【インタビュー】“8頭のシニア猫たちを幸せにしたい!”猫ハウスを運営しながら、里親探しを続けるボランティア団体「Second cat life(セカンドキャットライフ)」

ねこわら君

今回は福岡県大牟田市のボランティア団体「Second cat life(セカンドキャットライフ)」さんにお話を伺いました!

他団体でお世話していた猫たちの里親探しをするため、2014年に発足。
猫ハウスで暮らすシニア猫8頭を里親さんに繋げられるよう、猫ハウスで大切にお世話し続けています。

この記事は、「Second cat life(セカンドキャットライフ)」の詳しい活動内容を知りたい方や保護猫の里親になりたい方、ボランティア活動をしてみたい方に知っていただきたい内容が満載です!

ご紹介記事では掲載しきれなかった発足の経緯や活動への想い、この記事を読んでいるみなさんに伝えたいことなど詳しく掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください!

福岡県大牟田市のボランティア団体「Second cat life(セカンドキャットライフ)」の活動内容をご紹介します!

「Second cat life(セカンドキャットライフ)」発足の経緯について

ねこわら君

セカンドキャットライフさんが発足したのはいつ頃でしょうか?

セカンドキャットライフさん

当会が発足したのは、2014年です。

ねこわら君

発足のきっかけについて教えてください。

セカンドキャットライフさん

はい。

私たちは団体発足まで、他の団体で保護猫たちのお世話をしていました。ただ、その団体は里親探しがメインではなく保護がメインで、活動を続けるうちに私たちとは方向性が違うな…と感じるようになったんです。

そこで、自分たちで里親探しをしようと思い、その団体でお世話していた保護猫たちを譲り受け、新しくセカンドキャットライフを立ち上げました。

ねこわら君

現在一緒に活動されている方々は何名ですか?

セカンドキャットライフさん

発足当初は7名でしたが、現在は6名で活動しています。

ねこわら君

一緒に活動されている皆さんは大牟田市在住の方ばかりでしょうか。

セカンドキャットライフさん

いえ、大牟田市以外の方もいます。

ねこわら君

一緒に活動されている皆さんは、どのようなきっかけでセカンドキャットライフさんの活動に参加することになったのでしょうか。

セカンドキャットライフさん

動物が好きで興味がある方から問い合わせがあったり、友人に声をかけたりして、手伝ってもらっています。

保護猫の譲渡について

ねこわら君

続いて保護猫の譲渡についてお伺いしたいのですが、現在猫ハウスで暮らしている保護猫たちは何頭いますか?

セカンドキャットライフさん

8頭です。

引用:里親様募集中

ねこわら君

おおよその譲渡可能地域は決まっていますか?

セカンドキャットライフさん

基本的には大牟田市近郊が望ましいですが、猫ハウスに何度か面会に来ていただける場合や、譲渡の際に猫に負担のない距離であれば、福岡県内や他県でも大丈夫だと考えています。

ねこわら君

譲渡の際、特に重要視していることや理想の里親さんについて教えてください。

セカンドキャットライフさん

最も大切なことは終生飼育ですね。もちろん、一時的なものではなく、必ず一生家族として愛情を注いでくれる方。

あとは、完全室内飼いを約束してくださる方。できれば譲渡後の猫の様子を定期的に教えていただけると私たちもも安心します。

ねこわら君

猫ハウスで暮らしている保護猫たちはシニア猫ばかりだそうですが、シニア猫の魅力を教えてください。

セカンドキャットライフさん

猫それぞれの性格が分かっていることですね。

例えば遊ぶのが好きだったり、人の膝に乗るのが好きだったり、抱っこが好きな子もいれば苦手な子もいます。そういう細かい性格まで把握できているので、里親希望の方に合った猫を紹介できるのではないかと思っています。

また、私個人としては、シニア猫のゆっくりとした動きがとても愛おしくて癒されるので大好きです。

ねこわら君

シニア猫たちをどのようなご家庭に迎え入れてほしいですか?

