春は猫にとって過ごしやすい季節です。
夏や冬のように気温のことを心配することもないからです。
ただそれでも春は猫の発情期や、ノミ・ダニなどの寄生虫が増える時期になります。
他にも春だからこそ注意すべきことがあるため確認しておきましょう。
猫の春の4つの注意点!

春は猫にとって過ごしやすい季節ですが、それでも注意すべきことはあります。
以下の4点に気を付けて快適な春の生活をネコと共に過ごしましょう。
- 花粉症に注意
- ノミ・ダニ被害に注意
- 発情期~愛猫のことを考えよう~
- 換毛期~被毛が夏仕様に~
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.花粉症に注意
猫も花粉症になります。
花粉症になると鼻炎からくしゃみや鼻が垂れたり、目をかゆそうにこすっています。
人はスギ・ヒノキから花粉症になりますが、猫の場合スギ・ヒノキだけでなく「ブタクサ」という木も花粉症の原因になります。
花粉症に関しては、春は秋ほど注意する必要がありませんが、それでもアレルギー反応を起こしてしまう猫はいます。
普段の生活からできる予防としては
- 空気清浄機の使用
- 部屋の掃除
- 家に花粉を持ち込まない
- 猫を外に出さない
簡単な部分ではやはり空気清浄機を使うことや、玄関口で服をはたくことで花粉の持ち込みを少なくすることができます。
猫の花粉症予防についてより詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。
2.ノミ・ダニ被害に注意
春先になるとノミ・ダニなどの外部寄生虫が増えます。
ノミに付かれると猫は皮膚炎やストレス障害などになってしまいます。
このストレスから体力が落ちたり、食欲が落ちてしまうこともあるのです。
一方ダニに付かれると猫は血を吸われて貧血、またダニを媒介とした病気になってしまうこともあります。
ノミ、ダニともに猫が外の草むらを歩いている際につかれるケースがほとんどであるため、猫の完全室内飼いをすることでかなり予防できます。
他の予防対策としては、掃除の徹底・寄生虫予防薬の使用などになってきます。
また外に出て草むらを歩いた場合、高い確率でノミ・ダニがついています。
散歩をさせた際は、戻ってきたらシャンプーや蒸しタオルで体を拭いてあげましょう。

3.発情期~愛猫のことを考えよう~
猫の発情期は春~夏の始まりごろである6~8月、夏~秋の始まりごろである8~10月が多いです。
春も発情期になる猫が多いため、望んでいない妊娠、繁殖を避ける場合はしっかりと去勢・避妊手術を行いましょう。
手術の時期は生後6カ月~1歳の間に受けさせることをおすすめします。
去勢・避妊手術に関しては、飼い主さんそれぞれが意見をお持ちだと思います。
私一個人の意見としては、基本的に手術は受けさせるべきだと考えています。
理由として、猫の殺処分数が毎年約10万匹にまで上っているということ。
また手術をした方が飼い主さんと暮らしていくのも楽になるからです。
もちろん去勢・避妊手術に関しては、それぞれの意見があると思いますので、飼っている猫ちゃんのことをしっかり考えてあげればそれで大丈夫だと思います。
猫の去勢・避妊手術のメリット・デメリットについてはこちらから確認できます。
4.換毛期~被毛が夏仕様に~
猫は春秋に換毛期と呼ばれる抜け毛が多くなる時期を過ごします。
春は夏に備えて毛が多く抜けて、体全体の毛の量が少なくなります。
これも暑い夏を乗り越えるためですね(^^)
換毛期は多くの毛が生え変わるため、ブラッシングを念入りにしてあげましょう。
換毛期の場合長毛種、短毛種どちらも毎日ブラッシングしてあげるのが望ましいです。
まとめ
春はそれまでの寒い気温から、ポカポカした気候になりとても過ごしやすくなります。
ただそれでも春だからこそ注意すべきこともあります。
春は以下の4点に気を付けるようにしましょう。
- 花粉症に注意
- ノミ・ダニ被害に注意
- 発情期~愛猫のことを考えよう~
- 換毛期~被毛が夏仕様に~
花粉症は空気清浄器の使用や、室内飼いの徹底で回避できる問題です。
またノミ・ダニ被害についても室内飼いはやはり大切です。
春は夏に備えて抜け毛が多くなる季節でもあるため、ブラッシングをたくさんしてあげましょう。