よく「ペットの医療費は高い」と言いますよね。
こんな言葉を聞くと、「それってペット保険に入らせるための常套句なんじゃないの?」と思ったりしませんか?
実は、そんなことは一切ありません。
少なくとも、私は愛猫「わたげ」の膀胱結石の治療に総額40万円かかりました。
ちなみにこの金額、場合によっては、100万円を超えていた可能性もあります。←不安を煽るためではなく、本当の話です。
わたげの闘病生活を経て、私はペット保険に【今】入っておくことが、どれだけ重要なのかを学びました。
今回はなぜそういった考えを持つに至ったかを、なるべく分かりやすく解説していきます。
もちろん大金がかかったからと言うこともありますが、今回の体験を通して、金銭面だけではないペット保険の重要性が見えてきました。
それではまず、わたげの闘病記録のあらましから、かいつまんで紹介していきます。
【簡単なまとめ】わたげの闘病記録
わたげの病気の発症から手術にいたるまでを追った闘病記録になります。
1日目:突然襲ってきた尿道結石
事の始まりは2018年10月19日の深夜でした。
気付くと私の愛猫「わたげ」はトイレに入っては出てを繰り返すものの、トイレには何も出ていないという状況になっていました。
その時の動画がこちらです。
▲緊急で撮った動画の為、部屋汚いです。すみません。
この後わたげは、トイレに限らず、ベッドの上など部屋のいたるところで排尿ポーズを取っていました。
しかしおしっこは一滴も出ておらず、「これはまずい」と確信しました。
ピンときた方も多いと思いますが、私は「尿路結石になったのではないか?」と考え、すぐに深夜対応の救急病院へ連絡し、向かいました。
救急病院の獣医さんに対応してもらい、ひとまずカテーテルを尿道に通すと、勢いよくおしっこが出てきたとのことでした。
尿道には砂の結晶のようなものが詰まっていたようですが、それもサラサラと散っていったとのこと。
結晶のできた原因を調べるため(検査のため)、翌日かかりつけの病院に行くように指示を受けます。
緊急の状態を脱し、私はほとんど問題は解決したものと思い、安心感でいっぱいになりました。
しかし、長い闘病生活の始まりに過ぎなかったということを、この時は知る由もありませんでした。
2日目:再度詰まるおしっこ、ショッキングな現実
翌朝起きると、またわたげは昨夜と同じようにいたるところで排尿ポーズをとるが、一滴も出ない状況になっていました。
正直、もう詰まることはないと考えていた私はとてもショックを受けます。
すぐにかかりつけの病院に行き、再び導尿(カテーテルを尿道に通す)と検査を行います。
その検査結果はとてもショッキングなものでした。
わたげは「膀胱結石・膀胱炎・腎不全」という3つの尿路疾患を患っていたのです。
結果を告げるかかりつけの獣医さんの表情や話しぶりからも、かなり状態が悪いことがひしひしと伝わってきます。
ひとまず治療方針としては、
- 膀胱結石:食事療法によって、結石を溶かしていく
- 膀胱炎:抗生物質を飲んで、薬が効くのを待つ
という2つの治療を行っていくことになります。
その後3日目は自力排尿をしたため、なんとか危機は乗り切ったように思ったのも束の間のこと、また4日目には結石が詰まってしまいます。
▲3日ぶりに出した自力排尿のオシッコを見て、私は泣きました。
しかし、見事にぬか喜びになってしまいました。
そして、わたげの状態は更に悪くなり、私も精神的にとことん追い詰められていきました。
4日目:セカンドオピニオンによって見えてきた光
かかりつけ獣医さんの説明は歯切れが悪く、今後どうすれば良いのか?など、良くなる未来が全く見えてこなかったため、一縷の望みを託して、セカンドオピニオンを行うことにしました。
元々かかりつけにしていた動物病院は町医者でしたが、セカンドオピニオンに行ったのは、少し離れた大型動物病院です。
結果的にこの決断は大正解でした。
まずは再度詰まっているわたげの尿道にカテーテルを通し、その後検査を色々と行います。
詳しく書くと長くなるため省略しますが、高度医療を受けられる病院に来たこと、そして何より担当の先生が筋道立てて、病気が治るまでの具体的なルートを分かりやすく説明してくれたことで、回復までの道筋がグッと現実的に見えてきました。
その後:紆余曲折を経て、手術をし、快方へ
▲闘病生活の中、おむつ生活などの時間もありました。
その後、約2週間ほど毎日セカンドオピニオンを頼んだ病院に通院する生活を送り、その間、度重なる紆余曲折があったものの、最終的には手術を行うことになり、無事わたげは回復しました。
現在もステージ②の※慢性腎不全(そこそこ悪い状態)ですが、膀胱炎と膀胱結石に関しては、ひとまず完治しました。
※ちなみに腎不全は治ることはないので、腎臓をこれ以上悪くしない生活を続けていきます。
これが今回私と、愛猫わたげが体験した闘病記録の大まかな流れになります。
より詳しく詳細を読みたい方は、こちらの記事をどうぞ
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残念ながらわたげは、腎不全と何らかの感染症によって、2019年1月17日に永い眠りにつくことになりました。
闘病生活でかかった治療費の総額
「結局のところ、いくら治療費がかかったのか」について気になりませんか?
