このページでは、FPCのペット保険「フリーペットほけん」の猫の保険について、保険料や補償内容などを詳しく解説しています。
また、実際にFPCのペット保険に加入している契約者の口コミ・評判をメリットだけでなくデメリットも含めて紹介しています。
猫のペット保険の加入を検討されている方は、保険料や補償内容だけでペット保険を選ぶのではなく、補償範囲や契約更新時の対応などを総合的に評価しながら比較・検討されることをおすすめします。
この記事は2021年1月30日時点で確認した内容を基に掲載しています。保険商品の内容については、必ずパンフレット、重要事項説明書、約款をご確認いただけますようお願いいたします。この記事では猫のペット保険に焦点を当てて紹介しています。保険料は今後の商品改定等により変更される場合があります。
目次
「フリーペットほけん」の特徴
- 手頃な保険料で通院・入院・手術を補償
- 年齢による値上がりは生涯2回だけ(※1)
- 手厚い通院補償
- 全国の動物病院に対応
- 保険金請求は書類の郵送だけ
- 手術補償は年間1回まで
- 口コミ・評判は賛否両論
※1「フリーペットほけん」における年齢による保険料の引き上げは、猫の場合は5歳、12歳の2回のみ
「フリーペットほけん」の大きな特徴は「手頃な保険料」と「手厚い通院補償」になります。
通院補償は一番よく使われる診療形態なので、通院補償が充実しているのは嬉しいですね。
ただし、「手術補償は年間で1回まで」という点と、慢性疾患などで長期的な治療が必要になった場合に「契約更新時にその傷病が不担保となり、以降は補償されなくなる可能性」がある点に注意が必要です。
それぞれの特徴については後ほど詳しく解説していきます。
次に、「フリーペットほけん」の保険プランの種類と保険料の特徴について見ていきます。
免責なしで通院・入院・手術をカバー
「フリーペットほけん」は免責なしで、通院・入院・手術の全てが補償される総合保険です。
免責金額が設定されていないため、どんなに少額な治療費でも保険金の請求が可能になります。
また、補償割合は「50%補償」と「70%補償」の2つからお選びいただけます。
ペット保険とは別に、ペット貯金を毎月きちんと貯めることができている方は50%補償でも良いかと思います。
貯蓄にあまり自信がないようでしたら補償割合の多い70%補償を選ばれることをおすすめします。
保険料の値上がりは2回だけ
※今後の商品改定等により保険料が変更となる場合があります
※保険料は猫の場合で計算しています
参考:FPC 年齢区分ごとの料金設計(料金表)
年齢による保険料の値上がりは5歳と12歳のときに2回だけ、保険料の上がり幅も千円程度と少なめです。
12歳以降は変わらず一定の保険料で、終身まで継続をご検討いただけます。
生涯平均の保険料は約2,690円
猫のペット保険を提供する保険会社のうち、70%補償プランの保険料では、FPCの「フリーペットほけん」は3番目に安い保険料(※1)になります。
▼ 生涯平均の保険料(※2)
※1 ※2 「3番目に安い保険料」及び「生涯平均の保険料」という表記について
猫のペット保険を扱う保険会社(2020年12月1日時点)の内、下記の条件を満たす0歳~15歳*1の保険料の平均額を生涯平均として、比較した結果を用いています
・各社との比較の条件:(1)補償内容:通院・入院・手術を含むプラン (2)補償割合:70% (3)特約:賠償責任保険等は付加しない (4)免責金額:なし (5)保険料払込方法:月払 (6)割引:WEB割引は適用*2、その他の各種割引は不適用
・比較した各社の商品は、補償される疾病の内容、契約内容・条件等に相違があります。
表記の内容を参考にされる際は、各社の重要事項説明書等の内容を十分にご確認の上、契約内容等の違いに留意してください。
*1 15歳までの保険料が未公開の場合は、公開されている最高年齢の保険料がそのまま継続する前提としています。au保険、イーペットの保険料は一部、推定値になります。
*2 WEB割引は、初年度のみ割引ついては除いています。
保険料は今後の商品改定等により変更される場合があります。
FPCのシンプルな商品設計
FPCの保険商品の特徴として、シンプルさが挙げられます。
「プランは2つだけ」、「余計なオプションなし」といったシンプルな商品設計になっていることで、人件費や固定費を省き、お手頃な保険料を実現しているのかも知れません。
