【猫飼い必見!】わたげの闘病体験から学んだ3つのこと。

突然ですが、愛猫が病気になったことはありますか?
看病をした経験のある方は分かると思いますが、猫の闘病・看病をするのってとても大変なんですよね。

管理人も愛猫のわたげが「膀胱結石・膀胱炎・腎不全」という3つの病気にかかり、大変な闘病生活を送りました
今回はその時の「病気の発覚~完治」までの経緯や、闘病生活を体験して学んだ3つの大切なことなどを紹介していきます

現在猫を飼おうか迷っている方などにも是非読んでもらいたいです。
もちろん猫を飼うのは幸せに満ちたことではありますが、きれいごと抜きで大変なことも時にはあります。

また、現在元気な猫ちゃんを飼っている方は、近い将来、管理人のような事態に陥る可能性があることを踏まえて、後ほど紹介する3つのことを大切にして頂きたいです。

前置きが長くなりましたが、見ていきましょう。

 

スポンサーリンク



【簡単な流れ】わたげの闘病記録

まずは、わたげの闘病記の流れを簡単にまとめてみました。
目を通しておくことで、どんなことをしたのかや、どんな経緯で治療が進んでいったのかが分かりやすくなると思います。

日付 略歴 診療費
10月19日 尿道閉塞のため、
カテーテル挿入

(以下、「導尿」表記)
37,746円
10月20日 導尿 40,408円
10月21日    
10月22日夕方 セカンドオピニオン利用
(以後、そのまま動物病院切り替え)
導尿
32,808円
10月22日夜 再度導尿
カテーテル留置
2日間入院
10,000円
10月23日 わたげ入院日  
10月24日 わたげ退院 32,378円
10月25日 自宅でわたげの
カテーテル取れてしまう
6,710円
10月26日 導尿、カテーテル留置 12,420円
10月27日   6,470円
10月28日   4,320円
10月29日午前 超音波検査によって、
膀胱内に結石が見当たらないため、
一旦カテーテル解除
2,700円
10月29日午後 再度石が詰まり、超音波カテーテルによって、破砕を試みるも、失敗。
そのまま導尿+カテーテル留置
30,482円
10月30日    
10月31日   3,780円
11月1日 手術前検査、カテーテル解除 30,100円
11月2日 【手術】、1日入院  
11月3日 わたげ退院 148,237円
11月10日 抜糸、今後の相談 13,292円
診療費合計 411,851円

表にしてみると、とても淡々としていますが、実際のところはとにかく毎日大変でした。
具体的にどんな感じだったか紹介していきます。

 

わたげの闘病記録【尿道結石・膀胱炎・腎不全】

当時の治療記録と、その時の感情を思い出せる限り分かりやすく書いています。

もし現在、飼っている愛猫が膀胱炎・尿道結石(膀胱結石)などで苦しんでいる方は、「こんな感じで治療した人もいるのか。」といった気持ちで読んでいただけると幸いです

なるべく簡潔に書いていくつもりですが、それでもかなり長いのでご注意を。
事の始まりは2018年10月19日のことでした。

10月19日(20日):突然詰まったわたげのおしっこ

異変が起きたのは、19日の24:00頃でした。
気付くとわたげは、トイレに入っては出てを繰り返していました。
しかし、トイレを見ても、おしっこが出た形跡はありません
更にベッドの上や机の上など、所かまわず排尿ポーズをとりますが、それでも出ないという状況になっていました

▲その時のわたげの様子。トイレに入っては出てを繰り返します。
緊急で撮ったため、部屋汚いです。

既にお気付きの方も多いでしょうが、管理人もこれはヤバいとすぐに確信しました。
「尿路結石」を想起させる行動とそっくり同じだったからです。

猫の尿路結石の症状と原因は?予防・治療方法についても紹介!