あくまで一例ですが、私が今回体験した領収書一覧と、治療のおおまかな経緯を載せていきます。
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▼時系列でみたわたげの診療内容
日付 | 略歴 | 診療費 |
10月19日 | 尿道閉塞のため、カテーテル挿入 (以下、「導尿」表記) | 37,746円 |
10月20日 | 導尿 | 40,408円 |
10月21日 | ||
10月22日夕方 | セカンドオピニオン利用 (以後、そのまま動物病院切り替え) 導尿 | 32,808円 |
10月22日夜 | 再度導尿 カテーテル留置 2日間入院 | 10,000円 |
10月23日 | わたげ入院日 | |
10月24日 | わたげ退院 | 32,378円 |
10月25日 | 自宅でわたげの カテーテル取れてしまう | 6,710円 |
10月26日 | 導尿、カテーテル留置 | 12,420円 |
10月27日 | 6,470円 | |
10月28日 | 4,320円 | |
10月29日午前 | 超音波検査によって、 膀胱内に結石が見当たらないため、 一旦カテーテル解除 | 2,700円 |
10月29日午後 | 再度石が詰まり、超音波カテーテルによって、破砕を試みるも、失敗。 そのまま導尿+カテーテル留置 | 30,482円 |
10月30日 | ||
10月31日 | 3,780円 | |
11月1日 | 手術前検査、カテーテル解除 | 30,100円 |
11月2日 | 【手術】、1日入院 | |
11月3日 | わたげ退院 | 148,237円 |
11月10日 | 抜糸、今後の相談 | 13,292円 |
診療費合計 | 411,851円 |
経緯をこうして表にすると、かなり淡々とした感じになりますが、実際は毎日精神的にかなり辛い日々を過ごしました。
猫はおしっこが1日2日出ないと、尿毒症になり死んでしまいますから、毎日全く気が抜けない日々が続きました。
途中からは、カテーテルを着けたまま+オムツという生活が一般的になりましたが、オムツ替えをわたげは嫌がり、暴れますからかなり大変でした。
恐ろしいことに、管を通したまま(カテーテル留置)にしていても、カテーテル内でドロッとしたものが詰まっていたりしたこともあります。
毎日が闘いでした。
それもいつまで続くか分からない中の闘病生活でした。
「これでもう大丈夫だ」と安心して、そこから落胆する結果になったのは、1度や2度ではありません。
出口の分からない暗いトンネルの中を方向も分からない中、もがき歩くようなものでした。
いつ治るのか分からない闘病生活も辛かったですが、更に追い打ちをかけたのが、高額な医療費です。
病院を切り替えてからは、かなり良心的な治療費になりましたが、最初の3~4日間に関しては、ほぼ毎日3~4万円がかかっており、貯金が凄まじい早さで減っていく状況は、並大抵の恐ろしさではありませんでした。
それも、いつまで続くのかも分からない状況です。
かなり精神的にやられます。愛猫が病気に苦しみ、治るかどうか分からない。
そして、お金も毎日とてつもないスピードで減っていく。これは一度味わったことのある方しか、どれほどの不安なのかは分からないと思います。
結局のところ総額は丁度40万円で収まりましたが、セカンドオピニオンで病院変更をしていなければ、真面目な話、治療費は100万円を超えていたでしょう。
※端的に理由を説明すると、病院によって診療費や手術代が全く違うこと、セカンドオピニオンをしていなければこんなに早く治っていなかったことから。
亡くなる直前の治療なども合わせると、結果的に腎不全治療などで50万円を超える結果となりました。
ペット保険に入っていたら費用はどうなっていた?
