この記事は、「にゃんこのお家」の詳しい活動内容を知りたい方や保護猫の里親になりたい方に知っていただきたい内容が満載です!
ご紹介記事では掲載しきれなかった発足の経緯や活動への想い、この記事を読んでいるみなさんに伝えたいことなど詳しく掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
「にゃんこのお家」発足の経緯について
にゃんこのお家さんが発足したのはいつ頃ですか?
2019年5月です。
発足のきっかけを教えてください。
鳥取県の登録ボランティアになったことがきっかけです。
現在、何名ほどの方と一緒に活動していらっしゃいますか?
7名です。
メンバーの皆さんは米子市在住の方ばかりでしょうか。
いえ、島根県や鳥取市の方もいます。
県外の方もいるんですね!
メンバーの皆さんは、どのようなきっかけでにゃんこのお家さんで活動することになったのでしょうか。
Facebookから連絡をいただき、メンバーになっていただきました。未経験の方ばかりでしたが、今ではみんなベテランさんです。
それは頼もしいですね!
活動実績について
発足から現在までにTNR・保護・譲渡した頭数を教えてください。
- TNR:132頭
- 保護:210頭
- 譲渡:144頭
- 保健所からの一時預かり:36頭
です。保健所からお預かりした子猫は、生後2ヶ月で保健所にお返しをしました。
提供:にゃんこのお家さん
TNR活動を続けることで、地域住民の反応に変化はありましたか?
そうですね、たくさんの方に野良猫に関心を持ってもらえるようになりました。
自治会単位でのTNR依頼もあり、自治会費から手術費用を出してくださる場合もあります。地域住民の協力もたくさんありました。
少しずつではありますが、これからもそのような案件が増えていけばと思っています。
関心が理解に変わり、協力へとなっていくんですね!
猫を取り巻く現状や、猫と人との幸せのために懸命に活動を続けているボランティアの方々のことを、もっと多くの若い人に知ってもらうために必要なことは何だとお考えでしょうか。
これは私の考えですが、今の時代コツコツと寡黙に活動をしていては何も伝わらないと思っています。
SNSが普及している今こそ、どんどん発信をして興味ある方もない方にも目にしていただけるよう努めています。
保護猫の譲渡について
続いて保護猫の譲渡についてお伺いしたいのですが、保護猫の譲渡可能地域は決まっていますか?
鳥取県内もしくは島根県内です。
譲渡の際、特に重要視する項目や理想の里親さんについて教えてください。
重要視していることは、完全室内飼育ですね。あとは脱走防止対策、そして生後4ヶ月での避妊去勢手術を譲渡条件としています。
理想の里親さんは特にありませんが、人と話すのが苦手な方でも保護猫を可愛がってくださる方はおられますので、その方の印象で決めつけてはいけないなと思っています。
里親希望の方と直接お会いしてお話したり、メッセージなどでやり取りをしたりする際に、心がけていることがあれば教えてください。
最初はメールでのやり取りになりますので、まずはきちんと挨拶することを心掛けています。
やはりお互いにきちんと名前を名乗り、しっかりと挨拶のできる方とは、その後のやり取りもスムーズに進むことが多いですね。
お互いに顔が見えないからこそ、最低限の礼儀は必要ですよね!
それでは、里親を検討されている方や譲渡会に行ってみたい方に向けてメッセージをお願いします。
皆さまこんにちは。にゃんこのお家の生林です。今たくさんの保護猫が新しい家族を待っています。
慣れている子もまだ怖がっている子もいますが、ぜひ一度会いにいらっしゃいませんか?
詳しくはFacebookのメッセージからご連絡ください。
ずっとのおうちと優しい里親さんを待っている保護猫たちは、Facebookをチェックしてください!
「にゃんこのお家」への支援について
直近で特に必要な支援や足りない物資はありますか?
そうですね。先ほどもお話しした通り、現在たくさんの保護猫が新しい家族を待っていますので、キャットフードのご寄付をいただければとてもありがたいです。
子猫の場合、ロイヤルカナンの子猫用前期を食べさせています。
にゃんこのお家さんのAmazonほしいものリストはこちらです!
継続的なご支援をお願いします!