2016.12.04

すぐに病院に行かないとマズイと判断した管理人は、救急病院に連絡し、タクシーで向かいました。
病院についてすぐに導尿を行うと(ペニスにカテーテルを通すこと)、我慢していたおしっこが勢いよく出てきたそうです。

詰まっていた原因は、しっかりした検査をしないと詳しくは分からないが、獣医さんがカテーテルを通した時の感覚から「砂の結晶のようなものが詰まっており、それはサラサラと散っていっただろう」とのこと。

つまり尿道結石ですね。
事実、わたげの尿酸値はアルカリ性に傾いていました。

酸性-中性-アルカリ性

猫のおしっこは基本的に中性になっていますが、これがアルカリ性や酸性に傾くと、尿中に石ができてしまいます
わたげの場合、アルカリ性の尿酸値になっていたことから、「アルカリ性原因の結晶ができ、それが詰まってしまったのではないか?」ということでした。

ただ、ひとまずおしっこは出るようになり、詳しい検査は翌日かかりつけの病院で行うこととなり、その日は帰りました。
この時は闘病生活がスタートしたばかりだということを知る由もありませんでした。

 

10月20日:再度詰まるおしっこ

翌日、朝起きると、再度わたげのおしっこは詰まりました
昨日で緊急の状態は終わったと考えていた管理人は、大きなショックを受けます。

ですが、「ショックで何もできない」とうずくまっているわけにもいきません。
猫は1~2日の間おしっこが出ないと、「尿毒症」という症状に陥り、死んでしまいます
すぐに準備を整え、今度はかかりつけの獣医さんに元へ向かいます。

【慢性腎不全の猫は危険?】猫の尿毒症の症状や原因、治療方法とは

2017.02.15

病院では、再度導尿を行い、諸々の検査を終えます。
その検査結果は、控えめに言っても衝撃的なものでした。
わたげは、「膀胱結石(尿道結石)」「膀胱炎」「腎不全」の3つの病気を併発していたのでした

まずレントゲン図には、膀胱に結石があることが確認できました。
また、膀胱も炎症を起こしていることが分かります。
更に、血液検査の数値を見ると、腎臓が悪くなっていることを示すデータがハッキリと記されていました。
一つの病気でも大変なのに、その3つが同時に襲ってきたのです

ちなみに獣医さん曰く、導尿を行った感覚は「石ではなく、ドロッとしたものが詰まっていた」とのことでした。
つまり今回おしっこが詰まった原因は、石ではなく、膀胱炎が原因だったようです。
膀胱炎によって生まれたばい菌(ドロドロ)や、膀胱炎による尿道の腫れによって、おしっこが詰まってしまっていたのです。

この時点で治療方針は以下の通りとなりました。

  • 膀胱炎:膀胱炎に効く薬を飲む
  • 膀胱結石:わたげの尿酸値がアルカリ性であることから、石の正体はストルバイトの可能性が高い。ストルバイトは尿酸値が中性~酸性に偏れば溶けていくため、酸性のご飯を食べることに
  • 腎不全:いったん後回し

また、今後も尿が詰まってしまうようであれば、手術を考えることも伝えられました

わたげの場合は膀胱炎と膀胱結石と言う2つの病気が、おしっこ詰まりの原因になっていたため、再度詰まる可能性は高いと考えられていました。
おしっこが詰まる度にカテーテルを通しても良いのですが、あまり導尿を繰り返しすぎると、尿道が腫れてしまい、元々腫れて細くなっている尿道が更に細くなってしまうこともあるようです。

手術をする場合は、以下の2つのどちらかになります。

  • 膀胱切開:お腹を少し切り、そこから石を取り除く手術
    負担が軽いのが魅力。ただ、再度結石ができてしまったりすると、再び詰まる可能性などもあり。
    費用は20~30万円ほどと言うことを告げられます。
  • 会陰尿道造瘻術(えいんにょうどうぞうろうじゅつ):太めの尿道を新たに形成する手術
    新しく太い尿道を作ることで、石が詰まらずそのまま排尿できるようになります。
    ただ、膀胱切開などと比べると、手術リスクが高いのが難点です。
    費用は50万円以上だということを告げられます。

治療方針が決定したため、その日は帰りました。

帰ってから数時間経つと、わたげは2日ぶりに自力排尿を行いました。
この時ほど、わたげのおしっこを見て嬉しく思ったことはありません

なんだかわたげが二度と自分の力でおしっこをできないような感覚になっていたため、とにかく嬉しくてしょうがなかったのです。
もちろんこの状態が続けば、手術も回避することができます。

あまりの嬉しさに、管理人は泣きましたし、わざわざ写真を撮ったほどです(笑)

▲3日ぶりの自力排尿

ただ、無情にも、まだまだ試練は続きました。

 

