猫の入院はどんな感じなの?入院中のストレス軽減方法も紹介!

猫の入院って、具体的にどんな感じに行われるかご存知ですか?
今回は、あまり知られていない猫の入院の裏側を体験談も含めて紹介していきます。
もし現在、お家の猫ちゃんが入院することになりそう、もしくは入院しているのであれば、是非チェックしてみてください!

 

猫の入院中の部屋やお世話はどんな感じなの?

猫の入院は大きく2つに分けることができます。

  • 通常の入院
  • ICU(集中治療室)利用の入院

病院にもよりますが、通常の入院の場合、大きめの網ケージに入るような感じになります。
もちろんその場にいる、他の猫や犬の鳴き声も聞こえるような状況になります。

一方、ICUも病院次第の側面がありますが、基本的に完全隔離のようなケージになっていることが多いです。
更に、大抵のICUケージは酸素療法や室温が完全管理できるようになっています

上記のように、2つのタイプで分けることはできますが、何よりも、猫の入院はその病院次第の側面が強いです。

続いて、入院中のお世話・ごはん事情についてです。

  • 通常入院の場合:1日2回のご飯+必要であればちょっとした処置を行う
  • ICUなどの場合:一般にスタッフがよく通る場所に置かれる。こまめな処置と確認が行われる

ご飯は基本1日2回です。
病院では、病院指定のご飯が基本的に与えられ、療法食が必要な場合にはそういったものが与えられます。
療法食を食べる必要がない場合は、いつも食べているご飯を持っていけば、それをご飯に出してもらうことができます。

お世話に関してですが、特別な処置等が必要ない場合は、頻繁に確認されることはありません。
一方、ICU利用の子に関してはその子の状態次第ですが、1~2時間に1回程度状態の確認などが行われることもあります

ただ、こういったお世話に関しては、病院の設備に加えて、マンパワーがものを言います。
つまり、人手が少ない病院では当然巡回も少ないですし、多い病院は確認する回数が多い傾向にあります

続いてトイレについてです。
猫砂トイレはどうしてもかさばるので、病院内のケージでは、基本的にペットシーツを利用することになります

 

猫の入院ストレスを軽減する対策!

猫を入院させることに対する一番の不安は「猫のストレス」ですよね。
猫は環境になじむ生き物なので、入院などにより、生活環境が変わるとストレスを感じることが多いです。
実際に入院する場合は、ストレスを感じる子も多いでしょう。

ただ、入院に対する猫のストレスは、かなりその子次第の側面も強いです。
実際、私の愛猫わたげは入院自体はそれほど苦にしていないようでした。

とは言え、多くの猫は入院に対してストレスを感じます。
そこで、猫の入院ストレスを軽減するための対策方法は以下になります。

  • 普段から使っているタオルを持参する
  • 食器も普段のものを持っていく
  • 入院中の食事は指定されなければ、持参したものを使う
  • 普段から一時的にキャットケージに入れるなど、狭い環境になれる努力をしておく

このように、使う食器や周りの匂い(タオル)はなるべく普段と同じものにすることが大事です。
そうすることで、猫の入院ストレスを極力少なくすることができます。

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猫の入院が寂しい。お見舞いは毎日行ける?

猫が入院すると、家の中がポッカリと空いてしまったような感じになりますよね。
特に長期入院の場合だと、不安でしょうがなくなってしまうものです。

そんな時は面会に行きましょう。
私が聞く限りでは、入院中の面会を断るような動物病院は知りません。
病院の営業時間であれば、お見舞いをすることは可能でしょう。

ちなみに午前・午後と、1日に複数回面会に行くのも基本的には問題ないです
ただ、そういった場合は、なるべく獣医さんの時間を奪わないようにする心がけも大切ですね
猫の状態説明は午前だけで、午後は単純な面会だけなどにすることが好ましいでしょう。

 

【実体験】猫の入院ってどんな感じ?

私は愛猫わたげの入院を計3回体験しました。

  • 1回目:膀胱結石が詰まると危ないため一旦入院
  • 2回目:膀胱結石の摘出手術後の予後を見るための入院
  • 3回目:末期腎不全の際の入院

1回目は2日間の入院で私の仕事が忙しく、面会することができませんでした。

2回目は手術後の予後入院だったため、特に処置が必要で入院したわけではありませんでした。
入院中のわたげに会いましたが、特に問題もなく、くつろいでいるように見えました。

▲2回目の入院の際のわたげ。リラックスしていました。
入院後の脱水症状を防ぐために、点滴が行われていました。

3回目は末期の腎不全の状況を改善するための、4日間の入院でした。
その時はICU(集中治療室)に入りました。

この時の入院中は常に点滴が投与され、細かな給餌、投薬、検査などが行われておりました
ただ、室温などもしっかりと管理され、状態的にはかなりリラックスしている様子でした。

▲3回目の入院の際のわたげ。食欲がほとんどなくかなりやせ細ってしまっていました。

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入院費用はいくらかかったの?

入院がどんな感じだったのかもそうですが、費用面も気になりますね。
入院費用は、以下のようなものでした。

 実際の入院費用(1日当たり)
1回目の入院約8,000円
2回目の入院約4,000円
3回目の入院
(ICU利用)
約23,000円

けっこうかかってますね。

2回目の入院の際は、ほとんど特別な処置は行われませんでした。
それに比べて、1回目の入院と3回目の入院の際は、入院中の処置などが多く、かなりかかりました。

特に、3回目の腎不全末期の際は、給餌や投薬、検査などがかさみ、かなりの金額に上りました
これが4日間にもなったため、入院総額が約9万円かかりました
猫の入院費の相場や、私のかかった入院明細書などをご覧になりたい場合は、こちらのページにどうぞ。

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まとめ

猫の入院は一般の利用者にはあまり見えないため、不安な部分がありますよね。
猫は環境が変わることに対して、強いストレスを持つ動物であるため、基本的には通院診療がメインになります。
ただ、どうしても入院をする場合は、しっかりと面会をさせてもらい、猫の泊まる場所などを確認するようにすることが大切と言えるでしょう。

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この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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