【インタビュー】“一匹でも多くの尻尾たちを幸せにしたい!”あつみ温泉を拠点にTNR・保護・譲渡活動を続ける犬猫保護団体「わんにゃんレスキューおっぽ@あつみ」

ねこわら君

今回は山形県鶴岡市の犬猫保護団体「わんにゃんレスキューおっぽ@あつみ」さんにお話を伺いました!

温泉街で増え続ける野良猫の現状を少しでも改善するため、2017年に発足。
TNR活動の有効性を認知した自治会の応援も受けながら、活動を続けています。

この記事は、「わんにゃんレスキューおっぽ@あつみ」の詳しい活動内容を知りたい方や保護猫の里親になりたい方、ボランティア活動をしてみたい方に知っていただきたい内容が満載です!

ご紹介記事では掲載しきれなかった発足の経緯や活動への想い、この記事を読んでいるみなさんに伝えたいことなど詳しく掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください!

山形県鶴岡市の犬猫保護団体「わんにゃんレスキューおっぽ@あつみ」の活動内容をご紹介します!

「わんにゃんレスキューおっぽ@あつみ」発足の経緯について

ねこわら君

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさんが発足したのはいつ頃でしょうか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

当会が発足したのは2017年8月です。

ねこわら君

発足のきっかけについて教えてください。

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

私たちは鶴岡市にあるあつみ温泉を拠点に活動しているのですが、温泉街は旅館や飲食店が多数あり、野良猫を可哀想に思った方が安易に餌をあげることも多く、数ヶ所に野良猫のコミュニティが形成され、総数が把握できないほどに増える一方でした。

その状況を目の当たりにする中で、「もっと自分に何かできることはないか」と考え、賛同者と共に活動していく決心をして、会を立ち上げました。

ねこわら君

賛同者の皆さんや現在一緒に活動されている皆さんは、どのようなきっかけでわんにゃんレスキューおっぽ@あつみさんの活動に参加することになったのでしょうか。

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

元々保護活動に興味があるメンバーが、他の保護団体でボランティアとして知り合ったのがきっかけです。

近隣に保護団体がなかったことから、私を含めた現在のメンバーで会を立ち上げることになりました。

メンバーは鶴岡市内だけでなく、他の市町村や県外にもいます。

活動実績について

ねこわら君

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさんの活動実績について教えてください。

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

はい。当会の活動実績は下記の通りです。

  • 2017年度:TNR1頭、保護2頭、譲渡0頭
  • 2018年度:TNR8頭、保護23頭(内、一時預かり2頭)、譲渡10頭
  • 2019年度:TNR17頭(内、依頼者による迷子返還1頭)、保護16頭、譲渡14頭、死亡1頭
  • 2020年度:TNR24頭、保護15頭(内、迷子返還1頭)、譲渡13頭、死亡2頭、家猫化の手伝い5頭
  • 2021年度:TNR7頭、保護13頭(内、他ボラさんへ移籍1頭)、譲渡6頭

保護数と譲渡数・死亡数の数が合わないものは、年度をまたいでの飼養と終生飼育が発生するためです。

引用:ブログ

ねこわら君

詳しく教えていただきありがとうございます!

TNR活動を続けることで、地域住民の反応に変化はありましたか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

当初は苦情を言う方も多い割に対策をする方はほとんどいませんでした。また、数奇な目で見られることもしばしばありましたが、集中的にTNRをおこなっているコミュニティにおいて、野良猫の数が圧倒的に減ったことで活動の有効性が認知され、自治会からも応援していただけるようになりました。

ねこわら君

TNR活動や、外で暮らさざるを得ない野良猫たちのことをもっと多くの若い人に知ってもらうために必要なことは何だとお考えでしょうか。

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

若い世代の方はインターネット等で認知している方も多いと思いますが、引き続きSNS等で周知して行くべきと思います。

逆に高齢者ほど「猫は外にいるもの」という概念がまだまだ多く、インターネットをしない世代に向けて国や行政がマスメディアを活用して周知活動をするべきと考えます。

保護猫の譲渡について

ねこわら君

保護猫によって違うとは思いますが、おおよその譲渡可能地域は決まっていますか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

車で行ける範囲でしたら県外も可能です。実際に、山形県内だけでなく近県や関東へも譲渡しています。

なお、遠方の方には交通費のご負担をお願いしています。

ねこわら君

それでは、里親を検討されている方に向けてメッセージをお願いします!