TNRや猫の引き取り依頼について
TNRの依頼はどのくらいの頻度でありますか?
月に2~3件くらいですね。保健所に相談の問い合わせがあってから、私たちに連絡がくる場合がほとんどです。
米子保健所とは協働してTNRをしています。
TNRの依頼は、基本的には全て断らずに対応されているのでしょうか。
はい、すべて対応しています。
TNRは取り掛かるスピードが大事なので早く済ませます。ゆっくりしているとまた子猫が産まれてしまい、医療費や不妊去勢手術の費用もさらにかかるからです。
猫は妊娠・出産のサイクルが早いのでスピード勝負なんですね。
子猫を見つけた、保護したいが飼えないなど、困っている方からの引き取り依頼はありますか?
はい、ありますね。
そのような問い合わせへの対応はどのようにしていますか?
当会のボランティアさんも預かりでいっぱいなので、保護主さんにはできるだけのことはしていただいています。
まずは病院に連れていきノミダニ駆除・駆虫・ウィルス検査はしていただいています。その上でどうしても続けて保護ができない場合に限り、一匹10,000円の引き取り費用をいただいています。
保護依頼をする方に向けて、メッセージがあればお願いします。
猫を保護したら保護団体に「引き取って!」と言うのではなく、まずは自分で何ができるかをそれぞれが考えてほしいです。
私たちも普通に生活をしていて、仕事があり家庭があります。決して裕福で時間が有り余っているわけではありません。
どうしてもの引き取りの際には、保護主さんに代わってその子の命を預かることになります。医療費もたくさんかかりますので、せめて医療費のご負担はお願いいたします。
「自分には何もできないから、できる人に託す」のではなく、「できる人にアドバイスをもらいながら、自分で行動する」姿勢が大切なのではないでしょうか。
また、猫のお世話をしている地域だからといって猫を捨てたり置いて行ったりするのは絶対にやめてください。
動物の遺棄は犯罪です。
迷子猫に関する問い合わせについて
迷子猫を探している飼い主さんからの問い合わせはありますか?
はい、あります。
なるべく他団体さんのSNSも見て、迷子猫は把握しておくようにしています。
問い合わせがあった場合、どのような対応をされていますか?
チラシをポスティングしてもらったり貼ってもらったり、連絡があれば捕獲器を持って駆け付けます。
猫は飼い主さんが探し出してくれるのを待っています。
決して諦めず、探し続けてほしいと思います。
「にゃんこのお家」の今後について
最後に、今後の活動についての抱負や目標があれば教えてください。
保健所に収容される子猫を減らしていくには、産まれないようにTNRすることが大事だと思っています。
猫はとにかく産まさない、増やさない。これしかありません。
保護する猫が減るように、これからも保健所と協働でTNRを中心に活動を続けていきます。
TNRは不幸な命を増やさない、蛇口を閉める活動だということを多くの人に知ってもらいたいですね。
そうですね。
野良猫が増えている、手術したいけど捕まらないなど、お困りの方はぜひ当会にご相談ください。いつでも受け付けています。
にゃんこのお家さん、貴重なお話をありがとうございました!
インタビューを終えて
早朝からのTNR、保健所から引き取ったミルクっ子のお世話など、人と猫の幸せのために懸命に活動されているにゃんこのお家さん。
この記事をきっかけに、一人でも多くの米子市民の方々に、にゃんこのお家さんの活動を知っていただき、支援の輪が広がれば嬉しいです。
米子市にお住まいの方、今回の記事を読んでにゃんこのお家さんを応援したいと思った方は、ぜひ継続的なご支援をお願いします。
にゃんこのお家さんのSNS、支援先一覧は下記をご覧ください!
にゃんこのお家のSNS
鳥取県 にゃんこのお家 |
支援先一覧
支援金の寄付 | 山陰合同銀行 福生出張所 店番126 口座番号4507665 にゃんこのお家 |
支援物資 | Amazonほしいものリスト |
今回は鳥取県米子市のボランティア団体「にゃんこのお家」さんにお話を伺いました!
鳥取県の登録ボランティアになったことをきっかけに、不幸な命を増やさないため、米子保健所と協働でTNR活動を続けています。