10月21日:

21日もおしっこは出ました。
このときは、この調子で治ることをひたすら祈ります。

 

10月22日夕方:三度詰まるオシッコ、絶望からセカンドオピニオンへ

22日になると、再度状況が変わります。
またもやオシッコが詰まってしまったのです

すぐにかかりつけの獣医さんへ連絡すると、導尿をすることは出来るが、わたげの尿道が更に腫れあがることが懸念点として伝えられます。
ですが、当然放っておくことはできないため、導尿はするが、ひとまず自力でおしっこを出せるようになることを期待して、「夕方まで様子を見るように」とのこと。

またその際、今後の身の振り方(「詰まる度、導尿を行うのか」、「手術に踏み切るか」)についても、よく家族で相談するようにと、言われます
手術をする場合は、今週中の予約がいっぱいなため、来週以降になってしまうようです。

正に絶望的な状況です。
どちらを選んでも困難な道には変わりません。

この状況の中、家族の提案で、セカンドオピニオンを行うことに決めました
これまで通っていた動物病院は町医者でしたが、セカンドオピニオンに選んだ病院は獣医師の数も多い、大きな動物病院です。

セカンドオピニオンの病院で担当してくれることになった獣医さんは、導尿と検査をまず行うことを話します。
手術をするにしても、今すぐということは無理なので、どちらにせよ導尿は必要だからです。

また、これまでの治療の流れや、検査の結果を基に組み立てられた治療方針が以下になりました。

  前の獣医 セカンドオピニオンの獣医
膀胱炎 培養検査せず、
膀胱炎に効く薬を飲む
膀胱炎は種類によって効く薬が違う。
まずは効く薬を選定するため、
※培養検査を行う
膀胱結石 尿酸値がアルカリ性になっているため、
ストルバイト結石の可能性が高い。

この結石は中性か酸性で溶けるため、
尿酸値を酸性にするご飯を食べさせる
尿酸値が酸性になると、
違う種類の石ができるため、
中性になるご飯を食べさせる
腎不全 特に指示なし ドライフードから
ウエットフードへ
変更することを推奨。

なるべく水をこまめに
飲ませるよう注意を受ける。

※培養検査:詳しいことは分かっていませんが、わたげの尿を基に膀胱炎を起こしている原因になっているばい菌を培養(育成)します。
育ったばい菌に対して、いくつかの薬を別々に投与し、何が効くのか、その反応を見ます。

表には記載していませんが、獣医さんの説明が簡潔で分かりやすくなったことで、「これからどんな治療をしていくのか?」「どのような治療方針なのか?」「なぜそういった治療を行うのか?」が明確になりました
また、話す態度もよりフラットで、「しっかりと治療さえすれば治るもの」といった言葉も頂くことができました。

この時の管理人は度重なる尿道閉塞で、完治までの道筋などとてもじゃないですが、想像できない状態だったので、獣医さんからこういった励ましの言葉を頂けて、非常に勇気づけられたのを覚えています。

個々の病気への対応としては、上記のように変更しました。
また、カテーテルに関しては、何度も詰まってしまうようであれば、カテーテル留置(カテーテルをペニスに通したままにしておく)を勧められます。

ただ、ひとまずは留置なしで、治療方針が明確化してきました。

 

10月22日夜:またまた詰まるわたげのおしっこ→入院へ

その後家に帰ってから、少し経つと、無情にもわたげはまたおしっこが詰まってしまいます
正直「もうほんとに勘弁してくれ。」といった気分でした
すぐにセカンドオピニオンの病院へ連絡を入れると、既に対応時間外でしたが、今からでも対応してくれるとのこと。

話した結果、ひとまずカテーテルを留置(カテーテルをペニスに通したまま)し、点滴などを打つため2日間入院することとなります
導尿時に詰まっていたのは、膀胱炎によるばい菌(ドロドロ)だったようです。
担当の獣医さんも思ってた以上に、難しいケースだと再認識したようでした。

そこで今後の治療方針が変わり、まずはカテーテルを留置した状態で、膀胱炎治療を行うことになりました。(カテーテル留置時はオムツを履いています)
その間も食事療法によって、膀胱内の石は引続き溶かしていきます。
そして膀胱炎が治り、尿道の腫れが引いてきたらカテーテルを抜いて、石が出てくるのを期待します。
このようにして、うまくいけば、手術が回避できます。

