このページでは、入院・手術のみ対象の保険を調べ、更に猫にはどの保険が良いのかを考察しています。
ペット保険は通常「通院・入院・手術」という、3つの項目に対して保険料が支払われます。
ただ中には「入院・手術」のみしか保険料が支払われない特化型の保険もあります。
今回はそんな入院・手術特化保険の特徴と、おすすめ保険を発表していきます!
管理人は愛猫わたげの膀胱結石治療に、40万円の治療費を払いました。
わたげの闘病体験を通して、ペット保険の必要性について、一度見つめ直してみませんか?
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目次
入院・手術特化保険の簡単な特徴まとめ!
※特徴などは分かっていて、おすすめ保険から知りたいという方は「こちら」をクリック!
入院・手術のみ対応のおすすめ保険を発表する前に、まずは入院・手術のみ保険の簡単な特徴を紹介していきます。
- 保険料が安い
- 入院・手術補償が手厚い
- 通院でかかるお金は全額自己負担
保険料が安い
入院・手術特化の保険の一番のメリットは、何と言っても「保険料が安いこと」です!
その理由はもちろん、通院部分が補償にならないためです。
ひとつ具体例として、アイペット損保の通常プランと特化プランの保険料を比べてみましょう。
通常プラン (うちの子70%) |
入院・手術 特化プラン (ライト70%) |
|
毎月の保険料 (0歳~1歳の時) |
2,990円 | 710円 |
10歳までにかかる 保険料合計 |
509,160円 | 144,240円 |
※猫の保険料比較です。
このように通常プランと比べ、明らかに安くなることが分かります。
10歳までの保険料合計で見ると、約35万円ほど違いが生まれるのが分かります。
★各社の入院・手術のみプランの保険料比較
【入院・手術のみプラン】猫の保険料推移グラフ(auあり)

【入院・手術のみプラン】猫の保険料推移グラフ(auなし)

※保険料が途中非公開の会社は電話にて聞いた金額で計算
※プリズムコールは12歳以降は通院ありプランに強制変更となるため、12歳までの料金表示
各社の入院・手術のみプランを比較てしてみました。
au損保をグラフに入れると、それ以外がとても見にくくなってしまうため、auありのグラフとなしのグラフで分けています。
※auの入院・手術のみプランは異常な保険料であるため、おすすめではありません。
一番安いのは「あんしんペットSプラン」、次いで「日本ペットプラス(手術のみプラン)」といった流れになることが分かります。
ただ、12歳以降はあんしんペット以外は、どの保険も大差ない保険料になると言えるでしょう。
手術費特化
2つめの特徴は、「特化型だからこそ、手術部分が手厚くなる」ということです。
「通院・入院・手術」の3つが補償対象となる通常プランと比べ、特化型プランの多くは「入院・手術」の部分がより手厚くなっています。
例として、アニコム損保の通常プランと特化型プランを比べてみましょう。
※猫が0歳~1歳時の比較です。
通常プラン (ファミリー70%) |
入院・手術 特化プラン (プチ70%) |
|
補償限度額 (1日いくらまで 保険金が出るか) |
通院・入院は1日 14,000円まで 手術は1回 140,000円まで |
入院は1日 14,000円まで 手術は1回 500,000円まで |
補償限度回数 (1年間で保険金を 請求できる回数) |
通院・入院は 20日まで 手術は2回まで |
入院は20日まで 手術は2回まで |
主な違いとして、手術の限度額が大幅に引き上げられていることが分かります(赤字の部分)
入院に関しては特に変わりません。
これはあくまで一例ですが、たいていは特化型保険の場合、対象となる入院・手術の補償が手厚くなります。
通院がないから、いざという時は困るかも
最後の特徴は「保険料が安くなった分、通院は対象外になる」ということです。
通院は入院・手術と比べると最も使う機会が多いので、この点が保障されなくなるのはかなり痛いと言えるでしょう。
事実、ペット保険最大手のアニコム損保も以下のようなデータを発表しています。