私は元々ペット保険に加入していましたが、切り替えるために、一時的にペット保険をやめていたため、今回の件は全額自己負担でした。
保険などは一切なく、40万円全て自分で払いました。
ではペット保険に加入していたらどうなっていたでしょうか?
メジャーなペット保険は50%補償、もしくは70%補償のものがほとんどです。
このどちらかに入っていた場合、以下のような結果になっていました。
- 保険未加入の場合:自己負担額は40万円
- 50%補償の保険に加入していた場合:自己負担額は20万円
- 70%補償の保険に加入していた場合:自己負担額は12万円
全然違いますよね。
40万円パッとお金を出せる方、もしくはそれを全く厳しいと感じない方は、それほど多くないでしょう。
これがペット保険に入って、毎月2,000円ほどの保険料さえ支払っていれば、12万円~20万円の自己負担で済んでいたんです。
これだけ見ても、ペット保険がどれだけ意義のある保険か分かると思います。
ペット保険はどうして大切なの?
ここからは、愛猫の闘病体験を通して、「なぜペット保険が重要だと思ったのか?」について解説していきます。
もちろん金銭面が楽になるというのは、言わずもがなですが、それ以外にも、様々なプラス効果がペット保険にはあります。
- 猫はいつか病気になりますが、病気になるとペット保険の加入は難しくなります
- ペット保険は闘病中の金銭面の負担(飼い主の精神的な負担)を軽くする
- 愛猫にしっかりとした治療を受けさせてあげられる
- ペットの病気は一切予告なし
猫の平均診療費から見て、ペット保険の保険料は妥当なのか?
突然ですが、猫を飼ってる場合にかかる1年間の平均診療費をご存知ですか?
これはアニコムの出している家庭どうぶつ白書2017によると、種類によって細かな違いはあれど、以下のようになっています。
▲引用:家庭どうぶつ白書2017
0~12歳の混血猫の平均診療費は、約60,000円だということが分かります。
猫全体の平均も同じく、60,000円ほどであることが分かります。
猫はいつか病気になりますが、ペット保険の加入は難しくなります
猫は遅かれ早かれ病気になります。いつかは必ず動物病院のお世話になる日が来るのです。
特に「慢性腎不全」は、猫にかかりやすい疾患のひとつです(わたげも慢性腎不全です。)
動物病院に一切かからず、天寿を全うできるのは、ごく一部のネコちゃんだけとお考えください。
病気を経験してから運よくペット保険に入れたとしても、治療中の病気や既往症は補償対象外になります。
既往症とは、一度でも治療をしたことがあるケガ・病気のことで、保険加入時に補償対象外の扱いになってしまいます。
だからこそ、なるべく補償対象外になる項目が少ない、今の状態で入ることが最善の選択肢なのです。
ちなみにわたげは慢性腎不全の診断が下りてしまったため、もう入れるペット保険はひとつもありません。
皆さんは私のように手遅れになる前に、今のうちにペット保険に加入されることをおすすめします。
「50万円の診療費」か「毎月2,000円の出費」どちらを選びますか?
いざという時に、50万円もの大金を簡単に用意できますでしょうか。
「貯金があるので保険は大丈夫」という方もいるでしょうが、実際に猫の病気などで50万円必要になった場合に、同じように「大丈夫」と言えますか?
