【インタビュー】小さな命と人間の幸せのためにできることを!少数精鋭でTNR・啓発・保護・譲渡活動を続ける動物保護団体「ねこねっと山中湖」

ねこわら君

今回は山梨県の動物保護団体「ねこねっと山中湖」の広報担当者さんにお話を伺いました!

殺処分ゼロを目標に、飼い主のいない猫を減らすため、保護猫たちを幸せにするためにTNR・啓発・保護・譲渡活動を続けています。

この記事は、「ねこねっと山中湖」の詳しい活動内容を知りたい方や保護猫の里親になりたい方に知っていただきたい内容が満載です!

ご紹介記事では掲載しきれなかった活動への想いやこの記事を読んでいるみなさんに伝えたいことなど詳しく掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください!

山梨県の動物保護団体「ねこねっと山中湖」の活動内容をご紹介します!

「ねこねっと山中湖」の主な活動について

ねこわら君

ねこねっと山中湖さんの活動内容について教えてください。

ねこねっと山中湖さん

はい。私たちの主な活動は、

  • TNR
  • 野良猫、保護猫への医療
  • 保護猫のお世話
  • 保護猫の里親さま探し
  • 医療費やフード代の資金調達

です。山梨県の犬猫殺処分ゼロを目指し、富士北麓地域で活動しています。

ねこわら君

現在、何名で活動されていますか?

ねこねっと山中湖さん

現在は、代表と私、子猫や犬の預かりメインのボランティア数名で活動しています。

代表は自身の仕事の傍ら保護猫のケアやTNR、行政対応を担当し、私は広報や子猫・保護猫・保護犬のケア、会計、譲渡活動、メール相談対応、医療に関する案件を担当しています。

 
 
 
 
 
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ねこわら君

少数精鋭で活動されているんですね!ねこねっと山中湖さんの日々の活動はFacebookをご覧ください!

活動実績について

ねこわら君

発足から現在までにTNR・保護・譲渡した猫の頭数について教えてください。

ねこねっと山中湖さん

はい。
先ほども申し上げた通り、私たちは個人ボランティアが集まった小さなグループです。ただ、活動報告はきちんとするように心がけています。

平成30年度からの活動報告はこちらをご覧ください。なお、令和3年度は114頭を譲渡し、231頭をTNRしました。

ねこわら君

ありがとうございます!
TNR活動を続けることで地域住民の反応に変化はありましたか?

ねこねっと山中湖さん

活動を始めた頃より明らかに飼い主のいない猫の数は減っていると思います。「前はもっといた」と地域住民からは評価をいただいております。

まだ終わりは見えませんが、継続することが一番大切だと考えています。ねこねっと山中湖が地域行政の動物愛護担当部署を動かし、それが近隣地域へも影響を与え、山梨県内のTNRを促進できたことは、協力してくださっている獣医師の先生からも評価いただいております。

ねこわら君

活動の成果が目に見えて、地域の方々や獣医師さんに評価していただいているのは嬉しいことですよね!

保護猫のことやTNR活動をもっと多くの若い人に知ってもらうために必要なことは何だとお考えでしょうか。

ねこねっと山中湖さん

TNRは行政と協働でおこなうことで一気に進みます。若い人に知ってもらうことはもちろん大切なのですが、一番重要なのは古い情報や知識だけで何も変わろうとしない行政と高齢者への対応だと思います。

ねこわら君

エサやり禁止や、TNRのために捕獲するのを可哀想だと思う人もまだまだいるようですね。

殺処分ゼロのため、人間の身勝手で外で暮らさざるを得なくなってしまった猫のために、正しい知識にアップデートしてほしいですよね。

保護猫の譲渡について

ねこわら君

現在里親さんを募集している保護猫は何頭いますか?

ねこねっと山中湖さん

はい。現在里親さん募集中の猫は子猫10頭、成猫3頭です。

ねこねっと山中湖で保護している猫はもっといるのですが、持病がある子や高齢の子は譲渡対象にはしていません。

また、先日子犬が産まれまして、成犬2頭・子犬5頭の里親さんも募集しています。

ねこわら君

譲渡の際、特に重要視していることや理想の里親さんについて教えてください。

ねこねっと山中湖さん

譲渡条件で最も重要視しているのは猫への愛情です。
あとは、コミュニケーションがきちんと取れる方だと、安心して保護猫をお任せできます。

 
 
 
 
 
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ねこわら君

保護主さんや預かりさんにとっては、譲渡後も大切な子の一人であることに変わりないですからね!

