突然ですが、あなたの飼い猫はあなたに懐いていますか?
もしその答えが「NO」であるならば、懐かれるために何をしたらいいのでしょうか。
猫に好かれるためにできることはさまざまです。
有効な手段の一つとして、「香り」に気を付けることが挙げられます。
つまり猫の嫌いな匂いを身に着けず、逆にできる限り猫の好きな匂いを付けるように意識するということです。
実は、猫は人間の約6倍も鼻が良いのです。
人でさえ普段から「匂い」を意識した生活を送っているのですから、人間より遥かに鼻が良い猫が匂いを気にしないわけがありません。
そこで本日は、猫が好きな匂いについてまとめてみました。
今回ご紹介する猫の好きな香りを意識することで、猫との生活は、必ずより円滑で楽しいものとなります。
目次
4つの猫の好きな匂い
1.マタタビ
マタタビは猫の好きな匂いで最も連想されやすいキーワードだと思います。
マタタビを嗅いだ猫は、人間で言うと「性的に興奮した酔っ払い」のような状態になります。
ただ全ての猫が同様の状態になるわけではありません。
猫によって、「効く」「効かない」といった効果の差がマタタビにはあります。
一般的にはメスよりもオスの方が、マタタビの匂いは効きやすいと言われています。
また、去勢や避妊手術をしてあると効きにくいという報告例もあるようです。
ただ、私の勤める猫カフェでは、ほとんどの子が避妊されていたにも関わらず、皆マタタビに夢中になっていました(笑)
その主な理由は、フェロモンに似た成分がマタタビには含まれているからです。
※ちなみにマタタビが効くと猫はこんな感じになります。(1分を過ぎたあたりがわかりやすいです。)
マタタビを猫に多量に与えすぎたことによって、呼吸困難を起こし飼い猫が死亡してしまったケースが報告されています。
使用の際には使いすぎないように気を付けましょう。
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2.キャットニップ(西洋マタタビ)
名前から分かるように、キャットニップにはマタタビと同じ効果があります。
欧米などではマタタビではなく、猫の嗜好品としてこちらが主流のようです。
マタタビとの主な違いとしては、マタタビがある程度月齢を重ねた猫に対して効果が出やすいのに対して、キャットニップは仔猫などにも効果があることです。
3.キャットタイム
ガーデニングなどでよく利用されるハーブです。
マタタビと同じように、猫によって反応が分かれます。
興味を示す猫もいれば、無反応な猫もいます。
4.ペニーロイヤルミント
アリやノミ、カメムシなどの防虫効果で有名なハーブです。
注意点として、ペニーロイヤルミントには毒性があります。
そのため匂い自体は猫好みのものですが、基本的に繁殖は控えた方が良いです。
匂いを嗅ぐだけでなく、ペニーロイヤルミントを猫が噛んでしまった際のリスクを考えた場合、使用しないのが良いでしょう。
猫の好きな匂いの活用方法
上記でまとめた猫の好きな匂いを上手く利用することで、猫とあなたの生活はより快適になります。
具体的な利用方法としては下記の3点が挙げられます。
1.爪とぎにマタタビの粉を振りかける
マタタビの粉を爪とぎに振りかけることによって、猫に爪とぎの場所をしっかり覚えさせることができます。
実際にマタタビの粉を利用した爪とぎグッズなども、多数販売されているようです。
2.猫の食事にマタタビの粉を少量振りかける
飼い猫の食欲が減退してしまった時などに効果的です。
ただ餌にマタタビを混ぜるのは、多くても週に1回程度にしましょう。
3.飼い猫のストレス発散としてマタタビの粉を利用する
マタタビを使用することで、猫のストレス発散をすることができます。
ただし例に漏れず、使いすぎに注意するようにしましょう。
また猫の好きな匂いを使用しても、同時に猫の嫌いな匂いも漂っていたら意味がありません。
猫の嫌いな匂いも確認するようにしましょう。
まとめ:使いすぎには注意を
猫の好きな匂いを使用するのは、基本的には全く問題ありません。
ただ「薬も過ぎれば毒になる」とことわざにあるように、どんなに良いものでも使いすぎは身体に毒です。
それゆえ使いすぎにならないように、使用の際にはしっかり注意する必要があります。
あくまで、嗜好品として香りを有効活用しましょう。
匂いに気を付ける以外にも、猫に好かれるためにはさまざまな方法があります。
猫にさらに好かれたい人はこちらの記事も参考にしてみてください。
猫の知られざる嗅覚の秘密について知りたい場合は、こちらの記事からどうぞ。
また猫にとって植物は毒になりやすいです。
どんな植物が毒なのか知っておくことをおすすめします。(あの観葉植物も毒です。)