
この記事は、「アニマルレスキューdearPAWS」の詳しい活動内容を知りたい方や保護猫の里親になりたい方、ボランティア活動をしてみたい方に知っていただきたい内容が満載です!
ご紹介記事では掲載しきれなかった発足の経緯や活動への想い、この記事を読んでいるみなさんに伝えたいことなど詳しく掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
「アニマルレスキューdearPAWS」発足の経緯について

アニマルレスキューdearPAWSさんが発足したのはいつ頃ですか?

2018年です。

発足のきっかけを教えてください。

一匹の保護猫を一時的に預かったことがきっかけで、猫にも関心を持ちました。
それまでは完全に犬派で、猫にはあまり良いイメージはなかったのですが、保護してお世話をするうちに愛着がわき、野良猫にも意識が行くようになりました。
過酷な環境下で生きている野良猫たちや、殺処分される犬猫のために何かできないかと思い、有志3名で団体を立ち上げました。
ちなみに一時的に預かった子は我が家の飼い猫になりました。人生初、猫のいる生活を楽しんでいます。

現在一緒に活動されているメンバーの皆さんは、佐渡市在住の方ばかりでしょうか。

はい、今活動しているメンバーは全員佐渡出身佐渡在住者です。

メンバーの皆さんは、どのようなきっかけでアニマルレスキューdearPAWSさんで活動することになったのでしょうか。

今のメンバーは、私が運営しているドッグスクールの顧客と、個人で保護活動をしていた方です。
ボランティアさんは、
- 保護猫・保護犬を譲渡した里親さん
- ドッグスクールの顧客
- メンバーの友人、知人
など、それぞれさまざまなきっかけで出会い、活動に協力していただいています。
活動実績について

発足から現在までに保護・譲渡した猫の頭数について教えてください。

私たちは犬の保護・譲渡もしているのですが、猫だけでいうと保護87頭、譲渡66頭です。

アニマルレスキューdearPAWSさんは、佐渡初の犬猫保護団体のようですが、活動を続けることで地域住民の反応に変化はありましたか?

そうですね、初めのうちは団体だけで動くと地域の方に警戒されることもありましたが、個人で活動していたり、猫問題で悩んでいる方が問い合わせをしてくれるようになり、地域の中でのTNR活動はしやすくなったと思います。
また依頼者が協力してくれることも多くなりましたね。

猫を取り巻く現状や、猫と人との幸せのために懸命に活動を続けているボランティアの方々のことを、もっと多くの若い人に知ってもらうために必要なことは何だとお考えでしょうか。

やはり今はSNSでの発信が効果的だと思います。
子供たちはよほど意欲的もしくは当事者でない限り、保護猫や保護活動、野良猫がどのような過酷な環境下で暮らしているのか知る機会がありません。むしろ猫は外にいて当たり前とさえ思っている子供も多いと思います。
そんな子供たちに知ってもらうためには、まずは子供に教えるべき大人が現状を知ることが大切だと思います。なぜこのような活動が必要なのか、SNS発信でも対面でも伝えられればいいなと思っています。
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保護猫の譲渡について

続いて保護猫の譲渡についてお伺いしたいのですが、保護猫の譲渡可能地域は決まっていますか?

自宅訪問が譲渡条件の一つにありますので、現状は新潟県内までが譲渡可能地域です。

譲渡の際、特に重要視する項目や理想の里親さんについて教えてください。

とにかくお話をしてみて、猫を大切にしてくれそうかどうかが一番重要ですね。
譲渡前に必ず面談をおこなうのですが、まずはこちらの譲渡条件に対してしっかりと納得をしてくれて、改善すべきところがある場合はそれを実行してくださるかどうか。こちらからの連絡に対してきちんと対応してくださる方だと安心してお任せできますね。
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コロナなどの影響で譲渡会が中止になったこともあるようですが、そういったことがなければ、譲渡会は毎月開催されているのでしょうか。

12~3月以外は、毎月1回開催しています。

そうなんですね!
譲渡会にはだいたい何組何名ほどの方が来場されますか?

そうですね、毎回だいたい50組くらいは来場されていると思います。

引用:Facebook

保護猫に合ったずっとのお家を見つけるために、心がけていることがあれば教えてください。

その方の家庭環境や猫を飼うことに対する考え方などを、話の中で引き出すようにしています。
子猫をお迎えする準備や脱走防止策、しっかり室内飼育をしてくれそうか、そして、猫を迎えるということをどの程度真剣に考えているのか、などですね。
一匹の子に複数の申込があった場合は、基本的には先着順とさせていただいていますが、お話をする中で飼育環境などが合わないなと判断した場合はお断りして、次の方へお声掛けします。

「最期までずっとのお家で幸せに暮らしてほしい」という切実な願いが伝わってきます!
それでは、里親を検討されている方や譲渡会に行ってみたい方に向けてメッセージをお願いします。

ぜひ新しい家族の一員に保護猫という選択肢を考えてもらえたらと思います。個性豊かな保護猫たちに会いに来てください!
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ボランティア募集について

ホームページでボランティアさんの募集をしていますが、特に人手が足りない活動はありますか?

一時保護ボランティアが一番不足しています。

どのような方にボランティアさんになってほしいですか?

