
この記事は、「NPO法人ねこと人と地域のいのちをつなぐ会」の詳しい活動内容を知りたい方や保護猫の里親になりたい方、ボランティア活動をしてみたい方に知っていただきたい内容が満載です!
ご紹介記事では掲載しきれなかった発足の経緯や活動への想い、この記事を読んでいるみなさんに伝えたいことなど詳しく掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
「NPO法人ねこと人と地域のいのちをつなぐ会(CCC)」発足の経緯について

CCCさんが発足したのはいつ頃でしょうか?

当会の設立認証年月日は、2020年5月18日です。

発足のきっかけについて教えてください。

もともとメンバーはそれぞれ個人で地域猫活動やTNR活動、保護、譲渡活動をしていたんです。
団体を発足したのは、一人で活動するよりみんなで協力しあうことで、もっと多くの猫たちを救えるようにしたいと考えた仲間が集まったからです。
また、会計に詳しいメンバーから、「幅広く持続可能な活動をするために、ご寄付をいただきやすい環境を整えてみては?」との助言もあり、NPO法人化することにしました。基本的に活動は本業の傍らで、それぞれができる範囲で動いています。

現在一緒に活動されている方々は何名ですか?

14名です。

一緒に活動されている皆さんは、どのようなきっかけでCCCさんの活動に参加することになったのでしょうか。

設立メンバーは、もともと個人で活動をしている頃からお互いを知っていたので、NPO法人化する前提で声掛けをしました。
また、自宅の庭にある日から猫がどんどん増えていくようになり困惑していた方が、メンバーになった例もあります。実は猫がどんどん増えていたのは、近所で猫の世話をしていたご老人が入院し、猫たちが露頭に迷っていたからなのですが、そのメンバーはそれがきっかけで、これ以上猫が増えないようTNRをして、猫たちを見守り、必要であれば動物病院へ診察へ行くようになりました。それにより、「猫の問題は人の問題であり社会問題である」ということを知り、当会のメンバーになったのです。
活動実績について

発足から現在までの活動実績を教えてください。

はい。2021年度は、協力保護団体への移送も含め、約70頭の保護猫たちを譲渡しました。

CCCさんはTNR活動もされていますが、TNR活動を続けることで地域住民の反応に変化はありましたか?

そうですね、私たちの存在や活動実績などを少しずつ認知していただくにつれて、うれしい声掛けや、協力してくださる方はどんどん増えていると実感しています。

TNR活動や外で暮らさざるを得ない猫たちのことを、もっと多くの若い人に知ってもらうために必要なことは何だとお考えでしょうか。

大手メディアなどで記事として取りあげるいただくこと。そして、SNSなどで現状を発信・拡散していくことが大切なのではないかと考えています。
保護猫の譲渡について

続いて保護猫の譲渡についてお伺いしたいのですが、おおよその譲渡可能地域は決まっていますか?

譲渡地域は特に決めていません。お問い合わせがあれば、最善の方法を相談しながら探します。

譲渡の際、特に重要視していることや理想の里親さんについて教えてください。

当会から「お約束とお願い」として提示させていただいているのは下記の3点です。
- 命を全うするまで一緒に暮らす
- 不妊去勢手術をうけさせる
- ご家族全員が命を迎えることに賛成している
その後、脱走防止対策や先住猫さんとの相性について相談していきます。

里親希望の方とメッセージ等でやり取りをする際に、心がけていることがあれば教えてください。

なぜその子を迎えたいと思ったのか、きっかけや状況などをできるだけ詳しく伺うようにしています。
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それでは、里親を検討されている方に向けて、メッセージをお願いします。

SNSなどをご覧になって気になる子がいましたら、お気軽にお問い合わせください。
ボランティア募集について

現在ボランティアさんは募集していますか?

はい、募集しています。
- ミルクボランティア
- 預かりボランティア
- 見守り地域の見守り&給餌ボランティア
- SNSや譲渡用ポスターなどに使う猫の写真撮影をしてくださる方
特に見守り地域の見守り&給餌ボランティアは人出が足りていないので、ご協力いただけると大変助かります。
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ボランティアをするための条件はありますか?

条件というほどではないですが、猫が好きな方や猫に興味がある方、ボランティアに興味がある方にご協力いただけると嬉しいです。
志ある方でしたらどなたでも大歓迎ですので、ぜひお問い合わせいただければと思います。

ボランティアの問い合わせはどちらからすればいいですか?