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

一昔前に比べて保護猫の認知度も高く、「猫を飼うなら保護猫を」と考えてくださる方も増えました。

しかし、野良猫の数が圧倒的に多く、全ての猫を幸せにしたくてもできないのが現状です。

当会ではこれまで多くの方々に里親様になっていただきましたが、皆さんとても幸せそうで、保護された猫たちも活き活きとしていることがとても嬉しいです。

当会の猫に限らず、どこかに里親様とご縁のある保護猫がいるはずですので、どうか一緒に幸せになってあげてください!

ねこわら君

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさんで保護されている猫たちの詳細は、ブログInstagramからご覧ください!

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみ(@wannyan_oppo)がシェアした投稿

ボランティア募集について

ねこわら君

現在、一緒に活動するメンバーやボランティアは募集していますか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

当会は各メンバーが自立しつつ、困った時には助け合うような活動をしていますので、正式に募集をしているわけではありませんが、活動に興味がある方はご連絡ください。

ねこわら君

特に人手が足りない活動があれば教えてください。

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

はい。

  • 個人で保護をされている方へのサポート(面会、トライアル、譲渡のお手伝い)
  • 保護依頼があった際の搬送等
  • SNS更新サポート

です。

ねこわら君

ボランティアをするための条件はありますか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

相談を受ける際や譲渡の際に個人情報を知ることが多々ありますので、守秘義務を遵守できる方ですね。

ねこわら君

どのような方にボランティアさんになってほしいですか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

誰かから誘われたからやるのではなく、「自分がやりたい」という気持ちがある方だと嬉しいです。やりたいことを実行に移せる方ですとなお嬉しいです。

ねこわら君

問い合わせは、ホームページのお問い合わせフォームからで良いですか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

はい、ホームページのお問い合わせページからご連絡ください。

ねこわら君

分かりました!
それではボランティアをしてみたい方へ向けたメッセージをお願いします。

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

私たちはメンバーそれぞれ「自分ができるときに自分のできることを」しています。預かりメンバー以外は活動の実感が沸きにくいかもしれませんが、自分のペースで取り組めるといいと思います。

ねこわら君

鶴岡市周辺にお住まいの方で「猫や犬のため、地域のために自分にできることはないか」と考えている方は、わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさんと一緒にボランティア活動をしてみてはいかがでしょうか。

「わんにゃんレスキューおっぽ@あつみ」への支援について

ねこわら君

直近で特に必要な支援や足りない物資はありますか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

ひざ掛けやキャットフード、ペットシーツは常に不足しています。乳飲み子猫がいる時は、ミルクやティッシュがあると助かります。

ご縁がないキャリアの子や、病気で募集をかけていない子の医療費に少しでもご支援や募金をいただけましたら嬉しいです。

ねこわら君

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさんへの支援金の寄付口座は、下記をご覧ください!
Amazonのほしいものリストはこちらです。

継続的なご支援をお願いします!

引用:ご支援・ご協力

猫の保護依頼について

ねこわら君

現在、保護猫の受け入れをストップしているそうですが、子猫を見つけた、保護したいが飼えないなど、困っている方からの問い合わせはありますか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

はい、多数あります。

ねこわら君

そのような問い合わせへの対応はどのようにしていますか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

タイミングよく空きが出ればお引き受け可能です。空きが出ない場合はお待ちいただくか、依頼者様が保護継続できる方へのサポートをしています。

ねこわら君

問い合わせや相談をする方に向けて、メッセージがあればお願いします。

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

依頼者様には保護中にかかる医療費のご負担をお願いしております。

1頭譲渡になったから1頭受け入れられるというわけではなく、1組全て譲渡にならないと次の子を受け入れることができません。

私たちは各家庭で少数ずつ保護していますので、ご期待に添えないこともございます。何卒ご理解ご了承ください。

ねこわら君

「自分には何もできないから、できる人に託す」のではなく、「できる人にアドバイスをもらいながら、自分で行動する」姿勢が大切なのではないでしょうか。

また、ボランティア団体がある地域だからといって、猫を捨てたり置いて行ったりするのは絶対にやめてください。
動物の遺棄は犯罪です。

迷子猫に関する問い合わせについて

ねこわら君

迷子猫を探している飼い主さんからの問い合わせはありますか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

はい、あります。

ねこわら君

問い合わせがあった場合、どのような対応をされていますか?