更に言うと、50万円で収まるかどうかも分かりません。
いつ高額な診療費が発生するか分からないのであれば、毎月2,000円の保険料を払うことで、もしもの時の出費にカバーできるようにしておいた方が安心と言えます。
ペット保険は金銭面だけでなく、飼い主の精神的な負担も軽くしてくれる
愛猫の闘病期間中、飼い主は同時に二つの不安と戦うことになります。
- 愛猫が治るかどうかの不安
- 急速に減っていく金銭面の不安
2つの現実が迫ってくるのは、月並みな表現ですが、とても、とても怖いです。
愛猫の状態が悪ければ悪いほど、この二つの不安は大きくなります。
私の場合、わたげが最初に病気になってからの3~4日ほどは、ほぼ毎日3万円~4万円ほどがかかっていました。
そのペースでお金を払い続けるような生活が続いていたら、治療を終える前に確実にパンクしていたでしょう。
当時はそんな不安とも戦いながら、病院への通院をしていました。
現実問題、お金がなくなってしまえば、病院に通うことは出来なくなります。
「猫がいつ治るか分からない。それに加えて、お金も毎日3万円4万円出ていく。。。」
この恐ろしさは実際に体験しないと分からないと思いますが、想像するだけでもどれほど恐ろしいことか、少しは分かって頂けると思います。
ペット保険に加入していれば、少なくとも2つの不安の内、「金銭面の不安」は大幅にカバーすることができるのです。
金銭面の負担が軽くなるのはもちろんですが、同時に、最善の治療を選択できる心の余裕も生まれるので安心して治療を受けることができるようになります。
「多少のお金は保険に入っているから大丈夫。だから治療を頑張ろう。」と治療に専念することができるのです。
それこそがペット保険の最も大きなメリットと言えるでしょう。
ペット保険のお金を厳しいと感じるなら、猫を飼うのはダメ?
以前、ある日本の獣医師が「貧乏人はペットを飼うな」とSNSに投稿し、賛否両論を巻き起こしたことがあります。
私は今回の体験を通して、この言葉の真意を理解できた気がします。
正直、この意見に関して、私はおおむね賛成です。
少し辛辣な言い方になりますが、私の意見は「ペット保険のお金も払えないようなら、ペットは飼うべきではない。」と思います。
ペット保険に加入すると、毎月約2,000円ほどの費用が発生しますが、それを払うのが厳しいと感じるなら、そもそもワンちゃんや猫ちゃんを飼うのは難しいでしょう。
毎月2,000円払うことが難しいのに、どうして50万円ほどの治療費を払うことができるのでしょうか?
今回の闘病中、獣医さんに「3万円4万円の治療費が毎日かかる現在のような状況がずっと続くようであれば、払うことができなくなります。」と不安な気持ちを吐露しました。
場合によっては、その後に手術をした場合、50万円かかると伝えられており、金銭的な不安から精神的にかなり追い詰められていました。
すると獣医さんはこんな話をしました。
動物病院に来る方の中には、やっぱり島崎さん(私のこと)のような状況で、「先生もう無理です。お金もう払えません。」となることがあります。
そんな時、最終的にどうなるかと言うと、その場しのぎの治療を続けたり、治療費・手術費を払えれば助かったけども、動物愛護センター(安楽死)を選択される方も中にはいます。
私は絶対こんな結末は迎えないと心に誓いましたし、同時にとても悲しい気持ちになりました。
わんちゃんや猫ちゃんを飼うということは、彼らの命に対して責任を負うことを意味します。
そして当然と言えば当然ですが、動物病院側もかわいそうだから無料で治療しようとはなりません。
ワクチン一つ取っても、コストがかかるのですからそれは当然です。
どんなに親切な先生であっても、お金を払うことが出来なければ、治療を継続してもらうことは出来ないのです。