当会の公式ラインがありますので、そちらからお問い合わせください。
お問い合わせの際は、お名前とボランティアに参加したいと思ったきっかけをお聞かせいただけたら助かります。

分かりました!
それではボランティアをしてみたい方へ向けたメッセージをお願いします。

猫と直接触れ合えるボランティアも、猫に全く触れずにできるボランティアもあります。あなたの得意分野を私たちの活動にお力添えいただけたらうれしいです。

読谷村周辺にお住まいの方で「猫のため、地域のために自分にできることはないか」と考えている方は、CCCさんと一緒にボランティア活動をしてみてはいかがでしょうか。
「NPO法人ねこと人と地域のいのちをつなぐ会(CCC)」への支援について

直近で特に必要な支援や足りない物資はありますか?

保護猫たちの初期医療、ウイルス検査、ワクチン代などに使う医療費をご寄付いただけると大変助かります。
また、地域猫たちへ届けるフードも不足しています。活動資金、物資面ともにご支援いただけたらありがたいです。

CCCさんの支援金の寄付口座は、下記をご覧ください。
Amazonほしいものリストはこちらです。
継続的なご支援をお願いします!

引用:ホームページ
猫の保護依頼について

SNSに、地域住民からの相談を受けて保護した猫たちのことを投稿していますが、保護の相談は頻繁にありますか?

はい。猫の保護依頼、相談は月10件程度あります。

相談者さんの姿勢や態度によって違ってくるとは思いますが、問い合わせへの対応はどのようにしていますか?

今後その子をどうしたいのか、ご自身で飼うのか、里親を探すのかをお聞きます。また、基本的に当会は常に医療費が不足している状況なので、医療費の負担をお願いできるかも確認します。
他にも何点かヒアリングし、保護対象である猫の体調、容体などをみて判断します。

保護依頼をする方に向けて、改めてメッセージがあればお願いします。

最初から「できない」「無理」と決めずに、できる何かを探してほしいです。
時間が過ぎている間に命にかかわる事態もあるので、保護したら誰かに頼むことを考えるのではなく、とにかくすぐに動物病院に連れていくことをお願いしたいです。
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「自分には何もできないから、できる人に託す」のではなく、「できる人にアドバイスをもらいながら、自分で行動する」姿勢が大切なのではないでしょうか。
また、猫のお世話をしている地域だからといって、猫を捨てたり置いて行ったりするのは絶対にやめてください。
動物の遺棄は犯罪です。
「NPO法人ねこと人と地域のいのちをつなぐ会(CCC)」の今後について

最後に、今後の活動についての抱負や目標があれば教えてください。

殺処分ゼロを目指すためにこれからもTNR活動を継続していきます。
不妊去勢手術を受けさせる、完全室内飼いの徹底など、飼い主さんの意識向上のための啓発活動も続けていきたいです。

CCCさん、貴重なお話をありがとうございました!
インタビューを終えて

猫の繁殖力の高さを知らず、あっという間に十数頭の多頭飼育になってしまう例は多々あります。
適切な時期に不妊去勢手術を受けさせること、完全室内飼いを徹底すること。猫を迎え入れる前に、私たちが知っておくべきことはたくさんあるのではないでしょうか。
読谷村周辺にお住まいの方、今回の記事を読んでCCCさんを応援したいと思った方は、ぜひ継続的なご支援をお願いします。
CCCさんのホームページ・SNS、支援先一覧は下記をご覧ください!
NPO法人ねこと人と地域のいのちをつなぐ会(CCC)のホームページ・SNS
ホームページ | NPO法人ねこと人と地域のいのちをつなぐ会 |
Community Cat Care Okinawa | |
NPOねこと人と地域のいのちをつなぐ会 |
支援先・問い合わせ先一覧
支援金の寄付 | ホームページ内、ご支援のお願いをご覧ください。 |
支援物資 | Amazonほしいものリスト |
お問い合わせ先 | ホームページ下部に記載されている公式LINEかメールでお問い合わせください。 |
今回は沖縄県中頭郡読谷村のボランティア団体「NPO法人ねこと人と地域のいのちをつなぐ会」(以下、CCC)さんにお話を伺いました!
「みんなで協力しあい、もっと多くの猫たちを救いたい」
同じ想いを持った個人ボランティアが集まり、NPO法人化して3年目。
殺処分ゼロを目指し、県外の団体とも連携しながらTNRや譲渡・啓発活動を続けています。