猫の糞尿が自宅の庭にされてしまうのは本当に嫌ですよね。
家を出る時や帰ってくるときに、あの鼻にどんより漂う何とも言えない独特な刺激臭は出来れば避けたいものです。
そこで今回は自宅庭で野良猫に糞やおしっこをされないための対策を紹介していきます。
目次
野良猫の糞尿対策をする前に知っておくべきこと
野良猫の糞尿被害はやられる側からすると、ほんとに憂鬱になるものです。
自分が毎日通る玄関前などが臭いと、もうそれだけで嫌な気分になりますよね。
私はこういったサイトを運営しているため、1人の愛猫家ではあります。
ただ同時に自宅の庭に野良猫の糞尿被害を受けたこともあるため、その憂鬱さも理解しているつもりです。
そこで今回はひいき目なしで、野良猫の糞尿対策方法を紹介させて頂ければと思います。
まず野良猫の糞尿対策をする際に大切なのは「猫の習性を知ること」です。
知るべき猫の習性は主に以下になります。
- 猫は1つの場所をトイレとして決めると、繰り返しその場所で用を足す習慣を持つ
- 猫は何度か嫌なことが続くと、その状況と嫌なことを関連付ける
猫は一度ある場所をトイレとして使うと、その後も繰り返し使うようになります。
そしてちょっとした嫌なことがあっても、変わらず使いつづけます。
ただ何度も嫌なことが続くと、そこでトイレをするのは快適ではないと判断するようになります。
ここに野良猫の糞尿対策のヒントがあります。
つまり「あなたの自宅の庭にトイレに来る=嫌なことが起こる」ということがわかると、その場所は猫にとって快適な場所ではなくなるのです。
そしてその快適でなくなったトイレを猫は敬遠するようになります。
続いて具体的にどんな野良猫の糞尿対策をすればいいのか?を紹介していきます。
5つの野良猫の糞尿対策
具体的には下の5つの方法をおすすめします。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
- 超音波発生器
- トゲトゲマット
- 忌避剤
- ミカンなどのシトラス系の匂いの散布
- ネコトイレの設置
※猫によって何に不快感を感じるかはそれぞれです。
ただ多くの猫に有効なのは超音波でしょう。
1.超音波発生器
ユタカメイク GDX-M ガーデンバリア
超音波発生器の使用は猫対策に最も有効な方法の一つです。
まず超音波とは何かですが、「超音波=高い周波数帯の音」のことです。
ここでポイントになるのが、人と猫の聞き取れる音の高さは異なるということです。
人間が14k~20k(20,000)ヘルツ(Hz)程度までの音しか聞き取れないのに対して、猫は100kヘルツ程度の周波数まで聞こえるようです。
つまり人間には聞こえず猫には聞こえる音を大音量で流すことで、自宅の庭を猫にとって快適ではない場所にするのが目的です。
もちろん基本的には超音波は人には聞こえませんが、子供は聞こえる周波数帯が大人よりも広いため超音波を聞き取れる子もいます。
ただ超音波発生器が音を出すのは、近くに生体反応が見られた時のみです。
そのため四六時中超音波が発生しているわけではないため、安心してお使いいただけるでしょう。
超音波発生器を使用して、野良猫の糞尿被害がなくなったという方は多くいます。
是非試してみてください!
2.トゲトゲマット
ここダメシート 10枚入り
トゲトゲマットも野良猫対策の1つになります。
トゲトゲマットは近くの100均などでも販売しています。
景観こそ悪くなってしまいますが、見た目の通り来て欲しくない場所に置くことで、猫がその場所を避けるようになります。
ただ野良猫も馬鹿ではありません。
中にはトゲトゲマットを全く気にせず歩く子もいますし、少し置いてある程度ではマットの置いてない場所を見つけてトイレを済ましてしまう子もいます。
そのためトゲトゲマットは特にトイレをされたくない場所に置いておき、他の場所は超音波発生器など他の野良猫対策と併用するのがおすすめです。

3.猫の忌避剤(化学製品)
犬猫まわれ右 犬猫よけ 粒タイプ
忌避剤は猫の嫌がる匂いを使って、猫がその場から離れるようにするのが目的です。
忌避剤は近くの薬局などでも色々な種類が売られているため、手軽にできるのがメリットです。
ただ中には効かない猫もいるため、利用する場合は「うまくいけば」程度に考えることをおすすめします。
4.猫の苦手な匂いの利用

忌避剤と似ていますが、猫が苦手な匂いのするものを利用することで立ち入らないようにします。
猫の苦手な匂いは主に以下が挙げられます。
- レモンやミカンなどのシトラス系の果実
- 木酢液
- とうがらしやこしょうなどの香辛料
- タバコ
- (猫によっては)ハッカなど
- (猫によっては)コーヒー
この中で現実的に野良猫の抑止剤として利用できるのは、「シトラス系の果実」か「木酢液」といったところでしょうか。
具体的な対策方法としては、レモンの輪切りを庭に定期的にまいたり、木酢液をまくことによって抑止力になり得ます。
また外国の方の体験談ですが庭にコーヒーの出がらし(カス)を撒いたところ、野良猫がほとんど現れなくなったという方もいました。
コーヒーの出がらし自体はコーヒーショップにいけば、廃棄予定のものを無料でもらえるでしょう。
またコーヒーのカスは猫のおしっこ程度なら臭い自体もおそらく取り除いてくれるので、試してみる価値はありそうですね。
5.猫トイレの設置
最終手段ですが、猫用にトイレをする場所を作るのも一つの手です。
猫用トイレを設置することで、処理こそ必要なものの「して欲しくない場所にされにくくなる」「処理が簡単になる」この2つの効果が期待できます。
長方形型の鉢植えに、猫の好きなサラサラとした猫砂を入れておきます。
そしてその中に前回されてしまった糞や尿を入れて置き、臭いを付けておきます。
前回されてしまったものはきれいに片づけ、臭いもしないようにしておきましょう。
こうすることで、猫は自分の糞尿の臭いが付いたトイレを使うようになります。
野良猫の糞尿を処理する方法(臭わなくする方法)
これから野良猫対策をするという方の多くは、これまでに少なくとも一度は野良猫の糞尿被害に遭ってしまったことがある方だと思います。
まずおしっこをされてしまった場合は、雨が降れば臭いは消えます。
ただ気になる場合は、消臭剤を臭いがする場所にかけるようにしましょう。
糞は臭いも強烈ですし、されてしまったばかりのものを処理するのは嫌ですよね。
そこでまずは糞の臭い消しをしましょう。
その後トイレなどに流してしまうのがおすすめです。
まとめ
野良猫の糞尿対策は本当に気が憂鬱になります。
今回紹介した野良猫対策でも最もおすすめできるのが「超音波発生器」の利用です。
しっかりと対策をすれば、猫にとっても快適ではなくなるため遅かれ早かれ糞尿被害はなくなることでしょう。