この記事は、「ながの鈴ねこの会」の詳しい活動内容を知りたい方や保護猫の里親になりたい方、ボランティア活動をしてみたい方に知っていただきたい内容が満載です!
ご紹介記事では掲載しきれなかった発足の経緯や活動への想い、この記事を読んでいるみなさんに伝えたいことなど詳しく掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
「ながの鈴ねこの会」発足の経緯について
ながの鈴ねこの会さんが発足したのはいつ頃でしょうか?
発足は2018年12月で、準備を整えて初めて譲渡会を開催したのは2019年3月です。
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発足のきっかけについて教えてください。
当時、長野市で外部の個人ボランティアなどが参加できる譲渡会を行っているところは、長野県保健所と長野市保健所、そして他団体さまの3か所でした。
行政が開催している譲渡会へ参加して里親探しをするには、ボランティア登録が必要であったり、参加できる猫が長野市内で保護した猫のみだったりと制限がありました。他団体さまの譲渡会は申し込めば誰でも参加できたのですが、隔月開催のため子猫はすぐに大きくなってしまい、譲渡の機会を逃しがちでした。
また、上記3か所は全て長野市の北側に集中していたため、南側にも譲渡会場があるといいなと思っていました。ですので、ワクチンなどの基本的処置が済んでいれば誰でも参加できる譲渡会を開催しようと発足しました。
そうだったんですね!
では、ながの鈴ねこの会さんは譲渡会開催のために発足された団体で、猫の保護はおこなっていないということでしょうか。
そうですね、会としては猫の保護や預かりはおこなっていません。
ただ、私は個人で預かりボランティアをしていて、メンバーの中には保健所のお世話ボランティアをしている方もいます。
現在一緒に活動されている方々は何名ですか?
正式メンバーは4名です。その他に、譲渡会のお手伝いやチラシ配布の協力をしてくださる方が7~8名います。
一緒に活動されている皆さんは、どのようなきっかけでながの鈴ねこの会さんの活動に参加することになったのでしょうか。
ほとんどの方が他団体さまや個人でボランティア活動をしていて、私たちともつながりがあったので、自然とお手伝いしてくれるようになりました。
単発でお手伝いしていただいた方々は、ホームページから問い合わせてくださることがほとんどですね。
活動実績について
ながの鈴ねこの会さんの活動実績について教えてください。
はい。2021年の譲渡会でお声のかかった猫は97頭でした。
ただ、残念ながら、譲渡会後の話し合いで譲渡に至らなかった子もいます。
保護猫たちや保護猫を幸せにするために活動を続けているボランティアさんたちのことを、もっと多くの若い人に知ってもらうために必要なことは何だとお考えでしょうか。
そうですね…難しい質問ですね(笑)
質問とは少しずれるかもしれませんが、ボランティアのことは最近テレビでもよく放送されているので皆さんご存じだと思います。ですが、正しく理解してほしいな。とは思いますね。
ボランティアをしている人がすべていい人ではないですし、ボランティアと言いつつ自分の懐を傷めず寄付ばかり募る人もいます。
寄付などしたいな、と思う時はご自身でどんな団体か見極めて行動するように周知してもらえたらと思います。
そう考えると、一番しっかり聞いてもらえそうなのは学校なのかな?と思いますね。
テレビやインターネットで情報が簡単に手に入るからこそ、“正しく理解して見極める”ことが大切になってくるんですね!
保護猫の譲渡について
保護主さんや保護猫によって違うとは思いますが、おおよその譲渡可能地域は決まっていますか?
基本的には長野県内が多いです。
たまに猫の情報を見て「この子しかいない!」という想いで県外から来てくださる方もいます。その場合は、猫の性格などをふまえて譲渡することもあります。
ですが、長時間の移動は猫に負担をかけますし、保護猫は全国にいますので、できればお近くの保護猫を迎えていただけると嬉しいです。
譲渡の際、特に重要視していることや理想の里親さんについて教えてください。
脱走防止、終生飼育、健康管理、家族全員の合意は、いずれも同等くらい大切で、生き物を飼う上で当たり前のことと思います。
また、保護猫はほとんどの子が辛い経験をしていますので、そんな辛かった過去を思い出させないほど溺愛してくださる里親さんが理想ですね。
私たちの願いは、とにかく「幸せになってほしい」ただそれだけです。
開催月によって違うとは思いますが、譲渡会にはだいたい何名ほどの方が来場されますか?
少ない時で数組10数名、多い時では25組50名以上ですね。平均すると20組弱くらいが多いかと思います。
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里親希望の方と譲渡会でお話をする際に、心がけていることがあれば教えてください。
家族構成や環境など、いかにも調査のようにではなく、会話の流れで自然と話せるようにお伺いしています。
その上で、ご希望の猫ではなく、他の子の方が性格などが合うのではないかと思えば促してみることもあります。
それでは、里親を検討されている方や譲渡会へ行ってみたい方に向けて、メッセージをお願いします。
譲渡会に行くと必ず決めなくてはいけないと思って、行くのを躊躇している方もいますが、そんなことは決してありませんので、お気軽に足を運んでください。
この子!という子が見つかるまで何か月も来てくださる方もいます。
また、猫との暮らしが初めてで準備も何をしたらいいのかわからない、飼えるかどうか不安という方でも、そういうご家庭に合った猫の紹介や、準備するものなどもお教えできます。
ボランティア募集について
譲渡会のチラシに「お手伝いしてくれるメンバーも募集しています!」と記載がありますが、特に人手が必要な活動があれば教えてください。
引用:譲渡会
そうですね。どんなに譲渡会をしても、知られなければ人は来ないので、チラシ配布の協力をしてくださる方がいるとありがたいです。
現在も毎月チラシを色々な所にお願いしていますが、さらに増えると嬉しいです。もちろん会場でのお手伝いも歓迎しています。
ボランティアをするための条件はありますか?
