【水を飲ませるのは簡単!】猫が水を飲まない時に絶対試したい7つのコツ

食事同様に水を飲むことは健康な体つくりには欠かせません。
猫にとってもそれは同じで、病気予防のためにもよりたくさんの水を飲むことは大切です。

ですが、「うちの子はあまり水を飲まないの!」なんて飼い主さんもいますよね?
そんな時にぜひ試してほしい7つの効果的な方法があります!
病気予防のためにもたくさん水を飲んでもらえるようにしていきましょう。

【実体験】愛猫の泌尿器治療に40万円かかった話

私は愛猫わたげの泌尿器治療(膀胱やおしっこ関連の病気治療)に、40万円の治療費を払いました。
わたげの闘病体験を通して、ペット保険の必要性について、一度見つめ直してみませんか?

愛猫が膀胱結石で40万円かかりペット保険の重要性を痛感した話

 

猫に水を飲ませるために

水を飲まないと病気になる?

猫は元々砂漠にいた動物のため、あまり水を飲まなくても生きていける体になっています。
ですが、水を飲む量が少ないということはその分出す尿が濃くなるということです。

尿が濃くなると、尿路結石や膀胱炎、慢性腎不全など泌尿器系の病気にかかりやすくなります
逆によく水を飲むことでオシッコが薄くなり、結石など他の泌尿器系の病気になりにくくすることができます

また水を飲む量が急に増えたり減ったりした場合なども、病気の兆候があるため気を付けるようにしましょう。
ちなみに老猫はあまり水を飲まないため、老猫が水を飲み過ぎる場合は腎臓病を疑い、お医者さんに連れていきましょう。

【発症までの流れ】猫の慢性腎不全の予防方法、症状、治療方法

猫の尿路結石の症状と原因は?予防・治療方法についても紹介!

猫の膀胱炎の症状と原因は?予防・治療方法についても紹介!

猫の尿路疾患って何?猫に多い泌尿器の病気を理解しておこう!

 

猫に水を飲んでもらう7つのコツ

1.常に新鮮な水を用意する

猫はごはんもそうですが、飲み水も新鮮なものを好みます。
そのため飲み水は継ぎ足して増やすのではなく、都度変えてあげるようにしましょう。

また少しめんどくさいですが猫は清潔好きなため、水を入れる前には水皿(器)はきちんと洗ってあげるようにしましょう(・∀・)

トイレからは離した方が良い?
猫は非常に敏感な嗅覚を持っています。
そのためトイレと水飲み場が近くにあると、自然と飲むのを敬遠してしまいます。
飲み水とトイレは離すようにしましょう。

 

2.器は口が広いものを

猫が水を飲む際に器が小さいとヒゲが当たってしまいます。
ヒゲが器にあたるのを嫌がる猫もいるので、なるべく口が広いものを用意してあげましょう

また器に関しては自動給水器で猫の興味を掴んでみたり、ガラスの水皿を使ったりなどさまざまな工夫ができます。
あなたの猫ちゃんの好みのものを見つけることが大切です!

 

3.猫が歩く動線上に器を複数設置する

飲み水をいろんな場所に置くのは、水を飲みやすい環境づくりをする上でとても大切です!

水を飲みたいと思っていても、遠くにあるとどうしてもめんどくさくなってしまいます。
猫が通るルートのあちこちに飲み水を設置してあげるようにしましょう。

また多頭飼いしている場合は、最低でも頭数分は器を出してあげるようにしましょう。
猫は几帳面な生き物です(・ω・)

 

4.ウエットフードに水を足す

ウエットフードは元々ぬれていますが、ひたひたになる程度に水を足してあげることでおのずと水分補給ができます。
ただこれは嫌がる猫もいるため、猫がご飯を食べないようになってしまったら止めましょう。
食べてくれなかったら本末転倒ですしね(-ω-)

 

