
この記事は、「NPO法人にゃん2」の詳しい活動内容を知りたい方や保護猫の里親になりたい方、ボランティア活動をしてみたい方に知っていただきたい内容が満載です!
ご紹介記事では掲載しきれなかった発足の経緯や活動への想い・この記事を読んでいるみなさんに伝えたいことなど詳しく掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
「NPO法人にゃん2」発足の経緯について

NPO法人にゃん2さんは、いつから活動されているんですか?

NPO法人になったのは2020年9月15日です。
それまでは10年ほど、「にゃん2フォスターズ」という名称でTNRや里親探しのための譲渡会を開催していました。

そうなんですね!
保護活動を始めたきっかけを教えてください。

野良猫の殺処分ゼロを目指し、不幸な猫をなくしたいと思ったからです。

法人化のきっかけは何だったのですか?

TNRや保護・里親探し等を地域の方々に広く知って理解していただくには行政をも巻き込んでいかないと難しいと考え、法人化することを決めました。
また、自分たちの活動もさらに向上させたいという想いもありました。

現在は何名で活動されていますか?

正会員が12 名(内 理事4名・監事2名)、賛助会員が70名です。
活動地域は基本的には東葛地域(柏市・流山市・野田市・松戸市・我孫子市・鎌ヶ谷市)なので、活動している会員も東葛地域に住んでいる方ばかりです。

会員の皆さんは、どのようなきっかけでNPO法人にゃん2さんで活動するようになったのでしょうか。

前身である「にゃん2フォスターズ」のメンバーの他、TNRや保護を依頼してきた方や個人で活動していた方、譲渡会で知った方などが活動に加わってくれています。
保護猫の譲渡について

続いて、保護猫の譲渡についてお伺いしたいのですが、活動を始めてから現在までに譲渡した猫の頭数を教えてください。

はい。
NPO法人立ち上げ前を含めると、これまでに1,300匹以上の猫たちが里親さんのもとで幸せに暮らしています。
ちなみに、2021年4月から2022年1月までで約150匹を保護し、そのうち約100匹を譲渡しています。

多くの保護猫たちが幸せになっているんですね!
保護猫の譲渡可能地域はホームページに記載のあった通り、茨城・埼玉・千葉・東京・神奈川でお間違いないですか?

はい。
譲渡はご自宅へのお届けがお約束なので、上記の地域でお願いしています。

譲渡にあたり重要視していることや、理想の里親さん像はありますか?

当たり前ですが、終生、愛情と責任を持って育てていただくことです。
保護猫たちは過酷な環境で生活していた子たちです。
二度と悲しませることのないよう、家族の一員として、幸せな一生を過ごせるよう、お願いします。

保護主にとっては、譲渡後もずっと大事な子であることにかわりないですからね。
NPO法人にゃん2さんは、譲渡会も開催されていますが、だいたい何名ほどの方が来場されますか?

柏駅前、柏の葉キャンパス駅前の場合は駅前での開催ですので、里親希望の方以外にも、駅を利用する方など、不特定多数の方に来ていただいています。
いしじま動物病院での時は、2~4 人のご家族が7~10組ほどいらっしゃいますね。

里親希望の方とお話する際、心がけていることがあれば教えてください。

里親をご希望される方には必ずアンケートにご記入していただき、その内容に沿ってお話しています。
色々な会話をする中で、その方やご家族の状況も見えて来ますので、良くお話をさせていただくことが大事だと思っています。

譲渡会に行きたい方や里親希望の方へ向けてメッセージをお願いします!

飼い主のいない猫たちが、迎えてくれるご家族を待っています。
まずは、みんなに会いに来て下さい。

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ボランティア募集について

ホームページやブログにボランティア募集の記載がありますが、現在もボランティア募集していますか?

はい。
保護猫預かりボランティアと、TNR・地域猫活動を一緒にしてくださるボランティアを募集しています。
にゃん2のボランティアガイド
⇒ https://t.co/4uUHy3xdLl #アメブロ @ameba_officialより— NPO法人にゃん2 (@nyann2fosters) February 12, 2022

ボランティアは、NPO法人にゃん2さんの活動地域(柏市・流山市・野田市・松戸市・我孫子市・鎌ヶ谷市)に住んでいる方のみ募集しているのでしょうか。

そうですね。
柏市に事務所があり、そこを中心に譲渡会場、提携の動物病院がありますので、そう考えています。

どのような方と一緒に活動したいですか?

動物好きな方、協調性を持って団体の中で行動できる方がいいですね。

ありがとうございます!
ボランティアの問い合わせは、メールやお問い合わせフォームからでよろしいでしょうか。

はい。
譲渡会等で声掛けしていただいても大丈夫です!

最初の問い合わせメールに記載しておいてほしいことがあれば教えてください。

お名前・ご住所・連絡が取れる電話番号もしくはメールアドレス、あとは、ご希望のボランティア内容(TNR、預かり等)がありましたら記載してください。

では、ボランティアをしてみたい方に向けたメッセージをお願いします!

一緒に活動していただける方をいつでも募集しています。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
お待ちしております。

「NPO法人にゃん2」への支援について

直近で特に必要な支援や足りない物資はありますか?

