寝起きの猫って可愛いですよね。
眠そうに目を開けたと思ったら、僕たち人間がやるように身体をポリポリと後ろ脚でかいて。
一見のほほんとするような風景の一節ですが、猫が急に起き上がり後ろ脚で身体をかくのは、ノミが原因かもしれないのです。
あなたの飼い猫はこんな行動をしていませんか?
ノミが発生してしまうと人間にも被害がおよぶためとても大変です。
今回はそんな憎きノミについてとその予防方法をまとめました!
目次
猫につくノミについて
ネコノミのスペック
猫につくノミは「ネコノミ」という種類です。
ネコノミはとにかく強い生命力と繁殖力をあわせ持つ寄生虫です。
血を吸わないと100日、血を吸えば半年は生き続けられる生命力。
1匹いたら100匹はいると言われる繁殖力。
かの恐れ多き黒いG様よりも怖いんでないかと思われるくらいのスペックですよね?(ノД`)・゜・。
また1匹のノミが1日に10個の卵を部屋や猫の毛の中に産み着け、卵は4週間もあれば成虫へと成長するため繁殖の速さも驚異的です。
そのためノミは卵がかえる前に退治(予防)することが大切です。
ノミは日本の気候が好き?
ノミにとってベストな環境は気温18度以上で、湿度が70~90%のじめっとしたところです。
日本の梅雨~夏はまさにこの条件に当てはまる時期になってしまうため、5~10月はノミの増える時期です。
それ以外の季節にノミがいないかと言うとそうではありません。
寒い冬などは熊が冬眠して過ごすように、ノミはサナギの姿になって過ごします。
暖かい部屋の中では、冬でもノミが活動するので年中無休になります。
ノミは卵(2~5日)→幼虫(8~10日)→サナギ(2~3週間)→成虫というライフサイクルを経ています。
卵は0.5mmほどの小さい粒のようです。
孵化する前に除去してしまうのがおすすめです。
ノミはどこでつくの?
ネコノミは主に草むらにいて、散歩中のネコが吐く二酸化炭素に反応して飛びうつり、寄生します。
外を出歩く猫のほとんどはノミを持っていると思ってください。
ただ室内飼いの猫だからといって安心できないのがノミの怖いところです。
動物病院などで他の家の猫と接触するだけでノミが移る可能性もありますし、飼い主が外から部屋に持ってきてしまうこともあるので、完全に室内に持ち込まないのはなかなか難しいです。
猫のノミは人間にうつる?
猫ノミに人間が刺された際の症状
ネコノミに噛まれた人の脚
photo credit:Our Happy Cat
ノミは人間には寄生しませんが、噛むことはあります。
ノミが人を噛むと、とても強烈なかゆみが発生します。
このかゆみは蚊のそれとは比べ物にならないほどで、酷いときには画像のような水ぶくれなどの症状が出てしまいます。
またノミは蚊と違って1匹で複数か所を刺すこともあるので、複数か所にかゆみがはしることもあります。
ノミに噛まれた時の対処法
ノミの噛み痕は強烈なかゆみのため、我慢するのはほとんど不可能と思ってください。
一番の対処法はおとなしく病院(皮膚科)に行き、薬をもらうことです。
万が一病院にすぐ行けないときなどは、患部を保冷材で冷やす応急処置をしましょう。
こうした適切な処置をすれば、重い症状になることはほとんどないようです。
ノミの予防方法
ノミに噛まれた際の対処方法などは大切ですが、そもそも噛まれないように予防対策を取るのがさらに大切です。
ノミの予防は「掃除の徹底」と「猫の完全室内飼い」の2つが重要になってきます。
ノミにつかれた際の対処方法はこちらから確認できます。
1.掃除の徹底
猫の寝床や室内を清潔に保つのがノミ対策の一番の方法です。
掃除機をかける際は、猫のリラックスしているソファや毛布なども徹底的に吸い取りましょう。
換気もこまめに行います。
掃除機のフィルタはこまめに替えて、中のノミが繁殖しないように気を付けましょう。
多くの猫は掃除機のうるさい音が苦手です。
ただ遠慮せず使い、慣れさせることが大切です。
2.完全室内飼いにする
冒頭で述べたように、室内飼いの猫でもネコノミがくっついてしまうことはあります。
それでも室内飼いの猫の方が、放し飼いよりも遥かにノミが付きにくいでしょう。
3.天日干し
猫のふとんやシーツは定期的に洗って天日干しするようにしましょう。
こうすることでそこに住みついているノミは駆除することができます。
4.薬の使用
市販されている防虫グッズを賢く使いましょう。
バルサンのようなくんせい殺虫剤で部屋全体を駆虫してくれるものなどもありますが、こうした殺虫剤は成虫には効きますが、サナギや卵には効果が薄いです。
駆虫をする場合は定期的に行うことが大切です。
5.病院への定期的な通院
駆虫薬を病院で処方してくれます。(一部専門通販サイトもあります。)
「フロントライン」や「レボリューション」などの強い効果を持つ駆虫薬を使う際は、しっかりと知識を仕入れた上で行いましょう。
不安な場合は獣医さんの指示を仰ぎ、ノミやダニだけでなく、内部寄生虫の駆虫もお願いしましょう。
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ノミの予防はまず掃除から!
どうでしたでしょうか?
ノミは、命の問題に直結するスズメバチや精神的な攻撃を仕掛けてくるG様みたいに危ない敵ではありませんが、それでも怖い害虫には他なりませんよね(~_~)
そんな彼らに対しての予防方法は色々ありますが、最も現実的で推奨できるのはやはり「掃除の徹底」と「猫の完全室内飼い」の2つです。
この2つをしっかり行えば、よほどのことが起こらない限り奴らの繁殖は起こりません。
そして万が一ノミに噛まれた際には、すみやかに病院に行くこと。
これを心がけて猫ちゃんと共に快適な暖かい季節を過ごせるようにしましょう!
ノミ以外にダニの予防対策や駆除についてはこちらから確認できます。
また、猫にはノミやダニ以外の寄生虫もつくことがあります。
猫に関連する寄生虫はこちらにまとめています。
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