セカンドキャットライフさん

私はシニア層にこそシニア猫を迎え入れてほしいと思っています。

大牟田市でも高齢化が進み、シニア層の飼い主さんの急な入院や、やむを得ない事情などでペットが取り残されるケースも目立ちます。そして、里親希望者の年齢が上がれば上がるほど、また保護猫の年齢が若ければ若いほど、その確率は高くなります。

その点も考慮すると、当会の保護猫はみんなシニア猫なので、シニア層の方々にも迎え入れやすいと考えています。なお、シニアの方には、何かあった時のために後見人を確保していただきます。

もちろん、シニア猫とゆったり穏やかな時間を過ごしたい若い方たちに迎え入れていただくのも大歓迎です!

ねこわら君

里親希望の方と猫ハウスで直接お話したり、メッセージでやり取りをする際に、心がけていることがあれば教えてください。

セカンドキャットライフさん

お話する中で、本気で里親になる覚悟があるかをみています。覚悟や熱意は表情や話し方などに現れますので、フィーリングも大事ですね。

また、実際に猫ハウスで猫たちに会ってもらい、里親さんに合った性格の猫を紹介するように心がけています。

ねこわら君

ずっとのお家と優しい里親さんを待っている保護猫たちのことや、保護猫を幸せにするために懸命に活動を続けているボランティアの方々のことを、もっと多くの若い人に知ってもらうために必要なことは何だとお考えでしょうか。

セカンドキャットライフさん

やはりInstagramなどのSNSでの発信が重要だと思います。TikTokなども若い方がたくさん見ていると思うのでやってみたいのですが、まだそこまで追いついていないのが現状です。

最近テレビでも保護猫や保護犬の譲渡の流れを放送しているのを目にすることがあるので、そのような番組が増えてくれると理解が進むのではないかと思います。

ねこわら君

それでは、里親を検討されている方に向けて、メッセージをお願いします。

セカンドキャットライフさん

みんな本当に人懐こくて可愛い子たちばかりです。

少しでも気になる子がいたら、お気軽にお問い合わせ下さい。お待ちしています。

 
 
 
 
 
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ねこわら君

ずっとのお家と優しい里親さんを待っているシニア猫たちは、ホームページ内里親様募集ページやFacebookInstagramからご覧ください!

ボランティア募集について

ねこわら君

ホームページで女性ボランティアさんを募集していますが、現在も募集していますか?

セカンドキャットライフさん

はい、絶賛ボランティアさん募集中です!

ねこわら君

人手が足りない曜日や時間帯はありますか?

セカンドキャットライフさん

基本的には朝と夕方の1日2回お世話をしますので、できれば朝か夕方に来れる方がいいですね。

ただ、その時間帯以外でも、来れる時間帯や曜日で来ていただけるととてもありがたいです。

 
 
 
 
 
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ねこわら君

どのような方にボランティアさんになってほしいですか?

セカンドキャットライフさん

長く続けてもらえる方が理想ですが、例えば夏休みだけなど期間限定、または来れる頻度が月に1回のみ、などでもありがたいです。

ペット不可物件にお住まいの方や猫カフェなどに癒されに行かれている方などは、ぜひうちのハウスに遊びにいらしてください。お世話だけでなく猫たちと遊んでくださるボランティアさんも募集中です!

ねこわら君

ボランティアの問い合わせは、ホームページのお問い合わせフォームからでよろしいですか?

セカンドキャットライフさん

はい、お問い合わせフォームからで大丈夫です。

ねこわら君

分かりました!
それではボランティアをしてみたい方へ向けたメッセージをお願いします。

セカンドキャットライフさん

難しく考えなくて大丈夫です。猫が好きで、手伝ってみたい、猫と遊びたいなど軽い気持ちからボランティアは始まります。

動物のために何かしたいけど、何をしたら良いのか分からない方は割と多いんじゃないかなと思います。

そんな方は、当会だけではなく、お近くの保護団体さんなどに少しの勇気を出して問い合わせてみてください。
きっとあなたを待っているたくさんの人と動物がいます。

もちろん当会もボランティアさん大、大、大募集中ですので猫好きさん、一緒に楽しく活動しましょう!

ねこわら君

福岡県周辺にお住まいの方で「猫のため、地域のために自分にできることはないか」と考えている方は、セカンドキャットライフさんと一緒にボランティア活動をしてみてはいかがでしょうか。

「Second cat life(セカンドキャットライフ)」への支援について

ねこわら君

直近で特に必要な支援や足りない物資はありますか?

セカンドキャットライフさん

やはり一番は人手ですね。お世話にきていただける方、大募集です!

