猫の鳴き声は16~50種類ほどの意味に分類できると言われています。
積極的に理解をしようとすることで、どんな鳴き方にどういった意味が込められているのかが分かるようになってきます。
今回は代表的な鳴き声が表す猫の気持ちをまとめてみました。
これを機に飼い猫さんがどんなことを普段言ってるのか理解しちゃいましょう!(^^)
目次
代表的な10の鳴き方から読み解く猫の気持ち
以下の10種類の鳴き方が代表的な猫の鳴き声です。
皆さんも聞き覚えがある鳴き声が多いのではないでしょうか?
1つずつどんな意味か見ていきましょう。
なお珍しい7番と8番の鳴き方に関しては、動画も付けています。
- ニャー、ミャー【要求、挨拶】
- ゴロゴロ、ルルル、クルル【幸せ、満足】
- ニャ【挨拶、返事】
- クーン、クゥーン【寂しい】
- シャー・ウー【威嚇、警戒】
- ギニャー【悲鳴、怪我した】
- ウミャウミャ【美味い、幸せ】
- カッカッカッ【襲いたい】
- アオー、アーオー、ワオーン【恋人欲しい!】
- フー・フッ【安心】
1.ニャー、ミャー【要求、挨拶】
▲挨拶と言うよりかは、恐らくご飯の要求?なのかなと思います。
猫の鳴き声で最も多いものです。
ニャーは「ご飯欲しい―」や「遊んで―」、「構ってー」など基本的には何かしらの要求の鳴き声です。
ただ状況を見る限りではただのあいさつや、不満を伝えている場合もあるためその時々の仕草や状況を確認しましょう。
2.ゴロゴロ、ルルル、クルル【幸せ、満足】
▲少し音量上げた方が聞きやすいかもです。
詳しい理由などは分かっていませんが、ゴロゴロと喉を鳴らすのは猫が大変満足している証拠です。
ルルルやクルルルといった音にも聞こえます。
表情も目を細めて心底リラックスしているように、ハッピーということが分かります。
もしくは要求の意味合いで使うこともあるようですが、どちらにしろ良い気持ちであることは間違いありません。
もしあなたの元でネコちゃんがこのような鳴き声をよく発するなら、あなたの元は猫ちゃんにとって、とてもリラックスできる場所のようです(^^)
また、意外かもしれませんが、猫は調子が悪かったり、怪我をしている時に、事故治癒能力を高めるためにもこの音を出すと考えられています。
3.ニャ【挨拶、返事】
ニャーという鳴き声と似ていますが、とても短い鳴き声です。
これは挨拶や返事の意味を持っています。
猫は長い言葉を覚えることができませんが、短い名前なら自分の名前も覚えることができます。
名前を呼ばれたときに「ニャ」と返してくれるのは挨拶のほかに、「どうした?」や「うん?」というような意味と考えるべきでしょう。
4.クーン、クゥーン【寂しい】
▲正にクーンと言った感じの鳴き声ですね。途中からちょっと個性入って来てるのも可愛いです(^^)
口をあまり開けずに「クーン」と鼻を通るような鳴いている時は、寂しい気持ちや構って欲しい気持ちを表現しています。
比較的子猫によくみられるような鳴き声です。
もし近くにあなたがいたら、優しく撫でて安心させてあげましょう。
5.シャー・ウー【威嚇、警戒】
▲正にこれぞって感じの威嚇ですね。
敵や危険なもの、自分の縄張りへの侵入者に対して使われる威嚇です。
「それ以上こちらにくるなら攻撃するぞ。」という意味を持った警告の意味を含んでいます。
ただ相手を襲うためというよりかは、自分のことを守るためなので相手が遠ざかれば問題はありません。
6.ギニャー【悲鳴、怪我した】
猫を思わず踏んでしまったことはありませんか?
いることを知らずに踏んでしまったりすると、「痛い!」という意味を込めてこの鳴き声を発します。
他にも猫同士でケンカをしている時に発せられる鳴き声の一つでもあります。
この声が挙がるときは怪我をしてしまった場合も考えられるため、問題ないか確認しましょう。
7.ウミャウミャ【美味い、幸せ】
おいしいご飯を食べている時に出すことがあります。
至福の「おいしい!」「うまい!」と言ったような感じです。
ただ猫によっては全くこの鳴き声を出さない子もいますし、違う鳴き声の場合も多いです。
8.カッカッカッ【襲いたい】
「襲いたいけど、襲えない」、そんな興奮やもどかしさのジレンマがあるときに発する声です。
猫を飼ってないとなかなか聞く機会はないかと思います。
窓の外側を飛んでいる蝶を見ている時などによく発するようです。
9.アオー、アーオー、ワオーン【恋人欲しい!】
▲発情期のメス猫の鳴き声はかなりうるさいです。
発情期の猫が発する求愛の意味を込めた鳴き声です。
メス猫がオス猫に対して発することもありますし、オス猫からメス猫への返事の場合もあります。
文字に起こしてみるとおかしいですが、犬の遠吠えのようにワオーンと鳴くこともあります(・∀・)
夜中によく鳴くため、本当にうるさいと感じてしまう方も多いと思います。
また発情期のアピール以外にもオス同士の威嚇の際に使われることもあります。
去勢・避妊手術のメリット・デメリットはこちらから確認できます。
10.フー・フッ【安心】
鳴き方には差がありますが、緊迫した状態が落ち着くと出す鳴き声です。
これも猫を飼っていないとめったに見る機会はないと思います。
また個体差も大きな鳴き声なので、猫によっては全く違う鳴き声になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
猫の鳴き声が表す感情は個体差がありますが、基本的なものは似ています。
あなたの猫が普段どんなことを考えているのか、少しだけ注意して聞いてみてください。
また猫の気持ちをより正確に読み取りたい場合は、鳴き方だけでなく、しっぽやヒゲなど他の感情が現れる部分にも意識を向けてみることをおすすめします。
photo credit: Bruno via photopin (license)