【性格・目の色・子猫の値段相場など】シャルトリューについてまとめ!

ブルーの美しい被毛をまとうシャルトリューは、近年日本でも人気が出てきた猫種です。
今回はそんなシャルトリューの性格や特徴、子猫の値段相場など様々な情報を紹介していきます。
シャルトリューを飼いたいと思っている方は是非参考にしてみてください!

 

シャルトリューの歴史・由来

シャルトリューの起源ははっきりわかっていませんが、シリアや地中海沿岸に暮らしていた猫が500年ほど前にフランスに持ち込まれたのがその始まりだと言われています。
その後ネズミ捕りをするワーキングキャットとしてフランスに広まっていきました。

第二次世界大戦の折にはその水を弾く暖かく柔らかい高性能な被毛を目的に乱獲され、絶滅の危機に瀕しました
ただ生き残っていた数匹のシャルトリューを基に、フランスのレジェ姉妹が繁殖させました。

名前の由来は様々な説がありますが、一説にはフランスのシャルトリュー派の修道院で飼われていたからだと言われています。
フランス国民にとってはシャルトリューは愛国心のシンボルでもあります。

たくさんのニックネームの持ち主
シャルトリューは「フランスの微笑み猫」「修道院の猫」「犬のような猫」「ベアキャット」など様々なニックネームを持っています。
ベアキャットと呼ばれているのは熊のように後ろ足で立って、前足で手招きをするような仕草をするためです。
これだけたくさんのニックネームがあるのは、それだけ世界中で愛されているという証拠ですね(^^)

 

シャルトリューに多い性格

シャルトリューに多い性格は以下になります。

  • 穏やかで物静か
  • 遊び好き
  • とても賢い
  • 飼い主に従順
  • 若干人見知り

シャルトリューは基本的には穏やかで物静かな性格をしています。
ただじっとしているわけではなく、運動量は多く飼い主と遊ぶのが好きな子が多いです。

とても賢く、飼い主に対してとても従順に懐くことから犬のような性格をしていると言われることがあります。
素直で行儀がよく、しつけはしやすいです。
知性が高いため芸を覚えることもでき、キャットショーなどで披露されることもあります。

初対面の人に対しては若干人見知りの気がありますが、慣れれば懐いてくれます。
一方他の猫などに対して攻撃的になることはほとんどないため、多頭飼いは問題ありません

 

シャルトリューの特徴

シャルトリューの特徴は以下になります。

  • めったに鳴かない
  • 微笑みの猫
  • 古くからのハンター
  • ブルーの美しい被毛
  • 水を弾く被毛
  • 寒さに強い

シャルトリューはほとんど鳴かない猫としてもしられており、鳴き声自体は小さく高い声をしています。
口元が緩く上がっており、常に微笑んでいるような顔立ちをしていることから「微笑みのネコ」という愛称もあります。

フランスを代表する家猫として知られており、古くからネズミ捕りとして活躍したワーキングキャットであるため頑丈なあごと筋肉質な体を持っています。

シャルトリューの一番の特徴はブルーグレーの美しい被毛です。
事実シャルトリューは「ロシアンブルー」「コラット」と同様にブルー御三家の1匹です。

この柔らかく厚い被毛は水を弾く防水性能があり、かつとても暖かく寒さにも強いです。
そういった被毛の特性もあり、一時は毛皮目的に乱獲されその数が激減してしまいます。

 

シャルトリューの体重

シャルトリューの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。

  • オス 4~6.5kg
  • メス 3~5kg

猫の平均体重は4kgほどです。
シャルトリューは平均とほぼ同じか、若干重めの体重をしていると言えます。
またオスとメスで体重に開きがある猫種で、オスは大きくなりやすいです。

 

シャルトリューの平均寿命

平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。

シャルトリューの平均寿命は12~15歳となります。

猫の平均寿命が15歳程度であるため、シャルトリューは平均と同じくらいの平均寿命と言えます。
ただ猫の寿命は飼い主さんの飼い方によるところが大きいです。

 

シャルトリューの目の色

シャルトリューの目の色は「ゴールド」「オレンジ」「カッパー」の3色のみになります。
目の色の画像一覧は以下になります。

  1. サファイヤブルー(※)
  2. ブルー(※)
  3. アクア(※)
  4. グリーン(※)
  5. ヘーゼル(※)
  6. イエロー(※)
  7. ゴールド
  8. オレンジ
  9. カッパー
  10. オッドアイ(※)

※シャルトリューはいません

 

シャルトリューの子猫の値段相場

シャルトリューは日本でも近年人気が出てきていますが、販売しているペットショップはそこまで多くありません
ブリーダーもそこまで多くありません。

そのため入手難易度は若干難しいといったところです。
特別難しいわけではありませんが、簡単ではないです。

そんなシャルトリューの子猫の値段相場は以下になります。

購入元値段
ペットショップ15万~25万円
ブリーダー10万~30万円

ペットショップで販売していることがそこまで多くはないので、基本的にはブリーダーからの直接購入となります

ただブリーダーやペットショップどちらから購入するにしても、大切なのは信頼できる人・店から購入することです。
良いブリーダー・ペットショップの選び方はこちらから確認できます。

また購入ではなく、里親制度を利用して猫を取るのも一つの手です。
里親制度を利用する場合は、基本的に購入費などはかかりません。

ただこれまでに払われたワクチン代などは肩代わりすることになります。
実際に里子としてシャルトリューを入手したいという方は、こちらを参考にしてみてください。

 

シャルトリューの飼い方のポイント!

ブラッシングの頻度

シャルトリューは短毛種であるため、ブラッシングは週に1回程度で大丈夫です。
ただ春や秋などの換毛期は抜け毛が多くなるため、週に2・3回程度ブラッシングできると良いでしょう。

 

食事・運動(遊び)

シャルトリューは中大型種の猫であるため、食事の量は多めにしましょう。
特に育ち盛りの時期は高たんぱく・高カロリーな食事を心がけましょう。

運動量が多い猫種なので毎日30分程度は遊ぶようにしましょう
上下運動を考慮してキャットタワーも配置したいところです。

 

かかりやすい病気

シャルトリューがかかりやすい病気は以下になります。

  • 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
  • 尿路結石

「膝蓋骨脱臼」とは、膝蓋骨(しつがいこつ)という膝のお皿のような部分が、太ももの骨からずれてしまう状態のことを言います。
主な症状は歩くのを嫌がったり、足を引きずって歩くなどです。

シャルトリューは遺伝的に膝蓋骨脱臼の子が多いと言われています。
軽度なら問題が特にないとは言われていますが、子猫を引き取る際にしっかりと確認した方が良いでしょう。

尿路結石」とは尿管に結石が出来てしまうかなりの痛みを伴う病気です。
主な症状はおしっこの量が少ない、血尿が出る、おしっこのとき痛そうにしているなどです。

酷い場合は尿道閉塞という1日で死んでしまう病気にもなってしまう場合があるため、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。
普段から水をしっかり飲ませて、ミネラル分の低い食事を与えることが予防になります。

 

まとめ

シャルトリューは「微笑みの猫」とも呼ばれるフランス生まれの美人な猫ちゃんです。
遊び好きですが、乱暴なことなどはほとんどしない優しい性格からとても飼いやすいです。
飼う際は優しく愛情をもって育てるようにしましょう(^O^)

他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!

photo credit: kReEsTaL She-ra triumphant via photopin (license)、kReEsTaL Paper cat、kReEsTaL Shera 20140323、 kReEsTaL The princess、Mike McCune by Evie I

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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