来年の3月には当会の代表が入院予定なんですが、代表はメインのお世話をしているのでかなりの人手不足になります。その時期だけでもお手伝いに来ていただけると非常に助かります。

ねこわら君

ボランティアの問い合わせ・お申込みは、ホームページのお問い合わせフォームからお願いします!

猫の保護依頼について

ねこわら君

ホームページで「会として新たに猫を増やさない」「新たな猫さんの引き取りはしていません」ときちんと記載してありますが、それでも丸投げの保護依頼はありますか?

引用:会の紹介

セカンドキャットライフさん

たまにありますね。ご自身の都合で飼えなくなったので引き取ってもらえないかなどの相談もあります。

ねこわら君

問い合わせへの対応はどのようにしていますか?

セカンドキャットライフさん

引き取りをしていないことをまずは伝えます。その後、必要であれば里親さん探しのアドバイスやポスター作りのお手伝いをしたりして対応しています。

ねこわら君

保護依頼をする方に向けて、改めてメッセージがあればお願いします。

セカンドキャットライフさん

まずは、もし捨て猫などを拾って保護していただいたならばありがとうございます。あなたによって小さな命が救われました。

しかし、当会では猫の保護はおこなっていません。どうか諦めずに、ご自身で里親さんを探す努力をお願いします。里親さんが見つかることを願っています。

ねこわら君

「自分には何もできないから、できる人に託す」のではなく、「できる人にアドバイスをもらいながら、自分で行動する」姿勢が大切なのではないでしょうか。

また、猫のお世話をしている地域だからといって、猫を捨てたり置いて行ったりするのは絶対にやめてください。
動物の遺棄は犯罪です。

「Second cat life(セカンドキャットライフ)」の今後について

ねこわら君

最後に、今後の活動についての抱負や目標があれば教えてください。

セカンドキャットライフさん

ハウスで暮らす猫たちを1匹でも多く里親さんに繋げたいです。寂しい思いをさせていると思うので、里親さんに思いっきり甘えて愛情を独り占めさせてあげたいです。

ねこわら君

シニア猫たちに最期まで安心して過ごせるお家が見つかることを願っています!

セカンドキャットライフさん

ありがとうございます。

猫と暮らしたい、ペットを飼いたいと思った時は、よく考えてください。具体的には2~3年後を想定して、飼い続けられるのかどうか判断していただければと思います。

猫を飼っている高齢者が施設に入所せざるを得なくなり、その猫を安楽死させたという話があります。安楽死には賛否両論ありますし、残酷な決断であると考える方も多いかと思います。

この決断を決して肯定しているわけではありませんが、この方は少なくとも他人に押し付けることなく、自分の責任において飼い猫を安楽死させたといえるではないでしょうか。

ただ、もし数年後を想定して飼っていれば、もっと対処の仕方も考える時間もあったと思います。

どうか、ペットを飼う時はその先を見越してよく考えてください。不幸な命が増えないように。みんなで動物と人が共生できる世の中にしていきましょう。

ねこわら君

セカンドキャットライフさん、貴重なお話をありがとうございました!

インタビューを終えて

ねこわら君

子猫の可愛さはもちろんですが、シニア猫と過ごす穏やかな時間は何ものにも代えがたいものがあるのではないでしょうか。

8頭のシニア猫たちの幸せを心から願っています。

福岡県周辺にお住まいの方、今回の記事を読んでセカンドキャットライフさんを応援したいと思った方は、ぜひ継続的なご支援をお願いします。

セカンドキャットライフさんのホームページ・SNS、支援先一覧は下記をご覧ください!

Second cat life(セカンドキャットライフ)のホームページ・SNS

ホームページ2nd cat life
Instagramセカンドキャットライフ
FacebookSecond Cat Life

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この記事を書いた人

築山 優希愛玩動物飼養管理士2級 動物介護士 ペット看護士
奈良県で、小学生の娘と5歳になる保護猫(茶トラの女の子)を育てています。 動物好きの娘を犬や猫と触れ合える場所に何度も連れていくうちに、自身の猫に対する苦手意識を克服し、猫を飼いたい!とまで思うようになりました。 その直後に現在の愛猫を自宅近くで保護し、一緒に暮らすように。 猫に長生きしてもらいたい一心で取得した資格を活かし、読みやすい記事をお届けしたいと思います。

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