今回はキムリックの性格や特徴、子猫の値段相場など様々な情報を紹介していきます。
また飼い方などこれからキムリックを飼いたいという方や、既に飼っているという方にもお得な情報も合わせて紹介していきます!
目次
キムリックの歴史・由来
キムリックは「マンクス」の長毛種のことを指します。
マンクスには時折、長毛種の子猫が生まれることがありました。
1960年代にカナダのブレア・ライトや、アメリカのレスリー・ファルテイセクなどのブリーダーがこの長毛種の猫を1つの猫種にしようと尽力しました。
そうして認定されたマンクスの長毛種がキムリックという猫種です。
名前の由来はウェールズを意味するウェールズ語「キムルー」に由来しています。
なぜウェールズなのかというと、ウェールズには尾のない猫が生まれる独特の血統が存在していたと信じられているからです。
また別名をロングヘアード・マンクスとも言います。
キムリックの基本情報(性格・特徴など)
基本的な性格や特徴、身体機能はマンクスと全く変わりません。
これらに関しては全てマンクスのページにて詳しくまとめているため、下記のページから確認できます。
キムリックとマンクスの違いは見た目から分かるように、被毛の長さのみになります。
キムリックはマンクスの持っていないセミロングのコートをまとっています。
キムリックの被毛は長毛種の猫の中では短い方ですが、短毛種の猫よりかは長いと言えます。
キムリックの子猫の値段相場
キムリックは日本だけでなく、世界中でもとても珍しい猫種となっています。
その理由はキムリックの生まれる割合の低さにあります。
キムリック同士の交配でも、長毛の子猫が生まれる確率は25%と大変低いです。
そのため日本のみならず、世界でも頭数が少ない希少品種となっています。
ペットショップでは販売しておらず、ブリーダーも国内では確認できませんでした。
当然、入手難易度は「とても難しい」です。
残念ながら値段相場なども分かりませんでした。
今後は国内にもブリーダーができるかもしれません。
ただ現段階でどうしても欲しい場合は、海外のブリーダーに直接コンタクトを取るか、もしくは海外猫輸入サービスなどを利用するしか方法はありません。
海外猫輸入サービスとは、その猫種を扱っている海外のブリーダーを探してくれるサービスのようです。
ブリーダーとの交渉などもサポートしてくれるシステムになっているようです。
あくまでネットに落ちていた情報になってしまいますが、こうした猫輸入サービスを利用すると、猫本体の輸入費や手数料だけでも50,000円~150,000円ほどかかるようです。
キムリックの飼い方のポイント!
おしりは触っちゃダメ!
キムリックのしっぽが生えていないお尻は誰でも気になりますよね。
ただしっぽのあるべき場所は神経が集中しており、キムリックにとってとてもデリケートな部分になります。
むやみに触ったりしようとすると、本当に嫌がられるので気をつけましょう。
ブラッシングの頻度
キムリックは長毛種の猫ほど被毛は長くありませんが、それでも毎日のブラッシングは必要になります。
食事・運動(遊び)
筋肉質で運動量の多い品種であるため、栄養価の高い食事を与えるようにしましょう。
運動量の多さも考慮して、飼育スペースは広いと好ましいです。
また上下運動が好きな猫種でもあるため、キャットタワーを用意するようにしましょう。
かかりやすい病気
キムリックがかかりやすい特定の病気などは特にありません。
ただ尾のないキムリックを購入する際は気をつける必要があります。
尾のないキムリックは、神経症状を引き起こす脊髄の欠陥を持っていることがあります。
そういった欠陥は排便や排尿の際の問題から判明します。
欠陥を持っているかどうかは生後6カ月ほどするとわかります。
そのため購入前にはしっかりとそういった場合の保証について、譲渡者と話し合っておくべきでしょう。
まとめ
キムリックは尾のない非常に珍しい特徴を持った猫です。
ウサギのようにピョンピョンと跳ねて歩く姿はとても可愛らしいです(^^)
日本では購入することが難しいため、どうしても欲しい場合は海外のブリーダーなどに尋ねる必要がありそうです。
他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!
photo credit:Stanton McCandlish by Lilac-point Cymric ‘Ramsey’ 2011-04-06