ただ、カテーテルを外した段階で、やはり石が詰まってしまうようであれば、手術もやむなしとなりました。

かなりゴチャゴチャしているため、まとめると、この時点での治療方針は以下になります。

  1. カテーテル留置の状態で、膀胱洗浄や内科療法を行いながら、膀胱炎が治るのを待つ
  2. 膀胱炎が治った、もしくは良くなってきたと思われるタイミングでカテーテルを抜く(恐らく1~2週間後ほど)
  3. カテーテルを抜いた後、正常におしっこを出し、かつ石も流れていくのであればそれで良し
  4. カテーテルを抜いた後、再度石が詰まったり、おしっこがでないということを繰り返してしまうのであれば、手術を行う
  5. 膀胱炎・膀胱結石が治った後は、腎不全に気をつけながら生活を送る

 

10月23日:わたげ入院日

わたげはこの日点滴を打ったり、カテーテルを通して膀胱の洗浄(膀胱内に生理食塩水を入れて、水洗いするような感じ)を行うため、入院していました。
水は飲むものの、ごはんは口にしなかったようです。

 

10月24日:セカンドオピニオンしていなかったら。。。

この日の午後にわたげは退院しました。
退院時には、わたげの膀胱炎の培養検査が終わっており、効く薬が判明しました。
わたげの膀胱炎は「難治性膀胱炎(効く薬が1種類しかない)」ということが判明し、唯一効く薬を飲んで治療を行うことになります

ちなみに前の病院で渡されていた薬は、わたげの膀胱炎には効き目のないものでした
「元々の病院に通い続けていたとしても、膀胱炎が治ることはなかったのではないか?」と疑念が頭をよぎりますが、ひとまず効く薬が分かったことに安堵します。
同時に「セカンドオピニオンをして本当に良かった。」と改めて感じます

また、手術費用についても確認すると、
膀胱切開が10~15万円程度、会陰尿道ぞうろう術が15~20万円程度と言うことを告げられます。
前の病院で告げられた手術費用は、膀胱切開が20~30万円程度、会陰尿道ぞうろう術が50万円以上です。
実に2~3倍ほどの違いに、耳を疑います

ペット医療は自由診療のため、手術費用なども全てその病院によって違うのです。
知ってはいましたが、その余りの違いの大きさに唖然とします。
繰り返しになりますが、再度セカンドオピニオンの大切さを感じました

退院して、わたげを家に連れ帰ってきますが、ほとんどご飯を食べず、水も飲みません。
とにかく寝ます。
本当に衰弱しているため、他のことをする余裕がないように見えます。
わたげがひどく弱っているように感じられ、管理人も不安で眠れない時間を過ごします。

 

10月25日:大変すぎるオムツ替え、2日ぶりに食べるご飯

朝になり、電話でわたげの状態を病院に伝えると、まずはおしっこが出ているか確認するように指示を受けます。
わたげはカテーテル留置をしており、留置したカテーテルからは、ばい菌が入ってしまわないように、オムツを履いています。

オムツを外すと、ウンチをしており、綺麗に拭き取ろうとします
ただ、お尻を拭かれることに対して敵意をむき出しにするわたげが暴れ、その際カテーテルが取れてしまいます
もうね、ほんとに、大変で大変でめげます。

病院に連れていきます。
またすぐにカテーテル留置を行うのはわたげにも大きなストレスになるため、ひとまず1日はカテーテルなしの状態にしておきます。
朝までカテーテルが通してあったため、わたげの膀胱内には現在ほとんど尿が溜まっていないからです。
基本的に、おしっこは詰まってしまっても、1日以内に来れば特に問題はないようです。

家に帰ると、わたげは水を飲みます。
そして長く寝た後、夜9時ごろ、久しぶりにご飯を食べます
実に2日ぶりのことです。

「このまま死んでしまうのではないか」と頭をよぎっていた管理人にとって、わたげがご飯を食べてくれたというのは、本当に一安心させてくれる出来事でした
どれだけ治療をしても、猫がご飯を食べず、水を飲まなければ、猫は死んでしまいます。
そんな状況の中、ごはんを口にしてくれたのは本当にうれしく、管理人の目からは自然と涙があふれてきました。

