
この記事は、「久米島にゃんこ部」の詳しい活動内容を知りたい方や保護猫の里親になりたい方、ボランティア活動をしてみたい方に知っていただきたい内容が満載です!
ご紹介記事では掲載しきれなかった発足の経緯や活動への想い、この記事を読んでいるみなさんに伝えたいことなど詳しく掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
「久米島にゃんこ部」発足の経緯について

久米島にゃんこ部さんが活動を始めたのはいつ頃ですか?

初めてTNR・TNTA活動をしたのが2021年3月です。



活動を始めたきっかけについて教えてください。

私たち一般社団法人にゃんこ亭は、以前より久米島で猫の保護や里親探しの活動をされている個人ボランティアさんのお手伝いをさせていただいておりました。
お手伝いをする中で、久米島という動物病院などもない離島の環境下での保護活動の大変さを知り、保護活動を充実させたいとの想いで発足に至りました。
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現在一緒に活動されている方々は何名でしょうか。

中心メンバーは7名です。久米島だけでなく東京のボランティアさんたちとも連携をとっています。
また、獣医師にも協力していただいており、TNR・TNTA活動プロジェクトの規模や保護頭数によりスタッフ人数が変動しています。

一緒に活動されている方々はどのようなきっかけで久米島にゃんこ部さんの活動に参加することになったのでしょうか。

もともと個人で猫を助ける活動をしていた方や、当団体から保護猫を迎え入れてくださった里親さんたちが活動に参加してくださっています。
久米島島内ではTNR・TNTA活動自体の認知が低いのですが、当団体が運営しているシェルター&カフェ「球美にゃんこ亭」がきっかけで、活動に興味を持っていただいて参加してくださっている方もいます。
活動実績について

発足から現在までにTNR・TNTA・保護・譲渡した猫の頭数について教えてください。

はい。2021年度の活動実績は下記の通りです。
- 保護:約280匹
- 不妊去勢手術:192匹
- 譲渡:222匹
2022年度は年4回のTNR・TNTA活動に加え、島内の飼い猫への不妊去勢手術の医療体制の提供も各プロジェクト内に入れております。
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TNR・TNTA活動を続けることで地域住民の反応に変化はありましたか?

まだまだ認知度が低いので大きな変化は見られませんが、久米島町役場にも協賛していただき、少しずつですがTNR・TNTA活動を広げている最中です。
数字としては、TNR・TNTA活動をすでに行えた地域の交通事故死の数が、前年度の10数匹から0匹へと改善も見られてます。

それはすごい成果ですね!
TNR・TNTA活動や外で暮らさざるを得ない猫たちのことを、もっと多くの若い人に知ってもらうために必要なことは何だとお考えでしょうか。

情報の提供体制が必要ではないかと思います。
特に久米島のような離島や、都心部から離れている地域では、動物病院・ペットショップ・ホームセンターなど、動物に関する情報を得られる場所が少なくなります。
若年層はSNSなどインターネットを通して情報を得ることに慣れている方が多いと思いますが、インターネットに慣れていない年配者には十分な情報が入らないのが現実です。
若い人だけでなく、すべての方に情報として私たちの活動を知ってもらうためには、SNSなどを通した若年層への理解、そして若年層から年配者へ正しい情報を伝える、または年配者へのアナログでの情報発信が必要だと考えています。
久米島においては、猫の飼育環境の改善・啓発のために室内飼いのカフェを併設し、実際に見ていただいております。
保護猫の譲渡について

続いて保護猫の譲渡についてお伺いしたいのですが、久米島にゃんこ部さんのSNSを見て気になる保護猫がいた場合、どちらへ問い合わせれば良いでしょうか。

久米島にゃんこ部につきましては、Facebook・InstagramのDMやホームページのお問い合わせフォームからお問い合わせください。
ただ、久米島の猫たちが里親探しのために要にゃんこ亭にいる場合もあります。要にゃんこ亭におきましてはご来店いただくことが、活動維持・運営維持にもつながりますし、里親詐欺防止も含め、ご来店後のお話の中でトライアルを進めております。
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保護猫たちのおおよその譲渡可能地域は決まっていますか?

譲渡費用と実費交通費についてご了承いただければ、全国どこでも譲渡可能です。

譲渡の際、特に重要視していることや理想の里親さんについて教えてください。

終生飼養、脱走防止対策の徹底はもちろん、信頼関係を築ける方、譲渡後も保護猫の様子をきちんとご連絡くださる方が理想ですね。
あとは、久米島という離島での活動に理解を示していただきたく思います。
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里親希望の方とメッセージ等でやり取りしたり、直接お会いしてお話したりする際に、心がけていることがあれば教えてください。

一人ひとりの性格が違うように、猫たちも一匹一匹性格が違います。また各ご家庭の生活リズムも違いますので、お話の中ですり合わせて行くことが大切だと感じております。
トライアルが失敗するということは、猫もつらい思いをしますし、里親希望の方にとっても、猫との生活へのハードルが高くなりますよね。ですので、出来る限りお話の中でのすり合わせを心がけております。
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ありがとうございます!
それでは、里親を検討されている方に向けて、メッセージをお願いします。

命をあるものとの共生は責任もありますが、その分、楽しみもたくさん与えてもらえます。
家族に保護動物を迎え入れてみませんか?