お手頃な保険料の理由は、徹底した運営コスト(人件費や宣伝費)の削減にあるようです。 FPCでは、「付加保険料」と呼ばれる、保険会社が運営していくために必要な人件費や宣伝費、固定費等のムダを徹底的に削減しています。その結果、ご提供しているフリーペットほけんの保険料そのものも安くなっているのです。 引用:FPC 料金設計 「フリーペットほけん」はWEB割引などの割引オプションは特にありません。 また、ペットが人にケガをさせてしまった・物を壊してしまった際に発生する賠償責任に対する補償「賠償責任特約」や「火葬費用特約」などの特約オプションもありません。 「フリーペットほけん」 は動物病院の指定はありません。全国どこの動物病院でもご利用いただけます。 ただし、日本国内の動物病院(獣医療法に定める診療施設)に限られます。 また、病院の窓口精算には対応していないので、治療費を全額支払った後で保険金請求する形になります。 保険金請求の詳しいやり方は「保険金の請求方法」をご確認ください。 FPCのペット保険に加入する際には、以下4つの条件を満たす必要があります。 (※1) お申込日時点でいずれの証明書類がない場合でも、ワクチン接種の予定日が分かっていれば申込みは可能になります。 新規加入できる年齢は、保険契約の補償開始時点での年齢が、満9歳未満(8歳まで)になります。 高齢(10歳以上)の子でも加入できるペット保険についてはこちらで紹介しています。 記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。 野良猫を保護した場合や知人から譲り受けた場合でも、動物病院でマイクロチップ装着またはワクチンの接種をしていれば問題なく加入できます。 ただ、一度でもケガ・病気をしてしまうと、傷病によっては加入を断られてしまうケースがあります。 そのため、愛猫が健康なうちに、早めにペット保険の加入を検討されることをおすすめします。 過去に患っていた病気(既往症)や現在治療中である場合、特定の傷病が補償されないケースや、加入を断られることがあります。 実際には申し込み後、FPCの引き受け審査を経て免責事項が決定されますが、その結果を見てから加入するかどうかを決められます。
割引・特約オプションはありません
全国の動物病院に対応
「フリーペットほけん」の加入条件
アデノウイルス 2型感染症、レプトスピラ感染症黄疸型及び力ニコーラ型、フィラリア感染症、猫汎白血球減少症、猫カリシウイル ス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎、猫白血病ウイルス感染症、狂犬病、犬パルボウイルス感染症、犬ジステンパー感染症、犬パラインフルエンザ感染症、犬伝染性肝炎
待機期間・免責期間
「フリーペットほけん」は補償開始日以降の待機期間はありません。
補償開始日以降であれば、補償開始日直後のケガや病気でも補償対象になるので安心です。
ただし、「補償開始日より前から続いているケガ・病気」の継続治療や、「傷病の原因が生じたときが補償開始日より前」である場合には補償されないので注意してください。
また、補償開始日はクレジットカード払いの場合、申込日から最短21日後、口座振り込みの場合は初回料金の振替日(引落し日)と同じ日になります。
補償開始日の詳細はFPCのよくある質問:補償内容についてをご確認ください。
支払い方法
クレジットカードと口座振替に対応しています。
【利用可能なカード】
※デビットカードは取扱対象外となります。
口座振替の場合、申し込みフォーム入力後、「口座振替依頼書」をFPCまで返送する必要があります。
FPC 補償内容と補償範囲
- 年間の補償限度総額(支払限度額×限度日数(回数))が85万円という充実の補償内容
- ケガ・病気の補償範囲の広さもトップクラス
- 手術補償は年間1回まで
- 口コミ・評判は賛否両論
補償内容(限度額と限度日数)
補償限度額・限度日数 | 免責金額 | |
50% (総合保険) | 通院:1日12,500円まで 30日まで 入院:1回125,000円まで 3回(※)まで 手術:1回100,000円まで 1回まで | なし |
70% (総合保険) |
※入院に日数制限はありません。入院から退院までを1回として3回まで補償されます。
補償される保険金には、診療形態(通院・入院・手術)ごとに支払限度額と限度日数(または限度回数)が設定されています。
ペット保険に共通して言えることですが、予防処置や健康診断など診療内容によって補償の対象外となることがあります。
「フリーペットほけん」の通院補償は、「1日12,500円まで」が「年間最大30日」使えます。
また、年間の補償限度総額(支払限度額×限度日数(回数))にすると85万円になります。
アニコム損保の調べでは、通院補償の利用機会は全体の約90%を占めています。 皮膚炎や慢性疾患などで治療が長引いてしまった場合、通院による診療を受ける機会が多くなります。 引用:アニコム損保 「補償されるケガ・病気の範囲」は加入後のトラブルになりやすい部分なのでよく確認しておくことが大切です。 ここでは、「フリーペットほけん」のケガ・病気の補償範囲の一部を紹介しています。 補償されるケガ・病気の詳細については、重要事項説明書および約款をご確認ください。補償されるケガ・病気の範囲
「歯科治療」「パテラ」「椎間板ヘルニア」については補償されない保険会社も多いので、他社と比べてもまずまずの補償範囲と言えます。
保険加入後によくあるトラブルの一つが、「保険が使えると思っていたのに、補償されなかった」というもの。
