【猫との避難】震災や台風など災害時に知っておきたい!避難場所のメリット・デメリット・避難時の必需品をご紹介します!

災害、自然災害は、いつ起こるか分かりません。いつか来ると言われている南海トラフ巨大地震…首都圏直下型大地震…、考えただけでも恐ろしいですよね。

地震発生率は世界4位と言われるほど地震の多い日本。また豪雨による水害も多いです。

災害にあったとき、あなたは愛猫をどうやって安全な場所に避難させますか?また、避難しない場合の自宅での猫との過ごし方は?

本記事では上記のような疑問を解決すべく、震災や水害など大規模災害時に猫と一緒に安全に過ごす方法、避難時の注意点などをご紹介します。

災害時に避難する場所別のメリット・デメリット

災害時の避難は大切なことですが、車中泊や避難所での生活は慣れない環境ですので、猫にとって大きなストレスとなります。また猫だけでなく飼い主にとっても負担がかかるものです。

事前に避難場所ごとに想定されるメリットやデメリットを知り、災害時に備えておくことが重要です。

自宅

災害が発生した際に、周辺の倒壊・地盤についてなど危険がないと判断された場合は、自宅で猫と共に過ごすことができるでしょう。

・メリット
猫にとって住み慣れた場所で過ごせるためストレスが少ない、これに尽きます。

・デメリット
建物の見えない部分が損傷を受けている可能性がある点、そしてライフラインが滞る危険性がある点はデメリットといえるでしょう。

とくに災害の際に電気配線などがもろくなっていることが考えられるため、電気が復旧するときに、出火して大変なことになる可能性も否定できません。

そういった危険がないように、停電中には電気機器のスイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く、自宅を離れる必要が出た際にはブレーカーを落として家を出ましょう。

車中泊

災害が発生したときに、家の中で過ごせないとなった際、家の敷地や避難所の敷地内、公園や広場などで車中泊・テントをはる方法もあります。

・メリット
この方法は、避難所に比べると他の人が近くにいないたいめ、気が楽ということがあげられますね。プライバシーも守られます。

・デメリット
車の中やテントなどはせまいです。寝返りも十分にうてず、寝るのも一苦労だったりします。
そのため猫も飼い主もストレスがたまり、体調を崩しやすくなります。

また夏場であればせまい密閉された中で過ごしますので、熱中症にかかる可能性が。また虫刺されなども注意しましょう。

猫は体が小さいから車やテントでも十分なんじゃない?と飼い主さんは思うかもしれませんが、長い時間そういった環境の中で暮らすとなるとストレスがたまります。

抱っこしてなでるなど落ち着かせてあげたいものですね。

また密閉空間でせまいため、換気や出入りの際に猫がパニックになり飛び出してしまうことも想定しておきましょう。

車中泊やテントで過ごす場合、猫用リードとケージを持って行くようにすると安心です。

またせまい空間でずっと過ごしていると、飼い主がエコノミークラス症候群になる恐れもあるため、夜には避難所へ行って横になるなどして工夫すると良いでしょう。

避難所

災害時の避難場所として多くの人が利用するのが避難所です。

一般的には公民館や学校など、家の近くにあるしっかりした大きな建物、公共施設が避難所になることが多いです。

・メリット
避難所は、建物自体が頑丈ですので安心という点がまずメリットです。また色々なサポート体制もそろっていることが多く、飼い主と猫が一緒に過ごせることも多いようです。

・デメリット
避難所ごとにルールが設けられている点はデメリットです。動物専用のスペースに置かなければならないケースが多くあります。

また、避難所は知らない人が大勢集まりますので、初めての場所で慣れない人や物音などは大きなストレスです。

猫のストレスをできるだけ減らしてあげられるように、ペットキャリーやケージの上にタオルや布、カバーなどをかけて視界をさえぎるように暗くして落ち着かせてあげると良いでしょう。

猫は慣れない環境、物音に敏感な生き物です。隠してあげることによってそういった不安を少なくすることができます。

そして避難所には色々な人がいますので、避難所内で生活する人の中には猫アレルギーがある…そもそも動物が苦手…猫のフードのニオイが苦手という人もいます。
ニオイ、抜け毛などには十分気を配る必要があるでしょう。

その他にはこんな方法も

猫だけ家に残して飼い主は避難所へ行くという方法もありますが、猫だけを家に残したまま避難した場合は、何が起こるか分かりません。

万が一の場合、食べ物が尽きて飢え死にや衰弱、自宅から脱走して行方不明になるなどの危険性も。

避難所から家までの距離、家の被害状況なども考慮する必要はありますが、猫も大事な家族の一員ですので、できるだけ一緒に避難する選択肢を選んでほしいと思います。

家・車の中・テント・避難所の全てが難しい場合や、自分の住んでいる地域に猫を連れて行ける避難所がない、という場合の方法としては、動物病院または動物愛護団体へ猫を預けるか、災害の被害のない親戚や友人に猫を預ける方法があります。

猫との避難時に持ち出したいグッズ

  • 飼い主の連絡先の情報
  • 猫の情報が分かるもの(猫の写真、ワクチン接種状況のメモ等)
  • 療法食や薬
  • ペットフードと水 (5日分~7日分)
  • 食器
  • キャリーバッグ・ケージ (落ち着ける場所の確保)
  • 首輪、リード 
  • トイレ用品
  • 排泄物の処理グッズ
  • タオル
  • ブラシ
  • お気に入りのおもちゃ 
  • ビニール袋
  • ウェットタオル

最低でも上記のものがあれば猫のお世話に関しては何とかしのげるでしょう。

また洗濯ネットがあればなお良いです。
屋外診察や大人しくしてほしいときに役立ちます。

ガムテープもあれば持って行きましょう。
段ボールなどを補強するときに便利です。 

実際に猫と避難生活をした人のSNSをご紹介

最後に、実際に猫と避難生活を送った人のリアルな声をいくつかご紹介します。

 

 

 

このように、日ごろからハーネスに慣れさせておくのも大事ですね。

あなたはできてる?飼い猫のためにできる災害時の対策と準備

いかがでしたか?

今回は、災害時の猫との生活や避難についてご紹介しました。

自然災害が発生した場合、まずは危険だと思われる場所から安全な場所・建物へとすぐに避難をしましょう。

猫を連れていると避難所に入れてもらえない可能性もあります。災害が起きてからでは遅いですので、普段から地域の避難所のペット受け入れ体制について確認しておくと、いざという時に安心です。

また家族みんなで「災害の時は必ずここへ集まろう」というように、災害時に家族がバラバラにならないよう、避難する場所を明確にしておくことも大切です。

この記事を書いた人

a_murakami
小さな頃からとにかく動物が大好きで、小学生の頃には猫15匹と犬3匹に囲まれて暮らしていました。 現在は猫2匹と犬1匹と暮らしています。 猫と飼い主さんのためになる記事を書きたいと思っています。 新たな発見になるような、分かりやすく楽しい文章を心がけています。

失敗しない保険選び

【FP監修】失敗しない猫の保険の選び方とは!?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。