※2020年10月時点での各社ペット保険を調査・比較した内容に基づいています。
一般的に、猫は10歳前後で老猫(シニア)に分類されてきます。
高齢になってくると、その分病気にもかかりやすくなってくるものです。
で今回は10歳以上の猫でも入れるペット保険、そしてその中でもおすすめはどれなのか?を紹介していきます。
目次
高齢猫でペット保険に加入する場合の注意!
※注意とかはいいから、高齢猫でも入れるおすすめのペット保険が知りたいという方は「こちら」をクリック!
人もそうですが、猫も高齢になると、若いときより病気になりやすくなります。
だからこそ、猫が高齢になってからペット保険に入り、いざという時の負担を軽くしたいと考える方は多いと思います。
ただ何も考えずにペット保険に加入すると、それこそトラブルのもとになります。
そこでまずは、現在高齢猫を飼っている方がペット保険に加入しようという場合に、注意しておくべきことを簡単にまとめていきます。
- そもそも高齢猫はペット保険に入った方が良いの?
- 高齢猫は保険料が高くなる
- これまでかかった病気は対象外
そもそも高齢猫はペット保険に入った方が良いの?
「そもそもペット保険に入った方が良いのか?」という話ですが、結論から言うと、これはもう個々の判断によります。
例えば、保険に入ったところで、全く使う機会がなければ「入った意味なかったな」という考えになるでしょうし、逆にたくさん使う機会があれば「入っといて良かった」となるでしょう。
ただ個人的には、9歳以降は特にペット保険は加入した方が良いと思っています。
なぜ「特に」9歳以降かと言うと、ある理由があります。
アニコム損保が公表している以下のデータを見てみましょう。

これは「アニコムに契約している猫が年齢ごとに、平均してどれほどの診療費を毎年使うか」というデータです。
見ていただいて分かるように、年間の平均診療費は9~10歳を境にかなり上昇していきます。
そのためこれまでペット保険と縁がなかったという方も、今後のことを考えて一度検討してみてはいかがでしょうか?
高齢猫は保険料が高くなる
年をとってきた老猫は、免疫力が高い若い猫に比べて、風邪や病気になりやすいです。
そのため、保険会社も高齢猫にはその分高い保険料をつけます。
保険料は高齢になるほど高くなっていく傾向があるため、加入後の保険料がどのように変化するかは必ず確認しましょう。
例えば、日本ペット「いぬとねこの保険」のプラチナ90%の猫の保険料は、年齢によって以下のように変わります。
年齢 | 月々の保険料 |
0歳 | 3,020円 |
4歳 | 2,750円 |
8歳 | 4,390円 |
12歳 | 6,460円 |
16歳 | 7,160円 |
20歳 | 7,690円 |
※詳細については、各社契約概要、及びHP等でご確認ください。
上記の例では、8歳時点で加入したとしても、20歳になる頃には毎月の保険料が1.5倍以上になっているのが分かります。
そのため加入前に、どのように保険料が変化していくのかは見ておく必要があります。
加入前にかかったことがある病気は対象外?
ペット保険は加入時の審査にもよりますが、ある特定の病気にかかった過去がある場合は、保険に加入することができなかったり、過去にかかった病気が保険の対象外(免責事項)になることがあります。
※現在かかっている病気は対象外になります。
高齢猫の場合、過ごした期間がそれなりに長いため、これまでに病気の治療をしたことも少なからずあると思います。
加入時に条件付きでOK(特定の病気は保険の対象外)になるようであれば、そもそも入る意味があるのかをよく検討しましょう。
ペット保険の新規加入には年齢制限がある【高齢猫が入れる保険・入れない保険】
それでは、各保険会社の新規加入の制限年齢を見ていきましょう。
また、「何歳まで継続可能か?」もついでに載せておきます。
保険会社名 | 新規加入の年齢制限 | 継続可能年齢 |
アニコム | 7歳11カ月まで ※しにあプランは8歳〜上限なし | 終身 |
アイペット | 12歳11カ月まで | 終身 |
アクサダイレクト | 満8歳まで | 終身 |
ペット&ファミリー | 7歳11カ月まで | 終身 |
PS保険 | 満8歳まで | 終身 |
FPC | 満8歳まで | 終身 |
ペッツベスト | 12歳11カ月まで | 終身 |
日本ペット | 満10歳まで | 終身 |
楽天ペット保険 ずっといっしょ[もっと] | 満10歳まで | 終身 |
au損保 | 満10歳まで | 終身 |
eペット | 満10歳まで | 終身 |
プリズムコール | 満8歳まで | 終身 |
SBIいきいき少短 | 11歳11ヶ月まで | 終身 |
イオン | 満9歳まで | 終身 |
※詳細については、各社契約概要、及びHP等でご確認ください。
※10歳を超えても加入できるペット保険は赤字
10歳を超えても加入できるペット保険は6つになります。
- アニコム損保: 年齢制限がない「しにあプラン」は入院・手術のみの保険プランですが、大手の安心感があります。
- アイペット損保: 総合補償タイプはシニアから保険料が急激に高くなります。大手の安心感があります。
- ペッツベスト: 免責があります。コスパはあまり良くありません。
- SBIいきいき少短:平均的な補償内容。保険料の値上がりがゆるやか、コスパが良くておすすめ。
- 日本ペット: シニアから保険料が高くなります。
- au損保: シニアから保険料が高くなります。
- eペット: 11歳以降の保険料が高くなります。
各社の特徴を比較してみると、
満11歳までの子にはSBIいきいき少短のペット保険がコスパが良く、おすすめと言えます。
満12歳以上の子はアニコム損保の「しにあプラン」が保険料の負担も少なくておすすめです。
続いて、こういった老猫OKのペット保険で、どんなポイントに注目すべきか(選び方)を紹介していきます。
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高齢猫のペット保険選びで重要な4つのポイント!
高齢猫を新たにペット保険に加入させる場合、以下のポイントが大切になってきます。
- 保険料がどのように変化するか
→保険料は変わっていくものです。 - 補償内容(補償割合、補償の限度額、限度回数)
→補償内容は保険の最も重要な部分です。 - 免責金額があるか
→保険金の支払い対象外になる金額制限があるのか
まとめ
これまで高齢猫でも入れるペット保険を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
高齢猫は若い猫に比べて、病気や怪我をしてしまいがちなので、万が一を考えて保険に加入しておくと安心できるでしょう。
私は愛猫わたげの膀胱結石治療に、40万円の治療費を払いました。
わたげの闘病体験を通して、ペット保険の必要性について、一度見つめ直してみませんか?
安くて素晴らしい保険はありませんが、安くても十分な補償がついている保険はあります。こちらのページでは徹底比較によって分かった、バランスの良い猫の保険を紹介しています。