【性格・特徴・値段相場など】ジャパニーズボブテイルについてまとめ!

ジャパニーズボブテイルは古来より日本に生息していた猫です。
招き猫のモデルとも言われているジャパニーズボブテイルの性格や飼い方、子猫の値段相場などを紹介していきます。
飼いたいと思っている方は是非参考にしてみてください!

 

ジャパニーズボブテイルの歴史

ジャパニーズボブテイルの起源は1000年以上前に、中国から日本に連れてこられた猫ではないかと言われています
日本では尻尾が丸まっているタイプの猫は珍しくありませんが、アメリカ人が注目したことでアメリカを中心に世界的に人気を集めるようになりました。

日本の書物では8世紀ごろにネズミ捕りの役割を果たす猫として、歴史の表舞台に現れます。
その後の日本では猫を飼うことが上流階級のたしなみとなるのですが、首輪を着けて飼っていたことからネズミの被害が甚大になりました。

その結果江戸時代には「猫を放し飼いにすること」という、お布施が出たという逸話も残っています。

あの有名な猫のモデル?
商売繁盛を祈願する招き猫のモデルになったのも、ジャパニーズボブテイルの祖先であるようです。

 

ジャパニーズボブテイルに多い性格

ジャパニーズボブテイルに多い性格は以下になります。

  • 優しい
  • 家族思い
  • お喋り
  • 賢い

ジャパニーズボブテイルは基本的に優しい性格をしています。
飼い主さんに対していたずらをすることが少ないのも人気の理由の一つです。
加えて愛嬌が良いためとても可愛らしいです。

飼い主さんに対しては非常にオープンな性格をしているようですが、初対面の人相手では人見知りをすることもあるようです。

とても家族思いな一面を持っており、多頭飼いにも向いている猫種だと言われています。
ジャパニーズボブテイルが先輩猫である場合、新たに入ってきた子猫の面倒をとてもよく見てくれるそうです。

非常にお喋り好きな面も持ち合わせており、飼い主さんと会話をするようによく鳴くようです。
またとても賢い猫種であるため、しつけもよく聞く素直な性格をしています

 

ジャパニーズボブテイルの特徴

ジャパニーズボブテイルの特徴は以下になります。

  • 尻尾が短い
  • 様々な種類
  • 高い適応能力

ジャパニーズボブテイルの最も大きな特徴は、尻尾がウサギのように短いことです。
同じように尻尾が短い品種としては「マンクス」が挙げられます。

実はこの尻尾は見た目ほどは短くはなく、5~7cmほどのしっぽがくるりと巻き込まれた形になっています
くつろいでリラックスしている時はおしりを上方に持ち上げることもあります。

様々な種類がいることも特徴の一つです。
日本では古来より短毛種のジャパニーズボブテイルしか生息していませんでしたが、アメリカでの品種改良などの影響から長毛種のジャパニーズボブテイルも現在はいます。
また目の色、毛色、被毛の模様の種類などは多種多様です。

適応能力が高い一面も持ち合わせています
引っ越しやライフスタイルの変化にも、さほど苦労することなく適応することができると言われています。

 

ジャパニーズボブテイルの体重

ジャパニーズボブテイルの性別毎の平均体重は以下になります。
必ずしもなるわけではありませんが、以下の体重の範囲内になる可能性が高いです。

  • オス 3~4.5kg
  • メス 3~4.5kg

猫の平均体重は4kgほどです。
ジャパニーズボブテイルは大体平均と同じか、それより少し軽いくらいの体重になることが多いようです。

 

ジャパニーズボブテイルの平均寿命

平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。

ジャパニーズボブテイルの平均寿命は13~15歳となります。

猫の平均寿命が15歳程度であるため、ジャパニーズボブテイルは平均とほぼ同じ長さの寿命をしていると言えます。
ただ猫の寿命は飼い主さんの飼い方によって、平均より長くも短くもなります。

 

ジャパニーズボブテイルの子猫の値段相場

ジャパニーズボブテイルは日本では数多く野良猫として生息しています
その影響からか、展示しているペットショップや飼育しているブリーダーはほとんどいません

ただ稀にペットショップでは三毛猫として販売されることもあるようです。
そんなジャパニーズボブテイルの値段相場は以下になります。

購入元値段
ペットショップ15万~25万円
ブリーダー10万~25万円

基本的にはジャパニーズボブテイルが欲しい場合は、里親制度や保健所を通じて引き取ることが現実的です。
里親サイトでは「三毛猫」か「ジャパニーズボブテイル」で検索をかけることで、ジャパニーズボブテイルがヒットします。

 

北海道のジャパニーズボブテイルブリーダーについて

ブリーダーは調べたところ、北海道に1人(ブリーダー:雪うさぎ)いることが分かりました。
あまり個人のことを咎めるようなことを書きたくないのですが、知識を共有するためにもあえて書かせていただきます。

この方は里親として引取ったジャパニーズボブテイルを、海外に転売していたという危ない経歴を持っている方であるため、購入されるのは正直おすすめできません。

とは言っても、恐らく販売先は基本的に海外の方であるため日本人からの購入がなくなってもあまり大した影響はないのかもしれません。
この件に関しては、ブリーダー自身もその当時の行為を認め、謝罪文を出しています。

 

ジャパニーズボブテイルの飼い方のポイント!

ブラッシングの頻度

ジャパニーズボブテイルは短毛種・長毛種共に存在します。

ジャパニーズボブテイルの短毛種は、短毛種の猫種の中でも特に抜け毛が少ない品種であるため、週に1回程度のブラッシングで大丈夫です。
長毛種の場合は週に3・4回程度のブラッシングをするようにしてあげましょう

 

運動(遊び)

ジャパニーズボブテイルはじっと座っているような猫種ではなく、動き回るタイプの品種です。
運動自体はそこまで必要ありませんが、1日15分程度は体を動かせる遊びをするようにしてあげましょう

 

かかりやすい病気

ジャパニーズボブテイルは健康的に優良な子が多く、特にかかりやすい病気はありません
ほかの猫に比べて子猫の死亡率が低く、歩行などを開始する時期も早いのも特徴の一つです。
食事量をそこまで必要としない品種であるため、過食させて肥満にならないように気をつけましょう

 

まとめ

ジャパニーズボブテイルは非常に頭がよく、優しい性格をしている猫種です。
現在はアメリカを中心に世界的に人気が広まっています。
日本でジャパニーズボブテイルを飼いたい場合は、里親制度を通じて引き取るか、保健所から引き取るのが一般的な入手方法となります。

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photo credit:Petful by Japanese bobtail cat nap、torne (where’s my lens cap?) by here comes the Miké-neko PTA 1Shou-Hui Wang by Japanese bobtailtorne (where’s my lens cap?) by watashi Mike-ko chan

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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