ブルーキャットって知的な感じがして魅力的ですよね!
ただブルーキャット同士の違いを分かっている方は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は一般にブルー御三家と呼ばれる猫の種類「ロシアンブルー」「コラット」「シャルトリュー」、そしてブリティッシュブルーと呼ばれることもある「ブリティッシュショートヘア」の違いについて画像と共に詳しく紹介していきます。
目次
ブルー御三家の基本的なプロフィール
まずはブルー御三家と、ブリティッシュショートヘアの基本的なプロフィールを紹介していきます。
ロシアンブルー
出身:ロシア
日本でも大人気のスリムなブルーキャットです。
ブルーの被毛同様に、エメラルドグリーンの瞳も顕著な特徴の一つです。
観る者にとてもスマートな印象を与える猫種と言えます。
コラット
出身:タイ
コラットは日本ではあまり知られていないブルーキャットです。
シングルコートの被毛で寒さに弱く、瞳の色はペリドットグリーンという浅く鮮やかな緑色です。
体つきは平均より小さいながらも、がっしりとしています。
シャルトリュー
出身:フランス
上記2つの猫種と比べてより大柄でがっしりとした体格のブルーキャットです。
瞳の色は「ゴールド」「オレンジ」「カッパー」のいずれかです。
ロシアンブルーやコラットのように、グリーン系統の瞳の色はしていません。
口元が常に微笑んでいるように見えることから「微笑みのネコ」という愛称も持っています。
ブリティッシュショートヘア
出身:イギリス
ブリティッシュショートヘアは今でこそ様々な毛色を持っていますが、昔はブリティッシュブルーと呼ばれるブルーキャットでした。
ただ今でもグレーが最も一般的な毛色と考えられています。
上記3つの猫種と比べて、最も骨太でがっしりとした大柄な体型をしています。
瞳の色も様々な色が確認されています。
性格の違い
性格はもちろん個体差が大きいですが、猫種によってもある程度どういった性格の子が多いかは変わります。
それぞれ以下のような性格の子が多いです。
- 飼い主に対して従順
- ちょっと人見知り
- 穏やかでおとなしい
- 強い自立心と警戒心を持つ
- 人懐こく遊び好き
- 頑固で強情な一面
- いじけやすく、神経質
- 穏やかで物静か
- 遊び好き
- 賢く、飼い主に従順
- 穏やかで物静か
- なれ合いを好まない
- 利口
体型(体格)の違い
左上から順にロシアンブルー、コラット、シャルトリュー、ブリティッシュショートヘアです。
それぞれの体格(体型)の違いを紹介していきます。
ロシアンブルー
全体的にほっそりと長い四肢をしています。
しっぽは長めですが、体の大きさに比例しています。
コラット
猫の平均よりも小柄な体型をしています。
ただ全身はしなやかな筋肉を備えています。
シャルトリュー
中型でバランスの取れたボディをしています。
また四肢は若干短いのが特徴です。
ブリティッシュショートヘア
中大型の体格をしており、広い胸をしています。
頑強な体つきで全体的に丸い印象を与えます。
被毛と毛色の違い
ロシアンブルー
高密度で上品な被毛をしています。
毛色はブルーキャット御三家の中で最も光沢が強く、銀色に近いです。
コラット
ブルーのシングルコートです。
ロシアンブルーよりも濃い青色(グレー)が特徴的です。
シャルトリュー
シャルトリューの毛色はロシアンブルーに近いです。
ただロシアンブル―よりかは、銀より青色が強いと言えます。
また寒い土地で育ったこともあり、被毛は羊毛のように豊かに生えています。
ブリティッシュショートヘア
基本的にはブリティッシュブルーの毛色は薄い青色です。
ただ光沢はそれほど強くないです。
シャルトリューと同様に若干ふわふわとした毛質をしています。
頭と耳の形の違い
①:ロシアンブルー
比較的大きな耳をしています。
頭の大きさは小さめで、ロシアンブルーの口角がわずかに上がっており微笑んでいるように見えるため「ロシアンスマイル」と言うことがあります。
ただ上記画像のロシアンブルーは若干ふてぶてしいですね(笑)
②:コラット
耳の先端は丸みを帯びています。
正面から見たとき、顔の隆起部がハート形に見えることで有名です。
③:シャルトリュー
顔の大きさに比べて若干小さめの耳をしています。
首は短めで、顔は丸っこいです。
またロシアンブル―同様、シャルトリューも微笑み顔で有名です。
④:ブリティッシュショートヘア
シャルトリューと全体的に似た顔をしていますが、より丸っこいです。
瞳の色の違い
番号などはありませんが、これまで通りの並び順です(左上がロシアンブルー、右上がコラット、左下がシャルトリュー、右下がブリティッシュショートヘア)
ロシアンブルー
エメラルドグリーン(鮮やかな緑色)
コラット
ペリドットクリーン(浅い緑色)
シャルトリュー
ゴールド、オレンジ、カッパーのいずれか(上記画像はオレンジ)
ブリティッシュショートヘア
ブルー、グリーン、ヘーゼル、ゴールド、カッパー、オッドアイのいずれか(上記画像はゴールド)
目の色に関しては、下記画像を参考にすると分かりやすいと思います。
- サファイヤブルー
- ブルー
- アクア
- グリーン
- ヘーゼル
- イエロー
- ゴールド
- オレンジ
- カッパー
- オッドアイ
それぞれの特徴まとめ!
