ブリティッシュショートヘアは骨太のたくましい外見を持ちながら、非常におとなしく飼いやすい性格をしています。
今回はそんなブリティッシュショートヘアの性格や目の色や特徴、子猫の値段相場など様々な情報を紹介していきます。
ブリティッシュショートヘアを飼いたいと思っている方は是非参考にしてみてください!
目次
ブリティッシュショートヘアの歴史・由来
とても古い歴史を持つ猫で、イギリス最古の品種と言われています。
2000年前古代ローマ人がイギリスに持ち込んだ猫が、現在のブリティッシュショートヘアの起源だと言われています。
昔はネズミは食料を盗むだけでなく、伝染病の媒介主としても厄介でした。
そのためブリティッシュショートヘアのような、ネズミ退治をしてくれるワーキングキャットはとても貴重な存在でした。
第二次世界大戦に伴って、一度絶滅の危機に瀕してしまいます。
ですが当時のブリーダー達の活躍もあり、ペルシャ猫など様々な品種との交配をしていった結果、今のたくましく体力のあるブリティッシュショートヘアができたと言われています。
有名な児童文学作品「不思議の国のアリス」にチェシャ猫という、ニヤニヤとした笑いを浮かべるキャラクターが出てきます。
そのチェシャ猫のモデルの猫の品種はブリティッシュショートヘアだと言われています。
ブリティッシュショートヘアに多い性格
ブリティッシュショートヘアに多い性格は以下になります。
- 穏やか
- 物静か
- なれ合いを好まない
- 利口
ブリティッシュショートヘアは基本的に、穏やかで物静かな子が多いと言われています。
騒がしい環境が苦手なため、うるさい場所で飼うのは避けた方がいいです。
執拗にベタベタと触られるのを好みませんが、飼い主さんには人懐っこいです。
人と遊ぶのは好きですが、中には1人遊びの方が好きな子もいるようです。
留守番は得意なため、日中部屋を開ける1人暮らしの方でもとても飼いやすいです。
多頭飼いをしても威圧的な態度を取ることなどはないようで、多頭飼いも大丈夫です。
またブリティッシュショートヘアはとても利口な子が多いため、しつけもしやすいです。
こういった性格から非常に手のかからない、とても飼いやすい猫種として有名です。
ブリティッシュショートヘアの特徴
ブリティッシュショートヘアの特徴は以下になります。
- 生来のハンター
- 骨太な体つき
- 小さい鳴き声
- 映画やCMの常連
- 様々な種類
- 短く硬い被毛
ブリティッシュショートヘアは昔からワーキングキャットとして、ネズミ退治などを任されていました。
そういった歴史もあり、ブリティッシュショートヘアの狩りの能力はとても高いです。
全体的に丸みを帯びながら、力強さを思わせる骨太な体も持っており、身体能力は高いです。
そういった無骨なイメージを匂わせる風貌などをしていながら、ブリティッシュショートヘアの鳴き声は小さいです。
このギャップも一つの魅力ですね(^^)
頭が良くとても穏やかな性格を持っていることから扱いやすいということで、映画やCMなどにもよく出ているようです。
わかりやすいところではキャットフードブランドの一つである「シーバ」のCM(Youtube)の猫もブリティッシュショートヘアです。
ブリティッシュショートヘアは当初は、「ブリティッシュブルー」と言われていたようにブルーが代表色でした。
ですが現在ではありとあらゆる毛色・模様をしたタイプがいます。
短く硬い被毛はとても密に生えているため、イギリスなどの寒い環境にも適応できます。
ブリティッシュショートヘアの目の色
ブリティッシュショートヘアの目の色は、「サファイアブルー」「アクア」「イエロー」「オレンジ」以外はいると言われています。
中でも多いのが「カッパー」「ゴールド」「ヘーゼル」の3種類です。
目の色の画像一覧は以下になります。
- サファイヤブルー(※)
- ブルー
- アクア(※)
- グリーン
- ヘーゼル
- イエロー(※)
- ゴールド
- オレンジ(※)
- カッパー
- オッドアイ
※ブリティッシュショートヘアはいません。
ブリティッシュショートヘアの体重
