「キャットフードとドッグフードって何が違うの」と思ったことはありませんか?
スーパーや薬局へ行くと、キャットフードのコーナーは必ずと言っていいほどドッグフードコーナーと隣接しています。
ペット用のご飯ということで、同じコーナーになっているのだと思いますが、何が違うのでしょうか?
今回はキャットフードとドッグフードの違いや、猫がドッグフード・犬がキャットフードを食べ続けるとどうなるかを紹介していきます。
目次
キャットフードとドッグフードの違い

「キャットフードとドッグフードって何が違うの」と思ったことはありませんか?
キャットフードとドッグフードはそれぞれ含まれている成分や栄養が違います。
基本的な知識として猫は完全な肉食、犬は雑食です。
そのため必要な栄養も違ってきます。
見た目はどちらも大差ありませんが、キャットフードは猫に適した栄養、ドッグフードは犬に適した栄養がバランス良く取れるようになっています。
猫の必要な栄養、犬の必要な栄養
猫と犬、それぞれ世界を代表する2大ペットですが、必要な栄養やその割合は違います。
それぞれに必要な3大栄養素の割合を見てみましょう。
必要な3大栄養素 | 猫 | 犬 |
脂肪 | 20% | 15% |
タンパク質 | 35% | 25% |
炭水化物 | 45% | 60% |
表から分かるように猫は脂肪やタンパク質を多く必要としますが、犬はそれ以上に炭水化物を多く必要とします。
猫にドッグフード、犬にキャットフードはどうなる?
結論から言うと、猫にドッグフード、犬にキャットフードを与えているとそれぞれ病気にかかってしまいます。
安心して頂きたいのですが、少し与えたくらいではどちらも特に問題は起きません。
ただ猫と犬を共飼いしており、どちらにも同じフードを与えている場合は問題になります。
なぜ病気になるかというと、それぞれ必要な栄養素が違うからです。

猫がドッグフードを食べ続けるとどうなる?
猫にとってアミノ酸であるタウリンは必須になります。
犬にとっても必要ですが、犬は体内でタウリンを合成できる性質を持っています。
一方猫はタウリンを体内配合できません。
そのためキャットフードにはタウリンが入っていますが、ドッグフードにはタウリンは入っていません。
タウリンがないと猫は、心機能低下や失明してしまう危険性があります。
犬がキャットフードを食べ続けるとどうなる?
犬は雑食であるため、キャットフードを食べてもドッグフードを食べた場合の猫ほど大きな問題は起きません。
とは言っても、キャットフードは犬にとって脂質、タンパク質が多すぎます。
犬がキャットフードを食べ続けることで、ほぼ間違いなく肥満になってしまいます。
また肝臓病や腎不全などの腎臓系の病気を発症させてしまう危険もあるのです。
まとめ
猫にはキャットフード、犬にはドッグフードを与えるようにしましょう。
それぞれに異なるフードを与え続けることで、病気になってしまいます。
特に共飼いの場合は、それぞれに適したフードを与えるように注意することが大切です。
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