毎日やっても嫌がらない?猫が喜ぶブラッシングのやり方!

あなたは飼ってる猫ちゃんのブラッシングをしていますか?
ブラッシングは一見やらなくてもあまり問題がないように思えますが、やることで色々とメリットがあります。
もしあなたがこれまでブラッシングのやり方を知らなかったというなら、ここで確認することができます。

photo credit:catster

 

どうしてブラッシングをするの?

ブラッシングをする理由は大きく分けて3つあります。

  1. 毛球症予防
  2. 抜け毛防止
  3. コミュニケーションの一環

1つずつ詳しく見ていきましょう。

1.毛球症予防

猫は自身でも毎日舌を使って、グルーミングを行っています。
ただグルーミングをするときにどうしても抜け毛を飲み込んでしまうのですが、その毛がおなかの中に溜まり大きな塊となってしまうことがあります。

その塊が詰まってしまうのを「毛球症」と呼びます。
毛球症になる猫はほとんどいませんが、愛猫の安全のために日々のブラッシングはするようにしましょう。

猫が毛玉を吐かないけど大丈夫?4つの毛玉詰まり対策と毛球症について

 

2.抜け毛防止

ブラッシングをすることで部屋に大量の抜け毛が落ちることを予防できます
猫を飼っている限り、抜け毛の問題は多かれ少なかれついてきますが、軽くすることはできます。

猫の抜け毛対策3点と4つのおすすめ抜け毛掃除グッズ!

 

3.コミュニケーションの一環

ほとんどの猫にとっては触れられたり、ブラッシングをしてもらうのは嬉しいことなのです。
日々のコミュニケーションの一環としてもブラッシングは役立ちます。

もしあなたの猫がブラッシングを嫌がるようなら、こちらから理由を探ることができます。

猫がブラッシングを嫌がる4つの理由と試したい5つのコツ!

 

ブラッシングはどのくらいすればいいの?

短毛種は週に1回、長毛種は毎日が基本です。
ただし例外があります。
猫は主に春と秋に換毛期と呼ばれる通常よりも抜け毛が多くなる時期を過ごします。

換毛期は短毛種は毎日、長毛種はできれば1日に2,3回ブラッシングをしてあげることをおすすめします
ブラッシングしても抜け毛のきりがないと感じる場合は、時間を区切ってしてあげましょう。

換毛期について詳しくはこちらから確認できます。

【換毛期】猫の毛が生え変わる時期はいつ?対処法やお手入れの必要は?

 

ブラッシングのやり方

用意するもの

ブラッシングをするときに必要なのは、ブラシ(クシ)、霧吹き(ブラッシングスプレー)の2つです。

ブラシは色々な種類が発売されていますが、短毛種はラバーブラシ、長毛種はコームタイプのクシがおすすめです。
クシを用意する場合は目の細かいものと粗いものが、一緒になったタイプのものだと使いやすいです。

霧吹きは静電気の防止に使います。
秋や冬など空気が乾燥する季節は少し多めに使いましょう。

 

ブラッシングの手順

1.頭や顔をなでてリラックス

急にブラッシングを始めると猫は驚いてしまいます。
そのため最初は猫が触られるのが好きな頭や顔周辺、背中をなでてリラックスさせます。

猫が落ち着いた様子になったら、霧吹きを猫の体全身にまんべんなくかけましょう。
注意として体に直接かけるというよりかは、体の上の空間に向かってスプレーするのがおすすめです。

 

2.最初は背中、お尻から

やさしく撫でるように猫を上から押さえます。
最初は背中の毛を少しずつとかしていきます。

一気に背中全体をやろうとするのではなく、少量ずつほぐしていくようにしましょう。
粗い目と細かい目で分かれているクシを持っている場合は、初めは粗い目、次に細かい目ですくのがおすすめです。

毛並みに沿ってとかせたら、おしりから背中に向かって逆毛を立てるようにといていきましょう。
ここでかなりの抜け毛が取れるはずです。

ただ猫の皮膚はデリケートであるため、あくまで優しくを意識してあげてください。
最後にもう一度毛並みに沿ってといたら、背中とおしりは完了です。

 

3.顔周り

続いては顔周りです。
顔を上に優しく持ち上げて、クシが目や鼻に当たらないように慎重にとかしていきます。

流れとしては顔の中心から外に向けてです。
ほおの下、あごの下は毛玉ができやすいため何度か繰り返しましょう。

 

4.前足、後ろ足

前足と後足は1本ずつ足の付け根から先っぽに向けてといていきます。
後ろ足はしっぽを片手で持ち上げながら行うとやりやすいです。

足は嫌がる猫が多いため、手早く済ませましょう。
ただ、かかと部分はもつれてしまいやすいため念入りに行いましょう。

 

5.しっぽとおなか

しっぽも毛が絡まりやすい部分です。
一気にとかさず、少しずつ丁寧にとかしていきましょう。
引っ張ったりすると猫は痛がってしまいます。

おなかは抱っこをするように猫を抱きかかえて、顔側からおしりに向かって毛をとかします。
仰向けになるのを嫌がる場合はおなかを少しだけ出すような姿勢にして手早く済ませてしまいましょう。

 

6.全体の仕上げ

最後に全身を毛並みに沿って、軽くとかしたらブラッシングは終わりです!
お疲れ様でした(・∀・)

今回書いた順番通りではありませんが、とても上手くブラッシングをしている方の動画があったので共有させていただきます。

ちなみに動画の中で飼い主さんがごっそり抜け毛を取っているのは「フーリー」や「ファーミネーター」という商品です。

 

 

まとめ

ブラッシングは猫の病気予防としても、コミュニケーションの一つとしても大切な行為です。
うまくブラッシングをすることで、猫も飼い主さんも幸せな気分になれます。
ブラッシングのやり方は分かるが、上手くいかないという方はこちらからコツを確認できます。

猫がブラッシングを嫌がる4つの理由と試したい5つのコツ!

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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