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

探されている飼い主ご本人様からの依頼でしたら、ブログ等に掲載可能です。

それ以外にも捜索のアドバイスや保護器の貸し出し等、私たちにできることがあればお手伝いしています。

ねこわら君

猫は飼い主さんが探し出してくれるのを待っています。
決して諦めず、熱意を持って探し続けてほしいと思います。

「わんにゃんレスキューおっぽ@あつみ」の今後について

ねこわら君

最後に、今後の活動についての抱負や目標があれば教えてください。

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

元々、あまり大風呂敷は広げず「できることを無理なく」というスタンスで始めましたので、これからも少しずつ活動を続けて、温泉街や近隣の現状を良くしていければと思います。

ねこわら君

あつみ温泉の猫たちが、安心して一代限りの命を全うできるよう応援しています!

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん

ありがとうございます。

SNSで迷い猫や里親募集などが目に留まりましたら、ぜひシェアしたりイイネをしてあげてください。

里親にはなれなくても、そういった一人ひとりの小さなことも立派な保護活動ですし、より多くの猫たちを救うことにつながります。

ねこわら君

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさん、貴重なお話をありがとうございました!

インタビューを終えて

ねこわら君

「自分ができる時にできることを無理なく」と思っていても、「猫のために」とつい頑張ってしまうボランティアさんもいるのではないでしょうか。

団体に所属していなくても、家庭や仕事や忙しくても、私たち一人ひとりにできることはたくさんあるはずです。

鶴岡市周辺にお住まいの方、今回の記事を読んでわんにゃんレスキューおっぽ@あつみさんを応援したいと思った方は、ぜひ継続的なご支援をお願いします。

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみさんのホームページ・SNS、お問い合わせ先一覧は下記をご覧ください!

わんにゃんレスキューおっぽ@あつみのホームページ・SNS

ホームページわんにゃんレスキューおっぽ@あつみ
ブログBlogわんにゃんレスキューおっぽ@あつみ
Instagramわんにゃんレスキューおっぽ@あつみ
Facebookわんにゃんレスキューおっぽ@あつみ
Twitterわんにゃんレスキューおっぽ@あつみ

支援先・問い合わせ先一覧

支援金の寄付ご支援・ご協力
支援物資Amazonほしいものリスト
お問い合わせ先お問い合わせフォーム

【インタビュー】“猫との暮らしを諦めない”独自の永年預かり制度を立ち上げ、持続可能な団体の在り方を模索する保護猫団体「NPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道」

【インタビュー】“最後の砦として猫たちを救いたい”行政からの引き取り・保護猫カフェの運営・譲渡活動を続けるボランティア団体「非営利型一般社団法人ねこたまご」

【インタビュー】譲渡会開催や啓発活動を通し、人と人・犬と猫の命を繋ぐボランティア団体「NPO法人いぬ・ねこネットワーク秋田」

この記事を書いた人

築山 優希愛玩動物飼養管理士2級 動物介護士 ペット看護士
奈良県で、小学生の娘と5歳になる保護猫(茶トラの女の子)を育てています。 動物好きの娘を犬や猫と触れ合える場所に何度も連れていくうちに、自身の猫に対する苦手意識を克服し、猫を飼いたい!とまで思うようになりました。 その直後に現在の愛猫を自宅近くで保護し、一緒に暮らすように。 猫に長生きしてもらいたい一心で取得した資格を活かし、読みやすい記事をお届けしたいと思います。

失敗しない保険選び

【FP監修】失敗しない猫の保険の選び方とは!?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。