補償される内容についてよく理解しておくことで無用なトラブルを避けましょう。
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FPC 保険金の請求方法
参照:FPC
FPCの保険金請求の手続きは、「保険証券のコピー」と上記いずれかの書類を封入して投函するだけになります。
ただし、病院で明細がもらえない場合は「FPC専用保険金請求書」をHPから印刷するなどして動物病院で記入してもらう必要があります。
書類の送付後は、FPCにて保険金の査定を行い、支払額を決定後に指定の口座に保険金が支払われます。
保険金が支払われるまでの期間は原則30日以内ですが、FPCによると平均20日程かかるようです。
FPCの保険金請求手続きは、事前の電話問い合わせは必要ありませんし、獣医師の診断書も原則不要(※)なので、窓口精算ほどではありませんが手間は少ない方と言えます。
※傷病の程度等に応じて、診断書や検査結果表等の提出が必要となる場合があります。
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契約更新時の対応
基本的には、どの保険会社も無制限に保険金を支払うことを避けるためのリスク回避の条文が規約に盛り込まれています。
FPCの場合は、契約更新のタイミングで慢性疾患などの長期治療中の病気がある場合に次年度の契約からその病気が補償の対象外(不担保)になることがあります。
FPCに問い合わせたところ、実際にこのような対応をしているのは、全体からみると1%に満たないとのことです。
※2019年2月5日時点で全契約者中、1%に満たない対応ということでした
契約更新時の対応については、ペット保険加入後にトラブルになりやすい部分なので、事前によく確認しておくことをおすすめします。
参考:FPC お問い合わせ・サポート
契約更新時に、保険利用状況に応じての保険各社の対応は様々です。
治療回数に応じて翌年度の保険料が値上がりしたり、特定の疾病が補償外(不担保)となったり、傷病ごとの限度額が決まっていたり、契約更新を拒否されたりと様々です。
契約更新時の保険各社の対応が気になる方はこちらも参考にしてください。
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FPCの口コミ・評判
オリコン人気ランキング1位を獲得したこともある、FPCの評判はどうなのでしょうか?
実際にFPCのペット保険に加入している人たちの口コミ・評判を集めてみました。
FPC加入者の口コミ
口コミを見ると、対応が悪いとか書いてありましたが、どうしてか不思議なくらいきちんとした会社でした。
保険金の支払いがされなかったケースでも、支払われない理由を書いたハガキが送られるなど丁寧な対応だった。
小さい時からよく病気等が多く、結構な回数請求をしていますが、毎回ちゃんと振り込まれています。
加入後、腎不全になってしまい、月に数回通院していますが、FPCでは年間の限度回数はあるものの、継続後は限度回数がリセットされて継続的に支払われています。
保険金請求の必要書類が分かりにくい。保険金支払いの明細をくれない。
コールセンターの対応が雑でした。
チワワが 脳炎になったのですが、翌年からペット保険の継続契約を拒否されました。これではこれまで何のために保険料を払い続けてきたのかわかりません。
全身麻酔での高額なMRIなども日帰りの場合は こちらのペット保険だと通院扱いになるという事です。
あれこれ理由をつけて保険料がまだ支払われていません。約款を読んでもあきらかに払われるべきだと思うのでいま異議申し立て中です。再審査してますという事で回答を先延ばされてますが・・・
レントゲン検査結果には異常がなかったため、診断投薬の有無に係らず支払できないとのこと。
良い評価としては、「お手頃な保険料でしっかりと補償が受けられた」ことを支持する声が多いようです。
契約更新時の対応については、「腎不全でも契約継続できた」という声と「契約更新を拒否された」という両方の声がありました。
補償範囲と契約更新時の対応はトラブルになりやすいので、重要事項説明書と約款をよく確認しておくことが大切です。
FPCの特徴と総合評価
- 手頃な保険料で通院・入院・手術を補償
- 手厚い通院補償
- ケガ・病気の補償範囲が広い
- 保険金請求は書類の送付だけ
- 他社プランとの掛け持ちができる
- 手術補償は年間1回まで
FPCは手頃な保険料で通院・入院・手術がカバーできるペット保険です。
通院補償が手厚い一方、「手術補償が年間1回まで」という点には注意が必要です。
FPCの「フリーペットほけん」が気になった方は、まずは資料請求してみましょう。
FPCは「他社の手術特化プラン」との掛け持ちをすることもできるため、手術補償を充実させたい方は手術特化プランとの重複契約も検討してみてはいかがでしょうか。
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