ここまで各部位を取り上げて違いを紹介してきましたが、混乱してしまった方も多いと思うので一度簡単にまとめさせていただきます。
それぞれの特徴は以下になります。
- 全体的にほっそりとしたモデル体型
- 光沢のあるブルーの被毛とエメラルドグリーンの瞳
- 美人猫が多く、性格はツンデレのツン多め
- 若干人見知り気味の子が多い
- 小柄ながら筋肉質な体の持ち主
- 濃い青色の毛色をしており、浅いグリーンの瞳の持ち主
- 顔は正面から見るとハート形
- 飼い主さんと遊ぶのが大好きな、かまってちゃんタイプの子が多い
- 愛情を感じられないとすねてしまう子が多い
- 丸っこい中型の体格
- 毛色はきれいな青色で、瞳はオレンジやゴールド
- 微笑んでいるような口元が特徴的
- 犬のように従順な性格とも形容される
- 愛情深く、遊ぶのが好きな子が多い
- 中大型の筋肉質な体をしている
- 毛色はブルー以外にも多種多様で、瞳の色の種類も多い
- 穏やかで物静か、手間のかからない性格
- 飼い猫とたくさん遊びたい人には向いていない?
シャルトリューとブリティッシュブルーがとても似ている理由
ここまで読んでくださってありがとうございます。
1つ質問なのですが、皆さん「シャルトリューとブリティッシュショートヘアほとんど同じじゃん!」と思われませんでしたか?
この2匹は性格はともかく、外見的特徴はとても似ていますよね。
実際(今でこそ分かれていますが)ブリティッシュブルーは一時期、シャルトリューと呼ばれていました。
そして2匹がとても似た外見的特徴をしているのには秘密があります。
シャルトリューは第2次世界大戦後に一度絶滅しかけているのです。
その際生き残ったシャルトリューを、「ペルシャ」や「ブリティッシュブルー」と交配させることで猫種を再確立させたのです。
そのため現在のシャルトリューは、ブリティッシュショートヘアの血を取り入れたシャルトリューということです。
言ってしまえば2匹は兄弟猫のようなものなのですね。
最後に
ブルーキャットは一見、どの種類も同じように見えてしまいますよね。
ただよく見ると中々容姿も違いますし、それぞれ性格も大きく異なります。
それぞれに異なる魅力をたっぷり備えているのです。
今後ブルーキャットを飼おうと思っている場合は、是非どの猫が自分に合うか吟味してみてください!
雑種のブルーキャットもおりますので、里親や保健所もおすすめです。
また当記事は下のサイトを多大に参考にさせていただきました。
画像などに関しては下記サイトの方が圧倒的に分かりやすいと思うため、より詳しく見たい方は下記サイトを参考にしてみてください。
参考記事:showcatsonline、cfa
photo credit:Jennifer C. by Gray Kittens、Mary-Lynn by Tess in the Cat Tree、kReEsTaL Shera 20140323、Mary-Lynn by Slate、Ryan by Goodbye Sammy、Gill Griffin by Bisley July 2014