あなたの猫は猫草を食べますか?
猫によっては一種の誘惑のような草ですが、実際のところどういったものかご存知でしょうか?
今回は猫草がどういったもので、猫にとって必要かどうかなどを紹介していきます。
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猫草とは
猫草は燕麦(エンバク)などのイネ科の植物です。
トップ画像のようなちくちくした葉っぱが特徴で、猫は消化器官を刺激して毛玉を吐くために猫草を食べています。
野良猫がときどき雑草を口にするのも、胃の運動を活発にして毛玉を上手に吐き出すためです。
室内飼いの猫だと雑草を口にすることができないため、その代わりとして猫草を口にします。
猫草は必ずしも必要ではない?
猫草は猫を飼うにあたって、必ず必要なものというわけではありません。
毛玉を上手く吐きたいのに、吐けないという猫には猫草は重宝されます。
ですがそもそも猫草に興味を持たず全く食べない猫は多いですし、猫草を食べても吐かずに排泄してしまう猫もいるからです。
おなかにヘアボール(毛球)が溜まるのはあまり良いことではありませんが、かといって危険な状態になる猫はほとんどいません。
そのため猫草は必須ではありませんが、猫草を食べること自体が好きな猫は多いです。
ですので猫草は飼っている猫が好んで食べるようなら、嗜好品の一つとして与えればいいと思います。
逆に言うと興味を全く持たない猫を飼っている場合は、なくても大丈夫です。
ただ「ノルウェージャンフォレストキャット」のような長毛種の猫の場合、ヘアボール(毛球)がよくできてしまうためあった方が良いと思われます。
ノルウェージャンフォレストキャットのような長毛種の猫に比べて、短毛種の猫は毛玉が理由で吐くことはあまり多くありません。
もし短毛種の猫が頻繁におう吐する場合は何かしら他の理由が疑われます。
猫草はどこで売ってる?
グリーンラボ 犬と猫が好きな草の栽培用セット
猫草と呼ばれる燕麦という植物は、ペットショップやホームセンターで販売しています。
すでに草が出ているのも売っていますし、栽培セットとしても販売されています。
栽培セットの場合、水を与えて10日ほどで草が出てきます。
猫草は草部分が食べられてしまっても、水を与えていることでまた生えてくるため長持ちします。
また燕麦がない場合は、エノコログサなども猫草として活用することができます。
植物は何十万という種類が世界にありますが、身近なユリやチューリップなどの花も猫にとっては猛毒になります。
猫草以外の植物は猫が食べないように注意しましょう。
猫草はいつから与えていいの?
またいつから猫草を与えればいいか分からない場合は、生後半年を過ぎてから与えることをおすすめします。
猫草自体おう吐するために食べるものなので、多少なりとも体に負担もかかります。
そのため子猫の場合は生後半年が経つまでは与えないようにしましょう。
まとめ
猫草はおなかに溜まった毛玉をうまく吐き出すために猫が食べる草です。
ただ必ずしも必要な物とは言えません。
猫草を好きな猫もいますが、猫によっては全く興味を持たないからです。
そのため長毛種の猫や、猫草が好きな猫には栽培セット1つ分くらいの猫草を用意してあげましょう。