猫が取る嫌いな人への態度とは?4つの仕草が見られたら要注意!

「もしや私って猫から嫌われてる?」
そんな思いが頭をよぎるようなら、一度実際のところどうなのかを見てみませんか。
今回は猫が嫌いな人に対して取る行動を具体的に紹介しています。
ちょっと心当たりのある人は要注意かも。。。?

 

そもそも猫にとっての「嫌い」とは?

突然ですが、猫の抱く感情については様々な学者で意見が異なっており、まだ正確に分かっていないのが現状です。
一説には猫は感情豊かと考える学者がいたり、限られた感情のみ持つと考える学者もいるなど、意見は様々です。

なぜこんな話をしたかと言うと、人の抱く「嫌い」と、猫の抱く「嫌い」という感情は似て非なるものだと私は考えているためです。

どうしても猫の感情には、自然界で生き残るための本能が最優先されるので、猫にとっての「嫌い」とはすなわち「危険・恐怖・警戒に値する・嫌なことをされる」という危機管理に基づくものだと私は考えます
同じように猫にとっての「好き」とは、一緒にいて「安心できる・害がない」ということに重きが置かれるでしょう。

実際私の周りにいるわたげに嫌われている人は、強く叱っていたり、追い掛け回していたりと、猫にとって恐怖を感じるような行動を起こしている人です。
つまり生活を送るうえでの(性格上)好き嫌いと言うよりかは、生存していく中で安全な存在かどうかが彼らにとっての好き嫌いに直結するのだと思います。

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猫によっては好きな人相手でも素っ気ない態度を取る?

実は、後述する一般的な「猫が嫌いな人に対して取る行動」が見られるからと言って、必ずしもその子があなたのことを嫌いかどうかは判別できません
猫によっては、人懐っこい子もいますし、逆に警戒心の強い人見知りの子もいます。

より簡単に言うと、人懐っこい子の素っ気ない対応と、警戒心の強い人見知りの子の素っ気ない対応には、信頼のされ方に大きな違いがあるためです。
だからこそ、猫の好き嫌いを判別する際は、「他の人に取る態度と比べてどうなのか?」を見ることが大切になってきます

このように、猫があなたのことを嫌っているかどうかは、「他の人に取る対応と比べてどうなのか?」を念頭にチェックすることが必要になります。
それでは猫が嫌ってる相手に対しては、どんな行動を起こすかを紹介していきます。

 

猫が嫌いな人に対して取る態度・行動

それでは猫が嫌いな人に対して取る態度を見ていきましょう!
主に以下の仕草が見られると、猫がその人のことを嫌い(警戒している)ことのサインになります。

  • 近づくと逃げる!とにかく逃げる!
  • 更に近づくと、威嚇する(シャーという威嚇声、デビルフェイス)
  • しっぽを鞭のように動かす
  • 耳を伏せたり、後ろ向きにする

早速解説していきます。

近づくと逃げる!とにかく逃げる!(近づかない)

一番わかりやすい反応はこれですね。
猫は好きな人が近づいてもあまり逃げませんが、嫌いな人が近づくと高確率で逃げます
もちろん近づき方や気の緩め具合にもよりますが、嫌いな人が近づくと高い確率で警戒モードに入るか、その場を去ることが多いです。

他の人と比べて、近づくとどこかへ行ってしまうのであれば、嫌われている可能性は高いです。
普段から嫌なことをしていないか注意してみましょう。

 

更に近づくと、威嚇する(シャーという威嚇声、デビルフェイス)

▲威嚇時に取るシャーと言う音を出している時に近づくと攻撃されます。
「デビルフェイス」と呼ばれる怖い顔つきにもなります。

これは嫌いな人に限った話ではありませんが、逃げている猫を更に追うと、猫側も威嚇に入ります
それでもなお向かってくるようなら反撃の猫パンチや噛みつきが来るので気をつけましょう。

 