しかし、こんなとても悲しい結末を、毎月2,000円払うことで回避することができるのです。
ペット保険はまだ知名度が低く、加入率も低いですが、今回の体験を通して、私は加入必須にすべきだと今では思っています。
それこそ人間でいうところの国民健康保険や自動車保険などと同じくらい、大切な保険だと感じた次第です。
愛猫にしっかりとした治療を受けさせてあげられる
ペット保険に加入していることで、万が一高額な手術費用が必要になっても、選択の余裕が生まれるでしょう。
手術をすれば助かるのであれば、手術を選択させてあげましょう。
そして手術をするために必要なお金は、ペット保険が大きくカバーしてくれるのです。
「あのとき、手術ができれば助かったかもしれないのに。」
こんな悲しいこと、大好きなわんちゃんや猫ちゃんを飼っている方、誰にも思って欲しくありません。
だからこそ、今ペット保険に加入することを皆さんに勧めます。
ペットの病気は一切予告なし
「うちの猫は元気だから大丈夫」、「もう少し大きくなってから入ろうかな」と考えている方へ。
その考えは一刻も早く捨てることを忠告します。
猫は元々自然界に暮らしていて、弱みを見せたら、捕食者に狙われる日常を送っていました。そして、その性質上、病気になっても、その予兆をめったに見せません。
わたげもおしっこが詰まるまで、一切普段と変わらない、元気な日常を送っていました。
そして、意外かもしれませんが、わたげはまだ生後1歳8カ月です。そんな若い猫でも、時には病気になります。
それも慢性腎不全のような、不治の病にもです。
「元気だから大丈夫」、「若いから大丈夫」は、大丈夫の根拠になりません。
繰り返しになりますが、病気になってからではペット保険には加入できませんし、運よく加入できても、ペット保険には待期期間があるため、加入後すぐの病気は補償対象外になります。
ちょっと体調が悪くなってから入っても、治療費は一切払われません。
ペット保険の重要性を感じない方へ
ペット保険の重要性って、どうしても見えづらいものですよね。
正直なところ、猫が元気なときにペット保険の必要性を感じないのは当たり前です。
だってまったく動物病院行く機会がないのに、毎月2,000円を払うのなんてバカバカしいですもんね。
いつか入ろうと考えていても、やっぱりなるべく節約したいのが人の心というものです。
でも愛猫が病気になると、皆さんその時にこそ同じことを思います。
「今からペット保険に入りたい。今から入れる保険はないかな?」
当サイトの記事のひとつ「病気でも入れる可能性の高いペット保険」は、他のペット保険についての記事と比べて、アクセス数がかなり多いです。
ここからも、猫が病気になって初めて、ペット保険の必要性を痛感される方が多いのが分かりますね。
そして治療費がかさんでいくと、こう思うのです。
「事前にペット保険入っておけばよかった。」と。
恥ずかしながら、私もその内の一人ですが、もうわたげは新たに保険に入ることはできません。
ですが、この記事を読んでる皆さんの多くは、まだ間に合うのではないでしょうか?
私は真面目な話、この記事を読んでる方すべてに、わんちゃんねこちゃんなどペットを飼っている方全てに、ペット保険に加入して欲しいと強く思っています。
今は必要性を感じないかもしれませんが、いざという時愛猫を救い、更にあなたの強い味方になってくれるのがペット保険なのです。
そして、そのいつかは、明日訪れることも否定できません。
私がペット保険に「今」入ることを推奨する理由とは?
目を閉じて、想像してみてください。
今回私に起こった体験、金銭的な負担40万円を猫の治療で払う必要が生じたら、すぐに払えますか?
