この記事は、NPO法人ドリームキャットの詳しい活動内容を知りたい方、保護猫の里親になりたい方、猫に関わるボランティア活動をしてみたい方に知っていただきたい内容が満載です!
ご紹介記事では掲載しきれなかった発足の経緯や活動への想い・この記事を読んでいるみなさんに伝えたいことなど詳しく教えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
NPO法人ドリームキャット発足の経緯について
ホームページによると、NPO法人ドリームキャット設立前は代表の奥様のお母様が猫たちのお世話をされていたんですよね?
お母様は、猫たちの不妊去勢手術や保護・譲渡はしていましたか?
不妊去勢手術はしていました。
譲渡は現在のように大々的にはしていませんでしたが、知り合いに猫を飼いたい方がいればお譲りしていました。
代表が奥様のお母様の活動を引き継ぐことになったきっかけは何だったんですか?
お世話を続けるうちに猫の頭数が多くなってきて、個人としての活動に限界を感じたのがきっかけです。
猫たちへのエサやり・怪我や病気の治療・不妊去勢手術を続けるために、法人として活動をすることにしました。
主な活動について
現在お世話をしている猫たちは何頭いますか?
だいたい30頭くらいです。 活動を始めた頃は80頭いました。
私たちがNPO法人として活動を始めて10年ほど、猫の寿命が15年ほどなので、その間に年を取って亡くなる猫もいます。
不妊去勢手術もしているので、どんどん減ってくるはずだと思う方が多いと思うのですが、他の地域からやってくる猫や人間が置いて行った猫がいるので、なかなか思うように減らないのが現状です。
そうなんですね。 猫たちにエサをあげるところは決まっていますか?
はい。 猫たちの縄張りの関係でエサやりの場所は6ヵ所ほどあります。
1ヶ所だけにしてくれるとありがたいのですが(笑)
6ヶ所もあるんですね! エサやりは、何時から行ってらっしゃるんですか?
夕方ですね。 だいたい5時半ごろから行きます。 6ヶ所周るので1時間半くらいかかりますね。
エサやりは、私ではなく妻がしてくれています。 私も車を運転して同行することはよくあります。
雨が降っても寒くても猫たちは毎日待ってくれていますから、私たちも毎日欠かさず行っています。
引用:ホームページ
NPO法人ドリームキャットさんの活動内容はこちらからご覧ください!
保護猫の譲渡について
ホームページに掲載されている譲渡条件の中で、特に重要視している項目や里親さんに希望することはありますか?
引用:ホームページ
終生飼養ですね。 「お譲りした猫が幸せに暮らせるよう、一生涯面倒を見てください」とお伝えしたいです。
猫も人間と同じように、年を取ったり病気になったりします。 一生家族として大切にしてくださることが一番大事だと考えています。
譲渡地域は決まっていますか?
アクアラインを使えば東京都内からもアクセスしやすいですので、館山市を中心に100~200km圏内であれば、千葉県だけでなく東京・神奈川・埼玉・茨城・群馬在住の方でも譲渡は可能です。
里親になりたい方は、どのように問い合わせたらいいですか?
ホームページの里親応募フォームに、家族構成など必要事項を記入して送信してください。
ご記入内容を拝見させていただき、審査した上でご連絡のメールをお送りします。
保護猫とのお見合いはシェルターで行っているんですよね?
はい。
ご家族全員でシェルターに来てもらって、猫に会ってもらいます。 全員の同意があれば仮契約をして、その後、一週間のトライアルを行います。
トライアル中は、猫が里親さんの家に慣れるかどうかや、先住猫・先住ペットがいた場合に彼らとの相性がいいかどうかを見ていただきます。
上手くいけばそのまま正式に譲渡しますし、上手くいかないようであれば、こちらに返していただくという流れです。
里親希望の方のご自宅に伺うこともあるのですか?
滅多にないですが、交通事情や里親希望の方の事情によっては自宅までお届けに伺うこともあります。
里親さんを募集している猫は子猫が多いですか?
そうですね。 1~2歳の成猫もいますが、ほとんどが子猫です。
里親さんを募集している保護猫たちについては、こちらをご覧ください!
ボランティア募集について
現在、ボランティアさんは募集していますか?
ホームページに掲載している通り、経理に詳しい方とシェルター内にある「ゆう動物病院」で猫たちの治療や不妊去勢手術をしてくださる専属の獣医師さんを募集しています。
シェルターに動物病院も併設されているのですね。
こちらの病院はいつ開院されたのですか?