今思うと、24日~25日の朝当たりが最も辛い日々だったように思えます
正に絶望の中、といった感覚で、管理人の精神もかなりやられていたのを覚えています。

 

10月26日:導尿、カテーテル留置

▲オムツを替えるのは、毎回とても大変でした。

朝、病院に行くと、カテーテルを留置しました(ペニスにカテーテルを通した状態にする)
これ以降は毎日、膀胱洗浄(カテーテルを通して膀胱の水洗いを行うこと)と炎症止めの点滴を行うために来院するように伝えられます

また、超音波検査でわたげの膀胱内の様子を見ると、貰った抗生物質が効いているのか、膀胱内も多少きれいになっていました
明るき兆しができてきた中、帰路につきます。

家に帰ると、わたげはごはんを軽く食べて、お水も飲みます。
おむつ替えは相変わらず壮絶ですが、なんとかうまくやり切ります。
ただ、オムツを見ると、カテーテルから出ているはずのオシッコ跡がほとんどないため、不審に思います

 

10月27日:カテーテルを通しても詰まるオシッコ

朝、病院につくと、診察と定例の膀胱洗浄、炎症止め点滴などをしてもらいます。
そしてやはりと言うべきか、カテーテルは詰まっていました
その原因は尿のドロドロでした

幸いなことにカテーテルの出口すぐ近くで詰まっていた原因のドロドロがあったため、カテーテル内に針を入れて、うまくかきだすことができました
開通すると、すぐにおしっこがあふれ出てきます。
まさか、カテーテルを通した状況でも、おしっこが詰まるとは思っていなかったため、すぐに気付いたのはラッキーでした。

 

10月28日:大分良くなってきた膀胱炎

この日も日課の、診察、膀胱洗浄、炎症止め点滴などをしてもらいます。
超音波検査によって膀胱の様子を見ると、膀胱内にある石は相変わらずですが、膀胱自体は大分よくなってきており、膀胱炎による尿道の腫れも引いてきていることが考えられます
2日後にカテーテルを解除して、石が出てくるか試してみることになりました

 

10月29日朝:見つからない結石→カテーテル解除へ

朝は日課の、診察、定例の膀胱洗浄、炎症止め点滴などをしてもらいます。

いつも通り膀胱洗浄を行っていると、カテーテルの中からは血が固まったようなドロっとしたものが出てきました
超音波検査で膀胱内を見たところ、いつもは画面に映る結石が見当たらないため、予定を早めてこの日にカテーテルを抜くことにします

結石が画面に映らない理由は2つ考えられました。

  • 結石が尿道に隠れている
  • この日取ったカテーテル内にあった血の塊こそが、今まで見ていた結石の正体かもしれない

もし2つ目の理由であれば、結石の問題はすでに解決したことになります。

その後は、結石が出ていなかったり、おしっこが再度詰まってしまった場合、その日の夕方にまた病院に来る。
詰まらず、おしっこが普通に出てきたら、連絡だけして、いったん様子見をすることになりました。

 

10月29日夕方:残念ながら詰まってしまうおしっこ→超音波カテーテルの試行

管理人の願いもむなしく、結石は尿道に隠れていただけであったため、夕方に再来院します
レントゲンを撮ると、尿道に石が詰まっているのが確認できました。

ここで一つ提案を受けます。

わたげの現在の状況は全て結石が原因(膀胱炎自体は治療進んでいるが、結石は一向に大きさが変わらない)となっています。
そこで、現在尿道で詰まっている結石を砕くため、2つのアイデアを受けます。

  1. 超音波カテーテルを挿入して石を砕く
  2. カテーテルを通して、その中にレーザーワイヤーを通して砕く

細かい説明をすると、ややこしくなるのですが、リスクのほぼない①を試すことになりました。

結果は残念ながら失敗
超音波カテーテルを使っている最中に、結石が膀胱の奥の方へ転がってしまい、結石を砕くことは叶いませんでした。
そのため、再度カテーテル留置を行い、手術の日が病院側のスケジュールなどから11月2日に決まり、帰路につきます

元々管理人はなるべく手術をしたくないという考えだったのですが、いざ手術日が決まると「それまでの辛抱だから、後少し頑張ろう」と思えたのを覚えています

 