「払えるけど厳しいな」「突然は無理でしょ」と感じるなら、今すぐペット保険に加入しましょう。
何よりも、「今すぐ」入ることが大切です。
人間はとても忘れっぽい生き物です。
今はこの文章を読んで、「ペット保険に入ろう」「資料請求しよう」と考えていても、ペット保険の資料が届く1週間後にはその危機感は既になくなっています。
私がいい例です。
1歳時点でわたげの保険をいったん解除し、その後違う保険に入ろうと、加入予定だった他社の保険プランの資料請求をしました。
そして「来月キリが良くなったら加入しよう」という考えが続くうちに、ついに今回の件を迎えてしまいました。
資料請求ではなく、ネット経由でその場で入っておけば、保険が効いて、自己負担は12万円で済みました。
今でも後悔してもしきれません。
だからこそ、今日、今すぐに、ネット経由で加入することが大切なのです。
資料請求が悪いわけではありませんが、資料が届くころには必要性を感じなくなっています。
「でも今入れって言ったって、どの保険が良いのか分からない」と言う方は安心してください。
「どのペット保険が安さと補償のバランスが良いのか?」という点に関しては、当サイトで各社保険プランの徹底比較を行い、どれが本当に良いのかを紹介しています。
最近はペット保険の比較サイトもたくさんありますので、いくつかのサイトを並行して確認しながら検討されることをおすすめいたします。
ペット保険の選び方で大切なポイントは、「保険料」や「補償内容」だけでペット保険を選ぶのではなく、「補償範囲」や「契約更新時の対応」などを総合的に評価しながら比較・検討することです。
まとめ
今回の体験は私の愛猫への危機管理や、ペット保険観について大きな変化をもたらしました。
とにかく大きな衝撃でした。
今回の記事を読んで、皆さんが「ペット保険に入っておこう」という危機感を持っていただける助けになったのなら、これほど嬉しく誇らしいことはありません。
このページを訪れた全ての人がペット保険に入り、いざという時に金銭的な余裕を生み出せることを願っています。
最後にもう一度だけ、このページで伝えたかったことを記載します。
- どんなに元気な猫でもいつか必ず病気になり、高額な治療費が必要となります。
- そのいつかが来てからでは、ペット保険の助けを借りることはできません。
- 私のように手遅れになる前に、【今】ペット保険に加入を検討することをおすすめします。
猫の多頭飼いについて、大変勉強になりました。お忙しい中、貴重な情報を提供頂き有難うございます。現在 5歳の大人しい成猫(茶トラオス・白猫オス)2匹とエイズキャリアの老猫(メス。お部屋を分けています)がいますが、新しくメスの子猫キジトラ(10か月)1匹が仲間入りしています。茶トラは自分がこの家のボスだと主張しているようで、自分の寝床に座るとパンチでどかしたり、ジャレ合って遊び相手にしておりますが、白猫はビビリな性格で非常にデリケートなので、子猫に圧倒されストレスを感じているようで、スプレー行為を始めてしまい デリケートな性格上 この先ストレスにより病気が懸念されます。2、3日前から知り合いの自宅にキジトラに預けていますが、預けた初日からスプレーをやめました。預ける際にキジトラの寂しそうな鳴き声をしたので多頭飼いについて 知識もなく安易な考をしてしまったと責任を感じていますが、一度 自宅に招き入れた以上 キジトラも幸せにしてあげたいと考えています。白猫が生涯ストレスを感じてしまう可能性もあるので、2LDKのお部屋を借りて 老猫とキジトラは各お部屋で飼育し、先住猫のオス2匹はリビングて飼育しようかと考えておりますが、このようなスタイルでの飼い方の場合、白猫がストレスを抱えず飼育は可能でしょうか? お時間ございましたらご回答頂けると幸いです。宜しくお願い致します。
小那覇様
コメントありがとうございます。
現状について、拝見いたしました。
なかなかデリケートな状況のようですね。
回答させていただくために、いくつかお聞きしたいことがございます。
キジトラの子猫ちゃんが来るまでは、3匹の猫たちはどのように暮らしてたのでしょうか?
例えば、元々別の部屋で分けて飼育していたのか?、それとも一緒の部屋にいることもあったのでしょうか?
また、白猫ちゃんはご飯やおやつを食べることなどは好きでしょうか?
