今回はバリニーズの性格や特徴、購入方法など様々な情報を紹介していきます。
また飼い方など、これからバリニーズを飼いたいという方や、既に飼っているという方にもお得な情報も合わせて紹介していきます!
目次
バリニーズの歴史・由来
シャム猫の突然変異種がバリニーズです。
時々生まれていた長毛のシャムを1940年代にアメリカのブリーダー、マリオン・ドーシーが品種として固定化しました。
品種の固定化に使われた長毛のシャムが、どういった背景を持っているかは分かっていません。
ただ一説には「ターキッシュアンゴラ」と「シャム」の交配種がバリニーズなのではないかと考えられています。
当初はシャムの長毛種という扱いでしたが、シャムのブリーダー達が当時のバリニーズをシャムと呼ぶのに反対しました。
そのためバリ舞踊の優雅な動きを思わせることから、「バリニーズ(Balinese)」という別の名前になったのです。
またヨーロッパではすべての毛色をバリニーズと呼んでいますが、北米では一部の毛色を「ジャバニーズ」と呼んでいます。
バリニーズに多い性格
バリニーズに多い性格は以下になります。
- 元気で活発
- 目立ちたがり屋
- お喋り好き
- 好奇心旺盛
- 気まぐれ
- 社交的
バリニーズは元気で活発な性格をしていますが、シャムよりかは穏やかです。
バリニーズにとっては、飼い主の足にじゃれついたり遊んでいる時が最も幸せな時間になるようです。
とても従順な性格をしており、飼い主が帰ると大喜びで出迎えたりすることもあるようです。
目立ちたがり屋で、とてもお喋り好きな点はシャムと同じなようです。
好奇心旺盛な一面も持っており、掃除機や買い物袋の中などを飽きずに覗き込んでいるということも多々あるようです。
気まぐれ屋でもあり、人懐っこいときはどの猫種よりも甘えてくるようですが、一方で冷静な時は飼い主に対して全く興味を示さないなんてこともあるのだとか(^^;)
基本的には極めて社交的な性格をしているため、多頭飼いも問題ないようです。
バリニーズを撮影した激カワ動画(Youtube)
ちなみにこの動画だけで、私はバリニーズにメロメロになりました(笑)
バリニーズの特徴
バリニーズの特徴は以下になります。
- 優雅な動き
- 絹のような被毛
- ポイント模様
- ほっそりとした体
- 器用で賢い
バリニーズは長毛のシャムの容姿で、動きが優雅なためとても美しい猫種です。
被毛は絹のように美しく、柔らかな手触りをしています。
体に密着して生えているため、見た目は短毛のように見えます。
シャムと同様に持ち前のポイント模様もきれいに出ています。
体自体はほっそりとしていますが、一方で上品で堂々としたたたずまいをしています。
シャムと同様に非常に器用で賢い猫のようで、一部のバリニーズは錠を開けることもできるようです。
バリニーズの体重
バリニーズの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。
- オス 3~4kg
- メス 3~3.5kg
猫の平均体重は4kgほどです。
バリニーズはスリムな体型をしており、平均よりも軽い体重であることが多いです。
食事を与えすぎるとスリムな体型をキープできないため注意する必要があります。
バリニーズの平均寿命
平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。
バリニーズの平均寿命は10~13歳となります。
猫の平均寿命が15歳程度であるため、バリニーズは平均より若干短めの寿命となることが多いようです。
ただ猫の寿命はあくまで飼い方による部分が大きいです。
普段から健康管理に気をつけるようにしましょう。
バリニーズのブリーダー・販売先
現在日本国内のバリニーズブリーダーはほとんどいません。
当然販売しているペットショップもほとんどありません。
入手難易度は「難しい」と言えるでしょう。
そのため子猫の値段相場などは残念ながら分かりませんでした。
どうしてもバリニーズが欲しい場合は、シャムのブリーダーに訪ねてみましょう。
もしかしたら飼育している人もいるかもしれません。
またそのブリーダーが飼育していなかったとしても、海外のブリーダーでバリニーズを飼育している人を知っている可能性もあります。
ブリーダーは近接交配を避けるため、自分の飼育している猫種を取り扱う海外のブリーダーに連絡を取ることがあります。
近接交配を避けるため、海外からシャムを預かるブリーダーさんも中にはいるでしょう。
それでもバリニーズを入手する手立てが見つからない時は、海外猫輸入サービスを使うのも一つの手です。
もしくは仲介を使わず、海外のバリニーズブリーダーに直接コンタクトを取るのも一つの方法になります。
海外猫輸入サービスとは、その猫種を扱っている海外のブリーダーを探してくれるサービスのようです。
ブリーダーとの交渉などもサポートしてくれるシステムになっているようです。
バリニーズの飼い方のポイント!
冬の寒さに注意を!
シャムほどではありませんが、アンダーコートがとても薄いバリニーズも冬の寒さに弱い猫種です。
冬は寒さ対策をしっかりとするようにしましょう。
ブラッシングの頻度
バリニーズは長毛種ですが、抜け毛が少ないためときどきクシを入れてあげれば大丈夫です。
一部ではバリニーズやジャバニーズのことを、「長毛種を飼いたい怠け者」にぴったりな猫種とも言われるようです。
食事・運動(遊び)
ほっそりとしているので食事の与えすぎには気をつけましょう。
とても活発な性格をしているため、広い飼育スペースが大切です。
思うように体を動かせないとバリニーズはストレスが溜まってしまいます。
キャットタワーなども用意するようにしましょう。
かかりやすい病気
バリニーズがかかりやすい病気は以下になります。
- アミロイドーシス
- ぜん息/気管支炎
- 大動脈弁狭窄症(だいどうみゃくべんきょうさくしょう)
アミロイドーシスとは、「アミロイド」と呼ばれるタンパク質の一種が体の機能を邪魔してしまう病気です。
食欲不振や体重減少、多尿などその症状は様々です。
シャムが遺伝的にアミロイドーシスになる個体が多いため、バリニーズも同様に多いです。
ぜん息/気管支炎とは空気の通り道(気管)に、炎症が発生してしまう状態のことを言います。
主な症状は軽度から重度まで様々なレベルの呼吸困難、咳などです。
大動脈弁狭窄症とは大動脈弁の部位が狭窄(門が狭くなってしまうこと)を起こし、血液が全身に流れにくくなってしまう病気です。
主な症状は血液循環の悪化によって疲れやすくなったり、ひどい場合には急死の可能性もあります。
何か異常が見られる場合は、すぐに獣医さんに診てもらうようにしましょう。
まとめ
バリニーズは長毛シャムの容姿に、優雅な動きを兼ね備えた魅力的な猫です。
非常に飼い主に従順で、目立ちたがり屋なおちゃめさんです(^^)
入手までは若干大変ですが、活発で賢い子が欲しい場合は是非飼うことを検討してみてください!
他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
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photo credit:Fueling Creative Fire by Lucy Love、Carol VanHook by The Literary Cat、Carol VanHook by My Assistant、Fueling Creative Fire by Growing Blue、libodyssey by Plasmo10