10月30日~31日:異常なし

朝は日課の、診察、定例の膀胱洗浄、炎症止め点滴などをしてもらいます。
それ以外は、特に進展や異常はありませんでした。

 

11月1日:手術前検査、手術リスクについての説明

朝は日課の、診察、定例の膀胱洗浄、炎症止め点滴などをしてもらいます。

そのまま、わたげの受ける手術に関しての説明を受けます。
元々、手術の選択肢は「膀胱切開」と「会陰尿道ぞうろう術」の2つありましたが、相談の結果、今回の手術は、管形成の手術ではなく、膀胱切開をすることになりました
理由としては、わたげはこれまでのところ、今ある石以外はできておらず、今後も食事療法をしっかりすることで、できる可能性が低いと考えられるからです

その後、手術に関しての術後リスクの説明や血液検査などを行い、その日は帰ります。
また、手術同意書を書いてくるように言われます。
手術同意書の注意書きには、「手術によって猫が亡くなる可能性がある」ということが書いてあったのが強く記憶に残っています。
怖いですが、ここまで来た以上はわたげの生命力と、担当の獣医さんを信じるしかありません。

 

11月2日:手術、その結果

朝、手術に備えて、点滴を打つことになります。
そして、そのまま預かってもらうと、手術の運びになります。

結果、無事手術は終わり、わたげの術後経過も良好でした。
そのまま入院しているわたげに会うと、多少疲れたような表情こそ見えるものの、ほっとしたような顔つきにも感じられます。

ただ、その日は術後の点滴を打つため、1日入院です。
取り出した石は本当に小さく、こんな小さな石にずっと悩まされてきたのかと思うと、不思議な気持ちになります
ようやく、この大変だった日々の終わりが近づいているのを理解し、どっと安心しきってしまったのを強く覚えています。

取り出した石の性質は外部の研究機関にて、調べることになりました。

 

11月3日:わたげ退院、快方へ

そして、わたげは退院しました。
入院中もしっかりとおしっこはしていたようです。

膀胱炎はかなり良くなっていましたが、完治させるため、抗生物質や炎症止めの薬などはもう1週間続けることになりました。
また、今回の手術で切った箇所の抜糸も一週間後となりました。

わたげは家に返ってくると、疲れたのかかなり長い時間眠ったものの、起きてからはご飯を食べ、水も飲み、自分の力でおしっこもできました

 

11月10日:抜糸、今後の相談

▲回復したわたげ、すごく伸びてます。

そして1週間後の10日。
この日まで特にトラブルもなく、無事抜糸を行いました

また、外部の検査機関に出していたわたげの石は、「シュウ酸カルシウム」という酸性原因のものでした
恐らく、長いこと苦しみの原因であった石は、前の動物病院で出された酸性のご飯が原因だったのかもしれないのです。
はじめからセカンドオピニオンの病院に来ていれば、これほど大変な思いをすることもなかったのかもしれませんが、どうなったのかは今となっては一切分かりません

ただ、元々の病院が悪かったとも、全く思いません
全ての人がわたげのために、最善だと思うことを取ってくれた結果、結果的に治ることができたからです。
感謝こそすれ、怒ったりなどはありえません。

そして、ようやく闘病生活も終わりを告げます。
2週間ちょっとの濃い時間を過ごし、管理人は健康な日常の有難みを知ることとなりました

ちなみにわたげは現在でも、ステージ②の腎不全を患っています。
ただ、腎不全は治るものではなく、なるべく悪くしないように、こまめに水を飲ませることが大切になってきます。

出来ることであれば、もうわたげが二度と大変な思いをすることがなく、彼の人生を楽しんで生きてもらいたいものです。

 

お金はどれだけかかったの?治療に際しての領収書全公開!

今回の闘病生活でかかった治療費は、総額で41万円でした
以下が診察でもらった全ての領収書です。

41万円というのは、人によって見方が違う金額だと思います。
ただ、「出せるけどキツい」という意見の方が大半ではないでしょうか?

中には「40万円はとてもじゃないが、出せない。」という方もいると思うので、是非皆さんペット保険に入っておくことをおすすめします
ペット保険は病気になってからでは入れませんし、入ってすぐの病気には一切保険金は出ないので、今の内に入っておくことが大切です。

【診療費40万円】愛猫が膀胱結石になり、ペット保険の重要性を痛感した話

2018.11.13

【猫のペット保険比較ランキング!】猫保険のおすすめはこれだ!