ご回答お待ちしております。
お忙しい中、ご回答頂き有難うございます。大切な事を忘れていました。オスの先住猫2匹は、兄弟です。生まれてから現在まで お部屋は分けず室内飼いです。お昼寝や夜寝るときも常にお互い抱き合ったままねており兄弟愛が強いです。茶トラは社交的です。
エイズキャリアの老猫(今年推定11〜12歳)は、野良猫で2017年から駐車場で面倒を見ていました。血液検査ではエイズ感染以外は特に健康上の問題はなく、去年避妊手術を終えましたが、年末に人に危害を加えられたようで横隔膜が破け お腹の中で腸が飛び出していましたので お別れを覚悟で緊急手術をし一命を取り留め元気な状態です。エイズキャリアの老猫なのでこれ以上 野良猫生活は大変と判断し、年末から老猫のみお部屋を分けています(お外に出たがろうともせずにキャットタワーで日向ぼっこしております。)
キジトラは、去年12月始めに来まして お部屋を分けていました。避妊手術を終え今年の1月14日に自由にさせておりますので、先住猫と一緒にいる状況です。夜寝るときのみキジトラは別のお部屋に分けています(先住猫が眠りに入る時間に遊ぶ為)
白猫は偏食はなくなんでも食べます。おやつでご機嫌をとったのですが相性があるのか効果がない印象でした。キジトラは、白猫が箱すわりしている時に頭にパンチをしたり、たまたま白猫と同じクッションにねていて、白猫が顔を舐めてあげると嫌がってしまったり、隣にキジトラがいるとは知らず眠っていると 存在に気づいてジャンプで飛び起き逃げてしまう事もありました。
5歳の成猫が性格上、子猫に負けてしまう事があるのだと正直驚いています。
5年後、先住の兄弟猫2匹は10歳の老猫で、キジトラの子猫は遊び盛りの5歳ということを考えると、どのようなスタイルで飼っていけばよいか先週からずっと考えている状況です。
お世話になっております。
詳しいご回答ありがとうございます。
まず初めに、エイズキャリアの老猫ちゃんの件ですが、ほんとに信じられませんね。
本題から外れていることとは理解できますが、動物に危害を加える人間がいること、本当に怒りを覚えます。
飼い主様と出会えたこと、今は共に暮らせて本当に幸せなんでしょうね。
さて、本題に戻りますが、
まず結論から申し上げると、一瞬で解決することではないのではないかなと思われます。
恐らく白猫ちゃんは飼い主様も推測していらっしゃるように、今まで自分と兄弟猫の2匹で暮らしていた生活環境に突然キジトラ猫ちゃんが入ってきて、ビックリしているのでしょう。
猫は縄張り意識が人一倍強く、更に快適に生活するためには、縄張りが必要な生き物なので、スプレーも自身の縄張り主張による行動だと考えられます。
部屋を分けて暮らすようにした場合、解決する可能性はあります。
その場合は、一旦部屋を分けた状態で過ごすようにして、少しずつ存在になれさせていくことが大切でしょう。
ただ、解決しない場合も考えられます。
猫によっては、自分の好きでない猫がいることが分かっているだけでもスプレー行動をする子も中にはいます。(白猫ちゃんにとってのキジトラ猫ちゃんに当たります。)
家の猫が急にスプレーをするようになったと思ったら、家の周辺を野良猫がうろつくようになっていたというのも良く聞く話です。
そういった場合には、正直かなり難しいのですが、白猫ちゃんが安心できる環境を整えてあげることが大切かと思われます。
猫には縄張りスペースがとても大切です。
キャットタワーを用意したり、とにかく白猫ちゃんが落ち着けるスペースを確保すると言った感じですね。
個人的におすすめの方法としては、まずは別々の部屋で暮らすようにします。
そして、まずは柵ごしなどで対面を行い、その存在に慣れさすようにします。
そして対面している時に、白猫ちゃんの好きなお菓子(チュールなど)があればそれをあげてください。
「キジトラがいる=お菓子を貰える」という相関関係を白猫ちゃんが理解することが大切です。
これを「正の強化」と呼びます。
必ずしもうまくいくかは分かりませんが、もし白猫ちゃんが好きなものがあるのなら多少は効果があるかもしれません。
また、現在キジトラちゃんは子猫と言うことで、基本的に猫は1歳を過ぎるころから、少しずつ大人しくなっていきます。
なので、今回の件に関する一番の解決策があるとしたら、やはり「時間」なのかなとも思えます。
大分締まりのない文章となってしまい、申し訳ないです。
他になにか気になることがありましたら、引き続きコメントを頂けると幸いです。
度々失礼致します。16:47分にそうしたメッセージがございますが、誤って氏名の入力を行なっておりませんでした。
大丈夫ですよ!
ご丁寧に連絡ありがとうございます(^^)