現ペットホテル店員が教える、猫犬のペットホテルの現実とは

皆さんはペットホテルがどんなところか知っていますか?
動物を一時的に預けられる場所だということは分かると思いますが、実際どんなところか知らないから使いにくいという人もいますよね。

そこで今回は現ペットホテル店員である私が、ペットホテルが実際のところどんな場所なのか、その表と裏を紹介していきます。
※あくまで今回実例として紹介するペットホテルは、私の勤めている場所のことであって、他のペットホテルも同じかどうかは分かりません。

 

スポンサーリンク



そもそもペットホテルとは?

ペットホテルとは名前の通り、犬や猫などのペットを一時的に預かる施設のことです。
預かり方としては、ペットホテルによって異なるようなのですが、私の勤めているペットホテルでは、ペットショップの販売ケージのような大きさのケージに入れておくことになります

※私の勤めているペットホテルの内部の公開はしませんが、こういったケージが多い時で10個以上あるっていう感じです。
預かり場所は複数のケージが置かれ、大抵他の犬や猫もいます。

また預かり主さんの中には多頭飼いをしている人もいるため、何匹かを一緒にケージに入れることもあります。
ペットホテルでどんなケージに預けられるか分からず不安な場合は、預けようと思っているペットホテルに店頭で聞けば見せてくれるでしょう。

中にはフリースペースがあり、猫や犬がゆっくりできるペットホテルもありますが、そういったペットホテルはペットホテルを専門に営業している店がほとんどです。

動物病院やペットショップにくっついているペットホテルは、基本的には預かり環境はケージだけでしょう
※私の勤めているのはペットショップがメインでペットホテルがサービスとしてくっついているというような店です。

 

ごはんのあげ方や回数は?

ごはんはある程度、飼い主さんの意向に沿った形であげることができます。
例えばいつも食べているごはんをあげたければ、猫と一緒に持ってきていただければそれをあげることもできます。(※特に指定がなければ、ホテルにある通常のご飯をあげることになります。)

おやつなんかもそれほど複雑な要望がなければ、あげることができます。
またごはんをあげる回数は基本が1日2回ですが、3回希望であれば、それでも大丈夫です。

 

掃除はどのくらいするの?

ケージをどのくらいの頻度で清掃するかについてです。
猫は犬と違って、ほとんどの子が猫砂の上でしっかりとトイレを済ませてくれるため、そもそも1日2日ではそれほど外観が汚れることがありません。

それでも掃除はきっちりと行います
ケージの中を1日2回、除菌・消臭剤を使ってしっかりと拭きあげます
猫砂はウンチやおしっこを取り除き、きれいにします

またどんな猫砂を使うかという点ですが、猫砂も要望が特になければペットホテルに置いてある砂を用意しますし、一緒にお持ちいただければ、特定の猫砂を使うこともできます

 

スポンサーリンク

夜中のペットホテルはどうなってる?

夜中のペットホテルがどうなっているのかについて、気になる方もいると思います。
例えば人が誰かしら見ていてくれるのか?などです。

結論から言ってしまうと、ペットホテルによって異なります。
私の勤めているペットホテルは夜中は誰もいなくなりますし、逆にペットホテル専門店などの中には終日スタッフがいる店もあります

夜中に誰もいなくなってしまうタイプの店では、お昼は猫の異常にも気付くことができますが、深夜などは何らかの異常があっても気付くことができなくなります
どうしても人に診ていてもらいたい場合は、24時間体制のペットホテルに預けた方が安全と言えるでしょう

 

ペットホテルの料金は?

ペットホテルの料金もホテルによって全く異なります。
私の務めている場所は、1泊2日で2000円程です。
日帰りは1000円程度。

動物病院やペットショップにくっついている場所は、大体上記のような料金設定かそれより少し高いくらいのところが多いです。
ただペットホテル専門店などは預かり体制などもしっかりしているため、その分料金も高額なケースがほとんどです。

そういったペットホテル専門店は1泊あたり3500円~5000円ほどです。
やはり良いサービスを受けられる場所ほど、料金が高くなるのはどこでも同じのようですね。

 

ズバリ、ペットホテルはおすすめ?

