このページではペッツベストの猫の保険「セレクトBEST」について、保険料や補償内容などを詳しく解説しています。
また、実際にFPCのペット保険に加入している契約者の口コミ・評判をメリットだけでなくデメリットも含めて紹介しています。
ペット保険の加入を検討されている方は、保険料や補償内容だけでペット保険を選ぶのではなく、補償範囲や契約更新時の対応などを総合的に評価しながら比較・検討されることをおすすめします。
ペット保険がたくさんあってどれを選べばいいのか分からないという方は「失敗しない保険の選び方」も参考にしてみてください。
保険商品の内容については、必ずパンフレット、重要事項説明書、約款をご確認いただけますようお願いいたします。また、保険料は今後の商品改定等により変更される場合があります。
目次
ペッツベストの総合評価
ペッツベストの特徴
- 組み合わせで自由に選べる補償内容(年間補償額・免責金額・補償割合)
- プレミアム特約で手厚い補償範囲
- 長期治療の場合は注意
まずはペッツベストの保険プランを整理しよう!
ペッツベストは自由設計型ペット保険「セレクトBEST」を出しています。
補償額 | 免責金額 | |
ミニ (総合保険) | 年間20万円まで | 1つの傷病につき 20,000円の免責金額 |
フィット (総合保険) | 年間50万円まで | 選べる免責金額 20,000円 or 50,000円 or 100,000円 |
ワイド (総合保険) | 年間100万円まで | 選べる免責金額 20,000円 or 50,000円 or 100,000円 |
ペッツベストは3つの年間補償上限額から、免責金額と補償割合60%・80%を自由に組み合わせることができます。
また、オプションでプレミアム特約をつけることで補償範囲を広げることができます。
放射線治療の費用 / 心臓手術に要した費用 / 白内障手術に要した費用 / CT検査の費用 / MRI検査の費用 / 椎間板ヘルニアの治療費用 / 膝蓋骨脱臼の治療費
用 / 靱帯損傷の治療費用 / 胆嚢切除の治療費用 / 肉球または爪の裂傷・切り傷・刺し傷の治療費用 / 有毒物質または異物の飲み込みの治療費用
ペッツベストのメリットや特徴とは?
ペッツベストの主な特徴は以下になります。
- 免責金額がある分、補償率が他社に比べて高い(60%・80%)
- 年間限度型の補償体型が嬉しい
ペッツベストは免責金額が設定されているため、その分補償率が最大80%と高いです。(他社は50%か70%がほとんど)
免責金額とは補償外になる金額のことです。
2万円の免責金額がある保険に加入した場合、2万円までの診療費は全額自己負担となります。
ペッツベストの免責は1つの傷病に対して発生します。
2万円免責付きの80%補償に入っていて、1つの病気の診療費に計3万円かかったとします。
この場合、免責を除く1万円の80%である8,000円のみ補償を受けられます。
★ペッツベストの免責はちょっとした病気に不向き
ペッツベストの免責金額は、病院に行く度にかかるのではなく、1つの病気や怪我に対して発生した診療費総額に対してかかります。
そのため、ちょっとした体調不良などで病院に行った程度では、全額自己負担になるでしょう。
★その分、高額治療に対しては手厚いカバーがある
免責金額があるとはいえ、80%の補償率はかなり高いです。
20万円を超える高額手術があった場合や、通院がかさんだ場合は、免責金額を差し引いても手厚い補償が期待できます。
ちょっとした病気などでは使うことができませんが、いざという時に役に立つ「保険らしい保険」と言えるかもしれません。
年間限度型の補償体型が嬉しい
ペット保険の補償限度額は2つのタイプ分けをすることができます。
- 1日限度型:1日に使える請求限度額と年間の請求回数が設定されている保険
→「通院は1日1万円×年20日まで、入院は~、手術は~」といったタイプ - 年間限度型:年間の請求限度額のみ設定されている保険
→「通院・入院・手術、年間50万円まで補償」といったタイプ
シンプルなうえ、使い勝手も良いのは「年間限度型」です。
ペッツベストは嬉しいことに、年間限度型の補償内容となっているので心強いです。
高額な手術や、皮膚病などで通院が多くなったりしても、限度額までは補償をしっかりと受けることができるのが嬉しいポイントですね!
ペッツベストのデメリット・注意点は?
一方デメリットや注意点はどんなポイントがあるのでしょうか?
▼ ペッツベストのデメリット
- 異物誤飲など、指定の病気は補償が効かない(※プレミアム特約を付ければ補償範囲が広がります)
- 長期治療の場合、限度額がリセットされない
- 保険金請求が手間
異物誤飲など、指定の病気は補償が効かない
ペッツベストは他の保険と比べて、保障対象外になる病気や怪我が多いです。
ただし、プレミアム特約を付ければ以下の怪我も補償されるようになります。
- 異物誤飲
- じん帯の断裂、損傷
- 肉球や爪の裂傷、切り傷、刺し傷
この中で特に気になるのは、やはり「異物誤飲」でしょう。
猫は舌の構造から、異物誤飲をしてしまいやすく、特に子猫は注意や対策が必要です。
誤飲によっては、腸閉塞などを引き起こし、レントゲンや手術など高い医療費がかかることがあるので、要注意です。
慢性疾患などの長期治療は限度額がリセットされない
基本的にペット保険は、どの会社も無制限に保険金を支払うことを避けるためのリスク回避の条文を規約に盛り込んでいます。
ペッツベストの場合、病気が完治しないで続いている場合(慢性疾患も含む)、限度額と限度回数は前年のものを引継ぎになります。
つまり、慢性疾患などになっている場合、途中で保険が使えなくなることがあるということですね。
猫は慢性腎不全になりやすいと言えるため、この点はマイナスと言えますね。
保険金の請求がとても手間
ペッツベスト含む、多くのペット保険は窓口精算に対応しておらず、「後日郵送による保険金請求」が一般的です。
ペッツベストは保険金請求に獣医さんのサインが必要なため、他社と比べても手間が多いことがデメリットになります。
ペッツベストの口コミ・評判は?
やっぱり実際にペッツベストに入って、使っている人たちの意見は気になるものです。
楽天人気ランキング1位を獲得したこともある、ペッツベストの評判はどうなのでしょうか?
入った理由は?
- 保険料がお手頃・保険料の値上がりが少ない
- 補償の内容が良い
改善して欲しいと思う点は?
- 保険金請求の手間が大きい
- 免責金額をなくして欲しい
ペッツベストに入った感想は?
口コミを見ると、「保険料に比べて補償内容が優れている」というメリットの意見が見られました。
一方デメリットとしては、「支払われると思ってた病気・怪我が対象外」「保険金請求がかなり手間」という点についての声がありました。
まとめ:結局ペッツベストはおすすめなの?
ペッツベストは補償内容を組み合わせることができるのが特徴のペット保険です。
免責金額設定があるので、ちょっとした風邪などの治療費は自己負担になるでしょう。
その分高額な治療費等に対しては心強い「お守り的な保険」と言えそうです。
請求の手間や保障外になる病気の指定に関しては要注意ですが、安い保険料で高額な治療費をカバーしたい人にはおすすめと言えるでしょう。
安くて素晴らしい保険はありませんが、安くても十分な補償がついている保険はあります。こちらのページでは徹底比較によって分かった、バランスの良い猫の保険を紹介しています。