うっ、口臭い。。
飼っている猫ちゃんに対してこんなことを思ったことはないですか?
猫は口が臭くなりにくい動物と一般に理解されていますが、口臭がきつくなる時はあります。
それも顔をペロペロしてきたり、ちょっとあくびをしただけでも分かるくらい明らかに口が臭くなるのです。
そういった場合は何かしら原因があります。
今回は猫の口臭でよくある4つの原因と、効果的な対策を紹介していきます。
目次
猫の口が臭いときの4つの原因!

猫の口がかなり臭い場合、いくつかの原因が考えられます。
ほとんどの場合、以下の4つのどれかが原因となって発生している口臭です。
心当たりがないか確認してみましょう。
- エサの食べかすや歯垢、歯石
- 歯周病や口内炎などの口内の病気
- 腎臓関連の病気
- 猫風邪
1つずつ見ていきましょう。
1.エサの食べかすや歯垢、歯石
食べ残しが口内に残っていることで臭いが発生するパターンです。
私たち人間も食べかすや何かが残った状態で過ごしていれば、多少の口臭は発生しますね。
このパターンで特に気を付けるべきなのが、ウエットフードを食べている猫です。
ウエットフードはドライフードより歯垢が残りやすいため、口が臭くなりやすいのです。
2.歯周病や口内炎などの口内の病気
歯磨きなどのオーラルケアをしっかりしていないと、歯周病や口内炎などの病気にかかってしまいます。
歯周病や口内炎になると、どうしても口が臭くなります。
中でも歯周病は3歳以上の猫の8割がかかっている病気で、悪化すると食欲減退からご飯を口にしなくなったり、あごの骨が溶けたりしてしまいます。
3.腎臓関連の病気
口が臭い場合に疑う必要がある病気の一つが、腎不全です。
歯周病などの病気の口臭がいわば「腐った生ごみ」のような腐敗臭がするのに対して、腎臓系の病気にかかると、おしっこのような臭いの口臭がします。
歯周病の心当たりがなく、口臭が強い場合は慢性腎不全などを疑ってみる必要がありそうです。
「水を異常に多く飲む場合」や「臭いのないおしっこが増えている場合」などは、慢性腎不全の危険性大です。
慢性腎不全についてはこちらから詳しく確認できます。
4.猫風邪
人間と同じように猫も風邪をひくことがあります。
風邪の主な症状は鼻水が垂れたり、くしゃみ、発熱などになります。
猫の場合はそれだけでなく、よだれを垂らしてしまうことなどもあるようです。
また風邪が悪化することで、体内の抵抗力が弱まり口内炎が併発してしまうこともあります。
そういった場合はどうしても口臭が強くなってしまいます。
風邪についてはこちらから確認できます。
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口臭対策はどんなことができる?

口臭対策としてどんなことができるのでしょうか?
口臭対策としては以下の4つが挙げられます。
- 歯周病治療
- 定期的な歯磨き
- キャットフードの変更
- 口臭ケア用品の使用
1つずつ詳しく見ていきましょう。
歯周病治療
歯周病などの病気にかかっている場合は、歯磨きで治すことは難しいです。
こうした場合は獣医さんに治療をしてもらいましょう。
歯周病の原因である歯石の除去は、全身麻酔と含めて3万円程度でしてもらうことができます。
定期的な歯磨き
歯磨きは言わずもがなですね。
猫の口臭の原因の80%は口内トラブルです。
そのため歯磨きをしっかりと習慣付けられれば、80%は口臭トラブルを防げるということですからね。
理想としては毎日、少なくとも2~3日に1回のペースで歯磨きすることがおすすめです。
ただ猫によってはどうしても歯磨きを嫌がる子もいます。
そういった場合の対処法はこちらから確認できます。
キャットフードの変更
ウエットフードよりドライフードの方が口臭は発生しにくいです。
また人工香料や化学成分が多く入っているキャットフードは、特に口臭が強くなりやすいです。
最近では歯垢・歯石防止キャットフードなども売っているため、ご飯を切り替えてみるのも一つの手です。
ウエットフードからドライフードに切り替えることで、水を飲む量が減ることが心配な方はこちらからいくつかの対処法を確認できます。
口臭ケア用品の使用
面白いもので現在は人用の口臭ケア用品だけでなく、猫の口臭ケア用品も多種多様なものがあります。
スプレータイプのものや粉末タイプのものなど種類も多種多様です。
ただこういった商品はあくまで歯磨きの補助用品です。
できることなら歯磨きを習慣付けるのが最も効果的な口臭予防と言えます。
まとめ
猫の口が臭い場合は、何かしらの原因があります。
以下の4つのどれかが原因となって、口臭が発生してしまうことがほとんどです。
- エサの食べかすや歯垢、歯石
- 歯周病や口内炎などの口内の病気
- 腎臓関連の病気
- 猫風邪
こういった問題を抱えてしまった場合は、かかりつけの獣医さんに診察してもらうのが一番です。
普段からの予防としてはやはり歯磨きが最も大切です。
歯磨きの仕方についてはこちらから確認できます。