2018.08.28

 

わたげの闘病体験を通して大切だと思った3つのこと

今回の一件を通して、管理人は大切だと感じたことが3つあります。

  • 定期的な健康診断は重要
  • セカンドオピニオンは大切
  • ペット保険は必須

順番に解説していきます。

定期的な健康診断は重要

まず一つ目、定期的な健康診断はとっても大切です。
これは人間でも動物でも言われていることですよね。

なぜこれだけよく言われているかと言うと、理由は簡単です。
「多くの病気は定期的な健康診断によって防げる、もしくは、早期発見することができるから」です。

ただ、それは、しっかりと血液検査や尿検査などを行った場合に限ります。
人間の場合、1年に1回の健康診断ですが、猫の場合は、1年に2回ほど健康診断はした方が良いでしょう。

今回のわたげの例に関しても、しっかりと健康診断さえしていれば、日常には問題がないが、数値上は異常がある段階で気付くことができたはずです。(いわゆる病気の早期発見)

進行している病気を治すのは難しいですし、何より根気とお金が必要になります。
一方、早期発見さえできれば、それほど大変なことはありませんし、なにより治療にかかる費用なども少なく済むのです

 

セカンドオピニオンは大切

セカンドオピニオンとは直訳すると、「第二の意見」ということで、いわゆる普段通っている病院とは違うところの先生の意見を聞くことですね。
病気の治し方へのアプローチや考え方は、先生によって異なる場合があります
具体的には、ある先生が「この病気は治せない」と言っても、違う先生は「これは薬を飲めば治りますよ」と言うことがあるということです。

ではなぜセカンドオピニオンが大切だと感じたかと言うと、いくつか理由があります。
今回のわたげの件では、管理人は途中セカンドオピニオンを利用しましたが、元々の動物病院とセカンドオピニオンの動物病院の違いを見てみましょう。

  前の動物病院 セカンドオピニオンの動物病院
①担当の獣医さんの
説明の仕方
説明が長く要点を得ない 簡潔で分かりやすい説明
②膀胱結石に対しての
アプローチ
酸性のご飯への切り替えを推奨 中性のご飯への切り替えを推奨
③膀胱炎への
アプローチ
膀胱炎の薬を飲ませる 膀胱炎の薬を決定する前に、
培養検査によって、
わたげの膀胱炎に効く薬を調べる
④日々の診療費 レントゲンなどを使いながら、
導尿をすることで約3万円
超音波検査を使いながら、
導尿をすることで約1万円
⑤手術費用 膀胱切開が20~30万円
会陰尿道ぞうろう術が50万円以上
膀胱切開が10~15万円
会陰尿道ぞうろう術が15~20万円

簡単に説明をすると、以下のような感じになります。

  1. 説明が簡潔になったことで、病気への理解や今後何をするのか、どういった治療方針なのかが分かります。
  2. 元々の動物病院でもらった酸性のご飯によって、わたげのシュウ酸カルシウムの石が形成されてしまった可能性があります。
  3. 元々の病院でもらった薬はわたげの膀胱炎には効き目がないものでした。培養検査をしていなければ、今も膀胱炎が治っていたかは分かりません。
  4. 日々の診療費は明らかに安くなりました。
  5. 手術費用も2~3倍ほどの値段の開きがありました。

このように、パッと挙げただけでも、五つの大きな変化がありました。
日々の診療費や設備などに関しては、元々通っていた病院が町医者で、セカンドオピニオンの病院が大きめのところだったのはある程度影響していることは否めません。

また、今回の件に関しては、真面目な話、セカンドオピニオンをしていなければ、診療費は100万円を超えていたかもしれないと考えています
何故なら、日々の診療費が明らかに高かったのと、膀胱炎の培養検査をやらなかったこと(効き目のない薬を続けることになっていた)、手術費用も恐ろしいほど違ったからです
今回は40万円の出費で済みましたが、100万円の出費にならなくてラッキーだったのかもしれません。

もし現在、闘病中の猫ちゃんを飼っていて、経過が良好でなかったり、治る見込みがあまり見えないのであれば、一度セカンドオピニオンに行かれることを強くおすすめします

駄目で元々です。
もしセカンドオピニオンをして、良い獣医さんに巡り合えれば、ラッキー位の気持ちで当たってみましょう。

 

ペット保険は猫飼いに必須!

