くなります。
上の画像の子は本当にきれいに出ているため、子猫であれば70万円以上の値段がついてもおかしくないと思われます。

 

マーブル模様

マーブル模様は体の黒い部分と、それ以外の部分が混ざりあっているような柄となっています。
ベンガルとしては比較的珍しい種類と言えます。

珍しいタイプではありますが、そこまで高価ではありません
スポット模様のタイプと同じ程度の値段になることが多いです。

 

3種類の模様毎の値段相場

この記事の初めに大まかなベンガルの値段相場を表にして出しました。
ただベンガルは模様によって値段が大きく異なる猫種であるため、それぞれの模様毎の値段相場を表にしています。

 ペットショップブリーダー
スポット20~30万10~20万
ロゼット30~60万20~60万
マーブル15~25万10~20万

ざっとこういった値段の付き方になります。
値段の高い順に並べると以下のような順番になります。

  1. ロゼット
  2. スポット
  3. マーブル

マーブルはスポットの値段とほとんど変わりませんが、ベンガルらしくないということでペットショップなどでは安めの価格設定がされることが多いです。

ちなみに里親制度を利用する場合は基本的に購入費用はかからず無料です。
その代わり「これまでのワクチン代金負担」、「常に里子に出ているわけではない」、「必ずしも子猫ではない」というハードルもあります。

里親制度を利用して子猫を引き取りたいという場合は、こちらのページを参考にしてみてください。

 

ブリーダー・ペットショップのメリット・デメリット

子猫を購入する場合、大きく2つの購入先があります。
ブリーダーとペットショップです。

里親制度
里親制度という選択肢もありますが、必ずしもベンガルの子猫が里子に出ているわけではありませんのでここではブリーダーとペットショップの説明に移らせていただきます。

それぞれのメリットデメリットはかなり長くなるため、下記のリンクにて詳しくまとめています。
どちらから購入するのが良いか知りたい、どんな違いがあるかを知っておきたいという方は参考にしてみてください。

猫のブリーダーのメリットデメリット、ブリーダーとペットショップの違いとは

 

まとめ

ベンガルはとても人気の猫種です。
値段も高めになることが多いですが、大きく模様の違いが値段を左右します。

値段が高い順に「ロゼット」「スポット(スポッテッド)」「マーブル」の並びになります。
どのベンガルちゃんを選ぶのかの1つの指標になったら幸いです(^^)

ベンガルについてより詳しく知りたい場合は、下の記事も確認してみてください。

【性格・値段相場・飼い方など】ベンガル猫についてまとめ!

ベンガル猫の寿命・体重やかかりやすい病気とは?

【模様の種類毎の画像あり】ベンガル猫に多い6つの性格と特徴!

他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!

photo credit:Lachlan Rogers by 20080604_corbett_2037-00、photo credit: Silver Bengal Cat via photopin (license)Theresa by Oberon and Lali

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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