3年ほど前(2018年ごろ)ですね。
TNRに特化した動物病院です。
今は診療を休んでいて、他の動物病院の獣医師さんに来ていただいています。
ボランティア募集についてはこちらをご覧ください!
NPO法人ドリームキャットへの支援について
直近で特に必要な支援はありますか?
はい、あります。 いつもいっぱいありますよ(笑)
特にドライフードと猫缶ですね。
世話をしている頭数が多いので、猫のエサは常に足りない状態です。
キャットフードのメーカーなどの指定はありますか?
全くないです。
海岸で暮らしている猫たちは頭数も多く競争が激しいので、好き嫌いをしている場合ではないのです。
ドライフードに関しては、開封済みのものでも大丈夫です。
NPO法人ドリームキャットへの支援についてはこちらからご覧いただけます!
ぜひ継続的な支援をお願いします!
猫の保護や引き取りに関する問い合わせについて
猫の保護や引き取りについて、問い合わせはありますか? どのような対応をしていますか?
問い合わせはあります。
ホームページを新しく見やすくしてから、館山市周辺の方からの問い合わせも増えました。
ただ、ホームページに掲載しているように、NPO法人ドリームキャットは動物の引き取りは行っていません。
病院での検査や人慣れ訓練のために、3~4日ほど一時的に預かって保護主さんに返すことはあります。
引用:ホームページ
猫のお世話をしている地域だからといって猫を捨てたり置いて行ったりするのは絶対にやめてください。
動物の遺棄は犯罪です。
また、「〇〇に猫がいるからよろしく」などの丸投げの依頼もやめましょう。
迷子猫に関する問い合わせについて
迷子になった飼い猫を探している飼い主さんからの問い合わせはありますか? どのように対応されていますか?
ありますよ。
迷子猫に関しては、ホームページ内に問い合わせフォームがありますので、そちらに必要事項を記載して送信してください。
こちらからの返信メールに、チラシなどの写真を添付して送っていただければ、ブログやSNSで一緒に掲載します。
詳しくはホームページ内お問い合わせをご確認ください!
館山市の飼い主のいない猫に関する助成制度について
館山市は、飼い主のいない猫の不妊去勢手術に関して、助成金は出ますか?
千葉県でも助成金を出しているところは最近増えてきていますが、館山市の場合、助成金は一切出ません。
南房総市や鴨川市も全く出ないと聞いています。
館山市によると、人口が減っているのでお金がないとのことでした。 お金がないのであれば、ふるさと納税などで資金を集めたり、様々な方法があると思うのです。
しかし、そのようなアイディアはもちろん、何らかの方法でやろうという勢いが一切見られないのが現状です。
これが地方と中心地の違いなのかと残念に思っています。
そうなんですね。 経済的に大変苦しい状況で活動を続けていらっしゃるんですね。
非常に苦しい状況ですね。
ですので、私たちは不妊去勢手術の費用や猫たちの治療費を抑えるために、TNRに特化した病院を自分たちで開院し、運営しているのです。
ねこわら読者に伝えたいこと
最後に、NPO法人ドリームキャットさんの活動への想いについてお聞きしました!
NPO法人として活動を始めてから10年間、私たちは海岸にいる飼い主のいない猫たちの幸せを願いながら活動を続けてきました。
どのようにしたら彼らが人間と共存できて、かつ幸せに生きていけるのかということを常に考えています。
今後も、彼らが幸せに暮らしていけるように、新しい家族のもとで愛情たっぷりの生活を送れるように願っています。
そのために、「私たちが何をしなければいけないのか」・「自分たちに何ができるのか」をこれからも考え続け、活動を続けていきたいです。
NPO法人ドリームキャットさん、貴重なお話をありがとうございました!
インタビューを終えて
雨の日も寒い日も代表ご夫妻を待ち続ける健気な猫たち。 私も、彼らの幸せを心から願っています。
仕事や家庭が忙しい方も、一度ご自身の住んでいる地域に目を向けて、猫のために何かできることはないか考えてみてはいかがでしょうか。
館山市や近隣にお住いの方、今回の記事を読んでNPO法人ドリームキャットさんを応援したいと思った方は、ぜひ継続的なご支援をお願いします。
NPO法人ドリームキャットさんのホームページ・SNSは下記をご覧ください!
NPO法人ドリームキャットのホームページ・SNS
ホームページ | NPO法人ドリームキャット |
NPO法人 ドリームキャット | |
ドリームキャット |
今回は千葉県館山市で活動されている動物愛護団体「NPO法人ドリームキャット」さんへインタビュー!
10年前に奥様のお母様の活動を引き継ぎ、NPO法人として猫たちのお世話を続けていらっしゃる代表にお話を伺いました。