私の保護猫との出会い 〜どうやってうちの子になったか〜

もうすぐ3歳になる愛猫(茶トラ)と暮らしているライターの築山です。

我が家の猫は保護猫です。一緒に暮らし始めて2年半が過ぎました。

猫と暮らすのは初めてですが、毎日癒しと笑いをくれる愛猫がとても愛おしく、家族になって良かったと心から思っています。

そんな私たちと猫がどこでどのように出会い、どうやってうちの子になったのかをご紹介します。

▼ 我が家の猫(茶トラ)

 

猫との出会い

私たちが猫と出会ったのは2018年の秋です。近くのスーパーで買い物を終え、娘と一緒に自宅マンションへ帰ろうとすると、どこからか猫の鳴き声が聞こえてきました。

とても大きな声で鳴いていたのですが、鳴き声が建物に反響してどこで鳴いているのかすぐには分からない状態でした。しばらく周りを探してみると、自宅の向かいにある病院のそばに子猫がいるのを見つけました。

保護しようと手を伸ばしたのですが、爪でひっかかれ、子猫は道路へ飛び出しました。そして、ヨロヨロとおぼつかない足取りで懸命に走り、4車線もある道路を横切ったのです。ちょうど信号が赤だったので、ひかれずに済んだのですが本当にヒヤヒヤしました。

子猫は道路を横切ったあと、その場にいた女性に保護されました。これで一安心と思いきや、子猫はその女性の手を噛み、私たちの自宅マンションの駐車場に逃げ込みました。

手を噛まれた女性と共に子猫を探すと、手の届かない排水溝に入り込んでしまっていました。何とか保護しようとエサを置いて数時間ごとに様子を見に行っていたのですがうまく行かず、日も暮れて来たのでその日の保護は諦めることに。

自宅にいてもずっと子猫の鳴き声が聞こえてきて、とても心配で眠れぬ夜を過ごしました。

 

動物病院で驚きの診断

次の日の朝、駐車場に行ってみると、子猫は排水溝から出て自宅マンション入り口の植え込みにひっそりと身を潜めていました。抵抗する体力が残っていなかったのかすぐに保護することができたので、そのまま動物病院に連れて行きました。

子猫は生後2ヶ月ほどで、左うしろ足を骨折しており、足取りがおぼつかなかったのは目が開いていなかったからでした。しかも、それは生まれたばかりだからではなく、結膜炎にかかっていたからだったのです。

▼ 保護して間もなく、目も結膜炎でうまく開けることができない様子でした

子猫は、無事に保護することができれば、子猫に手を噛まれた女性が自宅で飼育することになっていました。女性は自宅ですでに猫を飼っていたので、飼育経験がない私たちよりも女性にお任せした方が良いと考えたからです。

しかし、骨折した足の治療のために手術が必要になるかもしれないと獣医師に言われた時、「無事に子猫を保護しました。あとはお願いします」と女性に託すのはあまりにも無責任だと考え、家族で話し合った結果、我が家で迎え入れることになったのです。

 

その後の生活

子猫を保護して2週間後、動物病院でレントゲンを撮ってもらうと、骨折していた左うしろ足は他の足の骨とくっついていることが確認できたので、手術をすることはありませんでした。

骨折した箇所が他の骨とくっつくということにも驚きましたし、獣医師が「これはこれで大丈夫」と言ったのもとても驚きました。

しかし、小さな体に麻酔を打つことをとても不安に思っていたので、手術の必要がなくなり本当に良かったです。骨折のおかげで座っている時の姿勢が少し歪んでいますが、それもチャームポイントだと思っています。

動物が大好きな娘は猫と暮らせることをとても喜んで、猫に名前をつけてくれました。ご飯やお水をあげたりお世話も積極的にしてくれています。猫も娘のことが大好きで、娘が小学校から帰ってくると真っ先にお出迎えをしたり、宿題をしている時はノートの上にゴロンと寝転がり「なでて」とアピールしたりしています。

あの時出会うことができて、小さな命を守ることができて本当に良かった。愛猫にはこれからも私たちと共に幸せな猫生を歩んでいってほしいと願っています。

 

この記事を書いた人

築山 優希愛玩動物飼養管理士2級 動物介護士 ペット看護士
奈良県で、小学生の娘と5歳になる保護猫(茶トラの女の子)を育てています。 動物好きの娘を犬や猫と触れ合える場所に何度も連れていくうちに、自身の猫に対する苦手意識を克服し、猫を飼いたい!とまで思うようになりました。 その直後に現在の愛猫を自宅近くで保護し、一緒に暮らすように。 猫に長生きしてもらいたい一心で取得した資格を活かし、読みやすい記事をお届けしたいと思います。

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