ここまでペットホテルがどんなものなのか、実情を交えて紹介してきましたが、やはり最も知りたいのは「ペットホテルがおすすめかどうか?」という点でしょう

私自身の意見としては「(店にもよるが)基本はおすすめできない。」と思います
ペットホテルで働いておきながら、こんなことを言ってしまうのもどうかと思うのですが、なぜそう感じるかを記載していきます。

ペットホテルによっては犬猫が自由にできる、フリースペースを設けている場所があります。
そういったペットホテルであれば、犬にとってはそれほど悪い選択肢ではないと思います。
犬は集団で生きる動物であるため、ある程度歩いたり、走ったりできる環境で、他の犬や人がいることでストレス少なく過ごせる子も多いと思うからです。

ただフリースペースがないペットホテルの場合、四六時中そこそこ狭いケージの中にいることになります
これは犬にとっても、猫にとってもかなりストレスになります

人の例で考えると、5日間ずっと畳3畳分の部屋にいるような感じです。
それも静かな環境ではなく、他の犬猫がかなりうるさく泣きわめいている中でです。
どれだけストレスになるかすぐに分かるかと思います。

また猫は環境の変化にとても弱い生き物です。
実際預けられてくる猫の半分ほどは、どこかちんまりと悲しそうな表情をしているように見えます。
少なくとも楽しそうにゴロゴロしている子はほとんどおらず、他の犬や猫の声を警戒してじっとこっちの様子を窺っている子がほとんどです。

ごはんに関しても規定量をあげても、残してしまう子も多いです。
これが私の働いているペットホテルでの現実と言えます。

個人的にはペットホテルと似たサービスであるペットシッターを利用した方が、猫にとってはストレス少なく済むのではないかと思います

ペットシッターとは
お家にペットシッターが派遣で来て、1日1時間ほどペットの世話をしてくれるサービス

それでは絶対に猫にとってはペットホテルがおすすめできないのかと言うと、実はそうでもありません。
普段からケージ飼いもしており、狭いところに長時間いることに慣れている猫を飼っていたり、24時間体制で猫の体調を診ていて欲しいという場合は、ペットホテルも一つのおすすめの選択肢となり得るでしょう。

 

ペットホテルを利用する際の注意点

ペットホテルに猫を預ける場合に注意したいことはいくつかあります。
おおまかに紹介すると、以下のような点です。

  • 他の猫からの感染症注意
  • 他の猫からのノミ・ダニ注意
  • 猫によっては本当にストレスを感じる
  • 混合ワクチンの接種証明書が必要

ペットホテルに預けられる猫によっては、病気や寄生虫を持っている子もいます。
飼い主さんが気付いていないケースなどもあるため、持ち込ませないというのは正直難しいです。
当然のことながら、そういった猫と健康な猫が一緒の空間にいたら、特にノミやダニが移ることがあります

猫へ寄生する代表的なダニの種類4選!駆除と対策はしっかりと

2016.07.28

猫ノミが原因の病気とノミの効果的な取り方と駆除方法

2016.06.17

また猫によってはペットホテルという環境に預けられることで、必ず膀胱炎のような症状を起こしてしまう子もいます
それだけ猫にとって環境の変化は重大な問題で、ストレスがかかりやすいということですね。

猫の膀胱炎の症状と原因は?予防・治療方法についても紹介!

2016.12.05

ストレスの原因はこれだ!猫がストレスを感じる環境・行動一覧

2016.08.21

最後に、これは基本的にどのペットホテルでも必要になりますが、猫を預ける場合は1年以内に打った混合ワクチンの証明書が必要になります。(※コピーでも可)
混合ワクチンの種類は3種ワクチンで大丈夫です。

猫のワクチンは毎年必要!ワクチンの効果と種類毎の料金などについて

2017.04.08

ペットホテルは他の犬猫も集まる環境になるため、病気を蔓延させないためです。
また犬の場合は1年以内に打った混合ワクチンの証明書と、1年以内に打った狂犬病予防接種の証明書の2点が必要になります

 

まとめ

ペットホテルはうまく使えば、とても役に立つ施設です。
ただ猫は環境の変化に弱い生き物であるため、本当にペットホテルを利用すべきなのかを、今一度よく考える必要がありそうです。
似たようなサービスとしては他にもペットシッターもあるので、そちらも検討すると良いでしょう。

photo credit:Alisha Vargas by Francisca Arrival (5)christopher cornelius by Rescuing him for one last Christmas present for Terra

スポンサーリンク


いつかペット保険に入ろうと考えているあなたへ

 

その「いつか」は永遠に来ません。
ペット保険は今入るか、一生入れないかのどちらかです。

断言しても良いですが、気付いた時には愛猫は病気になり、ペット保険の審査には落ち、猫の高額な治療費に悩まされることになります。

何を隠そう、管理人が正にそうだからです。
もし管理人のように猫の治療費に40万円を支払いたくないなら、8分だけ時間を取ってこの記事をお読みください。



猫の保険、入らなくて大丈夫ですか?

 

猫の治療費は1回30万円を超えることもざらにあります。
病気や怪我になってからでは、ペット保険は加入できません
愛猫が健康な今の内に、おすすめの保険を見てみませんか?
当サイトでは徹底比較で分かった、安価で良質な保険を紹介しています!