【地獄からやってきた私の猫】アメリカで大人気!猫のお悩み解決番組とは?

最近は猫ブームの影響もあって、猫を取り上げた番組などがよくテレビで放送されていますよね。
日本で放送されているのは、面白い猫や可愛い猫を紹介するものが多いですが、海外ではどんなものが放送されているかご存知ですか?

アメリカを例にとると、「地獄からやってきた私の猫(My Cat From Hell)」という、猫の問題に関するお悩み解決番組が人気を博しています。
アニマルプラネットが放送している番組で、問題の多い猫との暮らし方など、非常に多くを学べるこの番組について今回は紹介していきます!

 

地獄からやってきた私の猫(My Cat From Hell)とは?

アメリカの人気番組「地獄からやってきた私の猫」は、猫に関する飼い主の様々な悩み解決を、1話完結型で送るテレビ番組です。
日本だとアニマルプラネットが「猫ヘルパー~猫のしつけ教えます~」というタイトルで放送しています。

それではどんな人物が実際に悩み解決をするかというと、猫の行動専門家でキャットダディとも呼ばれる「ジャクソン・ギャラクシー」が行っていきます

よく猫はツンデレと言われますが、実際に何を考えているのかわからないことはありますよね。
「どうしてそんなことをするの?」といった考えは、猫の飼い主さんなら一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

中にはそういった問題行動が、中々治らなくて困っていることもあると思います。
例としては、「トイレ以外での粗相」や「凶暴な攻撃癖」など色々あると思います。

そんな飼い主さんの様々な悩みを、ジャクソン・ギャラクシーは猫の目線に立つことで、飼い主さんに対して時に優しく、時に厳しく解決法を紹介していくのです!
それではそもそもの話、ジャクソンとは何者なのでしょうか?

 

ジャクソン・ギャラクシーとは?

▲ジャクソン・ギャラクシー(Jackson Galaxy)

ジャクソンギャラクシーとはキャットダディの愛称で親しまれている、猫の行動専門家です。
またスキンヘッドにタトゥー、大きなピアスにワイルドな口ひげと、一見猫の専門家とは見ても思えない風貌をしているのも特徴の一つです。

ジャクソンがこんな格好をしているのも、「猫の行動専門家とはこうあるべき」というような世間の目を変えたいからという思いもあるそうです。
彼は過去にドラッグ中毒やアルコール依存症になったり、犬猫の殺処分が行われる保健所で働いていた経験なども持っています。

保健所で働いていた時代に猫の行動学に関して、体験を交えながら猛勉強を行ったことで、現在のように猫の専門家となったようです。

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番組の進行

「地獄からやってきた私の猫」は以下のような流れで進んでいきます。

  1. 猫の飼い主さんが悩んでいることを告白
  2. ジャクソンと飼い主さんの対面、状況のヒアリング
  3. ジャクソンと問題猫の対面
  4. ジャクソンから飼い主さんへの指示
  5. 時間を置いて、ジャクソン再訪(場合によっては何回か)
  6. 最終結果

大まかに番組はこういった流れで進んでいきます。
ただ実際にどんな番組かは、観ないと分かりにくいものです。

日本語訳は載ってないのですが、どんな感じかだけでも掴んでもらうために、いくつかのエピソードのハイライトを紹介していきます。

 

My Cat From Hellハイライト

▲スタジオ暮らしでストレスを感じていた「バスター」
彼の場合は、だだっ広いスペースの中に彼だけがくつろげる場所(段階的に作った階段)を作ることで、リラックスしてもらうことが出来ました。

▲とても攻撃的な猫「ストーム」
ストームの場合、各部屋にストームが隠れることができるダンボールケージを配置しました。
それに加えて、ストームの攻撃エネルギーを狩り遊びに向けさせることで、優しい猫に変身しました!

ハイライトを見るだけでも、ジャクソンの適切な指示によって、猫が別の子になったように優しくなったのが分かると思います。
本当にすごいですよね!(^^)

 

ジャクソンへのお悩み相談!

その他、バズフィードでジャクソン・ギャラクシーへの猫の飼い主のお悩み相談が掲載されていたので、2つほど紹介していきます。

1.彼氏の足首を攻撃する猫

相談者
私の飼っている猫のペギーは、とても優しくていい子です。
ただ彼女は、私と私のボーイフレンドに対する接し方が違うのです。
彼女はボーイフレンドが歩いていると、彼の足首を追いかけ、時には攻撃をしてきます。
私に対してはそんなことをしないのに、どうしてなんでしょうか?
また通常、就寝前に彼女はそれをします。
ジャクソンの回答
それはプレイ・アグレッションと呼ばれる行動です。
かかとは歩いているときに、ネズミのように床を横切りますよね。
ぺギーが足首を襲うのはそれが理由です。

いわば、遊びとして行っているのです。
私は子犬も飼っているのですが、彼もベッドの準備ができたら、家の周りを狂ったように回り始めます。
それもやはり遊びたい気持ちの現れなのです。

あなたは羽のついた猫じゃらしや釣り竿などを使って、彼女が彼の足首を襲う前に遊ぶようにしましょう。
そしてそういった遊びは毎晩定期的にやるようにしましょう。

猫が10分喜ぶ6つの遊び方!上手く遊ぶためのコツも紹介!

 

2.私のことを愛している猫

相談者
私は現在1歳になる猫を飼っています。
私は彼を生後5週間の頃に、駐車場で見つけました。
彼女はとても可愛く、私たちは上手くやっています。
ただ彼女はいつも私の上で寝るため、私は昨年ほとんど満足に寝ることができませんでした。
ジャクソンの回答
まずあなたが知っておくべきことは、猫にも母親の愛情が必要だということです。
特にあなたの猫は見つけたときは生後5週間で、お母さんと兄弟がいませんでした。
猫は通常生後2~9週間の社会的な情報を学ぶ期間があります。

そして今、彼女にとってはあなたが全てです。
そのため彼女には少しずつ自立させる必要があるでしょう。
方法としては、あなたのベッドの隣にドーナツ型の小さなベッドを用意しましょう。
それにヒーター機能があればなお良しです。

まずはベッドの隣にこのベッドを置いて、徐々にベッドの足元に移動させましょう。
そして徐々に独立させる必要があります。

参考記事:Buzz Feed

photo credit:Animal Planet、Lwp Kommunikáció by Pokoli macskák (5. évad)

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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