【SNSの人気者】ベトナムの魚売りをする猫と、ベトナムの猫事情について

行ったことがある人はご存知かと思いますが、ベトナムは露店や食品市場が数多く存在します。
どれもが色鮮やかで地域の色を感じられるものとなっていますが、実はその中に、ひときわ目立つ猫商人がいます。
今回はそんなベトナムの猫商人について紹介していきます。

 

ベトナムで魚売りをする猫

ドッグは3~4歳の猫で、飼い主はLe Quoc Phongという地元の方です。
ドッグはSNS上で、広くその名を知られています。
彼はベトナムでだけ有名なのではなく、タイや中国でも人気者です。

ドッグが有名なのは、彼のスタイルによるところが大きいです。
魚売りの格好をしており、利口に商品を売っている姿は、スタイリッシュそのものです。
一方で、魚売りだけでなく、ロックスターや肉売りなど様々な姿に変身します。

飼い主のLe Quoc Phongさんはドッグについて以下のように語っています。
「ドッグはアイスクリーム、旅行、睡眠が大好きなんだ。彼には国内にたくさんのガールフレンドと子供がいるよ。」

「ドッグは写真を撮られるのが大好きだよ。彼は衣装を着るのにもとても協力的だしね。」

Le Quoc Phongさんは、ドッグという名前の由来を、彼が犬のように口を開けて呼吸をするところから付けました。

中にはドッグに服を着せていることに対して不快に考える人もいるでしょうが、その指摘は的外れなものかもしれません。

「ドッグは衣装を着た状態でも、居心地が良さそうにしてるし、普通に歩くことができるよ。」
と、Le Quoc Phongさんは言います。

それでは彼が普段、どのように過ごしているかを見ていきましょう。

▲基本的には、魚売りに営んでいます。
彼がいると、売り上げは大幅に伸びるようです(笑)
出典:Facebook

▲ドッグは市場の人気者です。お客さんだけでなく、他の市場仲間からも大人気!
出典:Facebook

▲時には肉など、魚以外の商売にも勤しみます。ちなみに、ドッグくんはスコティッシュフォールドらしいです。
出典:Facebook

▲それでもやっぱり一番好きなのは魚?
出典:Facebook

▲飼い主のLe Quoc Phongさんとは大の仲良し!
出典:Facebook

▲プライベートではくつろぐ姿が可愛いです(^O^)
出典:Facebook

▲日本の人気漫画ワンピースのキャラクター帽子をかぶる姿も?
出典:Facebook

海外ユーザーの反応
  • ベトナム旅行に行くけど、彼を探してみるかな。
  • あー私は魚を買う場所を間違えたよ。
  • ベトナムという熱い国で、厚い毛皮の上に衣装を着て、彼が暑すぎると感じないことを祈ってるよ。
  • 彼は本当に可愛いね。
  • なんだか服を着せる文化はどうなのかね。
    ⇒公平を期すために言っておくと、嫌だったら猫は嫌がるよ。
  • 今、彼に会う準備をしているよ。

ちなみにドッグはFacebookやInstagramも持っているため、もっと見たいという方はチェックしてみてください!

 

まとめ:私の思うこと(+ベトナムの猫事情)

ドッグとっても可愛いですよね!
(当然ですが)猫はこういった服を着ることを嫌がる仔が多いので、ドッグのようにすんなり着させてくれる仔はかなり珍しいです。
衣装の種類も幅広いですし、SNSで人気が出るのも納得と言った感じです

一方で少し気になったことがあって、それはベトナムの猫事情についてです。
見た限りでは、ドッグは基本放し飼いのようですし、飼い主のインタビューでも、”彼には国内に彼女や子供がたくさんいる”といった発言も見受けられました。

つまり、放し飼いが基本の文化となっていて、かつ去勢・避妊はしないのかなと。
調べてみたところ、どうやらベトナムでは、犬や猫をペットとして飼うといった文化はここ20年ほどで定着し始めた考えみたいです。
私たち日本人目線で見ると、不思議に感じるかもしれませんが、一部では食犬・食猫の文化も残っているんだとか。

なぜ食犬・食猫の文化があったかというと、ベトナム戦争中などで、食べるものが本当に少なかった時代があったようです。
そういった時には、とにかく何でも食べるという習慣があり、それが今日までご年配の方々を中心に残っているんだとか。

食犬・食猫といった文化に関して、悲しい・寂しいと思う気持ちはもちろんありますが、他国の文化について、無暗に批判するのはお門違いだと考えています。
日本人の捕鯨文化が欧州から批判されることと、近い問題とも言えますからね。

ただ、個人的に嬉しいことには、こういった食犬・食猫文化というのは、動物愛護意識の強い若い世代を中心に薄まってきているようです。
とは言っても、まだまだ根が深い問題とは言えそうですが。
日本を含めて、今後世界でより一層、動物愛護意識が高まってくると良いなと考える今日この頃です。

出典:boredpanda
出典(ベトナムの食犬・食猫事情について):産経新聞公益財団法人ひろしま産業振興機構AFPbb

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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