【猫の性格・価格相場・飼い方など】ボンベイについてまとめ!

ボンベイは漆黒のエナメル皮のような被毛と、独特の可愛らしい声、そして高い社交性を持ったクロヒョウのような猫です。
今回はそんなボンベイの性格や価格の相場、飼い方のポイントなどを紹介していきます。

 

ボンベイの歴史

ボンベイは「アメリカンショートヘア」と、「バーミーズ」の配合によって人為的に作られた猫種です。
ケンタッキーのブリーダー、ニッキ・ホーナーが、「小型のブラックパンサー」を作ろうとしたのがその始まりです。

最初は「黒いバーミーズ」という印象だったようですが、年を追うごとにバーミーズとは異なる容姿になり、「ボンベイ」として認識されるようになりました。

名前の由来はボンベイはインドのクロヒョウに似ていることから、インドの都市「ボンベイ(現ムンバイ)」をとってつけられたそうです。

 

ボンベイの性格

ボンベイに多い性格は以下になります。

  • 人懐っこい
  • 高い社交性
  • 好奇心旺盛
  • 遊びが大好き

ボンベイの性格を端的に言うならば、アメリカンショートヘアの落ち着きと、バーミーズの人懐こさを備えた猫と言えます。

非常に愛情深い猫で、飼い主さんが行くところにはどこにでもついていきます。
仕事帰りにはドアまで来て嬉しそうに迎えてくれる一面もあるなど、愛らしい性格をしています。

また多くのボンベイは温もりを求めているため、人のひざの上でくつろぐのが大好きです。

社交性もとても高く、子供や他の動物との同居も問題なくできます
好奇心旺盛でとても遊び好きな性格をしている子も多いため、一緒にいる時間は退屈しないでしょう(^^)

 

ボンベイの特徴

ボンベイの特徴は以下になります。

  • 黒ヒョウのような見た目
  • 筋肉質のボディ
  • 高い環境適応能力
  • おしゃべり

ボンベイはインドのクロヒョウのような見た目と、金色に輝く瞳が特徴的な猫です。
筋肉質のしなやかなボディで猫ではありますが、とてもワイルドな風貌をしています。

触り心地はサテン(生地の一種)のようで、生後2年の頃に体の光沢は最も強くなります

適応能力がとても高いのもボンベイの特徴の一つです。
飼い主のライフスタイルや、環境が変わっても適応することができます
飼い主の生活のリズムが変わっても、ボンベイはそのリズムに合わせてくれます。

またボンベイは非常によく鳴く猫です。
声自体は小さめですが、一緒にいるときはまるでおしゃべりをするかのように鳴きかけてきます。

 

ボンベイの大きさ・体重

ボンベイの性別毎の平均体重は以下になります。

  • オス 4.5~5.5kg
  • メス 3.5~5.5kg

猫の平均体重は4kgほどです。
そのためボンベイは平均とほぼ同じ重さの体重をしていると言えます。
大きさは少し細めに見えますが、筋肉質なため抱っこする際は意外と重く感じるかもしれません。

 

ボンベイの寿命

平均寿命については知りたくない方も多いと思いますが、いつかは分かれの時がくるものです。
ですのであくまで1つのデータとして参考にしてみてください。

ボンベイの平均寿命は13~15歳となります。

猫の平均寿命が15歳程度であるため、ほとんど平均と同じと考えていいでしょう。
ただ猫の寿命は飼い方によってかなり変わってきます。
ボンベイの場合、バランスの良い食事と適度な運動を心がけることが大切です。

 

ボンベイの目の色

ボンベイの目の色はゴールド、オレンジ、カッパーの3種類のみです。
どんな色かは下の目の色のチャートを参考にしてみてください。

  1. サファイヤブルー(ボンベイはいません)
  2. ブルー(ボンベイはいません)
  3. アクア(ボンベイはいません)
  4. グリーン(ボンベイはいません)
  5. ヘーゼル(ボンベイはいません)
  6. イエロー(ボンベイはいません)
  7. ゴールド
  8. オレンジ
  9. カッパー
  10. オッドアイ(ボンベイはいません)

 

ボンベイの価格相場、販売先の違い

ボンベイはまだまだ国内でも知名度が低い猫種で、一般にはかなり珍しいです。
そのためペットショップなどではほとんど販売されていないようです。

価格の相場は以下のようになることが多いです。

購入元値段
ペットショップ20万~30万円
ブリーダー15万~30万円

ボンベイはやはり珍しい猫種ということもあり、若干高めの価格設定となっております。
里親募集
をするのも一つの手段ですが、やはりボンベイを飼っている方自体少ないため里子として出されることもあまり多くありません。

加えてボンベイはペットショップではほとんど販売されることがないため、基本的にはブリーダーからの購入となります

ブリーダーから購入する場合は、良いブリーダーと悪質なブリーダーを見分けることが大切です。
見分け方についてはこちらを参考にしてみてください。

 

ボンベイの飼い方

ブラッシングの頻度

ボンベイは抜け毛の量も多くない短毛種であるため、週に1度のブラッシングで大丈夫です。
春や秋などの換毛期は週に2,3回のブラッシングを意識してあげましょう

被毛のツヤを出してあげたい場合は、手で撫でてあげることで光沢とキメが保てます
ボンベイ自身、人にゆっくりと撫でつけられるのが大好きでコミュニケーションにもなるため是非撫でてあげましょう(^O^)

 

運動(遊び)

ボンベイは非常に遊び好きな猫です。
なんでもおもちゃにすることができて、ボールはもちろん古い靴ひももボンベイには遊び道具になります。

ボンベイはフェッチング(投げたものを取ってこい!ゲーム)も覚えるため興味がある方は試してみてください。
フェッチングをするボンベイ(Youtube)

上下運動ができるようにキャットタワーを用意しておくと、普段からの運動にも効果的です。

 

かかりやすい病気

ボンベイが特にかかりやすい病気は「肥大型心筋症(心臓病)」です。

肥大型心筋症とは心臓の筋肉が厚くなり、一回の収縮で体に送れる血液の量が少なくなってしまう病気です。
この病気は明確な原因が分かっていませんが、肥満が相関関係を持っていると言われています

ボンベイは基本的に健康で食欲旺盛な猫です。
そのため食事のあげすぎによる、肥満には注意を払いましょう
猫の求めている分だけ食事を与えるのではなく、必要な分を測って与えることが大切です。

 

まとめ

リトルブラックパンサーとも呼ばれるボンベイは、人が飼うために作られた種ということもありとても飼いやすい性格をしています。

先住猫や子供がいても問題なく暮らすことができるなど、高い環境適応能力を持っています。
人に撫でられるのが大好きな猫であるため、飼った場合はあなたの膝の上で心行くまで甘えさせてあげましょう。

他の猫種についても知りたいという方はこちらからどうぞ!
世界の猫種一覧まとめ!

photo credit:Beckie by Carpet cat,Kenneth Norris by Sokka In An Intense Gaze,Massimo Montorfano by DSC_0147,Beckie by Pay ‘me’ some attention!!

この記事を書いた人

島崎 塁(ミツバ)
ペットショップ、ペットホテル、猫カフェで店員をしていました。仕事とプライベートでの飼育経験から得た猫に関する知識を、余すところなく公開していきます。

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