5.飲み水を変えてみる

水の好みは猫によりさまざまです。
冷たい水が好きな猫もいれば、冷たい水は飲まない!という猫もいます。
そのため水を飲む量を少しでも増やしたいときは、色んな水を与えて試してみるのがおすすめです。

例えば水道水の場合は湯冷ましを与えることで、カルキ臭が抜けて猫好みの風味になります。
水道水以外にもミネラルウォーターなら国産の軟水であれば全く問題ありません。
もしかしたらあなたの飼っている猫もミネラルウォーター好きなブルジョワ猫ちゃんかもしれませんよ(^^)

ミネラルウォーターを与える場合でも、硬水か軟水かは確認するようにしましょう。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

ミルクの味が好きな猫ちゃんなら、猫用ミルクを水に少し混ぜて与えるのもアリです。
もちろんそのまま与えても大丈夫です。

 

6.水皿を顔に近づける

これは飼い主さんと仲が良い猫ちゃんの場合に通用する技です。
猫が自分から飲みに来ないのなら、あなたが水の入った器を持って行くのです(笑)
正直ちょっとした強制手段ですね(´∀`)

 

7.自動給水器を使ってみる

自動給水器とは、猫の飲み水が自動で供給される給水器です。
これを使うことで、流水やこぼれ落ちる水を飲むのが好きな子の関心も引き付けることができます。
お家の子があまり水を欲しがらない場合、試してみる価値はあるでしょう。

猫用自動給水器おすすめ9選!選び方のポイントや特徴も紹介!

 

猫が水を飲む量が減った場合は要注意?

実は私の愛猫わたげは、以前おしっこにまつわる病気にかかったことがあります
※尿路結石・膀胱炎・腎不全の併発。
その時は本当に、筆舌に尽くしがたいほど、大変な時間を過ごしました。

約2週間の間、毎日病院に通院するという看病体験をし、さらに治療費総額は40万円を超えました
もうとにかく大変で、精神的にも酷く落ち込んだ生活を送っていました。

今思うと、そんな事件が発覚する半年ほど前から、わたげの水を飲む量は減っていたように感じます
元々たくさん水を飲む子だったのが、飲む量が3分の2~半分程度に減っていたのです。
その時は深く気にも留めていませんでしたが、あれは病気が迫っているサインだったのかもしれません

皆さんはそんなことにならないように、気になることがあれば、すぐに獣医さんに行き、定期的な健康診断をするようにおすすめします
また、わたげの闘病体験談を読みたいという方は、こちらをどうぞ。

愛猫が膀胱結石で40万円かかりペット保険の重要性を痛感した話

 

まとめ

猫ちゃんが水を飲まないことで、泌尿器系の病気にかかりやすくなってしまいます。
それを予防するためには、下記の対策が効果的です。

  • 常に新鮮な水を用意する
  • 器は口が広いものを
  • 猫が歩く動線上に器を複数設置する
  • ウエットフードに水を足す
  • 飲み水を変えてみる
  • 水皿を顔に近づける
  • 自動給水器を使ってみる

猫はそれぞれ好きな飲み方や味などが分かれています。
私たち人間と同じく猫ちゃんにも好き嫌いはあるのです。
めんどくさいと思ってしまうことなどもあると思いますが、それも猫ちゃんの魅力の一つとして理解してあげましょう!

また水を飲まないことで脱水症状になってしまうこともあります。
気になる方は確認してみてください。

【動画でチェック!】猫の脱水症状の原因と見分け方、応急処置の仕方

猫用自動給水器おすすめ9選!選び方のポイントや特徴も紹介!

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

失敗しない保険選び

【FP監修】失敗しない猫の保険の選び方とは!?


2 件のコメント

  • 病院でシリンジを貰ってきて、水遊びとしてあげるのが一番楽ですよ。
    家には9匹の猫がいますが、強制的に飲ませているわけではありませんが
    みんな競い合って喜んで飲みに来ます。

    • ふぃじ様

      コメントありがとうございます!
      シリンジを使うのは、発想として出てきませんでした!
      一つの興味深い対策をご提示いただきありがとうございます。