しっぽを鞭のように動かす

一説には、猫の感情が最も表に現れやすいのは「しっぽ」だと言われています。
実際、猫のしっぽを注意深く見ていると、とても感情豊かに揺れ動くのが分かります
嬉しい時には軽快にしっぽを立てますし、嫌な時には尻尾がぴしゃんぴしゃんと鞭のように動きます。

▲0:00~0:06までが怒っている猫のしっぽの動きです。鞭のように激しく振られているのがわかりますね。
※6秒以降は全く違う動画になります(笑)

嫌いな人に触られたり、無理やり抱っこされている際は、こんな感じで同じく鞭のようにしっぽが動きます。
好きな人相手でも嫌な時はこんな感じでしっぽを揺れ動かします。

とても分かりやすい仕草の一つなので、こういった尻尾の動きが見られる場合は、素直に退散しましょう。

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耳を伏せたり、後ろ向きにする

猫が耳を伏せていたり、後方に逸らしている時は、対象に対してネガティブな感情を持っているときです。
先ほどの威嚇時の画像の猫も、同じような耳の角度になっていることが分かります。

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猫に嫌われる行動とは?

猫に嫌われていることが分かってしまった場合、現時点でなぜ嫌われているのかを理解することが必要になります。
猫に嫌われる行動としては、主に以下が挙げられます。

  • しつこく追いかけ回す
  • 無理やり触ろうとする
  • 嫌がってるのを気にせず触り続ける
  • 耳やしっぽを触る
  • 近くで急に早い動きを取る
  • 乱暴する

上記のような行動に心当たりがあれば、まずはその行動を取らないようにしましょう
猫に好かれている人は総じて、猫にとって嬉しいことをするよりも、嫌なことをしていない人です。
より詳しく知りたい方はこちらのページからどうぞ。

飼い主さん必見!猫に嫌われる人の9つの特徴・動作!

 

嫌われている場合の仲直りの仕方

何を隠そう私も以前は、一時的にわたげに嫌われていました。
子猫のときのことです。

わたげの噛み癖がとてもひどかった時に、しつけの一環として、噛まれた場合噛み返すことをしていました。
猫によっては噛み返されることで、噛まれることの痛さを知り、それ以降あまり噛まなくなるタイプの子がいます。

わたげもそうであることを願い、こうしたしつけをしましたが、結果は正反対。
わたげはむしろ、噛まれると、更に強い力で噛み返すタイプの猫でした。

こういった経緯で一時はかなり強く警戒されていました。
ただ、今ではフェッチもできるほど仲が良いです。

▲取っていこいゲーム(通称:フェッチ)

どうやって距離を縮めたかと言うと、簡単には以下になります。

  • 噛み返さない(当然ですが)
  • 噛まれても動じない
  • おやつをあげる
  • わたげの近くで素早い動きをしない
  • 気分のいい時に撫でる
  • 目が合ったらゆっくりと瞬きする(猫語で「好きだよ」の意味)

何よりも大切なのは、猫がその人のことを「危険」と見なさないようにすることです。
だからこそ、仲直りするためには、攻撃にも無関心になる必要がありますし、とにかく脅威だとみなされるような行動をしないで辛抱強く待つことが大切になります。

猫に「取ってこい」を教える方法!フェッチはこうすれば覚える!

実録!噛み癖が治らない猫との生活と簡単にできるしつけとは

あなたも今すぐモテモテに、猫から好かれる人の特徴5選!

 

まとめ

猫は嫌っている人に対して、特に近寄らないようにします。
ただ、人側の態度を変えれば、時間はかかるかもしれませんが、猫の態度も徐々に変わるものです。

もし現在、嫌われている仕草に心当たりがあれば、仲直りできるようにしてみましょう(^^)
やっぱり一緒に仲良く暮らせた方が良いですもんね!

【画像でわかる!】猫の気持ちが現れる行動・しぐさ一覧!

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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