引用:アニコム損保
アニコム損保が発表したデータによると、保険金支払いの約90%は通院による治療費のようです。
通院補償が、使う機会の多い項目と言うのは一目瞭然ですね。
※詳しくは書いてませんが、恐らく請求金額の割合とは別だと思われます。
結局のところ入院・手術のみ保険はどんな人におすすめなの?
ここまで入院・手術特化型保険の簡単な特徴を紹介してきましたが、結局のところ、どんな人に「入院・手術のみ保険」はおすすめなのでしょうか?
- とにかく安く保険に入っておきたい方
- 何十万という高額請求になりやすい入院・手術のカバーのみしたい方
特に、とにかく安く保険に入っておきたい方に、入院・手術のみ保険はおすすめです。
高額請求になりやすい入院・手術のみカバーしたい方には、以下の事実を知っておいて欲しいです。
⇒猫がかかりやすい「膀胱炎」や「心臓病」などの病気の多くは、通院治療が主になり、こういった病気の治療は通院を重ねることになるため、結果的にかなり高くなることもあります。
そのため、こういった部分もカバーしたいという方は、やはり通院もカバーされる通常タイプの保険に入ることをおすすめします。
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入院・手術のみ保険おすすめ3選!
入院・手術のみ保険がどんな方におすすめなのかが分かったところで、ここからは具体的にどの保険がおすすめかを紹介していきます。
当サイトが自信を持っておすすめする、入院・手術特化保険は下記の3つ!
あんしんペット(Sプラン)

補償対象 | ★★★☆☆ | 入院・手術 (※手術を含む連続した入院は 10日間まで対象) |
保険料の安さ | ★★★★★ | 猫は月々460円~ ※業界トップクラスの安さ! |
補償の手厚さ | ★★★★☆ | 安心の80%補償 |
年間限度額 | ★★★★★ | 1回の請求で50万円まで補償 |
補償の回数制限 | ★★★☆☆ | 年2回までの請求ができます。 |
免責金額 | ★★★☆☆ | 1回の請求につき、 免責金額14,000円あり。 |
まずはじめに当サイトでは、「あんしんペットSプラン」を、通院・入院のみ保険の中で最もおすすめします!
あんしんペットSプランの特徴は、なんといってもその格安の保険料です!
保険料の安さは、ペット保険の中でも最安クラスです。
そして、そんな安い保険料にも関わらず、入院・手術補償は1回50万円までとかなり手厚いのです。
一方デメリットとしては、入院の請求が手術に連続したものでないと対象外になってしまうことです。(手術前入院や手術後の連続した入院しか保険支払い対象とならない)
また保険金支払いの対象とならない免責金額こそありますが、入院・手術で高額な治療費がかかるため、この点はさほど気にする必要はありません。
おすすめポイント
- 保険料が最も安い(9歳以降の保険料も月920円で固定)
- 格安の保険料ながら、手厚い手術補償
- 補償割合も80%とかなり高め
おすすめできないポイント
- 免責金額が14,000円ある
- 入院は、手術に連続していないと支払いの対象外
おすすめな方
- 安い保険料で入院・手術をサポートしたい方
- 高額な手術のサポートをしたい方
あんしんペットSプランは業界最安レベルの料金ながら、高額な手術への補償が手厚い保険です。
ただ気をつけるべき点としては、入院が手術にくっついていないと補償の対象外となってしまう点です。
またあんしんペットSプランは、アイペット損保のうちの子ライトと補償内容が似ています。
ただ12歳までの保険料合計を比べると、以下のような違いがあります。
- あんしんペット(Sプラン):111,960円
- アイペット損保(うちの子ライト):181,800円
このように、保険料合計はかなりの違いが生まれるため、あんしんペットSプランの方が断然おすすめです!
アニコム損保(どうぶつ健保ぷち)