それでは、里親を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。

ねこねっと山中湖さん

ねこねっと山中湖では、未就学児がいるご家庭でもご相談いただければ猫の譲渡を承っております。なぜなら、私たちは、幼少時から生き物と暮らすことの素晴らしさを経験することは一生の宝物と考えているからです。

他の団体さまで断られた方も、ぜひ一度ご相談ください。

ねこわら君

里親さん募集中の保護猫たちは、Facebookからチェックしてください!お見合いをご希望の方は、里親さまの募集と同意事項をよく読んでいただき、下部にあるお問い合わせフォームからご連絡ください!

ボランティア募集について

ねこわら君

現在、一緒に活動するボランティアさんの募集はしていますか?

ねこねっと山中湖さん

はい。成猫や乳飲み子の預かりや保護猫たちの移送や通院・物資の配達、イベントのお手伝いをしてくださるボランティアさんを募集しています。

ですが、ボランティアをしていただくにもいくつか条件があり、ハードルが高いので増えていないのが現状です。

ねこわら君

ハードルが高いとは具体的にはどういったことでしょうか?

ねこねっと山中湖さん

私たちが活動している富士北麓地域は車が必須の地域です。車の運転が苦にならない方でないと、この地域で活動するのはなかなか難しいです。

ですので、ねこねっと山中湖で活動するボランティアさんを増やすというよりは、行政に登録ボランティアの推進を働きかけています。

「ねこねっと山中湖」への支援について

ねこわら君

直近で特に必要な支援や足りない物資はありますか?

ねこねっと山中湖さん

今すぐに必要な支援は特にありませんが、Amazonほしいものリストを公開して、直接物資を支援していただくことができるようになっているので、年間を通してご支援がいただけているのは大変ありがたいです。

活動内容を日々リアルタイムにアップすることにより、サポーターの皆様がその時に必要な物を送ってくださっているので、とても助かっています。

ねこわら君

ねこねっと山中湖さんのAmazonほしいものリストは、こちらです!

ぜひ、継続的なご支援をお願いします!

「ねこねっと山中湖」の今後について

ねこわら君

最後に、今後の活動についての抱負や目標があれば教えてください。

ねこねっと山中湖さん

はい。
私たちの目標は、行政に動物愛護活動をさらに理解してもらい、主導となって状況改善のために動いていただくことです。

なぜなら、私たちボランティアは年を重ねていけばいつか活動できなくなる時がきますが、行政は恒久だからです。

冒頭でもお話しましたが、TNRは行政と協働でおこなうことで一気に進みます。犬猫の殺処分ゼロのために、これからも働きかけていきたいと思っています。

また、今までのノウハウを活かして、TNR活動で飛び回る獣医師の先生方のバックアップができるよう方向転換も視野に入れつつ、今いる保護っ子たちを最後まで責任を持ってお世話していきます。

ねこわら君

行政はもちろん、私たち一人一人がTNRや猫を取り巻く現状について、正しく知ることも大切ですよね。

ねこねっと山中湖さん

そうですね。
動物愛護は一人一人が正しい知識を持つことが一番大切なことです。そして地域住民の声を諦めずに行政に届けていくことです。

個人ボランティアができることは限られていますが、同じ気持ちを持つ人たちが団結し、正しいやり方で訴えていけば現状を変えることはできます。

保護っ子の里親さんになることは命を救う活動の担い手にはなりますが、やはり蛇口を閉めないと不幸な命の連鎖の終わりはきません。

TNR、そして飼い主が責任を持って飼い猫の不妊去勢手術をおこない、最期の一息までその子を家族として愛情を持ってお世話することが求められます。

ねこわら君

ねこねっと山中湖さん、貴重なお話をありがとうございました!

インタビューを終えて

ねこわら君

TNRは不幸な命の連鎖を終わらせるため、蛇口を閉めるために大切な活動です。

ボランティアさんたちの懸命な活動を応援するためにも、まずは正しく知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

山梨県や富士北麓地域周辺にお住まいの方、今回の記事を読んでねこねっと山中湖さんを応援したいと思った方は、ぜひ継続的なご支援をお願いします。

ねこねっと山中湖さんのホームページ・SNS、支援先一覧は下記をご覧ください!

ねこねっと山中湖のホームページ・SNS

ホームページねこねっと山中湖
Facebookねこねっと山中湖

支援先・問い合わせ先一覧

支援金の寄付ご支援方法とお問い合わせ
支援物資Amazonほしいものリスト
お問い合わせ先その他のお問い合わせ

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この記事を書いた人

築山 優希愛玩動物飼養管理士2級 動物介護士 ペット看護士
奈良県で、小学生の娘と5歳になる保護猫(茶トラの女の子)を育てています。 動物好きの娘を犬や猫と触れ合える場所に何度も連れていくうちに、自身の猫に対する苦手意識を克服し、猫を飼いたい!とまで思うようになりました。 その直後に現在の愛猫を自宅近くで保護し、一緒に暮らすように。 猫に長生きしてもらいたい一心で取得した資格を活かし、読みやすい記事をお届けしたいと思います。

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