ブリティッシュショートヘアの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 4.5~6.5kg
- メス 3.5~5.5kg
猫の平均体重は4kgほどです。
ブリティッシュショートヘアは平均とほぼ同じか、若干重めの体重をしていると言えます。
また体は丸みを帯びながらも、骨太でとても丈夫です。
ブリティッシュショートヘアの寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
ブリティッシュショートヘアの平均寿命は14~17歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、ブリティッシュショートヘアは比較的長生きする子が多いようです。
平均寿命の長さからも、ブリティッシュショートヘアが健康な子が多いことが分かると思います。
ブリティッシュショートヘアの子猫の値段相場
ブリティッシュショートへアは世界的に人気の高い猫種で、日本でも例外なく人気です。
国内にもブリーダーは多く、販売しているペットショップも多いです。
そのため入手自体は簡単な部類に入ります。
そんなブリティッシュショートヘアの子猫の値段相場は以下になります。
購入元 | 値段 |
ペットショップ | 15万~25万円 |
ブリーダー | 10万~25万円 |
ペットショップでも多くの店舗が展示しているため、購入するのは簡単です。
値段を安く抑えたい場合や健康で性格の良い子が欲しい場合は、ブリーダーから購入することをおすすめします。
ただブリーダーやペットショップどちらから購入するにしても、大切なのは信頼できる人・店から購入することです。
良いブリーダー・ペットショップの選び方はこちらから確認できます。
また購入ではなく、里親制度を利用して猫を取るのも一つの手です。
里親制度を利用する場合は、基本的に購入費などはかかりません。
ただこれまでに払われたワクチン代などは肩代わりすることになります。
実際に里子としてブリティッシュショートヘアを入手したいという方は、こちらを参考にしてみてください。
ブリティッシュショートヘアの飼い方のポイント!
ブラッシングの頻度
ブリティッシュショートヘアは短毛種ですが、抜け毛が多い猫種として知られています。
そのため2日に1回程度の頻度で、ブラッシングをして毛並みを整えることをおすすめします。
ブリティッシュロングヘアの場合は、毎日ブラッシングするようにしましょう。
食事・運動(遊び)
ブリティッシュショートヘアは運動量自体は多いので、高カロリー・高たんぱくな食事を心がけるようにしましょう。
またしっかり運動してもらうためにも、飼育スペースは広めにしてキャットタワーなどを用意することをおすすめします。
非常に利口な猫種でもあるため、フェッチング(取ってこい!ゲーム)なども覚えます。
フェッチングをするブリティッシュショートヘア(Youtube)
かかりやすい病気
ブリティッシュショートヘアがかかりやすい病気は以下になります。
- 歯肉炎
- 肥大型心筋症
「歯肉炎」とは歯周病の1つで、歯石が歯ぐきに炎症を起こしてしまう病気です。
予防方法は歯磨きや、定期的なオーラルケアのための通院になります。
猫によっては慣れない子もいますが、子猫の頃から歯磨きの習慣付けをすることが大切です。
「肥大型心筋症」とは心臓の筋肉が厚くなり、1回の収縮で体に送る血液の量が少なくなってしまう病気です。
原因はハッキリとはわかっていませんが、肥満が強い相関関係を持っていると考えられています。
肥満にならないように食習慣・運動などに気をつけましょう。
まとめ
ブリティッシュショートヘアは純血種の中でも、トップクラスの飼いやすさを誇る猫種です。
物静かで穏やかな性格に加えて、留守番や多頭飼いも問題なく、多くの子は利口です。
唯一短毛種では抜け毛が比較的多い猫種であるため、ブラッシングは2日に1度程度のペースでするようにしましょう。
他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!
photo credit:Petey by IMG_0159