【猫のペット保険】複数加入のメリット・デメリットを分かりやすく解説

※この記事は2020年11月時点で確認した内容を基に掲載しています。

ペット保険は保険会社によって複数同時加入(重複契約)が可能ですが、保険の掛け持ちをするメリットは何なのでしょうか?

このページでは、複数加入ができる保険会社の紹介と、重複契約をするメリット・デメリットについて解説しています。

重複OKな会社・NGな会社

保険会社によって、重複契約ができる場合と、重複(掛け持ち)での加入ができないところもあります

まずは重複契約できる会社と、NGな会社をみてみましょう。

重複OKな会社:
  • アニコム損保(※1)
  • アイペット損保
  • アクサダイレクト
  • ペット&ファミリー(※2)
  • FPC
  • ペッツベスト(※3)
  • 日本ペット
  • 楽天
  • イーペット(※4)
  • プリズムコール
  • イオン

※1)同社(アニコム)のプランを重複契約は不可。他社ペット保険との重複契約のみ可能。
※2)ペット&ファミリーを含め2社まで重複契約可能。
※3)ペッツベストは(同社のプランを)同一被保険動物に対して重複契約はできません。
※4)重複契約の場合、申し込み時に断られる可能性あり。(以前は重複契約不可、現在は明記なし)
※詳細については、各社契約概要、及びHP等でご確認ください。

重複NGな会社:
  • au損保:他社のペット保険と追加(補償期間の重複)して、ご加入はできません。
  • PS保険:補償開始日時点(保険期間の初日)において、同一の被保険動物(ペット)を保険の対象とする他の保険(共済を含む)がある場合は、ご契約できません。
  • SBI:同一のペット(犬・猫)において他社のペット保険を継続される場合は、当社のペット保険にご加入いただけません。

掛け持ちでの加入(重複契約)について、特に制限がない保険会社が多いです。

告知義務

重複契約が問題なくても、「加入している保険会社」に告知する義務があります。

ここで言う告知義務とは、「他社のペット保険に加入した際に、必ずその旨を報告する義務のこと」です。

2つ目の保険に加入する際は、保険加入申し込みの際に、加入中の保険会社を報告する義務があります。

 

複数契約の保険金の支払い

当然ですが、2つの保険に同時に加入するということは、両方の保険料を支払う必要があります

では、保険金の支払いはどうなるのでしょうか?

結論から言うと、補償の額が「治療費の全額」を超えない範囲で、両社から保険金の支払いが行われます

具体例を挙げましょう。

50%補償と70%補償の保険に加入していた場合
診療にかかった費用10,000円に対して、50%補償分(5,000円)と70%補償分(7,000円)で合計12,000円保険金が返ってくるわけではありません

治療にかかった費用を限度として支払われるので、この場合は最大で10,000円となります。

このように、保険はあくまで診療にかかった費用に対しての手当になるので、支払った額以上の補償が出ることはありません

また中には、こんな誤解をされている方もいるようです。

間違っている例:50%補償の保険2つに加入している場合
病院で10,000円かかったとしたら、自己負担10,000円の半分である5,000円がまず保険金として返ってくる。

続いて残りの自己負担5,000円の内、そのまた半分である2,500円が保険金として返ってくる。
そのため合計で返ってくるのは、7,500円まで。

支払った以上の金額はでませんが、100%を上限として双方の契約プランから補償されます
※全てのペット保険会社に電話で確認済み

★保険金を請求するときの注意

重複契約の場合、契約している保険会社ごとに保険金の請求をする必要があります。

保険金を請求する際の用紙には、重複契約している保険内容を記載する項目があります。

請求の際は、重複契約している他社の保険内容」を忘れずに記載するようにしましょう。

また、どちらの保険会社からいくら支払われるかは、会社によって対応が異なるようです。

重複契約の保険金支払い例
ペッツベストの場合、保険金はペッツベストから優先的に支払われ、もう一方の保険会社にペッツベストから肩代わりした分が請求されるようです。(詳細

例えば、ペッツベスト80%補償プランと他社の50%補償プランを組み合わせた場合、治療費の80%がペッツベストから支払われ、もう一方の保険会社から残りの20%が支払われると考えられます。

2つの保険に加入する方法

複数の保険に加入する方法は、おおまかに以下の手順になります。

  1. 1つ目の保険に加入する
  2. 2つ目の保険に加入する(※加入の際、他社の保険に加入していることを告知する義務あり)
  3. 最初に加入した保険会社に対して、他の保険会社に加入したことを必ず報告する

つまり、2つ以上の保険会社に入る場合は、契約している保険会社全てに告知する義務があります。

これをしないと、告知義務違反になってしまい、支払われるはずの保険金が支払われなかったり、契約打切りにつながることもあるので、注意しましょう

複数加入のメリット

2つ以上の保険を掛け持ちするメリットはあるのでしょうか?

例として、2つのケースを考えてみましょう。

  • 50%+50%で、合計100%補償にする
  • 総合保険と手術特化保険を組み合わせる

それぞれのメリットとデメリットを解説します。

50%+50%で、合計100%補償にする

100%補償にするために、複数の保険に加入するメリットとデメリットはなんでしょうか。

デメリットは、「保険金の請求の手間が増える」「補償内容が重複してしまう」ことが考えられます。

メリットは、保険プランの組み合わせによって補償内容を充実させることができると言えます。

ただ、PS保険とプリズムコールの2社が100%補償プランを提供しているため、あえて50%補償プランを重複契約するメリットはないと考えます。

例えば、50%補償の保険2つに加入した場合と、PS保険の100%補償を比べても、

補償の内容に違いはあれど、月々の保険料や請求の手間と言う点では、PS保険100%の方が優れていると言えます。

治療による自己負担を0円にしたいのであれば、PS保険の100%補償プランをおすすめします。

【猫のペット保険】100%補償割合のペット保険を紹介

総合保険と手術特化保険を組み合わせる

「通院・入院・手術」全て補償される総合保険と(入院・)手術のみ補償される特化保険を組み合わせるメリットは何でしょうか。

それは、総合保険の弱みである手術補償の低さを手術特化保険で充実させることができます。

※手術1回あたりの補償上限額は、アニコムの総合保険「ふぁみりぃ70%」が14万円に対して、手術特化保険「ぷち」は50万円なっています。

例えば、FPCの「総合補償70%」と、日本ペットの「手術補償70%」を組み合わせた場合、生涯平均(※)の保険料は約3,660円になります。
※0歳〜15歳まで加入した場合にかかる保険料の平均

アニコムの総合補償70%プランの生涯平均の約4,370円と比べても割安な保険料になります。

また、利用機会が圧倒的に多い「通院診療」では、保険金の請求は総合保険だけなので、請求の手間が増えることもありません。

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まとめ

2つ以上のペット保険に同時契約できる会社と、重複契約の特徴について解説してきました。

改めて、保険の掛け持ちをするメリットとデメリットを確認しましょう。

重複契約のメリット・デメリット

  • 補償は充実するが、保険料は上がる
  • 加入している保険会社に告知する義務がある
  • 100%補償プランもあるため、無理な掛け持ちはNG
  • 総合保険と手術特化保険の組み合わせがおすすめ
  • 1つだけ保険に入るなら、総合保険がおすすめ
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