補償対象 | ★★★★★ | 入院・手術 |
保険料の安さ | ★★☆☆☆ | 猫は月々1,090円~ ※比較的高めです |
補償の手厚さ | ★★★☆☆ | まずまずの70%補償 |
年間限度額 | ★★★★★ | 入院は1日14,000円まで 手術は1回50万円まで |
補償の回数制限 | ★★★★☆ | 入院は年間20回まで 手術は年間2回まで |
免責金額 | ★★★★★ | 免責はなし |
どうぶつ健保プチの特徴は、それなりの保険料はかかりますが、バランスの取れた入院・手術保険になっている点です。
手術の限度額は1回の請求で50万円まで補償されるため、心配する必要はないでしょう。
またサービスポイントとして、獣医師に相談することができる「無料相談サービス」があるため、ちょっとおかしいなと感じたら、気軽に獣医師に相談することができます。
一方デメリットとしては、やはり保険料が比較的高めなことでしょう。
実際のところ、どうぶつ健保プチよりも安い「通院・入院・手術対応の通常保険」もあります。
おすすめポイント
- 入院・手術の補償のバランスが良い
- 手術の補償限度額が、年間最大100万円と心強い
- アニコム獣医師に気軽に無料相談できる
おすすめできないポイント
- 保険金請求の限度回数がある(入院は年20回、手術は年2回まで)
- 入院・手術のみ保険の中では、保険料が高め
おすすめな方
- 通院はいらないけど、入院・手術はきっちりと補償したい方
アニコムのどうぶつ健保プチは、入院・手術特化の保険の中では保険料も高いですが、その分しっかりとした補償がついている保険です。
通院はいらないけど、入院・手術だけはしっかりとしたサポートが受けたい方にはおすすめの保険です。
アイペット損保(うちの子ライト)

補償対象 | ★★★☆☆ | 入院・手術 (※手術を含む連続した入院は 10日間まで対象) |
保険料の安さ | ★★★☆☆ | 猫は月々780円~ |
補償の手厚さ | ★★★★★ | 素晴らしい90%補償! |
年間限度額 | ★★★★★ | 1回の請求で50万円まで補償 |
補償の回数制限 | ★★★☆☆ | 年2回までの請求ができます。 |
免責金額 | ★★★☆☆ | 最低支払金額3万円あり |
大抵こういった高割合補償の保険は、限度額がかなり少なかったりするのですが、うちの子ライトは1回50万円までと、限度額も問題ありません。
デメリットとしては、入院も手術に連続したものでなければ支払いの対象外となるため、手術を伴わない単独の入院の場合は自己負担となります。
また最低支払金額が3万円ある点も注意です。(保険金請求金額が3万円に満たない場合は、補償対象になりません)
おすすめポイント
- 90%という高い補償割合
- 安い保険料
- 1回の請求で50万円まで限度額がついてること
おすすめできないポイント
- 最低支払金額3万円
- 単独の入院は支払い対象外
おすすめな方
- 安い保険料で手厚い手術補償をしたい方
- 高割合な手術補償を求めている方
先ほどのあんしんペットSプランとかなり似ています。
12歳までの保険料合計を見ると、あんしんペットSプランの方が7万円ほど安くなるため、個人的にはあんしんペットSプランの方がおすすめです。
ただ補償割合が高い方が良いという方には、アイペットがおすすめです。
通院・入院・手術全て対応のおすすめ保険はこちらから確認できます!
まとめ
これまで入院・手術のみ保険のおすすめを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
入院・手術特化保険は、安い保険料で高額請求となりやすい入院・手術をカバーしてくれるのが主な特徴です。
そんな入院・手術のみ保険の中でも、当サイトで最もおすすめしているのは「あんしんペットSプラン」です。

- 他の入院・手術のみ保険と比べ、格安の保険料
- 1回の請求で50万円まで対応の手厚い補償
- 安心の80%補償割合
- 免責が14,000円設定されているも、入院・手術は高額になることが予想できるため、心配する必要なし
- 入院が手術と連続していないと、補償の対象外
あんしんペットSプランは格安の保険料ながら、しっかりとした補償がついているコスパがとても良い保険です!
入院・手術のみ保険で迷っている方は、この保険に入っておけば間違いないでしょう!
管理人は愛猫わたげの膀胱結石治療に、40万円の治療費を払いました。
わたげの闘病体験を通して、ペット保険の必要性について、一度見つめ直してみませんか?
かなり安いけども補償がしっかりついている保険を見てみませんか?
こちらのページでは徹底比較によって分かった、バランスの良い猫の保険を紹介しています。