譲渡会の会場にご自身で来ていただける方ですね。
あとは、猫が好きで、人と平和にコミュニケーションを取れる方と一緒に活動したいと思っています。お手伝いは大人だけでなく小学生も来てくれることもありますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださればと思います。
問い合わせは、チラシに記載されているメールアドレスで良いですか?
また、最初のメールに記載しておいてほしいことがあれば教えてください。
はい、メールに直接でもいいですし、ホームページのお問い合わせからでも大丈夫です。
時々メールがエラーで戻ってきてしまうことがありますので、そんな時のために電話番号も記載していただけると助かります。
分かりました!
それではボランティアをしてみたい方へ向けたメッセージをお願いします。
当会は猫の保護はおこなっていないので、直接猫のお世話をしたりするわけではなく、物足りないと感じる方もいると思います。
ただ、仕事やご家庭の都合で、時間があまり取れない人でもできるボランティアでもあると思いますので、ぜひお手伝いいただけると助かります。
長野市周辺にお住まいの方で「猫のため、地域のために自分にできることはないか」と考えている方は、ながの鈴ねこの会さんと一緒にボランティア活動をしてみてはいかがでしょうか。
「ながの鈴ねこの会」への支援について
直近で特に必要な支援や足りない物資はありますか?
特にありません。当会は基本的に譲渡会を開催しているだけですので、それほどお金もかからないのです。
ただ、参加されているほとんどの方が個人で猫を保護しているボランティアさんですので、キャットフードなどの消耗品費や医療費は個人で賄っています。譲渡費用で基本的な医療費はいただいていますが、消耗品費や高額医療費はいただいておりません。
ですので、譲渡会でいただいた物資はその時参加されたボランティアさんで分けて、寄付金は運営費の他に、高額医療費のかかった保護猫がいる方にカンパさせていただいています。
高額医療の一例としては、眼球摘出をされた方へ3万円・入院などをして頑張ったけど亡くなってしまった方へ3万円・重度腎臓病などで里親さんが見つからない子を保護している方へ3万円などです。
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長野市にお住まいの方で、個人ボランティアさんを応援したいと思った方は、ぜひながの鈴ねこの会さんの譲渡会へ足を運んでみてくださいね!
猫の保護依頼について
ホームページやTwitterのプロフィール欄に、猫の預かりはおこなっていないことをきちんと記載してありますが、それでも預かりの相談はあるのでしょうか。
引用:お問い合わせ
数は少ないですがあります。 書いてあるのを知っているけれど、どこも断られてダメ元で来ることが多いです。
相談への対応はどのようにしていますか?
ご自身がご自宅でお世話できて、里親さんを探す意向のある方は、捕獲やノウハウなどを全力で支援します。
里親さんが見つかるまでの間でもどうしてもご自身で預かれない場合や、すぐに保護しないと危険と判断した場合は預かりができるボランティアさんを募ってみたり、私も空きがあれば預かったりもしますが、預かりボランティアさんも大抵いっぱいいっぱいの事が多いです。
相談をする方に向けて、改めてメッセージがあればお願いします。
当会は猫の預かりはできません。猫を保護するための捕獲のお手伝いや、ケージの貸出などはご協力できますので、その場合はご相談ください。
「自分には何もできないから、できる人に託す」のではなく、「できる人にアドバイスをもらいながら、自分で行動する」姿勢が大切なのではないでしょうか。
また、ボランティア団体がある地域だからといって、猫を捨てたり置いて行ったりするのは絶対にやめてください。
動物の遺棄は犯罪です。
「ながの鈴ねこの会」の今後について
最後に、今後の活動についての抱負や目標があれば教えてください。
はい。今後も毎月譲渡会を開催し、保護猫みんなに里親探しのチャンスを多く与えてあげたいです。
寒い冬を温かなお家で里親さんと一緒に過ごせる猫が増えるよう願っています!
ありがとうございます。
大人猫は懐きにくい、外にいた子は完全室内飼いは難しい、と思われがちですが決してそんなことはありません。
ほとんどの子が懐きますし、完全室内飼いも問題ありません。猫を迎えようとお考えの方、大人猫も検討してもらえると嬉しいです!
ながの鈴ねこの会さん、貴重なお話をありがとうございました!
インタビューを終えて
大人猫のほとんどが人慣れしているということは、保護主さんの日頃の愛情の賜物ではないかと強く感じました。
一匹でも多くの保護猫が、保護主さんに負けないくらい深い愛情を注ぎ続けてくれる里親さんと巡り会えることを願っています。
長野市周辺にお住まいの方、今回の記事を読んでながの鈴ねこの会さんを応援したいと思った方は、ぜひ継続的なご支援をお願いします。
ながの鈴ねこの会さんのホームページ・SNS、お問い合わせ先一覧は下記をご覧ください!
ながの鈴ねこの会のホームページ・SNS・お問い合わせ
ホームページ | ながの鈴ねこの会 |
ながの鈴ねこの会 | |
ながの鈴ねこの会 | |
お問い合わせ先 | お問い合わせ |
今回は長野県長野市のボランティア団体「ながの鈴ねこの会」さんにお話を伺いました!
長野市南部で誰でも参加できる譲渡会を開催するため、2018年12月に発足。
「辛かった過去を思い出すことがないくらい幸せにしたい」、そんな想いで里親さん探しを続けています。