はい。
このところ子猫の保護が続いているのですが、過酷な環境におかれていたため、みんな健康状態が悪く、医療費がかさんでおります。
医療費にあてるご寄付やちゅ~るのご支援をお願いしたいです。
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あと、先ほどもボランティアを募集しているとお話したのですが、人手に関しては、特にTNRのお手伝いしてくださる方を募集しています。
今年度すでに350~400 匹のTNRを4~6人のメンバーで行っていますが、余裕の持てる人員数がほしいと切実に思っておりますので、よろしくお願いします。

たくさんの人と助け合って、活動を広げていけたら素敵ですよね!
ボランティアのお問い合わせについては、ホームページの問い合わせフォームやメールからお願いします!
猫の保護や引き取りに関する問い合わせについて

TNRや猫の保護に関する問い合わせはよくありますか?

はい。
一般の方からはこれまでに7~8 件ほど。
その他、柏市・流山市・松戸市からの依頼が随時あります。

そのような問い合わせへの対応はどのようにしていますか?

ご依頼内容を確認して、まずは電話やメールで詳細を伺い、現場確認をします。
その上で優先順位を検討し対応しています。
ですから、必ずしもお問い合わせいただいた順番になるとは限りません。

迅速に対応しないと猫たちの命に関わる内容もあるわけですね。

はい、そうです。
猫を拾ってしまった、保護してしまった、でも家では飼えないので引き取ってほしい。
こういったご依頼も多いです。
しかし、そこはご自身でしっかり責任をもってもらって、 私たちボランティアに全てをゆだねる前に、どこまでならご自身でできるのかを考えていただきたいと思っています。
きちんと責任をもって行動してくださる方には、私たちは惜しみなく出来るかぎりのご協力をさせていただきます。

「〇〇に猫がいるからよろしく」などの丸投げの依頼はやめましょう。
また、猫を捨てたり置いて行ったりするのは犯罪です。
絶対にやめてください。
迷子猫に関する問い合わせについて

迷子猫を探している飼い主さんからの問い合わせはありますか?
また、そのような問い合わせの対応はどのようにしていますか?

はい、ありますね。
まずは飼い主さんに、愛護センターや保健所・警察署へ連絡してもらいます。
また、飼い主さんが作った迷子チラシを戸別にポスティングしたり、ネットでの情報収集もしています。
迷子チラシは、掲示の許可を取ってから、不特定多数の方が目にする場所への掲示もしています。

猫は飼い主さんが探し出してくれるのを待っています。
決して諦めず、探し続けてほしいと思います。
千葉県柏市の飼い主のいない猫に関する助成制度について

柏市の飼い主のいない猫に対する不妊去勢手術への助成について教えてください。

はい。
柏市では、地域猫活動登録の承認を受けた個人または団体であれば、不妊去勢手術の費用を一部助成してもらえます。

地域猫活動登録の申請は難しくないんですか?

登録申請は難しくないです。
ただ、地域猫活動に関しては、ご近所で猫トラブルになってこじれてしまっていることが少なくありません。
その場合、こじれてしまったご近所関係を解きほぐすところから始まるので、苦労することが多いですね。

もっと多くの方にTNRや地域猫活動を知ってもらい、猫が好きな人も嫌いな人も、気持ちよく生活できる地域になるといいですね。
柏市の飼い主のいない猫の不妊去勢手術への助成については、柏市のホームページをご覧ください!
「NPO法人にゃん2」の今後について

最後に、今後の活動についての抱負や目標があれば教えてください。

はい。
私たちはとにかく猫の殺処分をゼロにするため活動を続けています。
それと同時に、私たちには早急に対策したい目標があります。
多頭飼育崩壊や地域猫として受け入れてもらえない、行先のない猫たちを収容する場所を、行政との協力によって確立することです。
愛護センターがない地域なので、その中で医療や里親探しをするための飼育、譲渡会等ができるように考えていかなければならないと思っています。

猫を取り巻く現在の状況を改善するためには、行政の協力・連携が欠かせないですよね!

そうですね。
地道な活動の積み重ねだと思っていますが、これからもくじけずに、不幸な野良猫がいない地域作りを目指して、日々の活動をしていきたいと思います。
不幸な野良猫がいなくなるためには、皆さんのお力が必要です。
TNR・地域猫・保護・譲渡活動をしている方々や団体さんは、たくさんあります。
目を向けていただき、そして保護猫たちを家族に迎え入れて下さいますよう、どうぞよろしくお願いします。

NPO法人にゃん2さん、貴重なお話をありがとうございました!
インタビューを終えて

10年以上にわたり地道な活動を積み重ねきたNPO法人にゃん2さん。
仕事や家庭が忙しい方も、猫のために何かできることはきっとあるはずです。
一度ご自身の住んでいる地域に目を向けてみてはいかがでしょうか。
東葛地域にお住いの方、今回の記事を読んでNPO法人にゃん2さんを応援したいと思った方は、ぜひ継続的なご支援をお願いします。
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今回は千葉県柏市のボランティア団体「NPO法人にゃん2」さんにお話を伺いました!
10年以上のボランティア活動を経て2020年に法人化。
現在まで1,300匹以上の保護猫を、新しい里親さんのもとへつなげてきました。