【猫の保険】持病があってもペット保険に入れる?加入しやすい猫の保険5選!

ペット保険に入りたいけど、現在持病を持っていたり、過去に病歴があっても保険に入れるのか気になりますよね。

このページでは、持病や病歴があっても入れる可能性が高い猫のペット保険について紹介しています。

掲載内容について
この記事は2020年12月1日時点で確認した内容を基に掲載しています。保険商品の内容については、必ずパンフレット、重要事項説明書、約款をご確認いただけますようお願いいたします。この記事では猫のペット保険に焦点を当てて紹介しています。保険料は今後の商品改定等により変更される場合があります。

ペット保険は加入時に、持病・病歴の告知が必要

ペット保険は加入時に、既往症(病歴)の自己申告をする必要があります。

なぜなら、保険会社は告知内等をもとに加入可否の判断をしているからになります。

皆さんが最も気になるのが、「現在、うちの子が病気を持っている場合、もしくは過去に病気だった場合、ペット保険に加入できるのか?」と言うことだと思います。

結論から言うと、保険会社次第ですが、病気やケガの種類によっては加入できる場合もありますし、審査で断られてしまう場合もあります

まず現在病気を患っている状態で申込みをした場合は、加入できたとしても、現在持っている病気は補償対象外(不担保)になります。

いわゆる「条件ありでの加入」という措置です。

一方、過去に病気だった場合は、加入できても、過去に持っていた病気は補償対象外になる可能性もあります。

もちろん、病気が完治してから一定期間経っている場合など、一切条件が付かずに加入できることもあります。

病歴を隠して加入するとどうなるの?

ペット保険の病歴告知を、隠して加入するのは絶対にやめましょう

病歴を隠して加入しても、ペット保険は独自の調査をしているため、動物病院などを通してすぐにばれてしまいます。

病歴を偽っていたことが分かると、「保険の強制解約」や「保険金が支払われない」といった扱いになることもあります

動物病院と結託しているなど、本当に悪質な場合は、詐欺罪で訴えられます。(実際にあった例

病歴告知の場面で、どの程度のことまで申告する必要があるか分からない場合は、無理せずオペレーターに電話して確認するようにしましょう。

 

どんな病気を持ってると、加入が難しいの?

基本的にどのペット保険も、加入時は「健康体」であることを条件にしています。

ただ、ペット保険によっては、持病(現在病気)を持っている子でも、条件ありの上で契約をすることができる可能性があります。

どのような審査基準なのかは、保険会社は公にはしていません。

ただ、「どのような病気・病歴は審査対象になるのか?」はある程度公表されています

それではどのような病歴があると、ペット保険への加入は厳しくなるのでしょうか?

今回は一例として、ペット保険最大手のアニコム損保の例を見てみましょう。

アニコム損保の例:

ペット保険に加入できない病歴

  • 悪性腫瘍(がん)
  • 慢性腎不全
  • 糖尿病
  • 肝硬変(肝繊維症)
  • 副腎皮質機能低下症(アジソン病)
  • 副腎皮質機能亢進症(クッシング病)
  • 甲状腺疾患
  • 免疫介在性血小板減少症
  • 免疫介在性溶血性貧血
  • 巨大結腸症
  • 巨大食道症(食道拡張症)
  • 膵外分泌不全
  • 猫伝染性腹膜炎(FIP)
  • 猫白血病ウイルス感染症(FeLV)

補償対象外になる病歴(条件ありになる病気)

  • 心疾患(弁膜症・不整脈・雑音・先天性心奇形等)
  • 股関節形成不全
  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)
  • 大腿骨頭壊死症(レッグペルテス病)
  • 犬糸状虫症(フィラリア症)
  • 緑内障
  • 白内障
  • 骨折
  • 腫瘍・腫瘤(皮膚のできもの等)
  • 猫コロナウイルス感染症
  • 猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ・FIV)

補償対象外になる病歴(6ヵ月以内)

  • アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎
  • 慢性の外耳炎
  • 尿結石(膀胱・尿道)、膀胱炎
  • 毛包虫症(ニキビダニ・アカラス)
  • てんかん様発作
  • 痙攣発作
  • 乾性角結膜炎(ドライアイ)
  • 椎間板ヘルニア
  • 歯周病(歯肉炎・歯槽膿漏)
  • 胆泥症

※詳細については、各社契約概要、及びHP等でご確認ください。

他のペット保険の審査項目についても確認をしましたが、挙げられている病気自体はほとんど同じでした。

 

持病・病歴があっても加入しやすいペット保険はどれ?

具体的にどこなら入れるというのは、明示できませんが、どのペット保険なら加入のハードルが比較的低いかは分かります。

結論から言うと、各ペット保険会社が出している「持病・病歴にあるとその時点で加入不可の病気」の数を比較するのです。

この「加入できない病気の数」が少なければ、加入できる可能性は高まると言えます。 それでは保険各社の比較していきましょう!

 持病・病歴にあると 加入できない病気の数
アニコム14
アイペット15
アクサ16
ペット&ファミリー15
PS保険34
FPC21
ペッツベスト21
日本ペット20
あんしんペット (楽天)※121
au損保21
イーペット16
プリズムコール38
SBI22

注) 掲載している内容は正確性を保証するものではありません。内容については必ず、各社契約概要、及びHP等でご確認ください。
※1 あんしんペットは2020年12月1日時点で、WEB申し込みを受け付けていません。

こうやって、「持病・病歴にあると入れない病気の数」を見ると、どこが比較的加入しやすい保険なのかが見えてきますね。

「加入できない病気の数」が20を下回っている5つの会社:

比較的大きめのペット保険会社が並んでいます。 「加入できない持病・病歴」を細かく知りたい方は、各会社の約款を確認してみてください。

 

現在の病気・過去の病気以外にも補償されないものはある

ペット保険では、条件付与になって補償されない病気以外にも、保険金が支払われない項目があるため、注意が必要です。 大まかに記載すると以下になります。

  1. 保険の加入前・待機期間中に発症した病気・怪我
  2. 予防のための費用
  3. 病気・怪我に当たらないもの
  4. 予防接種によって予防できる病気・特定の病気
  5. 飼い主の故意・重過失による怪我・病気
  6. 治療費以外の費用
  7. 妊娠・出産に関わる費用
  8. 自然災害が原因の病気・怪我

これらの補償対象外項目は、ほぼ全社一致しています。 詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

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加入できるかどうかは審査してみないと分からない

ペット保険の加入時審査は、保険会社によって細かい違いがあるため、持病によって加入の可否が異なります。

持病があって、条件付きでもいいから保険に加入したいと思っているのであれば、是非参考にしてみてください。

おすすめの猫保険はどれ?

安くて素晴らしい保険はありませんが、安くても十分な補償がついている保険はあります。こちらのページでは徹底比較によって分かった、バランスの良い猫の保険を紹介しています。

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