爪とぎのしつけが上手くいかなくて困っていませんか?
爪とぎは猫にとって生理現象のようなものであり、辞めさせるのはほとんど困難と言えます。
おそらくどこの家庭でも猫を飼っている場合は、家具がボロボロになっていると思います。
それは、猫を飼っている限り避けられない悩みの一つです。
ただこの状況は猫に対しての「正しいしつけ」と「猫の気に入る爪とぎできる環境」があれば、十分に変えることができます。
猫の満足できる爪とぎ環境とは、その猫が気に入る爪とぎがあるかどうかに大きく左右されます。
今回はそんな猫の爪とぎの種類を紹介しています。
爪とぎのしつけの仕方がわからないという方は、下記の記事を参考にしてみてください。
目次
種類別、爪とぎ器の特徴
紙タイプ(画像:アイリスオーヤマ ネコの爪とぎ)
紙タイプとは、いわゆる段ボール紙の爪とぎのことです。
紙タイプの爪とぎ器は、最も一般的でポピュラーだと言えます。
このタイプの爪とぎの利点はとにかく安く、種類が豊富なことです。
また、ほとんどの猫が気に入るため買って後悔することがあまりありません。
他のタイプの爪とぎ器ですと、やはり研ぎ心地が気になる猫もいるようです。
デメリットとしては、爪とぎに伴う研ぎカスが出てしまうことです。
爪とぎ周辺が研ぎカスだらけになり、毎日掃除するのを手間と思う人もいるかもしれません。
紙タイプの爪とぎは基本的に台座と段ボールの二つでできています。
そして、中にセットする段ボールを新しいものに替えることで繰り返し使えるのです。
紙タイプの爪とぎは、さまざまな種類のものがあります。
床に置くタイプのものが一般的ですが、他にも壁に立てかけるタイプ、大きな段ボールタイプなど多種多様です。
これから猫を飼うにあたって、何を使えばいいか分からない場合は、まずこの紙タイプの爪とぎを持っておくと良いでしょう。
布タイプ(画像:壁まもる君)
布タイプの爪とぎは、布を壁などに貼り付けることでその部分を爪とぎにしてしまうのです。
特徴は、研ぎカスが出にくく、紙タイプに比べて比較的長く使える点にあります。
また紙タイプの爪とぎは使っているうちに、紙がボロボロになり、研ぎカスが出てしまいます。
布タイプの爪とぎなら、研ぎカスがほとんど出ないため、爪とぎ周辺の掃除をする必要が格段に減ります。
一方で布タイプの爪とぎは、セッティングするのが面倒だったり、料金が高めなのがネックです。
加えて猫に気に入ってもらえないことがあります。
どのタイプの爪とぎ器でもいえることですが、猫が使ってくれない爪とぎは意味がありません。
そのため壁で爪とぎするのが好きな猫や、普段から布で爪とぎをしてしまう猫に、おすすめのタイプです。
麻縄タイプ(画像:猫爪とぎポール)
麻縄タイプの特徴は見た目から分かるように、圧倒的な研ぎ心地の良さがあることです。
デメリットは、紙タイプに比べて高価なこと、頻繁に場所の変更ができないことです。
ただ、麻縄タイプの爪とぎは、一度購入すればかなり長い間使うことができるので、長期的に見た場合他の爪とぎよりも経済的になることも考えられます。
麻縄タイプの爪とぎは紙タイプの次にポピュラーなものとなっており、種類も数多くあります。
中でも人気なのが、ポール(円柱)型のものです。
太い木に麻縄を巻き付けたタイプの爪とぎで、こちらは猫が爪とぎをしても、重いため動く心配がほとんどありません。
キャットタワーにもこういった麻縄タイプの爪とぎが付いているものもあるので、キャットタワーを購入するのも一つの手です。
木板タイプ(画像:杉にゃん)
木版タイプの爪とぎはなんといっても、耐久力が魅力です。
他タイプの爪とぎ器と比べても長く使えて、有機材なので猫の安全を考えたときには有力な選択肢になります。
懸念点としては、猫が木を爪とぎと認識するかどうかです。
木板を爪とぎとして認識するようになれば大丈夫ですが、中には木でできた爪とぎには見向きもしない猫もいるようです。
せっかく高価な爪とぎを買っておきながら、見向きもされなかったら悲しすぎますよね;つД`)
木版タイプの爪とぎの中には、家の柱に設置するタイプのものもあります。
そのため猫が家の家具や壁を爪とぎに使ってしまっていて、困ってる人にはおすすめです。
まとめ:爪とぎは猫に合わせて
以上のようにさまざまな種類の爪とぎ器がありますが、結局はあなたの愛猫が気に入るかどうかが全てです。
布タイプのもので爪とぎするのが好きな猫に、麻縄タイプの爪とぎを買ってあげても、興味を持たずそっぽを向いてしまうこともあります。
それでは爪とぎの意味がありませんよね?
いくつかの爪とぎを試して、一番気に入るものを用意してあげるようにしましょう。
また、爪とぎを購入すると付属でマタタビの粉やキャットニップの粉がついていることがあります。
その粉は爪とぎ器にかけることで、猫が興味を示しやすくなります。
ぜひ活用してみてください。