久米島にゃんこ部さん、保護猫喫茶 要にゃんこ亭さんでずっとのお家と優しい里親さんを待っている保護猫たちは、下記のSNSからご覧いただけます!
【久米島にゃんこ部】
【保護猫喫茶 要にゃんこ亭】
ボランティア募集について

ホームページでボランティアさんを募集されていますが、特に人手が足りない活動があれば教えてください。

現在特に人手が足りないのは、球美にゃんこ亭のボランティアスタッフと東京都内の預かりボランティアです。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います。

ボランティア希望の方は、どのように申し込めば良いですか?

SNSのDMやメールでご連絡いただくか、球美にゃんこ亭にご来店の際にスタッフにお声掛けください。

分かりました!
それではボランティアとして活動に参加してみたい方へ向けたメッセージをお願いします。

誰もが最初は初心者です。どうぞお気軽にご連絡ください。

久米島や東京都内にお住まいの方で「猫のため、地域のために自分にできることはないか」と考えている方は、久米島にゃんこ部さんと一緒にボランティア活動をしてみてはいかがでしょうか。
「久米島にゃんこ部」への支援について

直近で特に必要な支援や足りない物資はありますか?

全ての面でご支援いただけると大変助かります。
ご寄付が増えると活動の規模を上げることが出来ます。活動の規模が上がると人手も必要になりますし、保護頭数が増えると、キャットフードなどの物資も必要となります。
上記3つがすべてスケールアップできれば、活動規模やスピードも上げることができるので、ぜひご協力をお願いしたいです。
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引用:Support
猫の保護依頼について

子猫を見つけた、保護したいが飼えない、など困っている方からの保護依頼はありますか?

はい、あります。

問い合わせへの対応はどのようにしていますか?

シェルターの状況により、受け入れるかどうかの判断をしております。
キャパシティーを越えないようにするのも、活動を続ける上で大切なことだと考えています。
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保護依頼をする方に向けて、メッセージがあればお願いします。

子猫一匹であっても、保護するにあたり、たくさんの費用と人手がかかります。ご理解の上、ともに不幸な猫たちをなくすためのご協力をお願いしたいと思います。

「自分には何もできないから、できる人に託す」のではなく、「できる人にアドバイスをもらいながら、自分で行動する」姿勢が大切なのではないでしょうか。
また、猫のお世話をしている地域だからといって、猫を捨てたり置いて行ったりするのは絶対にやめてください。
動物の遺棄は犯罪です。
「久米島にゃんこ部」の今後について

最後に、今後の活動についての抱負や目標があれば教えてください。

久米島にゃんこ部としましては、TNR・TNTA活動を通して不幸な猫を減らしながら、室内飼育の情報発信・啓発、不妊去勢手術の環境整備など、島内の飼育環境の改善もしていきたいと思っています。
また、猫と人とが共生できる環境を作り、地域猫たちを見守っていきたいです。

島内でのTNR・TNTA活動の認知度が上がるよう、これからも応援しています!

ありがとうございます。
外で生きている猫たちはのんびりと生きているようにみえますが、厳しい暑さや寒さ、交通事故などの危険と隣り合わせの中、必死に生きています。
どうか一人でも多くの方に、TNR・TNTA活動の大切さを知っていただきたいと思います。

久米島にゃんこ部さん、貴重なお話をありがとうございました!
インタビューを終えて

猫の繁殖力の高さや不妊去勢手術の大切さを知らないまま猫を飼ってしまうと、あっという間に多頭飼育崩壊に至り、不幸な命が増え続けてしまいます。
野良猫をこれ以上増やさないことはもちろん、すでに猫を飼っている方にも猫の適正飼育について知ってもらうことが大切なのではないでしょうか。
久米島や東京都内にお住まいの方、今回の記事を読んで久米島にゃんこ部さんを応援したいと思った方は、ぜひ継続的なご支援をお願いします。
久米島にゃんこ部さんのホームページ・SNS、支援先一覧は下記をご覧ください!
久米島にゃんこ部のホームページ
ホームページ | 久米島にゃんこ部 |
久米島にゃんこ部 | |
久米島にゃんこ部 | |
久米島にゃんこ部🐱球美にゃんこ亭 |
支援先・問い合わせ先一覧
支援金の寄付 | Support |
支援物資 | Amazonほしいものリスト |
お問い合わせ先 | Contact |
今回は沖縄県久米島のボランティア団体「久米島にゃんこ部」さんにお話を伺いました!
久米島にゃんこ部さんは、東京都内で「保護猫喫茶 要にゃんこ亭」を運営する一般社団法人にゃんこ亭さんが、久米島で活動する個人ボランティアさんのお手伝いがきっかけで発足された団体です。
TNR・TNTA活動の認知度の向上や猫の飼育環境の改善を目指し、2021年3月から活動を続けています。