猫の舌ってザラザラしていますよね?
なめられるとうれしいけどちょっと変な感じがするものです。
実は舌のザラザラにも理由があるように、猫の舌は色々な役割を持っているのです!
猫の舌にどんな役割があるのか確認しましょう。
目次
色々使える?猫の舌の4つの役割!

人間と猫では舌の役割も異なってきます。
猫の舌はかなり長いですし、表面がザラザラとしています。
このザラザラは舌の表面に「糸状乳頭」と呼ばれる突起があるためです。
そんな猫の舌は4つの役割を担っています。
- 食器代わりに使える
- 食べ物の判断をする(味覚器)
- グルーミングで使える(毛づくろい)
- 愛情を示す際のコミュニケーションツール
ひとつずつ見ていきましょう。
食器代わりになる猫の舌

これは人間もそうですが、舌は食事をする際に役に立ちますよね。
猫は食事のときには「食べる」と「水を飲む」という二つのシーンで舌をうまく使います。
食べるときの猫の舌
猫は肉食動物です。
そのため仕留めた獲物の肉をより無駄なく食べる際に、ザラザラした舌が役立ちます。
猫の舌はザラザラしているため、獲物の骨についている肉も上手く引きはがすヤスリのように使うことができるのです。
あなたが鶏の手羽先肉を食べている際に、骨にくっついている肉を食べたことはないですか?
私たちはスプーンやフォーク、箸といった道具がありますが、猫は持っていません。
その代わりに猫は舌のザラザラを使っているのです。
水を飲むときの猫の舌
猫の舌は水を飲むときにも活躍します。
猫がペロペロと水を飲んでいるのは見たことがありますか?
実は水を飲んでいるときの舌の動きはペロペロというよりかは、水をすくい上げて飲んでいるのです。
猫は水を飲むときに、アルファベットのJの形のようにします。
それをひしゃく代わりにして、水につけてから素早く引き上げることですくい上げた水を飲むのです。
下の動画は、実際に猫が舌を使って水を飲んでいるところを撮ったものです。
食べ物の判断ができる猫の舌(味覚器)

猫は私たち人間のようにそこまで味覚が発達していません。
人は食べれるかどうか以外に美味しさを求めていますが、猫にとってはそれ以上に食べられるのかどうかが大切なのです。
味は「甘み」「苦味」「塩味」「酸味」「旨味」の5つがあります。
このうち猫が敏感に感じ取れるのは苦味と酸味の二つです。
なぜ苦味、酸味を敏感に感じ取れるかというと、猫にとって危険なものを食べないようにするためです。
例えば腐った肉は酸っぱい臭いがしますよね。
そういったものは猫にとって危ないため苦味、酸味を敏感に感じとるのです。
逆に甘みや塩味はほとんど感じません。
なぜなら猫は肉食であるため、これらの要素をほとんど取る必要がなかったからです。
旨味は感じ取ることができますが、もともと猫の味覚が人間の10分の1程度しか機能しないため、あまり強く感じ取っていないことは確かです。

グルーミングで使える猫の舌

猫の舌はグルーミング(毛づくろい)の際にも役立ちます。
猫を見てるとよく分かるのですが、猫は起きてる時間のかなりの時間を自分の毛づくろいに費やしています。
猫が清潔好きで有名なのも納得ですよね(^^)
そんなグルーミングをしている際にも舌がザラザラしていることが役立ちます。
このザラザラが「クシ」のような役割を果たすのです。
人間のようにつるつるした舌ではなめたところで抜け毛やゴミを取ることができませんが、ザラザラしている舌であれば取ることもできます。
猫が体の一部分をしつこくなめる場合は、かゆみや痛みなど何か違和感を感じている可能性があります。
念のためその部分を確認するようにしましょう。
愛情を示すために使える猫の舌

猫は舌を使って、他の猫や人をなめて毛づくろいすることがあります。
この行為は相手に対する親愛の情を示しています。
ザラザラしていて変な気分になりますが、猫がなめてくるのは愛情の印なので、もしなめられたら喜んじゃいましょう(・∀・)
まとめ
猫の舌は人と違って食べるとき以外にも様々な面で役に立ちます。
舌は次の4つの役割を持っています。
- 食器代わりに使える
- 食べ物の判断をする(味覚器)
- グルーミングで使える(毛づくろい)
- 愛情を示す際のコミュニケーションツール
他にも猫が舌を出しっぱなしにしていることなどもあります。
この理由を知りたい方は舌の記事から確認してみてください。
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