人にも動物にも寛容な気持ちで接することができる方がいいですね。

問い合わせは、ホームページのお問い合わせフォームからでよろしいでしょうか。

はい。ホームページからでもいいですし、各SNSのDMやお電話でもお問い合わせいただければと思います。

ボランティアをしてみたい方へ向けたメッセージをお願いします。

「何かしたいけど保護ができないから…」と諦めるのではなく、お気軽にまずはお問い合わせください!
保護することだけがすべての活動ではないですし、いろんな経験値が集まればそれだけ可能性も増えます。
「たくさん団体があってどこに聞いたらいいのか分からない」と悩んでいる方は、ご自身の活動への想いと団体の目的・目標が同じ、もしくは方向性が同じ団体を選ぶと良いと思います。

「アニマルレスキューdearPAWS」への支援について

直近で特に必要な支援や足りない物資はありますか?

そうですね。現在、成猫が多いので成猫用フードと爪とぎのご支援をいただけると嬉しいです。
活動を続けるため、支援金のご寄付もとても助かります。
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アニマルレスキューdearPAWSさんのAmazonほしいものリストはこちらです!支援金の寄付口座は、下記のTwitter投稿をご覧ください!
継続的なご支援をお願いします!
🐱募金のご協力のお願い🐱
募金のご協力をよろしくお願いいたします。
◼️ゆうちょ銀行
記号 11230
番号 37481311
なまえ アニマルレスキューディアパウズ◼️他金融機関からの振込の場合
店名 一二八(読み イチニハチ)
店番 128
預金種目 普通預金
口座番号 37481311— アニマルレスキューdearPAWS (@dearPAWS1) December 5, 2018
猫の保護依頼について

ホームページの「団体紹介」ページに、「当団体は保護シェルターを保有していない為、保護できる数に限りがございます。ご希望に添えない場合もありますのでご了承下さい。」とありますが、保護依頼は頻繁にありますか?

引用:団体紹介

はい、あります。
子猫が生後1~2か月くらいになると活発に動き始めるため、人目につくことが多くなり保護依頼も増えます。

先ほどのお話にもあったように、アニマルレスキューdearPAWSさんでは一時保護ボランティアさんが足りていません。
「自分には何もできないから、できる人に託す」のではなく、「できる人にアドバイスをもらいながら、自分で行動する」姿勢が大切なのではないでしょうか。
また、猫のお世話をしている地域だからといって猫を捨てたり置いて行ったりするのは絶対にやめてください。
動物の遺棄は犯罪です。
迷子猫に関する問い合わせについて

SNSに迷子猫の投稿がありましたが、迷子猫を探している飼い主の方からの問い合わせは頻繁にありますか?

現状は年間10回以内程度ですね。

問い合わせがあった場合、どのような対応をされていますか?

保健所や警察など関係各所への連絡・問い合わせをするようにアドバイスしたり、必要であれば捕獲器の貸出などもおこなっています。

猫は飼い主さんが探し出してくれるのを待っています。
決して諦めず、探し続けてほしいと思います。
「アニマルレスキューdearPAWS」の今後について

最後に、今後の活動についての抱負や目標があれば教えてください。

殺処分ゼロや野良猫をなくすためには、まずは飼い猫を適正に飼育することが何より重要だと考えています。
これから猫をお迎えしようと検討している方にも、すでに飼っている方にも適正飼育の普及啓発をし、人も猫も幸せに暮らせるようサポートができたらいいなと思います。

今回の記事で、たくさんの方々にアニマルレスキューdearPAWSさんの想いが伝わると信じています!

みなさん、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
みなさんの中には、保護団体の譲渡条件は厳しいと思っている方もいるかと思います。里親希望の方に譲渡金の説明をすると、「じゃあやめます」と言われることもありました。
なぜ譲渡条件が厳しいのか、なぜ譲渡金が必要なのか。
厳しい環境で生き延びた子たちに幸せになってもらいたいから、二度と不幸な目に遭ってほしくないからです。そして、次の命を繋げるためには資金が必要だからです。
私たちだけでなく、保護団体のスタッフは毎日愛情いっぱい保護猫たちのお世話をしています。ぜひご理解いただき、活動の応援・ご支援をよろしくお願いいたします。

アニマルレスキューdearPAWSさん、貴重なお話をありがとうございました!
インタビューを終えて

赤ちゃんを育てる前に育児書を読むように、猫にも猫の習性に合った飼育方法があります。完全室内飼育や不妊去勢手術の徹底をして、愛猫といつまでも幸せに暮らしたいですね。
佐渡市周辺にお住まいの方、今回の記事を読んでアニマルレスキューdearPAWSさんを応援したいと思った方は、ぜひ継続的なご支援をお願いします。
アニマルレスキューdearPAWSさんのホームページ・SNS、支援先一覧は下記をご覧ください!
アニマルレスキューdearPAWSのホームページ・SNS
ホームページ | 佐渡犬猫保護団体アニマルレスキューdearPAWS |
アニマルレスキュー dear PAWS | |
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アニマルレスキューdearPAWS |
支援先・問い合わせ先一覧
支援物資 | Amazonほしいものリスト |
お問い合わせ先 | 寄付&お問合せ |
今回は新潟県佐渡市のボランティア団体「アニマルレスキューdearPAWS(ディアパウズ)」さんにお話を伺いました!
佐渡初の犬猫保護団体として発足して4年。
TNRや保護・譲渡活動だけでなく、相談会や小学校での出前授業など、地域に寄り添った活動を続けています。