今回の一件を通して、ペット保険は動物の飼い主は必須加入にすべきと感じました

わたげの一件は総額で41万円の診療費となりましたが、ペット保険に入っていれば、13万円程度で済んでいました。
ペット保険が高いかと言うと、全くそんなことはなく、毎月2,000円ほどです。

「50万円近くの出費」と、「毎月2,000円の保険」どちらを選びたいですか?
猫は遅かれ早かれ病気になるものなので、私は断然後者を選択したいです。

また、ペット保険は金銭面のメリットだけと思われる方も多いでしょう。
ただ、それは間違いです。
最終的にいくら出費がかかるか分からない中での闘病生活は、金銭面のサポートがあること自体が、大きな心の支え(精神面のカバー)につながるのです

残念なことにわたげは「腎不全」になってしまったため、今後ペット保険には一切加入できません。
もしあなたが今若い愛猫(もしくは健康な猫)を飼っているのなら、今の内にペット保険に入っておくことを強くおすすめします。

病気に気付いてからでは、もう入れません。
必要な時にカバーを受けたいなら、今すぐ加入するしかないのです

ペット保険については、思うことがかなりたくさんあったので、また別ページにまとめています。
闘病体験を通して痛烈に感じた、ペット保険に入ることのメリットを知りたい方はこちらをどうぞ。

【診療費40万円】愛猫が膀胱結石になり、ペット保険の重要性を痛感した話

2018.11.13

 

まとめ

病気の猫を看病するのは、かなり大変です。
それは飼い主の精神面を摩耗させ、金銭的な負担がかかり、更にたくさんの時間も必要になります

今回の件を通して、現在元気な猫ちゃんを飼っている方の、将来に備える一歩を後押しできたならこれほど嬉しいことはありません。
現在闘病中の方は、本当に辛いし、大変ですよね。
気が気でないのは、誰よりもよく分かります。。

助けになるかは分かりませんが、私はわたげが闘病中、1日3回はこのページを見ていました。

辛いときこそ思い出すべき7つのこと

もし今辛くてしょうがないのであれば、一読してみてください。
特に精神的に助けを受けていた部分を、引用しておきます。

1.悪い時もいずれ必ず終わる

 全ての物事には終わりがある。良いことも悪いことも永遠には続かない。自分を取り巻く悪い状態は永遠に続くように思えるかもしれないが、それは主観的な歪んだ物の見方だ。 我々はネガティブな出来事に関してはやたら増幅して考える癖がある。実際に起きてるよりずっとひどく見えるし、長く続いているように見える。

 だが、最悪のシチュエーションはいつか終わる。もちろん、それに終止符を打つために何か行動を起こさねばいけない場合もあるし、急がなければいけないこともあるだろう。だが、放っておいてもその最悪のシチュエーションは勝手になくなることも多い。だからただ、忍耐力を持ってそれを待てばいい。いずれにしても、すべての事象は変わっていくのだ。

この節を何回も何回も読み、「いつかこの大変な時間も終わる」と励みにしてきました。
もし誰かの相談が必要で、話す相手がいないのであれば、コメント欄にお書きください。
可能な限り、相談にのらせて頂きます。

スポンサーリンク


いつかペット保険に入ろうと考えているあなたへ

 

その「いつか」は永遠に来ません。
ペット保険は今入るか、一生入れないかのどちらかです。

断言しても良いですが、気付いた時には愛猫は病気になり、ペット保険の審査には落ち、猫の高額な治療費に悩まされることになります。

何を隠そう、管理人が正にそうだからです。
もし管理人のように猫の治療費に40万円を支払いたくないなら、8分だけ時間を取ってこの記事をお読みください。



猫の保険、入らなくて大丈夫ですか?

 

猫の治療費は1回30万円を超えることもざらにあります。
病気や怪我になってからでは、ペット保険は加入できません
愛猫が健康な今の内に、おすすめの保険を見てみませんか?
当サイトでは徹底比較で分かった、安価で良質な保険を紹介しています!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。